添付一覧
5.2 振動ローラー
検査項目 |
検査方法 |
判定基準 |
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5.2.1 原動機 |
ディーゼルエンジン |
共通事項1.1.1 ディーゼルエンジンの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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5.2.2 動力伝達装置 |
(1) 遠心クラッチ |
作動させて無負荷及び負荷状態における異常振動、異音及び異常発熱の有無を調べる。 |
異常振動、異音及び異常発熱がないこと。 |
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(2) カップリング |
5.1 ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(3) 分配機 |
① エンジンを始動させ、異音及び異常発熱の有無を調べる。 |
① 異音及び異常発熱がないこと。 |
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② ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。 |
② 油量が適正で、著しい汚れがないこと。 |
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③ ケースからの油漏れの有無を調べる。 |
③ 油漏れがないこと。 |
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(4) トランスミッション |
5.1 ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(5) 減速機 |
① 走行させて異音及び異常発熱の有無を調べる。 |
① 異音及び異常発熱がないこと。 |
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② ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。 |
② 油量が適正で、著しい汚れがないこと。 |
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③ ケースからの油漏れの有無を調べる。 |
③ 油漏れがないこと。 |
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(6) プロペラーシャフト |
5.1 ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(7) デファレンシャル (差動機) |
〃 |
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(8) ファイナルドライブ |
〃 |
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5.2.3 振動装置 |
(1) 振動機 |
① 作動させて異音及び異常発熱の有無を調べる。 |
① 異音及び異常発熱がないこと。 |
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② ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。 |
② 油量が適正で、著しい汚れがないこと。 |
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③ ケースからの油漏れの有無を調べる。 |
③ 油漏れがないこと。 |
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(2) ベルト |
① たわみを調べる。 |
① メーカーの指定する基準値内であること。 |
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② 損傷及び摩耗の有無を調べる。 |
② 損傷及び著しい摩耗がないこと。 |
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(3) 防振ゴム |
① へたり、劣化、ひび割れ及び損傷の有無を調べる。 |
① へたり、劣化、ひび割れ及び損傷がないこと。 |
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② 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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5.2.4 走行装置 |
(1) ヨーク [キングピンを含む。] |
5.1 ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(2) ロール |
〃 |
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(3) ホイール (タイヤ) |
① 空気圧を調べる。 |
① メーカーの指定する基準値内であること。 |
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② 亀裂、損傷及び偏摩耗の有無を調べる。 |
② 走行上支障となる亀裂、損傷及び摩耗がないこと。 |
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③ 溝の深さを調べる。 |
③ 規定値以上であること。 |
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④ 金属片、石その他の異物のかみ込みがないを調べる。 |
④ 異物のかみ込みがないこと。 |
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⑤ ホイールナット及びボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
⑤ 緩み及び脱落がないこと。 |
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⑥ リム、サイドリング及びホイールディスクの亀裂、損傷及び変形の有無を調べる。 |
⑥ 走行上支障となる亀裂、損傷及び変形がないこと。 |
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⑦ 走行させ、又は車輪を浮かせて駆動し、ホイールベイリング部のがた、異音及び異常発熱の有無を調べる。 |
⑦ がた、異音及び異常発熱がないこと。 |
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5.2.5 操縦装置 |
(1) 棒ハンドル 〔ハンドガイド式〕 |
① 亀裂、損傷及び変形の有無を調べる。 |
① 亀裂、損傷及び著しい変形がないこと。 |
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② 取付け部のがたの有無及びロックの効き具合を調べる。 |
② がたがなく、効きが適正であること。 |
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(2) ハンドル |
5.1 ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(3) ギヤボックス |
〃 |
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(4) ロッド及びアーム類 |
〃 |
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(5) かじ取り車輪 |
〃 |
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(6) パワーステアリング装置 [油圧倍力装置を含む。] |
〃 |
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(7) アーティキュレート機構 |
〃 |
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5.2.6 制動装置 |
5.1 ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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5.2.7 作業装置 |
(1) 散水装置 |
a ポンプ駆動装置 〔電動式〕 |
5.1 ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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b 散水ポンプ |
〃 |
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c 散水タンク |
〃 |
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d 散水フィルター |
〃 |
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e ホース、パイプ及びコック類 |
〃 |
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(2) 泥よけ装置 |
〃 |
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(3) マットブラシ |
〃 |
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5.2.8 油圧装置 |
(1) 作動油タンク |
共通事項1.2 油圧装置の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(2) フィルター |
〃 |
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(3) 配管 (ホース類及び高圧パイプ) |
〃 |
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(4) 油圧ポンプ |
〃 |
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(5) HST用ポンプ付属弁 |
