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一般試験法の部81.試薬・試液の条0.2mol/Lリン酸二水素カリウム液,緩衝液用の項を削る。

一般試験法の部81.試薬・試液の条の次の四項を次のように改める。

リン酸二水素カリウム,pH測定用 KH2PO4[K9007,pH標準液用]

リン酸二水素ナトリウム二水和物 NaH2PO4・2H2O[K9009,特級]

リンモリブデン酸ナトリウム試液

リンモリブデン酸ナトリウムn水和物2gをリン酸4mL,硫酸4mL及び水80mLに溶かす.

リンモリブデン酸ナトリウム水和物

リンモリブデン酸ナトリウムn水和物を見よ.

一般試験法の部81.試薬・試液の条リンモリブデン酸ナトリウム水和物の項の次に次の一項を加える。

リンモリブデン酸ナトリウムn水和物 Na3(PO4・12MoO3)・xH2O 特級試薬

一般試験法の部81.試薬・試液の条2,6―ルチジンの項を次のように改める。

2,6―ルチジン 2,6―ジメチルピリジン 純度98.0%以上

一般試験法の部81.試薬・試液の条2,6―ルチジンの項の次に次の二項を加える。

レソルシノール C6H4(OH)2[K9032,特級]

レソルシノール試液

レソルシノール0.1gに塩酸10mLを加えて溶かす.用時調製する.

一般試験法の部81.試薬・試液の条の次の三項を次のように改める。

レゾルシン

レソルシノールを見よ.

レゾルシン試液

レソルシノール試液を見よ.

ローダミンB C28H31ClN2O3 純度98.0%以上

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条0.25mol/L塩化カルシウム液の項の次に次の一項を加える。

0.1mol/L塩化チタン(Ⅲ)液

1000mL中に塩化チタン(Ⅲ)(TiCl3:154.24)15.426gを含む.

調製 塩化チタン(Ⅲ)(20)75mLに塩酸75mLを加え,新たに煮沸し冷却した水を加えて1000mLとし,ビュレット付きの遮光した瓶に入れ,空気を水素ガスで置換し,2日間以上放置する.用時,次の標定を行う.

標定 硫酸アンモニウム鉄(Ⅱ)六水和物3gを500mLの広口三角フラスコに量り,二酸化炭素を通じながら新たに煮沸し冷却した水50mLを加えて溶かし,薄めた硫酸(27→100)25mLを加え,二酸化炭素を通じながら速やかに0.02mol/L過マンガン酸カリウム液40mLを加える.これにほとんど終点近くまで調製した塩化チタン(Ⅲ)液を加えた後,直ちにチオシアン酸アンモニウム5gを加え,塩化チタン(Ⅲ)液で滴定し,ファクターを計算する.ただし,滴定の終点は,液の色が消えた点とする.別に同様の方法で空試験を行って補正する.

注意 空気を水素で置換して保存する.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条0.02mol/L塩化バリウム液の項の次に次の一項を加える。

0.01mol/L塩化バリウム液

1000mL中に塩化バリウム二水和物(BaCl2・2H2O:244.26)2.443gを含む.

調製 用時,0.02mol/L塩化バリウム液に水を加えて正確に2倍容量とする.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条の次の三項を次のように改める。

0.004mol/L塩化ベンゼトニウム液

0.004mol/Lベンゼトニウム塩化物液を見よ.

0.1mol/L過塩素酸・ジオキサン液

0.1mol/L過塩素酸・1,4―ジオキサン液を見よ.

0.004mol/L過塩素酸・ジオキサン液

0.004mol/L過塩素酸・1,4―ジオキサン液を見よ.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条0.1mol/L過塩素酸・ジオキサン液の項の次に次の二項を加える。

0.1mol/L過塩素酸・1,4―ジオキサン液

1000mL中過塩素酸(HClO4:100.46)10.046gを含む.

調製 過塩素酸(70)8.5mLに1,4―ジオキサンを加えて1000mLとし,次の標定を行う.

