添付一覧
7 解体用機械
7.1 油圧ブレーカ
検査項目 |
検査方法 |
判定基準 |
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7.1.1 原動機 |
ディーゼルエンジン |
共通事項1.1.1 ディーゼルエンジンの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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7.1.2 動力伝達装置 7.1.3 走行装置 7.1.4 操縦装置 7.1.5 制動装置 |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)又は3.2 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(ホイール式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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7.1.6 作業装置 |
(1) ブレーカ本体 |
a ブレーカ上部 |
① 封入ガス圧力を調べる。 異常がある場合は、石けん水等を用いてガス漏れの有無を調べる。 |
① メーカーの指定する基準値内であること。 |
② 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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b シリンダー |
① 油漏れの有無を調べる。 |
① 油漏れがないこと。 |
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② ピン穴部の亀裂及びブラケットはめ合い部の摩耗の有無を調べる。 |
② 亀裂及び著しい摩耗がないこと。 |
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③ 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
③ 緩み及び又は脱落がないこと。 |
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c ブレーカ下部 |
① 亀裂、損傷及び摩耗の有無を調べる。 |
① 亀裂、損傷及び著しい摩耗がないこと。 |
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② 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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③ チゼルしゅう動部ブシュの摩耗量を調べる。 |
③ メーカーの指定する基準値内であること。 |
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④ チゼルしゅう動部からの油漏れの有無を調べる。 |
④ 著しい油漏れがないこと。 |
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⑤ チゼルしゅう動部の給脂状態を調べる。 |
⑤ 給脂が充分であること。 |
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d アキュムレーター |
① ブレーカを作動させ、ホースの振れ、打撃のむら打ち等の異常及び異音の有無を調べる。 |
① ホースの異常の振れ、打撃のむら打ち及び異音がないこと。 |
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② 接続部からの油漏れの有無を調べる。 |
② 油漏れがないこと。 |
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e チゼル保持ピン |
亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 |
亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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f チゼル保持ピン用抜止めピン |
亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 |
亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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g チゼル |
破砕先端部、本体とのしゅう動部、打撃受け面等の亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 |
亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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(2) ブラケット等 |
a ブラケット |
① 亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 |
① 亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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② 取付けピン及びブシュの亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 |
② 亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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③ ピンシールの損傷の有無を調べる。 |
③ 損傷がないこと。 |
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④ 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
④ 緩み及び脱落がないこと。 |
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b 緩衝材 |
防振ゴム等の緩衝材の金具、ゴム、合成樹脂の亀裂、摩耗及び劣化の有無を調べる。 |
亀裂、著しい摩耗及び劣化がないこと。 |
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(3) ブーム等 |
a ブーム、アーム及びリンク |
① 亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
① 亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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② ブーム等を作動させ、各連結部のがたの有無を調べる。 |
② 著しいがたがないこと。 |
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③ 取付けピン及びブシュの亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 |
③ 亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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④ ピンシールの損傷の有無を調べる。 |
④ 損傷がないこと。 |
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⑤ 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
⑤ 緩み及び脱落がないこと。 |
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b 散水配管 |
① 亀裂、損傷、老化、ひび割れ及びねじれの有無を調べる。 |
① 亀裂、損傷、老化、ひび割れ及びねじれがないこと。 |
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② 取付け状態並びにボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 取付けが適正で、ボルト及びナットの緩み及び脱落がないこと。 |
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7.1.7 油圧装置 |
(1) 作動油タンク |
共通事項1.2 油圧装置の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(2) フィルター |
〃 |
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(3) 配管 (ホース類及び高圧パイプ) |
〃 |
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(4) 油圧ポンプ |
〃 |
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(5) 油圧モーター |
〃 |
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(6) 油圧シリンダー [・作業機用 ・アウトリガー用] |
〃 |
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(7) 方向制御弁 |
〃 |
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(8) 電磁弁 |
〃 |
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(9) 圧力制御弁 |
〃 |
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(10) 流量制御弁 |
〃 |
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(11) 逆止め弁 [起伏装置用及び伸縮装置用を含む。] |
