添付一覧
○一般用漢方製剤承認基準の制定について
(平成20年9月30日)
(薬食審査発第0930001号)
(各都道府県衛生主管部(局)長あて厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知)
一般用漢方製剤の製造販売承認について、別添のとおり一般用漢方製剤承認基準(以下「新基準」という。)を定めたので、貴管下関係業者等に対し、周知徹底を図るとともに、円滑な事務処理が行われるようご配慮をお願いする。
なお、新基準制定の経緯、概要は下記のとおりであり、平成20年10月1日以降に製造販売承認申請される品目について適用する。
ただし、新基準に適合しないものについては、従前のとおりの審査を行うこととする。
記
1.新基準制定の経緯
一般用漢方製剤については、従来、いわゆる210処方として公表した審査内規を基本的な基準として審査を行ってきたところであるが、一般用漢方処方の見直しを図るための調査研究班(班長:合田 幸広(国立医薬品食品衛生研究所生薬部長))の調査結果を踏まえ、パブリックコメントに寄せられた意見等も参考に薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会における討議に基づき、今般、新基準を定めたところである。
2.新基準の概要
(1) 効能・効果等の追加・変更
① 有用性が認められる効能・効果を追加したこと。(122処方)
② 内服するすべての処方に体質傾向や症状を追加したこと。(98処方)
漢方の適用となる体質傾向や症状を一般的に理解し易い言葉で記述したものを効能・効果等に追記したこと。
なお、体力に関する記述については、体力が充実、比較的体力がある、体力中等度、やや虚弱、体力虚弱の5段階に区分したこと。
(例) 体力中等度以下で、腹部は力がなく、胃痛又は腹痛があって、時に胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴うものの次の諸症
③ 一般用医薬品としてわかりやすい効能・効果に変更したこと。(51処方)
一般用医薬品であることを考慮し、現在、社会一般で用いられなくなった用語を、よりわかりやすいものに変更又は説明を追記したこと。
(例)
胃アトニー → 胃腸虚弱、くさ → 湿疹・皮膚炎
血の道症:血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状及び身体症状のことである。
(2) 用法・用量の見直し(41処方)
新たに用法・用量の見直しを行い、今まで小児不可となっていた処方の小児不可を削除したこと。また、安全性に問題はないと判断された散剤の用法・用量を追加したこと。
(例)
温清飲、独活葛根湯等(小児用法不可の削除)
平胃散等(散剤の用法・用量の追加)
(3) 記載の整備(140処方)
「朮」については「白朮」と「蒼朮」に分離するとともに、「乾生姜」は日局の「生姜」に統一するなど、記載整備したこと。
(例) 朮 → 蒼朮(又は白朮)、乾生姜 → 生姜
[別添]
一般用漢方製剤承認基準
厚生労働省医薬食品局
平成20年10月1日
1 安中散
〔成分・分量〕
桂皮3―5、延胡索3―4、牡蛎3―4、茴香1.5―2、縮砂1―2、甘草1―2、良姜0.5―1
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―2g 1日2―3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、腹部は力がなくて、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴うものの次の諸症
神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱
2 安中散加茯苓
〔成分・分量〕
桂皮3―5、延胡索3―4、牡蛎3―4、茴香1.5―2、縮砂1―2、甘草1―2、良姜0.5―1、茯苓5
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―2g 1日2―3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、腹部は力がなくて、神経過敏で胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴うものの次の諸症
神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱
3 胃風湯
〔成分・分量〕
当帰2.5―3、芍薬3、川画像1 (1KB)
2.5―3、人参3、白朮3、茯苓3―4、桂皮2―3、粟2―4
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、顔色悪くて食欲なく、疲れやすいものの次の諸症
急・慢性胃腸炎、冷えによる下痢
4 胃苓湯
〔成分・分量〕
蒼朮2.5―3、厚朴2.5―3、陳皮2.5―3、猪苓2.5―3、沢瀉2.5―3、芍薬2.5―3、白朮2.5―3、茯苓2.5―3、桂皮2―2.5、大棗1―3、生姜1―2、甘草1―2、縮砂2、黄連2(芍薬、縮砂、黄連のない場合も可)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、水様性の下痢、嘔吐があり、口渇、尿量減少を伴うものの次の諸症
食あたり、暑気あたり、冷え腹、急性胃腸炎、腹痛
5 茵画像2 (1KB)
蒿湯
〔成分・分量〕
茵画像3 (1KB)
蒿4―14、山梔子1.4―5、大黄1―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、口渇があり、尿量少なく、便秘するものの次の諸症
じんましん、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ
6 茵画像4 (1KB)
五苓散
〔成分・分量〕
沢瀉4.5―6、茯苓3―4.5、猪苓3―4.5、蒼朮3―4.5(白朮も可)、桂皮2―3、茵画像5 (1KB)
蒿3―4
〔用法・用量〕
(1) 散:散の場合は茵画像6 (1KB)
五苓散のうち茵画像7 (1KB)
蒿を除いた他の生薬を湯の場合の1/8量を用いるか、茵画像8 (1KB)
五苓散のうち茵画像9 (1KB)
蒿を除いた他の生薬の合計が茵画像10 (1KB)
蒿の半量となるように用いる。(1回1―2g 1日3回)
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上をめやすとして、のどが渇いて、尿量が少ないものの次の諸症
