(別紙3)
共通科目の内容
科目 |
学ぶべき事項 |
時間 |
臨床病態生理学 |
臨床解剖学、臨床病理学、臨床生理学を学ぶ 1.臨床解剖学総論 2.臨床解剖学各論 3.臨床病理学総論 4.臨床病理学各論 5.臨床生理学総論 6.臨床生理学各論 |
45 |
臨床推論 |
臨床診断学、臨床検査学、症候学、臨床疫学を学ぶ 1.診療のプロセス 2.臨床推論(症候学を含む)の理論と演習 3.医療面接の理論と演習・実習 4.各種臨床検査の理論と演習 心電図/血液検査/尿検査/病理検査/微生物学検査/生理機能検査/その他の検査 5.画像検査の理論と演習 放射線の影響/単純エックス線検査/超音波検査/CT・MRI/その他の画像検査 6.臨床疫学の理論と演習 |
45 |
フィジカルアセスメント |
身体診察・診断学(演習含む)を学ぶ 1.身体診察基本手技の理論と演習・実習 2.部位別身体診察手技と所見の理論と演習・実習 全身状態とバイタルサイン/頭頸部/胸部/腹部/四肢・脊柱/泌尿・生殖器/乳房・リンパ節/神経系 3.身体診察の年齢による変化 小児/高齢者 4.状況に応じた身体診察 救急医療/在宅医療 |
45 |
臨床薬理学 |
薬剤学、薬理学を学ぶ 1.薬物動態の理論と演習 2.主要薬物の薬理作用・副作用の理論と演習 3.主要薬物の相互作用の理論と演習 4.主要薬物の安全管理と処方の理論と演習 ※年齢による特性(小児/高齢者)を含む |
45 |
疾病・臨床病態概論 |
主要疾患(5疾病)の臨床診断・治療を学ぶ 1.5疾病の病態と臨床診断・治療の概論 悪性腫瘍/脳血管障害/急性心筋梗塞/糖尿病/精神疾患 2.その他の主要疾患の病態と臨床診断・治療の概論 循環器系/呼吸器系/消化器系/腎泌尿器系/内分泌・代謝系/免疫・膠原病系/血液・リンパ系/神経系/小児科/産婦人科/精神系/運動器系/感覚器系/感染症/その他 |
45 |
年齢や状況に応じた臨床診断・治療(小児、高齢者、救急医学等)を学ぶ 1.小児の臨床診断・治療の特性と演習 2.高齢者の臨床診断・治療の特性と演習 3.救急医療の臨床診断・治療の特性と演習 4.在宅医療の臨床診断・治療の特性と演習 |
15 |
|
医療安全学 |
医療倫理、医療管理、医療安全、ケアの質保証(Quality Care Assurance)を学ぶ 1.医療倫理の理論 2.医療倫理の事例検討 3.医療管理の理論 4.医療管理の事例検討 5.医療安全の法的側面 6.医療安全の事例検討・実習 7.ケアの質保証の理論 8.ケアの質保証の事例検討 |
30 |
特定行為実践 |
多職種協働実践(Inter Professional Work(IPW))(他職種との事例検討等の演習を含む)を学ぶ 1.チーム医療の理論と演習・実習 2.チーム医療の事例検討 3.コンサルテーションの方法 4.多職種協働の課題 ※特定行為研修を修了した看護師のチーム医療における役割を含む 特定行為実践のための関連法規を学ぶ 1.特定行為関連法規 2.インフォームドコンセントの理論 3.インフォームドコンセントの演習 根拠に基づいて手順書を医師、歯科医師等とともに作成し、実践後、手順書を評価し、見直すプロセスについて学ぶ 1.手順書の位置づけ 2.手順書の作成演習 3.手順書の評価と改良 特定行為の実践におけるアセスメント、仮説検証、意思決定、検査・診断過程を学ぶ 1.特定行為の実践過程の構造 2.アセスメント、仮説検証、意思決定の理論 3.アセスメント、仮説検証、意思決定の演習 |
45 |
計 |
315 |
(別紙4)
区分別科目
区分名 |
時間 (計) |
特定行為名 |
特定行為区分に含まれる特定行為に共通して学ぶべき事項 |
特定行為ごとに学ぶべき事項 |
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内容 |
時間 |
内容 |
時間 |
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呼吸器(気道確保に係るもの)関連 |
22 |
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 |
1.気道確保に関する局所解剖 2.経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整に関する病態生理 3.経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整に関するフィジカルアセスメント 4.経口又は経鼻気管挿管の目的 5.経口又は経鼻気管挿管の適応と禁忌 6.経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの種類と適応 7.経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブによる呼吸管理 8.バックバルブマスク(BVM)を用いた用手換気 |
10 |
1.経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整の目的 2.経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整の適応と禁忌 3.経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整の手技 |
12 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 |
63 |
侵襲的陽圧換気の設定の変更 |
1.人工呼吸療法の目的 2.人工呼吸療法の適応と禁忌 3.人工呼吸療法に関する局所解剖 4.人工呼吸療法を要する主要疾患の病態生理 5.人工呼吸療法を要する主要疾患のフィジカルアセスメント 6.人工呼吸器管理の適応と禁忌 7.人工呼吸器のメカニズム・種類・構造 |
15 |
1.侵襲的陽圧換気の設定の目的 2.侵襲的陽圧換気の設定条件の変更の適応と禁忌 3.侵襲的陽圧換気の設定条件の変更に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.侵襲的陽圧換気の選択と適応 5.侵襲的陽圧換気の設定条件の変更方法 |