〃 |
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(12) 回転継手 |
〃 |
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(13) オイルクーラー |
〃 |
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7.1.8 操作装置 |
操作レバー等 |
レバー等を操作し、ストロークの適否及びがたの有無を調べる。 |
ストロークが適正で、著しいがたがないこと。 |
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7.1.9 安全装置 7.1.10 車体関係等 |
(1) 作業範囲規制装置 |
① 作業装置を動かして、自動停止装置及び警報装置の作動の適否を調べる。 |
① 正常に作動すること。 |
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② 各機器の損傷の有無を調べる。 |
② 損傷がないこと。 |
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③ ケーブル(コード)の損傷、断線及び絶縁異常の有無を調べる。 |
③ 損傷、断線及び絶縁異常がないこと。 |
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④ ケーブル(コード)の接続部(又は端子部)のカバーを開けて、腐食、焼損及び緩みの有無を調べる。 |
④ 接続部に腐食、焼損及び緩みがないこと。 |
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⑤ 取付け状態の適否を調べる。 |
⑤ 取付け状態が適正であること。 |
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(2) 水準器 |
① 作動の適否を調べる。 |
① 正常に作動すること。 |
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② 損傷の有無及び取付け状態の適否を調べる。 |
② 損傷がなく、取付け状態が適正であること。 |
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(3) 角度計 |
① 起伏角度の範囲内で起伏操作を行い、作動状態を調べる。 |
① 正常に作動すること。 |
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② 角度計の損傷の有無及び目盛り等の鮮明度を調べる。 |
② 損傷がなく、目盛り等が鮮明であること。 |
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③ 取付け状態の適否を調べる。 |
③ 取付け状態が適正であること。 |
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(4) 下部架台フレーム及びブラケット [クローラフレームを含む。] |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(5) アウトリガー |
a ビーム、ビームボックス及びフロート [ホイール式] |
共通事項1.5 下部走行体(トラック式)の検査方法及び判断基準を適用すること。 |
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b ロック及びロックピン等 [ホイール式] |
共通事項1.5 下部走行体(トラック式)の検査方法及び判断基準を適用すること。 |
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(6) 旋回フレーム及びブラケット |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(7) 旋回ベアリング及び旋回ギヤ |
〃 |
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(8) 旋回減速機 |
〃 |
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(9) 旋回ロック |
〃 |
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(10) レバーロック及びペダルロック |
〃 |
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(11) キャブ及びカバー ヘッドガードを含む。 |
〃 |
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(12) 飛来物防護設備 |
亀裂、変形及び腐食の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
亀裂、著しい変形及び腐食がないこと。 |
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(13) カウンターウェイト |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(14) 座席 |
〃 |
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(15) シートベルト |
共通事項1.5 下部走行体(トラック式)の検査方法及び判断基準を適用すること。 |
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(16) 昇降設備及び滑り止め |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(17) 表示板 |
〃 |
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(18) 灯火装置、警音器、方向指示器、窓拭き器、デフロスター等 |
〃 |
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(19) 計器類 [・油圧計・空圧計 ・電流計・燃料計 ・油温計・水温計 ・表示灯 等] |
エンジンを作動させた状態及び走行状態で各計器の作動状態を調べる。 |
正常に作動すること。 |
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(20) 後写鏡及び反射鏡 |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(21) 給油脂 [全体] |
〃 |
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7.1.11 総合テスト |
走行、旋回及び作業テストを行い、機能を調べる。 |
各装置が正常に作動し、異常振動、異音及び異常発熱がないこと。 |
7.2 空圧ブレーカ
検査項目 |
検査方法 |
判定基準 |
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7.2.1 原動機 |
ディーゼルエンジン |
共通事項1.1.1 ディーゼルエンジンの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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7.2.2 動力伝達装置 7.2.3 走行装置 7.2.4 操縦装置 7.2.5 制動装置 |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)又は3.2 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(ホイール式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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7.2.6 作業装置 |
(1) ブレーカ本体 |
a ブレーカ上部 |
① 接続部の緩みの有無を調べる。 |
① 緩みがないこと。 |
② 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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b シリンダー |
① ピン穴部の亀裂及びブラケットはめ合い部の摩耗の有無を調べる。 |
① 亀裂及び著しい摩耗がないこと。 |
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② 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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c ブレーカ下部 |
① 亀裂、損傷及び摩耗の有無を調べる。 |
① 亀裂、損傷及び著しい摩耗がないこと。 |
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② 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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③ チゼルしゅう動部ブシュの摩耗量を調べる。 |
③ メーカーの指定する基準値内であること。 |
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④ チゼルしゅう動部の給脂状態を調べる。 |
④ 給脂が充分であること。 |
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d チゼル保持ピン |
7.1 油圧ブレーカの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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e チゼル保持ピン用抜止めピン |
〃 |
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f チゼル |
〃 |