標定 フタル酸水素カリウム(標準試薬)を110℃で4時間乾燥し,デシケーター(シリカゲル)中で放冷し,その約0.7gを精密に量り,非水滴定用酢酸(100)50mLを加えて溶かし,メチルレッド試液3滴を加え,調製した過塩素酸・1,4―ジオキサン液でわずかに赤色を呈するまで滴定し,ファクターを計算する.同様の方法で空試験を行って補正する.

0.1mol/L過塩素酸・1,4―ジオキサン液1mL=20.422mg C8H5KO4

0.004mol/L過塩素酸・1,4―ジオキサン液

1000mL中過塩素酸(HClO4:100.46)0.4018gを含む.

調製 用時,0.1mol/L過塩素酸・1,4―ジオキサン液に1,4―ジオキサンを加えて正確に25倍容量とする.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条の次の七項を次のように改める。

0.02mol/L酢酸亜鉛液

1000mL中酢酸亜鉛二水和物[Zn(CH3COO)2・2H2O:219.50]4.390gを含む.

調製 酢酸亜鉛二水和物4.43gに水20mL及び希酢酸2mLを加えて溶かし,水を加えて正確に1000mLとし次の標定を行う.

標定 新たに標定した0.02mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液20mLを正確に量り,水50mL,pH10.7のアンモニア・塩化アンモニウム緩衝液3mL及びエリオクロムブラックT・塩化ナトリウム指示薬50mgを加え,調製した酢酸亜鉛液で滴定し,ファクターを計算する.ただし,滴定の終点は,液の青色が青紫色に変わる点とする.

0.01mol/L酢酸亜鉛液

1000mL中酢酸亜鉛二水和物[Zn(CH3COO)2・2H2O:219.50]2.1950gを含む.

調製 用時,0.02mol/L酢酸亜鉛液に水を加えて正確に2倍容量とする.

0.1mol/L三塩化チタン液

0.1mol/L塩化チタン(Ⅲ)液を見よ.

0.05mol/Lシュウ酸液

1000mL中にシュウ酸二水和物(C2H2O4・2H2O:126.07)6.304gを含む.

調製 シュウ酸二水和物6.3gに水を加えて溶かして1000mLとし,次の標定を行う.

標定 調製したシュウ酸液25mLを500mLのビーカーに正確に量り,10~15分間煮沸し,27±3℃に冷却した薄めた硫酸(1→20)200mLを加え,新たに標定した0.02mol/L過マンガン酸カリウム液を共栓付きビュレットに入れ,静かにかき混ぜながらその22mLを1分間に25~35mLの速度で加え,液の紅色が消えるまで放置する.次に,55~60℃に加温して滴定をつづけ,30秒間持続する淡紅色を呈するまで滴定し,ファクターを計算する.ただし,終点前の0.5~1mLは注意して滴加し,過マンガン酸カリウム液の色が消えてから,次の1滴を加える.

注意 遮光して保存する.

0.005mol/Lシュウ酸液

1000mL中にシュウ酸二水和物(C2H2O4・2H2O:126.07)0.6304gを含む.

調製 用時,0.05mol/Lシュウ酸液に水を加えて正確に10倍容量とする.

0.05mol/L硝酸鉛(Ⅱ)液

1000mL中に硝酸鉛(Ⅱ)[Pb(NO3)2:331.21]16.561gを含む.

調製 硝酸鉛(Ⅱ)16.56gを水に溶かして1000mLとし,次の標定を行う.

標定 無水硫酸ナトリウムを恒量になるまで強熱し,デシケーター(シリカゲル)中で放冷し,その約2.841gを精密に量り,水を加え溶かし,正確に1000mLとする.この液10mLを正確に量り,水40mL,エタノール(99.5)60mL,0.1mol/L塩酸試液5mL,0.1mol/Lヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム試液1mL及び0.005mol/Lヘキサシアニド鉄(Ⅱ)酸カリウム試液0.1mLを加え,0.05mol/L硝酸鉛(Ⅱ)液で電位差滴定を行い,ファクターを計算する.