12 |
非侵襲的陽圧換気の設定の変更 |
1.非侵襲的陽圧換気の目的 2.非侵襲的陽圧換気の適応と禁忌 3.非侵襲的陽圧換気の設定条件の変更に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.非侵襲的陽圧換気の設定条件の選択 5.非侵襲的陽圧換気の設定条件の変更方法 |
12 |
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人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 |
1.人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静の目的 2.人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静の適応と禁忌 3.人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の選択と投与量 5.人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静の方法 |
12 |
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人工呼吸器からの離脱 |
1.人工呼吸器からの離脱の目的 2.人工呼吸器からの離脱の適応と禁忌 3.人工呼吸器からの離脱に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.人工呼吸器からの離脱の方法 |
12 |
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呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 |
21 |
気管カニューレの交換 |
1.気管切開に関する局所解剖 2.気管切開を要する主要疾患の病態生理 3.気管切開を要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.気管切開の目的 5.気管切開の適応と禁忌 6.気管切開に伴うリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
1.気管カニューレの適応と禁忌 2.気管カニューレの構造と選択 3.気管カニューレの交換の手技 4.気管カニューレの交換の困難例の種類とその対応 |
9 |
循環器関連 |
45 |
一時的ペースメーカの操作及び管理 |
1.一時的ペースメーカ、経皮的心肺補助装置、大動脈内バルーンパンピングに関する局所解剖 2.一時的ペースメーカ、経皮的心肺補助装置、大動脈内バルーンパンピングを要する主要疾患の病態生理 3.一時的ペースメーカ、経皮的心肺補助装置、大動脈内バルーンパンピングを要する主要疾患のフィジカルアセスメント |
9 |
1.一時的ペースメーカの目的 2.一時的ペースメーカの適応と禁忌 3.一時的ペースメーカに伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.ペーシング器機の種類とメカニズム 5.ペースメーカのモードの選択と適応 6.一時的ペースメーカの操作及び管理方法 7.患者・家族への指導及び教育 |
9 |
一時的ペースメーカリードの抜去 |
1.一時的ペースメーカリードの抜去の目的 2.一時的ペースメーカリードの抜去の適応と禁忌 3.一時的ペースメーカリードの抜去に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.一時的ペースメーカリードの抜去の方法 |
9 |
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経皮的心肺補助装置の操作及び管理 |
1.経皮的心肺補助装置の目的 2.経皮的心肺補助装置の適応と禁忌 3.経皮的心肺補助装置とそのリスク(有害事象とその対策等) 4.経皮的心肺補助装置のメカニズム 5.経皮的心肺補助装置の操作及び管理の方法 |
9 |
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大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整 |
1.大動脈内バルーンパンピングの目的 2.大動脈内バルーンパンピングの適応と禁忌 3.大動脈内バルーンパンピングに伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.大動脈内バルーンパンピングの操作及び管理の方法 5.大動脈内バルーンパンピングからの離脱のための補助の頻度の調整の適応と禁忌 6.大動脈内バルーンパンピングからの離脱のための補助の頻度の調整に伴うリスク(有害事象とその対策等) 7.大動脈内バルーンパンピングからの離脱の操作及び管理の方法 |
9 |
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心嚢ドレーン管理関連 |
21 |
心嚢ドレーンの抜去 |
1.心嚢ドレナージに関する局所解剖 2.心嚢ドレナージを要する主要疾患の病態生理 3.心嚢ドレナージを要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.心嚢ドレナージの目的 5.心嚢ドレナージの適応と禁忌 6.心嚢ドレナージに伴うリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
1.心嚢ドレーンの抜去の適応と禁忌 2.心嚢ドレーンの抜去に伴うリスク(有害事象とその対策等) 3.心嚢ドレーンの抜去の方法と手技 |
9 |
胸腔ドレーン管理関連 |
30 |
低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 |