〃 |
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(6) 油圧モーター |
〃 |
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(7) 油圧シリンダー |
〃 |
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(8) 方向制御弁 |
〃 |
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(9) 圧力制御弁 |
〃 |
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(10) 流量制御弁 |
〃 |
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(11) 逆止め弁 |
〃 |
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(12) オイルクーラー |
〃 |
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5.2.9 操作装置 5.2.10 安全装置 5.2.11 車体関係等 |
5.1 ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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5.2.12 総合テスト |
走行及び作業テストを行い、機能を調べる。 |
各装置が正常に作動し、異常振動、異音及び異常発熱がないこと。 |
6 コンクリート打設用機械
6.1 コンクリートポンプ車
検査項目 |
検査方法 |
判定基準 |
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6.1.1 原動機 |
ディーゼルエンジン |
共通事項1.1.1 ディーゼルエンジンの検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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6.1.2 動力伝達装置 6.1.3 走行装置 6.1.4 操縦装置 6.1.5 制動装置 |
下部走行体 (トラック式) |
共通事項1.5 下部走行体(トラック式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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6.1.6 作業装置 |
(1) ブーム装置 |
a ブーム |
① 全伸長させて全体の曲がり及び長手方向のねじれの有無を調べる。 |
① 全長にわたって上下及び左右に大きい曲がりがなく、著しいねじれがないこと。 |
② 打痕及び局部的なへこみ並びに溶接部の亀裂及び損傷の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
② 著しい打痕及びへこみ並びに溶接部の亀裂及び損傷がないこと。 |
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b リンク、ピン及び抜け止めボルト |
① 亀裂及び損傷の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
① 亀裂及び損傷がないこと。 |
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② 屈伸及び旋回させて各連結のがたの有無を調べる。 |
② 著しいがたがないこと。 |
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③ ピンの抜け止めボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
③ 緩み及び脱落がないこと。 |
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c ホースガイド |
亀裂及び変形の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
亀裂及び著しい変形がないこと。 |
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(2) 圧送装置 |
a ポンプ本体 |
① 操作スイッチ又はレバーを操作し、ポンプの作動状態を調べる。 |
① 正常に作動すること。 |
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② コンクリートピストン、吸入吐出弁又はローターを作動させ、ストローク数又はローターの回転数を調べる。 |
② メーカーの指定する基準値内であること。 |
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③ 亀裂及び損傷の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
③ 亀裂及び損傷がないこと。 |
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④ 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
④ 緩み及び脱落がないこと。 |
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b 真空ポンプ |
① 作動させて真空度を調べる。 |
① メーカーの指定する基準値内であること。 |
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② ベルトのたわみを調べる。 |
② メーカーの指定する基準値内であること。 |
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③ ベルトの損傷及び摩耗の有無を調べる。 |
③ 損傷及び著しい摩耗がないこと。 |
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c 自動給油装置 |
作動の適否を調べる。 |
正常に作動すること。 |
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d ホッパー及び攪拌装置 |
① 攪拌装置を作動させ、正転、逆転時の異常の有無を調べる。 |
① 正常に作動すること。 |
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② 攪拌羽根の回転速度を調べる。 |
② メーカーの指定する基準値内であること。 |
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③ ホッパー、スクリーン及び羽根の亀裂、損傷及び変形の有無を調べる。 |
③ 亀裂、損傷及び著しい変形がないこと。 |
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④ 駆動チェーンのたるみを調べる。 |
④ メーカーの指定する基準値内であること。 |
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⑤ チェーンカバーの変形の有無並びに取付け状態を調べる。 |
⑤ 著しい変形がなく、取付けが適正であること。 |
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e 輸送管、ホース及び継手 |
① 亀裂及び変形の有無を調べる。 |
① 亀裂及び著しい変形がないこと。 |
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② クランプの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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(3) 洗浄装置 |
a 水ポンプ |
① 作動させて異音等の異常の有無を調べる。 |
① 異音等がなく、正常に作動すること。 |
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② 吐出圧力を調べる。 |
② メーカーの指定する基準値内であること。 |
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③ 水漏れの有無を調べる。 |
③ 著しい水漏れがないこと。 |
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b エアコンプレッサー |
① 作動させて異常振動及び異音の有無を調べる。 |
① 異常振動及び異音がないこと。 |
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② コンプレッサー及び周辺機器各部からのエア漏れ及び油漏れの有無を調べる。 |
② エア漏れ及び油漏れがないこと。 |
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③ エアタンク等のドレンコックを開いて水がたまっていないかを調べる。 |
③ 水がたまっていないこと。 |
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④ アンローダー機能の適否を調べる。 |
④ 上限規定圧力で無負荷運転になり、下限規定圧力で負荷運転になること。 |
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c 洗浄用詰物の受け管 |
亀裂及び変形の有無を調べる。 |
亀裂及び著しい変形がないこと。 |
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d ホース及び配管類 |
① 亀裂、損傷及び老化の有無を調べる。 |
① 亀裂、損傷及び老化がないこと。 |
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② 継手部の緩み、水漏れ及びエア漏れの有無を調べる。 |
② 緩み、水漏れ及びエア漏れがないこと。 |
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6.1.7 油圧装置 |
(1) 作動油タンク |