0.05mol/L硝酸鉛(Ⅱ)液1mL=7.102mg Na2SO4

0.2mol/Lチオ硫酸ナトリウム液

1000mL中にチオ硫酸ナトリウム五水和物(Na2S2O3・5H2O:248.18)49.636gを含む.

調製 チオ硫酸ナトリウム五水和物52g及び無水炭酸ナトリウム0.2gに,新たに煮沸し冷却した水を加えて溶かし1000mLとし,24時間放置した後,次の標定を行う.

標定 ヨウ素酸カリウム(標準試薬)を120~140℃で2時間乾燥し,デシケーター(シリカゲル)中で放冷し,その約0.2gをヨウ素瓶に精密に量り,水25mLを加えて溶かし,ヨウ化カリウム4g及び希硫酸10mLを加え,密栓し,10分間放置した後,水100mLを加え,遊離するヨウ素を調製したチオ硫酸ナトリウム液で滴定(指示薬法,又は電位差滴定法:白金電極)し,ファクターを計算する.ただし,指示薬法の滴定の終点は,液が終点近くで淡黄色になったとき,デンプン試液3mLを加え,生じる青色が脱色した点とする.同様の方法で空試験を行って補正する.

0.2mol/Lチオ硫酸ナトリウム液1mL=7.133mg KIO3

注意 長く保存したものは,標定し直して用いる.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条0.002mol/Lチオ硫酸ナトリウム液の項の次に次の二項を加える。

0.06mol/Lテトラフェニルホウ酸ナトリウム液

テトラフェニルホウ酸ナトリウム5.75gを水に溶かして250mLとし,0.02mol/Lテトラフェニルホウ酸ナトリウム液に準じて標定する.

0.02mol/Lテトラフェニルホウ酸ナトリウム液

1000mL中にテトラフェニルホウ酸ナトリウム[NaB(C6H5)4:342.22]6.844gを含む.

調製 テトラフェニルホウ酸ナトリウム7.0gに水を加えて溶かし,1000mLとし,次の標定を行う.

標定 フタル酸水素カリウム(標準試薬)0.5gを量り,水100mLを加えて溶かし酢酸(100)2mLを加え,水浴上で50℃に加温し,かき混ぜながら,調製したテトラフェニルホウ酸ナトリウム液50mLをビュレットから徐々に加えた後急冷し,常温で1時間放置する.生じた沈殿を重量既知のるつぼ形ガラスろ過器(1G4)にろ取し,テトラフェニルボロンカリウム試液5mLずつで3回洗い,105℃で1時間乾燥し,その質量を精密に量り,テトラフェニルボロンカリウム[KB(C6H5)4:358.33]の量とし,ファクターを計算する.

0.02mol/Lテトラフェニルホウ酸ナトリウム液1mL=7.167mg KB(C6H5)4

注意 用時調製する.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条の次の二項を次のように改める。

0.06mol/Lテトラフェニルボロンナトリウム液

0.06mol/Lテトラフェニルホウ酸ナトリウム液を見よ.

0.02mol/Lテトラフェニルボロンナトリウム液

0.02mol/Lテトラフェニルホウ酸ナトリウム液を見よ.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条0.1mol/Lナトリウムメトキシド液の項を次のように改める。

0.1mol/Lナトリウムメトキシド液

1000mL中にナトリウムメトキシド(CH3ONa:54.02)5.402gを含む.

調製 ナトリウムの新しい切片2.5gを氷冷したメタノール150mL中に少量ずつ加えて溶かした後,メタノールを加えて1000mLとし,次の標定を行う.