1.胸腔ドレナージに関する局所解剖 2.胸腔ドレナージを要する主要疾患の病態生理 3.胸腔ドレナージを要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.胸腔ドレナージの目的 5.胸腔ドレナージの適応と禁忌 6.胸腔ドレナージに伴うリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
1.低圧胸腔内持続吸引の適応と禁忌 2.低圧胸腔内持続吸引に伴うリスク(有害事象とその対策等) 3.低圧胸腔内持続吸引器のメカニズムと構造 4.低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更方法 |
9 |
胸腔ドレーンの抜去 |
1.胸腔ドレーンの抜去の適応と禁忌 2.胸腔ドレーンの抜去に伴うリスク(有害事象とその対策等) 3.胸腔ドレーンの抜去の方法と手技 |
9 |
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腹腔ドレーン管理関連 |
21 |
腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む。) |
1.腹腔ドレナージに関する局所解剖 2.腹腔ドレナージを要する主要疾患の病態生理 3.腹腔ドレナージを要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.腹腔ドレナージの目的 5.腹腔ドレナージの適応と禁忌 6.腹腔ドレナージに伴うリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
1.腹腔ドレーンの抜去の適応と禁忌 2.腹腔ドレーンの抜去に伴うリスク(有害事象とその対策等) 3.腹腔ドレーンの抜去の方法と手技 |
9 |
ろう孔管理関連 |
48 |
胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換 |
1.胃ろう、腸ろう及び膀胱ろうに関する局所解剖 2.胃ろう、腸ろう及び膀胱ろうを要する主要疾患の病態生理 3.胃ろう、腸ろう及び膀胱ろうを要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.カテーテル留置と患者のQOL 5.カテーテルの感染管理 6.カテーテル留置に必要なスキンケア |
24 |
1.胃ろう及び腸ろうの目的 2.胃ろう及び腸ろうの適応と禁忌 3.胃ろう及び腸ろうに伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.栄養に関する評価 5.胃ろう造設の意思決定ガイドライン 6.胃ろう及び腸ろう造設術の種類 7.胃ろう、腸ろうカテーテル及び胃ろうボタンの種類と特徴 8.胃ろう、腸ろうカテーテル及び胃ろうボタンの交換の時期 9.胃ろう、腸ろうカテーテル及び胃ろうボタンの交換の方法 |
12 |
膀胱ろうカテーテルの交換 |
1.膀胱ろうの目的 2.膀胱ろうの適応と禁忌 3.膀胱ろうに伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.膀胱ろう造設術 5.膀胱ろうカテーテルの種類と特徴 6.膀胱ろうカテーテルの交換の時期 7.膀胱ろうカテーテルの交換の方法 |
12 |
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栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 |
18 |
中心静脈カテーテルの抜去 |
1.中心静脈カテーテルに関する局所解剖 2.中心静脈カテーテルを要する主要疾患の病態生理 3.中心静脈カテーテルを要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.中心静脈カテーテルの目的 5.中心静脈カテーテルの適応と禁忌 6.中心静脈カテーテルに伴うリスク(有害事象とその対策等) |
9 |
1.中心静脈カテーテルの抜去の適応と禁忌 2.中心静脈カテーテルの抜去に伴うリスク(有害事象とその対策等) 3.中心静脈カテーテルの抜去の方法と手技 |
9 |
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 |
21 |
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 |
1.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルに関する局所解剖 2.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルを要する主要疾患の病態生理 3.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルを要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの目的 5.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの適応と禁忌 6.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルに伴うリスク(有害事象とその対策等) |
9 |
1.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入の適応と禁忌 2.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入に伴うリスク(有害事象とその対策等) 3.末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入の方法と手技 |
12 |
創傷管理関連 |
72 |
褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 |
