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○有毒な野生キノコによる食中毒の注意喚起について

(平成30年9月25日)

(薬生食監発0925第6号)

(各都道府県・各保健所設置市・各特別区衛生主管部(局)長あて厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課長通知)

(公印省略)

8月以降、ツキヨタケ等の有毒な野生キノコを食用キノコと誤認して採取、喫食したことによる食中毒事案が別添1のとおり相次いで報告されており、ニセクロハツ(推定)による死亡事例も発生しています。

つきましては、これから秋の行楽シーズンを迎えることを踏まえ、毒キノコによる食中毒を未然に防止するため、食用のキノコと確実に判断できないキノコ類の採取、譲渡、販売及び喫食を行わないよう、改めて消費者及び食品関係事業者に対して、より一層の注意喚起及び情報提供を行うようお願いします。

なお、厚生労働省では、ホームページにおいて「自然毒のリスクプロファイル」として毒キノコに関する情報を提供するとともに、毒キノコに関するリーフレット等(別添2)を掲載しています。また、厚生労働省のTwitterにおいても秋季の間は、毎週、毒キノコの注意喚起を行っておりますので御活用ください。

(参考)厚生労働省ホームページ

○自然毒のリスクプロファイル(最終更新日:平成30年7月26日)

(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/poison/index.html)

○毒キノコによる食中毒に注意しましょう(最終更新日:平成30年9月21日)

(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/index.html)

○厚生労働省のTwitter

(https://mobile.twitter.com/MHLWitter)

別添1:平成30年8月以降に速報があった有毒な野生キノコによる食中毒事例(平成30年9月20日現在)

【事例1】

発生年月日

平成30年8月23日

発生場所

山梨県、家庭

原因キノコ

タマゴタケモドキ(推定)

概要

山中で食用のタマゴタケと誤認して採取したキノコを自宅で喫食したところ、食中毒様症状を呈した。

患者

女性1名

主な症状

嘔吐、下痢、倦怠感、肝不全

【事例2】

発生年月日

平成30年8月27日

発生場所

大分県、家庭

原因キノコ

ツキヨタケ

概要

山中でキノコを採取し、自宅で喫食したところ、食中毒様症状を呈した。

患者

男性1名

主な症状

嘔吐、腹痛、下痢

【事例3】

発生年月日

平成30年9月7日

発生場所

山梨県、家庭

原因キノコ

ツキヨタケ

概要

山中でキノコを採取し、自宅で喫食したところ、食中毒様症状を呈した。

患者

女性1名

主な症状

嘔吐、下痢、胸やけ

【事例4】

発生年月日

平成30年9月8日

発生場所

茨城県、家庭

原因キノコ

ドクカラカサタケ

概要

市街地でキノコを採取し、自宅で喫食したところ、食中毒様症状を呈した。

患者

男性1名

主な症状

吐き気、嘔吐、頭痛

【事例5】

発生年月日

平成30年9月9日

発生場所

栃木県、家庭

原因キノコ

野生のキノコ(種類不明)

概要

山中でキノコを採取し、自宅で喫食したところ、食中毒様症状を呈した。

患者

男性3名、女性1名

主な症状

嘔吐、下痢

【事例6】

発生年月日

平成30年9月11日

発生場所

三重県、家庭

原因キノコ

ニセクロハツ(推定)

概要

山中でキノコを採取し、自宅で喫食したところ、食中毒様症状を呈し、死亡した。

患者

男性1名

主な症状

悪心、下痢、嘔吐、首から肩にかけての痛み、呼吸困難等

【事例7】

発生年月日

平成30年9月16日

発生場所

福島県、家庭

原因キノコ

ツキヨタケ(推定)

概要

山中で食用のヒラタケと誤認して採取したキノコを自宅で喫食したところ、食中毒様症状を呈した。

患者

男性1名、女性1名

主な症状

嘔吐

【事例8】

発生年月日

平成30年9月17日

発生場所

山梨県、家庭

原因キノコ

ツキヨタケ

概要

山中でキノコを採取し、自宅で喫食したところ、食中毒様症状を呈した。

患者

女性1名

主な症状

嘔気、嘔吐、下痢

[別添2]