標定 安息香酸をデシケーター(シリカゲル)中で24時間乾燥し,その約0.3gを精密に量り,N,N―ジメチルホルムアミド80mLを加えて溶かし,チモールブルー・N,N―ジメチルホルムアミド試液3滴を加え,調製したナトリウムメトキシド液で青色を呈するまで滴定し,ファクターを計算する.同様の方法で空試験を行って補正する.

0.1mol/Lナトリウムメトキシド液1mL=12.212mg C6H5COOH

注意 湿気を避けて,冷暗所に保存する.標定は用時行う.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条0.01mol/Lヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム液の項の次に次の一項を加える。

0.004mol/Lベンゼトニウム塩化物液

1000mL中ベンゼトニウム塩化物(C27H42ClNO2:448.09)1.7924gを含む.

調製 純分に換算して,ベンゼトニウム塩化物の1.79gに対応する量のベンゼトニウム塩化物を量り,水を加えて溶かし,1000mLとする.

標定 0.004mol/Lラウリル硫酸ナトリウム液10mLを100mLの共栓付きメスシリンダーに正確にとり,酸性メチレンブルー試液25mL,クロロホルム15mL及び水20mLを加え,調製したベンゼトニウム塩化物液で滴定する.ただし,滴定は陰イオン界面活性剤定量法(第1法)に準じて行い,調製したベンゼトニウム塩化物液の滴定量の補正を0.004mol/Lラウリル硫酸ナトリウム液で行う.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条0.05mol/Lヨウ素液の項を次のように改める。

0.05mol/Lヨウ素液

1000mL中にヨウ素(I:126.90)12.690gを含む.

調製 ヨウ素13gにヨウ化カリウム溶液(2→5)100mLを加えて溶かし,希塩酸1mL及び水を加えて1000mLとし,次の標定を行う.

標定 調製したヨウ素液15mLを正確に量り,0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定し,ファクターを計算する.ただし,滴定の終点は,液が終点近くで淡黄色となったとき,デンプン試液3mLを加え,生じる青色が脱色した点とする.同様の方法で空試験を行って補正する.

注意 遮光して保存し,長く保存したものは,標定し直して用いる.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条0.005mol/L硫酸の項の次に次の二項を加える。

0.1mol/L硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)液

1000mL中硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)二水和物[Ce(NH4)4(SO4)4・2H2O:632.55]63.26gを含む.

調製 硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)二水和物64gを0.5mol/L硫酸に溶かし,1000mLとし,24時間放置した後,必要ならばガラスろ過器(G3又はG4)を用いてろ過し,次の標定を行う.

標定 調製した硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)液25mLをヨウ素瓶に正確に量り,水20mL及び希硫酸20mLを加え,次にヨウ化カリウム1gを加えて溶かし,直ちに0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定する.ただし,滴定の終点は,液が終点近くで淡黄色になったとき,デンプン試液3mLを加え,生じた青色が脱色するときとする.同様の方法で空試験を行い,補正し,ファクターを計算する.

注意 遮光して保存する.長く保存したものは標定し直して用いる.

0.01mol/L硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)液

1000mL中に硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)二水和物[Ce(NH4)4(SO4)4・2H2O:632.55]6.326gを含む.

調製 用時,0.1mol/L硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)液に0.5mol/L硫酸を加えて正確に10倍容量とする.

一般試験法の部82.容量分析用標準液の条の次の四項を次のように改める。

0.1mol/L硫酸第二セリウムアンモニウム液

0.1mol/L硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)液を見よ.

0.01mol/L硫酸第二セリウムアンモニウム液

0.01mol/L硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)液を見よ.

0.1mol/L硫酸四アンモニウムセリウム(Ⅳ)液

0.1mol/L硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)液を見よ.

0.01mol/L硫酸四アンモニウムセリウム(Ⅳ)液

0.01mol/L硫酸アンモニウムセリウム(Ⅳ)液を見よ.