1.皮膚、皮下組織(骨を含む)に関する局所解剖 2.主要な基礎疾患の管理 3.全身・局所のフィジカルアセスメント 4.慢性創傷の種類と病態 5.褥瘡の分類、アセスメント・評価 6.治癒のアセスメントとモニタリング(創傷治癒過程、TIME理論等) 7.リスクアセスメント 8.褥瘡及び創傷治癒と栄養管理 9.褥瘡及び創傷治癒と体圧分散 10.褥瘡及び創傷治癒と排泄管理 11.DESIGN―Rに基づいた治療指針 12.褥瘡及び創傷の診療のアルゴリズム 13.感染のアセスメント 14.褥瘡の治癒のステージ別局所療法 15.下肢創傷のアセスメント 16.下肢創傷の病態別治療 17.創部画像5 (1KB) |
27 |
1.褥瘡及び慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去の目的 2.褥瘡及び慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去の適応と禁忌 3.褥瘡及び慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.DESING―Rに準拠した壊死組織の除去の判断 5.全身状態の評価と除去の適性判断(タンパク量、感染リスク等) 6.壊死組織と健常組織の境界判断 7.褥瘡及び慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去の方法 8.褥瘡及び慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去に伴う出血の止血方法 |
30 |
創傷に対する陰圧閉鎖療法 |
1.創傷に対する陰圧閉鎖療法の種類と目的 2.創傷に対する陰圧閉鎖療法の適応と禁忌 3.創傷に対する陰圧閉鎖療法に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.物理的療法の原理 5.創傷に対する陰圧閉鎖療法の方法 6.創傷に対する陰圧閉鎖療法に伴う出血の止血方法 |
15 |
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創部ドレーン管理関連 |
15 |
創部ドレーンの抜去 |
1.創部ドレナージに関する局所解剖 2.創部ドレナージを要する主要疾患の病態生理 3.創部ドレナージを要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.創部ドレナージの目的 5.創部ドレナージの適応と禁忌 6.創部ドレナージに伴うリスク(有害事象とその対策等) |
6 |
1.創部ドレーンの抜去の適応と禁忌 2.創部ドレーンの抜去に伴うリスク(有害事象とその対策等) 3.創部ドレーンの抜去の方法と手技 |
9 |
動脈血液ガス分析関連 |
30 |
直接動脈穿刺法による採血 |
1.動脈穿刺法に関する局所解剖 2.動脈穿刺法に関するフィジカルアセスメント 3.超音波検査による動脈と静脈の見分け方 4.動脈血採取が必要となる検査 5.動脈血液ガス分析が必要となる主要疾患とその病態 |
12 |
1.直接動脈穿刺法による採血の目的 2.直接動脈穿刺法による採血の適応と禁忌 3.穿刺部位と穿刺に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.患者に適した穿刺部位の選択 5.直接動脈穿刺法による採血の手技 |
9 |
橈骨動脈ラインの確保 |
1.動脈ラインの確保の目的 2.動脈ラインの確保の適応と禁忌 3.穿刺部位と穿刺及び留置に伴うリスク(有害事象とその対策等) 4.患者に適した穿刺及び留置部位の選択 5.橈骨動脈ラインの確保の手技 |
9 |
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透析管理関連 |
27 |
急性血液浄化療法における血液透析器又は血液透析濾過器の操作及び管理 |
1.血液透析器及び血液透析濾過器のメカニズムと種類、構造 2.血液透析及び血液透析濾過の方法の選択と適応 3.血液透析器及び血液透析濾過器の操作及び管理の方法 |
9 |
1.急性血液浄化療法に関する局所解剖 2.急性血液浄化療法を要する主要疾患の病態生理 3.急性血液浄化療法を要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.急性血液浄化療法における透析の目的 5.急性血液浄化療法に係る透析の適応と禁忌 6.急性血液浄化療法に伴うリスク(有害事象とその対策等) |
18 |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 |
36 |
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 |
1.循環動態に関する局所解剖 2.循環動態に関する主要症候 3.脱水や低栄養状態に関する主要症候 4.輸液療法の目的と種類 5.病態に応じた輸液療法の適応と禁忌 6.輸液時に必要な検査 7.輸液療法の計画 |
12 |
1.低栄養状態に関する局所解剖 2.低栄養状態の原因と病態生理 3.低栄養状態に関するフィジカルアセスメント 4.低栄養状態に関する検査 5.高カロリー輸液の種類と臨床薬理 6.高カロリー輸液の適応と使用方法 7.高カロリー輸液の副作用と評価 8.高カロリー輸液の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 9.低栄養状態の判断と高カロリー輸液のリスク(有害事象とその対策等) 10.高カロリー輸液に関する栄養学 |
12 |
脱水症状に対する輸液による補正 |
1.脱水症状に関する局所解剖 2.脱水症状の原因と病態生理 3.脱水症状に関するフィジカルアセスメント 4.脱水症状に関する検査 5.脱水症状に対する輸液による補正に必要な輸液の種類と臨床薬理 6.脱水症状に対する輸液による補正の適応と使用方法 7.脱水症状に対する輸液による補正の副作用 8.脱水症状に対する輸液による補正の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 9.脱水症状の程度の判断と輸液による補正のリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