共通事項1.2 油圧装置の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(2) フィルター |
〃 |
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(3) 配管 (ホース類及び高圧配管) |
〃 |
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(4) 油圧ポンプ |
〃 |
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(5) 油圧モーター [・コンクリートポンプ用 ・攪拌機用 ・旋回用] |
〃 |
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(6) 油圧シリンダー [・コンクリート圧送用 ・バルブ切換用 ・ブーム屈伸用 ・アウトリガー用] |
〃 |
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(7) 方向制御弁 |
〃 |
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(8) 電磁弁 |
〃 |
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(9) 圧力制御弁 |
〃 |
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(10) 流量制御弁 |
〃 |
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(11) 逆止め弁 |
〃 |
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(12) オイルクーラー |
〃 |
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(13) アキュムレーター |
〃 |
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(14) 回転継手 |
〃 |
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6.1.8 操作装置 |
(1) 操作レバー [回転制御レバー 吐出量調整レバー 攪拌装置操作レバー アウトリガーレバー ブーム手動レバー] |
① レバーを操作し、操作力及び遊びを調べる。 |
① 操作力が適正で、著しい遊びがないこと。 |
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② ロック作動時の異常の有無を調べる。 |
② 正常に作動すること。 |
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(2) 操作パネルスイッチ (リモコンスイッチ) |
① 各スイッチを操作し、各装置の作動の適否を調べる。 |
① 正常に作動すること。 |
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② 取付け部の緩みの有無を調べる。 |
② 緩みがないこと。 |
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6.1.9 安全装置 6.1.10 車体関係等 |
(1) 旋回装置 |
a ターンテーブル |
亀裂及び変形の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
亀裂及び著しい変形がないこと。 |
b 旋回ベアリング及び旋回ギヤ |
① 緩旋回させて引っ掛かり及び異音の有無を調べる。 |
① 円滑に旋回し、異音がないこと。 |
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② 旋回ギヤの亀裂及び摩耗の有無を調べる。 |
② 亀裂及び著しい摩耗がないこと。 |
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③ 取付けボルトの緩み、折損及び脱落の有無を調べる。 |
③ 緩み、折損及び脱落がないこと。 メーカーの指定する定期交換が行われていること。 |
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④ ベアリングシールの損傷の有無を調べる。 |
④ 損傷がないこと。 |
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c 旋回減速機 |
① 旋回中の異音及び異常発熱の有無を調べる。 |
① 異音及び異常発熱がないこと。 |
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② ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。 |
② 油量が適正で、著しい汚れがないこと。 |
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③ ケースからの油漏れの有無を調べる。 |
③ 油漏れがないこと。 |
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④ 取付けボルトの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
④ 緩み及び脱落がないこと。 |
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⑤ 旋回中に旋回ブレーキを作動させ、効き具合を調べる。 |
⑤ 正常であること。 |
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(2) 架台装置 |
a サブフレーム (旋回ベアリング架台) |
① 亀裂及び変形の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
① 亀裂及び著しい変形がないこと。 |
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② 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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b ブーム受台 |
① 亀裂及び変形の有無を調べる。 |
① 亀裂及び著しい変形がないこと。 |
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② 緩衝ゴムの損傷及び脱落の有無を調べる。 |
② 著しい損傷及び脱落がないこと。 |
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③ 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
③ 緩み及び脱落がないこと。 |
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(3) アウトリガー装置 |
a ビーム、ビームボックス及びフロート |
① ビームを伸縮させ、引っ掛かり等の異常の有無を調べる。 |
① 円滑に作動すること。 |
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② 亀裂及び変形の有無を調べる。 亀裂が疑わしい場合は探傷器等で調べる。 |
② 亀裂及び著しい変形がないこと。 |
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b ロック及びロックピン |
① ロック作動時の異常の有無を調べる。 |
① 正常に作動すること。 |
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② ピンの変形及びチェーンの損傷の有無を調べる。 |
② 変形及び損傷がないこと。 |
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(4) 昇降設備及び滑り止め |
① 亀裂、損傷及び変形の有無を調べる。 |
① 亀裂、損傷及び著しい変形がないこと。 |
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② 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。 |
② 緩み及び脱落がないこと。 |
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(5) 表示板 |
構造規格に規定された表示板その他の注意・指定銘板等の損傷の有無及び取付け状態を調べる。 |
損傷がなく、適正に取り付けられていること。 |
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(6) 表示灯及び作業灯 |
① 各スイッチ類を操作し、作動の適否及び取付け状態を調べる。 |
① 正常に作動し、適正に取り付けられていること。 |
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② 各灯火類のレンズの破損や水等の浸入の有無を調べる。 |
② 破損及び水等の浸入がないこと。 |
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(7) 計器類 [・圧力計・真空計 ・温度計・回転計等] |
作業装置を作動させ、各計器の作動状態を調べる。 |
正常に作動すること。 |
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(8) 下部走行体 (トラック式) |
共通事項1.5 下部走行体(トラック式)の検査方法及び判定基準を適用すること。 |
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(9) 給油脂 [全体] |
① 各部の給油脂状態を調べる。 |
① 給油脂が十分であること。 |
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② 自動給油脂装置の作動の適否を調べる。 |
② 正常に作動すること。 |
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6.1.11 総合テスト |
走行、旋回及び作業テストを行い、機能を調べる。 |
各装置が正常に作動し、異常振動、異音及び異常発熱がないこと。 |