一般試験法の部83.標準液の条の次の五項を次のように改める。

亜鉛標準液,原子吸光分析用 1000ppm

金標準原液

テトラクロリド金(Ⅲ)酸四水和物0.209gを正確に量り,王水2mLに溶かし,水浴上で10分間加熱した後,1mol/L塩酸試液を加えて正確に100mLとする.この液1mLは金(Au)1.00mgを含む.

コバルト標準液,原子吸光分析用 1000ppm

チタン標準液,原子吸光分析用 1000ppm

電極校正用ナトリウム標準液

ナトリウム標準液,電極校正用を見よ.

一般試験法の部83.標準液の条電極校正用ナトリウム標準液の項の次に次の一項を加える。

ナトリウム標準液,電極校正用

塩化ナトリウム(NaCl,容量分析用標準試薬)を105℃で1時間乾燥した後,その0.2541gを正確にとり,水を加えて1000mLとする.更にこの液100mLをとり,水を加えて1000mLとした後,プラスチックピペットを用い,ナトリウムイオン測定用アンモニア・塩化アンモニウム緩衝液2.5mLを加えてよくかき混ぜた後,ポリエチレン瓶に保存する(10mg/L).

一般試験法の部83.標準液の条の次の三項を次のように改める。

バリウム標準原液

塩化バリウム二水和物1.78gを正確に量り,水を加えて溶かし,正確に1000mLとする.

ホルムアルデヒド標準液

次の操作により,ホルムアルデヒド液を標定し,これを用いて標準液を調製する.この液1mLは,ホルムアルデヒド(HCHO)4μgを含む.

1) ホルムアルデヒド液の標定

ホルムアルデヒド液約1gを水を入れたはかり瓶に精密に量り,水を加えて正確に100mLとする.その10mLを正確にとり,0.05mol/Lヨウ素液50mLを正確に加え,更に1mol/L水酸化カリウム液20mLを加えた後,15分間常温で放置する.更に希硫酸15mLを加え,過剰のヨウ素を0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬:デンプン試液3mL).別に水10mLを用いて同様の方法で空試験を行う.ホルムアルデヒド液中のホルムアルデヒド含有量C(%)は次式により求める.

ただし,

V0:空試験における0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液の滴定量(mL)

V:本試験における0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液の滴定量(mL)

F:0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液のファクター

W:ホルマリンの採取量(g)

2) ホルムアルデヒド標準液の調製

1)で標定したホルムアルデヒド液400/Cgを正確にとり,水を加えて正確に100mLとする.この液10mLを正確にとり,水で10倍に希釈する操作を4回くり返してホルムアルデヒド標準液とする.

リチウム標準液,原子吸光分析用 1000ppm

医薬部外品原料規格各条牛脂脂肪酸の条確認試験の項を次のように改める。

確認試験 本品10mgに三フッ化ホウ素・メタノール試液を加え,水浴上で15分間加温する.次にジエチルエーテル30mLで洗いながら分液漏斗に移し,水20mLを加えてよく振り混ぜる.ジエチルエーテル層を分取し,無水硫酸ナトリウム3gを加え,10分間放置した後,ろ過する.ろ液よりジエチルエーテルを水浴上で留去し,残留物にヘキサン5mLを加えて溶かし,試料溶液とする.別にガスクロマトグラフィー用ステアリン酸メチル,ガスクロマトグラフィー用オレイン酸メチル及びガスクロマトグラフィー用パルミチン酸メチル各10mgにヘキサン5mLを加えて溶かし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液各2.0μLにつき,次の条件で,ガスクロマトグラフィーにより試験を行うとき,溶媒ピークを除き,試料溶液から得られる主なピークは,標準溶液のピークの保持時間に一致する.

操作条件

検出器:水素炎イオン化検出器

カラム:内径3.0mm,長さ3mのガラス管にジエチレングリコールサクシネートを150~180μmのガスクロマトグラフィー用ケイソウ土担体に15%の割合で被覆処理したものを充填する.