||||
感染に係る薬剤投与関連 |
63 |
感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 |
1.感染症の病態生理 2.感染症の主要症候と主要疾患 3.感染症の診断方法 4.主要感染症の診断方法 5.主要疾患のフィジカルアセスメント |
33 |
1.抗生剤の種類と臨床薬理 2.各種抗生剤の適応と使用方法 3.各種抗生剤の副作用 4.感染徴候がある者に対し使用するその他の薬剤の種類と臨床薬理 5.感染徴候がある者に対し使用するその他の各種薬剤の適応と使用方法 6.感染徴候がある者に対し使用するその他の各種薬剤の副作用 7.病態に応じた感染徴候がある者に対する薬剤投与の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 8.感染徴候がある者に対する薬剤投与のリスク(有害事象とその対策等) |
30 |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 |
36 |
インスリンの投与量の調整 |
1.糖尿病とインスリン療法に関する局所解剖 2.糖尿病とインスリン療法に関する病態生理 3.糖尿病とインスリン療法に関するフィジカルアセスメント 4.インスリン療法の目的 5.糖尿病とインスリン療法に関する検査(インスリン療法の導入基準を含む) 6.インスリン製剤の種類と臨床薬理 7.各種インスリン製剤の適応と使用方法 8.各種インスリン製剤の副作用 |
15 |
1.病態に応じたインスリン製剤の調整の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 2.病態に応じたインスリンの投与量の調整のリスク(有害事象とその対策等) 3.外来でのインスリン療法と入院の適応 4.インスリン療法に関する患者への説明 |
21 |
術後疼痛管理関連 |
21 |
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 |
1.硬膜外麻酔に関する局所解剖 2.硬膜外麻酔を要する主要疾患の病態生理 3.硬膜外麻酔を要する主要疾患のフィジカルアセスメント 4.硬膜外麻酔の目的 5.硬膜外麻酔の適応と禁忌 6.硬膜外麻酔に伴うリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
1.硬膜外麻酔薬の選択と投与量 2.硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整の方法 |
9 |
循環動態に係る薬剤投与関連 |
60 |
持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 |
1.循環動態に関する局所解剖 2.循環動態に関する主要症候 3.循環動態の薬物療法を必要とする主要疾患の病態生理 4.循環動態の薬物療法を必要とする主要疾患のフィジカルアセスメント 5.輸液療法の目的と種類 6.病態に応じた輸液療法の適応と禁忌 7.輸液時に必要な検査 8.輸液療法の計画 |
15 |
1.カテコラミン製剤の種類と臨床薬理 2.各種カテコラミン製剤の適応と使用方法 3.各種カテコラミン製剤の副作用 4.病態に応じたカテコラミンの投与量の調整の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 5.持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整のリスク(有害事象とその対策等) |
9 |
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 |
1.持続点滴によるナトリウム、カリウム又はクロールの投与の臨床薬理 2.持続点滴によるナトリウム、カリウム又はクロールの投与の適応と使用方法 3.持続点滴によるナトリウム、カリウム又はクロールの投与の副作用 4.病態に応じた持続点滴によるナトリウム、カリウム又はクロールの投与の調整の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 5.持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整のリスク(有害事象とその対策等) |
9 |
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持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 |
1.降圧剤の種類と臨床薬理 2.各種降圧剤の適応と使用方法 3.各種降圧剤の副作用 4.病態に応じた降圧剤の投与量の調整の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 5.持続点滴中の降圧剤の投与量の調整のリスク(有害事象とその対策等) |
9 |
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持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 |
1.糖質輸液、電解質輸液の種類と臨床薬理 2.各種糖質輸液、電解質輸液の適応と使用方法 3.各種糖質輸液、電解質輸液の副作用 4.病態に応じた糖質輸液、電解質輸液の調整の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 5.持続点滴中の糖質輸液、電解質輸液の投与量の調整のリスク(有害事象とその対策等) |
9 |
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持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 |