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(2) ブラケット |
〃 |
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(3) 空圧装置 |
a エアホース |
① 損傷、ひび割れ及び老化並びに継手部分の緩み及びエア漏れの有無を調べる。 |
① 損傷、ひび割れ及び老化並びに継手部分の緩み及びエア漏れがないこと。 |
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② クランプの適否を調べる。 |
② 正常にクランプされていること。 |
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b 操作弁 |
操作して作動の適否を調べる。 |
正常な打撃で、むら打ちがなく、確実に停止すること。 |
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c ラインオイラー |
油量及び油の汚れの有無を調べる。 |
油量が十分で、汚れがないこと。 |
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(4) ブーム等 |
a ブーム、アーム及びリンク |
7.1 油圧ブレーカの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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b 散水配管 |
〃 |
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7.2.7 油圧装置 7.2.8 操作装置 7.2.9 安全装置 7.2.10 車体関係等 |
7.1 油圧ブレーカの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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7.2.11 総合テスト |
走行、旋回及び作業テストを行い、機能を調べる。 |
各装置が正常に作動し、異常振動、異音及び異常発熱がないこと。 |
7.3 鉄骨切断機、コンクリート圧砕機及び解体用つかみ機
検査項目 |
検査方法 |
判定基準 |
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7.3.1 原動機 |
ディーゼルエンジン |
共通事項1.1.1 ディーゼルエンジンの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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7.3.2 動力伝達装置 7.3.3 走行装置 7.3.4 操縦装置 7.3.5 制動装置 |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)又は3.2パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(ホイール式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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7.3.6 作業装置 |
(1) 鉄骨切断具、コンクリート圧砕具及び解体用つかみ具 |
a フレーム [・上部フレーム ・下部フレーム] |
① 亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
① 亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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② 取付けピン及びブシュのき裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 |
② 亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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③ ピンシールの損傷の有無を調べる。 |
③ 損傷がないこと。 |
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④ 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
④ 緩み及び脱落がないこと。 |
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b 旋回装置 |
イ 旋回ベアリング及び旋回ギヤ |
3.1 パワー・ショベル及びドラグ・ショベル(クローラ式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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ロ 旋回制御器 [鉄骨切断機及びコンクリート圧砕機] |
① 効き具合を調べる。 |
① 効き具合が適正であること。 |
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② 旋回中の異音の有無を調べる。 |
② 異音がないこと。 |
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③ 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
③ 緩み及び脱落がないこと。 |
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c 油圧装置 |
イ 油圧モーター [旋回用] |
共通事項1.2 油圧装置の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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ロ 回転継手 |
〃 |
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ハ 配管 (ホース類及び高圧パイプ) |
〃 |
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ニ 油圧シリンダー [開閉用] |
〃 |
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ホ 方向制御弁 |
〃 |
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ヘ 電磁弁 |
〃 |
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ト 圧力制御弁 |
〃 |
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チ 流量制御弁 |
〃 |
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d 切断部、圧砕部及びつかみ部 |
イ 切断アーム、圧砕アーム及びつかみアーム |
亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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ロ カッター [鉄骨切断機及びコンクリート圧砕機] |
① 亀裂、欠け及び摩耗の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
① 亀裂、欠け及び著しい摩耗がないこと。 |
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② ボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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ハ つかみリンク [解体用つかみ機] |
① 亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
① 亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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② 取付けピン及びブシュの亀裂、変形及び摩耗の有無を調べる。 |
② 亀裂、変形及び著しい摩耗がないこと。 |
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③ ピンシールの損傷の有無を調べる。 |
③ 損傷がないこと。 |
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④ 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
④ 緩み及び脱落がないこと。 |
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ニ 圧砕ポイント及びつかみポイント |
脱落、がた及び摩耗の有無を調べる。 |
脱落、がた及び著しい摩耗がないこと。 |
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(2) ブーム等 |
a ブーム、アーム及びリンク |
7.1 油圧ブレーカの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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b 散水配管 |
〃 |
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7.3.7 油圧装置 7.3.8 操作装置 7.3.9 安全装置 7.3.10 車体関係等 |
7.1 油圧ブレーカの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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7.3.11 総合テスト |
走行、旋回及び作業テストを行い、機能を調べる。 |
各装置が正常に作動し、異常振動、異音及び異常発熱がないこと。 |