カラム温度:210℃付近の一定温度

キャリヤーガス及び流量:窒素,毎分約30mL付近の一定量

医薬部外品原料規格各条シクロデキストリン・糖アルコール混合物の条確認試験の項を次のように改める。

確認試験

(2) 本品2gをとり,pH5.5の酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加えて溶かし,30mLとする.この液3mLをとり,グルコアミラーゼ3300国際単位を加えて50℃で16時間反応させた後,水浴上で10分間加熱する.冷後,不溶物をろ過し,ろ液を試料溶液とする.試料溶液及びシクロデキストリン標準液それぞれ25μLをとり,次の操作条件で液体クロマトグラフィーにより試験を行うとき,試料溶液にはシクロデキストリン標準液の主ピークと同一の保持時間にピークを認める.

操作条件

検出器:示差屈折計

カラム:内径4mm,長さ25cmのステンレス管に粒径5μmのアミノプロピル化シリカゲルを充填する.

カラム温度:40℃付近の一定温度

移動相:アセトニトリル/水混液(13:7)

流量:毎分1.0mL付近の一定流量

医薬部外品原料規格各条デオキシリボ核酸の条純度試験(1)の項を次のように改める。

純度試験

(1) たん白性物質並びに単純たん白 本品1.0gにエタノール(95)1mLを加え,超音波をかけて均質に分散した後,酢酸ナトリウム三水和物溶液(1→10)10mLを徐々に加えるとき,液は澄明で,無色~淡黄色を呈する.この液4mLをとり,水酸化ナトリウム溶液(3→10)2mLを加え,煮沸した後,銅アルカリ試液数滴を加えるとき,紫色を呈しない.

医薬部外品原料規格各条ヒドロキシアパタイトの条純度試験(1)の項を次のように改める。

純度試験

(1) 酸不溶物 本品5.0gをとり,水70mLを加えてかき混ぜながら塩酸10mLを少量ずつ加え,5分間加熱する.冷後,定量分析用ろ紙を用いてろ過し,ろ紙上の残留物を熱湯で洗い,洗液に硝酸銀試液による塩化物の反応がなくなってから残留物をろ紙とともに灰化して恒量になるまで強熱し,デシケーター(シリカゲル)中で放冷した後,その質量を精密に量るとき,その限度は,1.0%以下である.

医薬部外品原料規格各条フラビンアデニンジヌクレオチド二ナトリウム二水塩の条定量法の項を次のように改める。

定量法

(1) 操作法

(i) 総フラビン量 本操作は,光を避け,遮光した容器を用いて行う.本品約0.1gを精密に量り,水200mLに溶かす.この液5mLを正確に量り,塩化亜鉛試液5mLを加え,水浴中で30分間加熱し,冷後,水を加えて正確に100mLとし,試料溶液とする.別にリボフラビン標準品を105℃で2時間乾燥し,その約0.05gを精密に量り,薄めた酢酸(100)(1→100)200mLに加温して溶かし,冷後,水を加えて正確に500mLとする.この液10mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液につき,水を対照とし,紫外可視吸光度測定法により試験を行い,波長450nmにおける吸光度AT及びASを測定する.

総フラビン量(mg)=リボフラビン標準品の量(mg)×AT/AS×4/5

(ii) フラビンアデニンジヌクレオチドのピーク面積比 本品0.1gを精密に量り,水200mLに溶かし,試料溶液とする.この液5μLにつき,次の条件で液体クロマトグラフィーにより試験を行う.各々のピーク面積を自動積分法により測定し,フラビンアデニンジヌクレオチドのピーク面積A及びそれ以外のピークの合計面積Sを求める.

操作条件

検出器:可視吸光光度計(測定波長:450nm)

カラム:内径約4mm,長さ15~25cmのステンレス管に5~10μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填する.

カラム温度:35℃付近の一定温度

移動相:リン酸二水素カリウム溶液(1→500)/メタノール混液(4:1)

流量:フラビンアデニンジヌクレオチドの保持時間が約10分になるように調整する.