1.利尿剤の種類と臨床薬理 2.各種利尿剤の適応と使用方法 3.各種利尿剤の副作用 4.病態に応じた利尿剤の調整の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 5.持続点滴中の利尿剤の投与量の調整のリスク(有害事象とその対策等) |
9 |
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精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 |
57 |
抗けいれん剤の臨時の投与 |
1.精神・神経系の局所解剖 2.神経学的主要症候 3.精神医学的主要症候 4.主要な神経疾患と病態生理 5.主要な精神疾患と病態生理 6.主要な神経疾患のフィジカルアセスメント 7.主要な精神疾患の面接所見 8.神経学的検査 9.心理・精神機能検査 10.精神・神経系の臨床薬理(副作用、耐性と依存性を含む) |
21 |
1.けいれんの原因・病態生理 2.けいれんの症状・診断 3.抗けいれん剤の種類と臨床薬理 4.各種抗けいれん剤の適応と使用方法 5.各種抗けいれん剤の副作用 6.病態に応じた抗けいれん剤の投与の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 7.抗けいれん剤の投与のリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
抗精神病薬の臨時の投与 |
1.統合失調症の原因・病態生理 2.統合失調症の症状・診断 3.抗精神病薬の種類と臨床薬理 4.各種抗精神病薬の適応と使用方法 5.各種抗精神病薬の副作用 6.病態に応じた抗精神病薬の投与とその判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 7.抗精神病薬の投与のリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
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抗不安薬の臨時の投与 |
1.不安障害の原因・病態生理 2.不安障害の症状・診断 3.抗不安薬の種類と臨床薬理 4.各種抗不安薬の適応と使用方法 5.各種抗不安薬の副作用 6.病態に応じた抗不安薬の投与の判断基準(ペーパーシミュレーションを含む) 7.抗不安薬の投与のリスク(有害事象とその対策等) |
12 |
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皮膚損傷に係る薬剤投与関連 |
39 |
抗癌剤その他の薬剤が血管外に漏出したときのステロイド薬の局所注射及び投与量の調整 |
1.抗癌剤の種類と臨床薬理 2.各種抗癌剤の適応と使用方法 3.各種抗癌剤の副作用 4.ステロイド剤の種類と臨床薬理 5.ステロイド剤の副作用 |
27 |
1.抗癌剤その他の薬剤が血管外に漏出したときの病態生理 2.抗癌剤その他の薬剤が血管外に漏出したときの症候と診断(ペーパーシミュレーションを含む) 3.抗癌剤その他の薬剤が血管外に漏出したときのステロイド薬の局所注射の適応と使用方法及び投与量の調整 |
12 |
計 |
766 |
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313 |
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453 |
(別紙5)
到達目標
【共通科目】
・多様な臨床場面において重要な病態の変化や疾患を包括的にいち早くアセスメントする基本的な能力を身につける。
・多様な臨床場面において必要な治療を理解し、ケアを導くための基本的な能力を身につける。
・多様な臨床場面において患者の安心に配慮しつつ、必要な特定行為を安全に実践する能力を身につける。
・問題解決に向けて多職種と効果的に協働する能力を身につける。
・自らの看護実践を見直しつつ標準化する能力を身につける。
【区分別科目】
・多様な臨床場面において当該特定行為を行うための知識、技術及び態度の基礎を身につける。
・多様な臨床場面において、医師又は歯科医師から手順書による指示を受け、実施の可否の判断、実施及び報告の一連の流れを適切に行うための基礎的な実践能力を身につける。
(別紙6)
共通科目の各科目及び区分別科目の研修方法
【共通科目】
・全ての共通科目において、講義及び演習を行うものとすること。
・臨床推論では医療面接、フィジカルアセスメントでは身体診察手技、医療安全学では医療安全、特定行為実践ではチーム医療に関する実習を行うものとすること。
科目 |
研修方法 |
臨床病態生理学 |
講義 演習 |
臨床推論 |
講義 演習 実習(医療面接) |
フィジカルアセスメント |
講義 演習 実習(身体診察手技) |
臨床薬理学 |
講義 演習 |
疾病・臨床病態概論 |
講義 演習 |
医療安全学 |
講義 演習 実習(医療安全) |
特定行為実践 |
講義 演習 実習(チーム医療) |
【区分別科目】
・全ての区分別科目において、講義及び実習を行うものとすること。また、一部の科目については、演習を行うものとすること。
区分別科目 |
特定行為名 |
研修の方法 |
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 |
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 |
講義 実習※ |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 |
侵襲的陽圧換気の設定の変更 |
講義 演習 実習※ |
非侵襲的陽圧換気の設定の変更 |
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人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 |
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人工呼吸器からの離脱 |
