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〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度で、胃がもたれて食欲がなく、ときにはきけがあるものの次の諸症

急・慢性胃炎、胃腸虚弱、消化不良、食欲不振、消化器症状のある感冒

186 伏竜肝湯

〔成分・分量〕

伏竜肝4―10、ヒネショウガ5―8(生姜を使用する場合1.5―3)、半夏6―8、茯苓3―5

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

つわり、悪心、嘔吐

《備考》

注)体力に関わらず、使用できる。

【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】

187 茯苓飲

〔成分・分量〕

茯苓2.4―5、白朮2.4―4(蒼朮も可)、人参2.4―3、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、陳皮2.5―3、枳実1―2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、はきけや胸やけ、上腹部膨満感があり尿量減少するものの次の諸症

胃炎、神経性胃炎、胃腸虚弱、胸やけ

188 茯苓飲加半夏

〔成分・分量〕

茯苓5、白朮4(蒼朮も可)、人参3、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、陳皮3、枳実1.5、半夏4

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、はきけや胸やけが強く、上腹部膨満感があり尿量減少するものの次の諸症

胃炎、神経性胃炎、胃腸虚弱、胸やけ

189 茯苓飲合半夏厚朴湯

〔成分・分量〕

茯苓4―6、白朮3―4(蒼朮も可)、人参3、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合4―5)、陳皮3、枳実1.5―2、半夏6―10、厚朴3、蘇葉2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、気分がふさいで咽喉食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気、胸やけ、上腹部膨満感などがあり、尿量減少するものの次の諸症

不安神経症、神経性胃炎、つわり、胸やけ、胃炎、しわがれ声、のどのつかえ感

190 茯苓沢瀉湯

〔成分・分量〕

茯苓4―8、沢瀉2.4―4、白朮1.8―3(蒼朮も可)、桂皮1.2―2、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合2.4―4)、甘草1―1.5

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、胃のもたれ、悪心、嘔吐のいずれかがあり、渇きを覚えるものの次の諸症

胃炎、胃腸虚弱

191 分消湯(実脾飲)

〔成分・分量〕

白朮2.5―3、蒼朮2.5―3、茯苓2.5―3、陳皮2―3、厚朴2―3、香附子2―2.5、猪苓2―2.5、沢瀉2―2.5、枳実(枳殻)1―3、大腹皮1―2.5、縮砂1―2、木香1、生姜1、燈心草1―2

(但し、枳殻を用いる場合は実脾飲とする)

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以上で、尿量が少なくて、ときにみぞおちがつかえて便秘の傾向のあるものの次の諸症

むくみ、排尿困難、腹部膨満感

192 平胃散

〔成分・分量〕

蒼朮4―6(白朮も可)、厚朴3―4.5、陳皮3―4.5、大棗2―3、甘草1―1.5、生姜0.5―1

〔用法・用量〕

原則として湯

(1) 散:1回2g 1日3回

(2) 湯

〔効能・効果〕

体力中等度以上で、胃がもたれて消化が悪く、ときにはきけ、食後に腹が鳴って下痢の傾向のある次の諸症

食べ過ぎによる胃のもたれ、急・慢性胃炎、消化不良、食欲不振

193 防已黄耆湯

〔成分・分量〕

防已4―5、黄耆5、白朮3(蒼朮も可)、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3)、大棗3―4、甘草1.5―2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症

肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)

194 防已茯苓湯

〔成分・分量〕

防已2.4―3、黄耆2.4―3、桂皮2.4―3、茯苓4―6、甘草1.5―2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、手足のむくみや冷えやすい傾向のあるものの次の諸症

手足の疼痛・しびれ感、むくみ、めまい、慢性下痢

195 防風通聖散

〔成分・分量〕

当帰1.2―1.5、芍薬1.2―1.5、川画像128 (1KB)別ウィンドウが開きます

1.2―1.5、山梔子1.2―1.5、連翹1.2―1.5、薄荷葉1.2―1.5、生姜0.3―0.5(ヒネショウガを使用する場合1.2―1.5)、荊芥1.2―1.5、防風1.2―1.5、麻黄1.2―1.5、大黄1.5、芒硝1.5、白朮2、桔梗2、黄画像129 (1KB)別ウィンドウが開きます
2、甘草2、石膏2、滑石3(白朮のない場合も可)

〔用法・用量〕

原則として湯

(1) 散:1回2g 1日3回

(2) 湯

〔効能・効果〕

体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症

高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症

196 補気健中湯(補気建中湯)

〔成分・分量〕

白朮3―5、蒼朮2.5―3.5、茯苓3―5、陳皮2.5―3.5、人参1.5―4、黄画像130 (1KB)別ウィンドウが開きます
2―3、厚朴2、沢瀉2―4、麦門冬2―8

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力虚弱で、胃腸が弱いものの次の諸症

腹部膨満感、むくみ

197 補中益気湯

〔成分・分量〕

人参3―4、白朮3―4(蒼朮も可)、黄耆3―4.5、当帰3、陳皮2―3、大棗1.5―3、柴胡1―2、甘草1―2、生姜0.5、升麻0.5―2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症

虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒

198 補肺湯

〔成分・分量〕

麦門冬4、五味子3、桂皮3、大棗3、粳米3、桑白皮3、画像131 (1KB)別ウィンドウが開きます
冬花2、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合2―3)

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下のものの次の諸症

せき、しわがれ声

199 麻黄湯

〔成分・分量〕

麻黄3―5、桂皮2―4、杏仁4―5、甘草1―1.5

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力充実して、かぜのひきはじめで、さむけがして発熱、頭痛があり、せきが出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの次の諸症

感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまり

(使用上の注意:身体虚弱の人は使用しないこと)

200 麻杏甘石湯

〔成分・分量〕

麻黄4、杏仁4、甘草2、石膏10

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以上で、せきが出て、ときにのどが渇くものの次の諸症

せき、小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎、感冒、痔の痛み

201 麻杏画像132 (1KB)別ウィンドウが開きます
甘湯

〔成分・分量〕

麻黄4、杏仁3、画像133 (1KB)別ウィンドウが開きます
苡仁10、甘草2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度なものの次の諸症

関節痛、神経痛、筋肉痛、いぼ、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)

202 麻子仁丸

〔成分・分量〕

麻子仁4―5、芍薬2、枳実2、厚朴2―2.5、大黄3.5―4、杏仁2―2.5 (甘草1.5を加えても可)

〔用法・用量〕

(1) 散:1回2―3g 1日1―3回

(2) 湯

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの次の諸症

便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満・腸内異常醗酵・痔などの症状の緩和

203 楊柏散

〔成分・分量〕

楊梅皮2、黄柏2、犬山椒1

〔用法・用量〕

外用である。細末を混和し、うすい酢又は水で泥状として患部に塗る。

〔効能・効果〕

捻挫、打撲

204 画像134 (1KB)別ウィンドウが開きます
苡仁湯

〔成分・分量〕

麻黄4、当帰4、蒼朮4(白朮も可)、画像135 (1KB)別ウィンドウが開きます
苡仁8―10、桂皮3、芍薬3、甘草2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度で、関節や筋肉のはれや痛みがあるものの次の諸症

関節痛、筋肉痛、神経痛

205 抑肝散

〔成分・分量〕

当帰3、釣藤鈎3、川画像136 (1KB)別ウィンドウが開きます
3、白朮4(蒼朮も可)、茯苓4、柴胡2―5、甘草1.5

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症

神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、歯ぎしり、更年期障害、血の道症注)

《備考》

注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。

【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】

206 抑肝散加陳皮半夏

〔成分・分量〕

当帰3、釣藤鈎3、川画像137 (1KB)別ウィンドウが開きます
3、白朮4(蒼朮も可)、茯苓4、柴胡2―5、甘草1.5、陳皮3、半夏5

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度をめやすとして、やや消化器が弱く、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症

神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、更年期障害、血の道症注)、歯ぎしり

《備考》

注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。

【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】

207 六君子湯

〔成分・分量〕

人参2―4、白朮3―4(蒼朮も可)、茯苓3―4、半夏3―4、陳皮2―4、大棗2、甘草1―1.5、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合1―2)

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症

胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐

208 立効散

〔成分・分量〕

細辛1.5―2、升麻1.5―2、防風2―3、甘草1.5―2、竜胆1―1.5

〔用法・用量〕

湯(口に含んでゆっくり飲む)

〔効能・効果〕

歯痛、抜歯後の疼痛

《備考》

注)体力に関わらず、使用できる。

【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】

209 竜胆瀉肝湯

〔成分・分量〕

当帰5、地黄5、木通5、黄画像138 (1KB)別ウィンドウが開きます
3、沢瀉3、車前子3、竜胆1―1.5、山梔子1―1.5、甘草1―1.5

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの次の諸症

排尿痛、残尿感、尿のにごり、こしけ(おりもの)、頻尿

210 苓姜朮甘湯

〔成分・分量〕

茯苓4―6、乾姜3―4、白朮2―3(蒼朮も可)、甘草2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、腰から下肢に冷えと痛みがあって、尿量が多いものの次の諸症

腰痛、腰の冷え、夜尿症、神経痛

211 苓桂甘棗湯

〔成分・分量〕

茯苓4―8、桂皮4、大棗4、甘草2―3

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、のぼせや動悸があり神経がたかぶるものの次の諸症

動悸、精神不安

212 苓桂朮甘湯

〔成分・分量〕

茯苓4―6、白朮2―4(蒼朮も可)、桂皮3―4、甘草2―3

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症

立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏

213 六味丸(六味地黄丸)

〔成分・分量〕

地黄5―6、4―8、山茱萸3、3―4、山薬3、3―4、沢瀉3、3、茯苓3、3、牡丹皮3、3

(左側の数字は湯、右側は散)

〔用法・用量〕

(1) 散:1回2g 1日3回

(2) 湯

〔効能・効果〕

体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの次の諸症

排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、かゆみ、夜尿症、しびれ