カラムの選定:本品及びリボフラビンリン酸エステルナトリウム0.02gずつを水100mLに溶かす.この液につき,上記の条件で操作するとき,フラビンアデニンジヌクレオチド,リボフラビンリン酸エステルの順に溶出し,その分離度が2.0以上のものを用いる.

検出感度:試料溶液5μLから得たフラビンアデニンジヌクレオチドのピーク高さがフルスケールの60~100%になるように調整する.

面積測定範囲:フラビンアデニンジヌクレオチドの保持時間の約4.5倍の範囲

(2) 計算式

フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(C27H31N9Na2O15P2)の量(mg)=fT×fR×2.2040

fT:操作法(i)より得られる本品中の総フラビン量(mg)

fR:操作法(ii)より得られる本品中のフラビンアデニンジヌクレオチドのピーク面積比

医薬部外品原料規格各条ホホバアルコールの条確認試験の項を次のように改める。

確認試験 本品につき,高級アルコール試験法第2法で試験を行うとき,溶媒ピークを除き,試料溶液の主なピークは,オレイルアルコール,エイコセノール,ドコセノールのピークの保持時間と一致する.

医薬部外品原料規格各条ポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウム液の条定量法の項を次のように改める。

定量法 本品約0.1gを精密に量り,その質量をA1(g)とする.硝酸(1→1000)500mLを加えて1時間かき混ぜ,0.03mol/L硝酸銀液で電気滴定法(電位差滴定)により滴定し,要した0.03mol/L硝酸銀液の量をV1(mL)とする.同様の方法で空試験を行い,要した0.03mol/L硝酸銀液の量をV0(mL)とする.別に本品約0.1gを精密に量り,その質量をA2(g)とする.これに水を加えて正確に100mLとし,ナトリウムイオン測定用アンモニア・塩化アンモニウム緩衝液0.25mLを加えよくかき混ぜた後,25℃でナトリウムイオン電極を用いてナトリウム濃度G(mg/L)を求める.ただし,ナトリウムイオン電極の校正には,電極校正用ナトリウム標準液を用いる.

ただし,

161.67:C8H16ClNの分子量

22.99:ナトリウムの原子量

医薬部外品原料規格各条リナロールの条定量法の項を次のように改める。

定量法 本品10mLをフラスコにとり,氷水中で冷却した後,ジメチルアニリン20mLを加えてよく振り混ぜる.塩化アセチル10mL及び無水酢酸5mLを加え,すり合せの空気冷却器を付けてよく振り混ぜ,氷水中に5分間静置する.次に,30分間室温に放置した後,50±1℃の温湯中で4時間加温する.冷後,内容物を分液漏斗にとり,氷水75mLずつで3回洗い,更に希硫酸25mLずつで,洗液に水酸化ナトリウム試液を加えて,アルカリ性にしても濁らなくなるまで繰り返して洗う.次いで,炭酸ナトリウム試液で洗液がアルカリ性となるまで洗い,更に塩化ナトリウム試液で洗液が中性となるまで洗った後,乾燥した容器に移す.これに無水硫酸ナトリウム2gを加えてよく振り混ぜ,30分間放置した後,ろ過する.

ここに得たアセチル化油約1gを精密に量り,香料試験法(2)エステル含量により試験を行い,次式によって含量を求める.

a:空試験における0.5mol/L塩酸の消費量(mL)

b:試料を用いたときの0.5mol/L塩酸の消費量(mL)

s:アセチル化油の量(g)

医薬部外品原料規格各条リボ核酸(1)の条確認試験(1)の項を次のように改める。

確認試験

(1) 本品1gを試験管にとり,エタノール(95)1mLを加えて,攪拌溶解し,更に酢酸ナトリウム三水和物溶液(1→10)10mLを加えるとき,液は,無色又はわずかに黄色を呈する.この液4mLに水酸化ナトリウム溶液(3→40)を2mL加え,煮沸して銅アルカリ試液数滴を加えても,紫色を呈しない.