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呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 |
気管カニューレの交換 |
講義 実習※ |
循環器関連 |
一時的ペースメーカの操作及び管理 |
講義 演習 実習※ |
一時的ペースメーカリードの抜去 |
講義 実習※ |
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経皮的心肺補助装置の操作及び管理 |
講義 演習 実習※ |
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大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整 |
講義 演習 実習※ |
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心嚢ドレーン管理関連 |
心嚢ドレーンの抜去 |
講義 実習※ |
胸腔ドレーン管理関連 |
低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 |
講義 演習 実習※ |
胸腔ドレーンの抜去 |
講義 実習※ |
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腹腔ドレーン管理関連 |
腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む。) |
講義 実習※ |
ろう孔管理関連 |
胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換 |
講義 実習※ |
膀胱ろうカテーテルの交換 |
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栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 |
中心静脈カテーテルの抜去 |
講義 実習※ |
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 |
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 |
講義 実習※ |
創傷管理関連 |
褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 |
講義 実習※ |
創傷に対する陰圧閉鎖療法 |
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創部ドレーン管理関連 |
創部ドレーンの抜去 |
講義 実習※ |
動脈血液ガス分析関連 |
直接動脈穿刺法による採血 |
講義 実習※ |
橈骨動脈ラインの確保 |
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透析管理関連 |
急性血液浄化療法における血液透析器又は血液透析濾過器の操作及び管理 |
講義 演習 実習※ |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 |
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 |
講義 演習 実習※ |
脱水症状に対する輸液による補正 |
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感染に係る薬剤投与関連 |
感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 |
講義 演習 実習※ |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 |
インスリンの投与量の調整 |
講義 演習 実習※ |
術後疼痛管理関連 |
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 |
講義 演習 実習※ |
循環動態に係る薬剤投与関連 |
持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 |
講義 演習 実習※ |
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 |
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持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 |
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持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 |
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持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 |
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精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 |
抗けいれん剤の臨時の投与 |
講義 演習 実習※ |
抗精神病薬の臨時の投与 |
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抗不安薬の臨時の投与 |
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皮膚損傷に係る薬剤投与関連 |
抗癌剤その他の薬剤が血管外に漏出したときのステロイド薬の局所注射及び投与量の調整 |
講義 演習 実習※ |