嘔吐、じんましん、二日酔、むくみ
7 温経湯
〔成分・分量〕
半夏3―5、麦門冬3―10、当帰2―3、川画像11 (1KB)
2、芍薬2、人参2、桂皮2、阿膠2、牡丹皮2、甘草2、生姜1、呉茱萸1―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症
月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれ(手の湿疹・皮膚炎)
8 温清飲
〔成分・分量〕
当帰3―4、地黄3―4、芍薬3―4、川画像12 (1KB)
3―4、黄連1―2、黄画像13 (1KB)
1.5―3、山梔子1.5―2、黄柏1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせるものの次の諸症
月経不順、月経困難、血の道症注)、更年期障害、神経症、湿疹・皮膚炎
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
9 温胆湯
〔成分・分量〕
半夏4―6、茯苓4―6、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合3)、陳皮2―3、竹茹2―3、枳実1―2、甘草1―2、黄連1、酸棗仁1―3、大棗2(黄連以降のない場合も可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、胃腸が虚弱なものの次の諸症
不眠症、神経症
10 延年半夏湯
〔成分・分量〕
半夏3―5、柴胡2―5、別甲2―5、桔梗2―4、檳榔子2―4、人参0.8―2、生姜1―2、枳実0.5―2、呉茱萸0.5―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、みぞおちに抵抗感があって、肩がこり、足が冷えるものの次の諸症
慢性胃炎、胃痛、食欲不振
11 黄耆建中湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合3―4)、大棗3―4、芍薬6、甘草2―3、黄耆1.5―4、膠飴20(膠飴はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、疲労しやすいものの次の諸症
虚弱体質、病後の衰弱、ねあせ、湿疹・皮膚炎、皮膚のただれ、腹痛、冷え症
12 黄画像14 (1KB)
湯
〔成分・分量〕
黄画像15 (1KB)
4―9、芍薬2―8、甘草2―6、大棗4―9
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、腹痛、みぞおちのつかえがあり、ときにさむけ、発熱などがあるものの次の諸症
下痢、胃腸炎
13 応鐘散(画像16 (1KB)
黄散)
〔成分・分量〕
大黄1、川画像17 (1KB)
2
〔用法・用量〕
(1) 散:1回に頓用する
(2) 湯:上記量を1日量
〔効能・効果〕
体力中等度以上のものの次の諸症
便秘、便秘に伴うのぼせ・肩こり
14 黄連阿膠湯
〔成分・分量〕
黄連3―4、芍薬2―2.5、黄画像18 (1KB)
1―2、阿膠3、卵黄1個
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、冷えやすくのぼせ気味で胸苦しく不眠の傾向のあるものの次の諸症
鼻血、不眠症、かさかさした湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ
15 黄連解毒湯
〔成分・分量〕
黄連1.5―2、黄画像19 (1KB)
3、黄柏1.5―3、山梔子2―3
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1.5―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの次の諸症
鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症注)、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
16 黄連湯
〔成分・分量〕
黄連3、甘草3、乾姜3、人参2―3、桂皮3、大棗3、半夏5―8
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、胃部の停滞感や重圧感、食欲不振があり、ときにはきけや嘔吐のあるものの次の諸症
胃痛、急性胃炎、二日酔、口内炎
17 乙字湯
〔成分・分量〕
当帰4―6、柴胡4―6、黄画像20 (1KB)
3―4、甘草1.5―3、升麻1―2、大黄0.5―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの次の諸症
痔核(いぼ痔)、きれ痔、便秘、軽度の脱肛
18 乙字湯去大黄
〔成分・分量〕
当帰4―6、柴胡4―6、黄画像21 (1KB)
3―4、甘草1.5―3、升麻1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度又はやや虚弱なものの次の諸症
痔核(いぼ痔)、きれ痔、軽度の脱肛
19 化食養脾湯
〔成分・分量〕
人参4、白朮4、茯苓4、半夏4、陳皮2、大棗2、神麹2、麦芽2、山査子2、縮砂1.5、生姜1、甘草1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすいものの次の諸症
胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
20 画像22 (1KB)
香正気散
〔成分・分量〕
白朮3、茯苓3―4、陳皮2―3、白画像23 (1KB)
1―4、画像24 (1KB)
香1―4、大棗1―3、甘草1―1.5、半夏3、厚朴2―3、桔梗1.5―3、蘇葉1―4、大腹皮1―4、生姜1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下のものの次の諸症
感冒、暑さによる食欲不振、急性胃腸炎、下痢、全身倦怠
21 葛根黄連黄画像25 (1KB)
湯
〔成分・分量〕
葛根5―6、黄連3、黄画像26 (1KB)
3、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度のものの次の諸症
下痢、急性胃腸炎、口内炎、舌炎、肩こり、不眠
22 葛根紅花湯
〔成分・分量〕
葛根3、芍薬3、地黄3、黄連1.5、山梔子1.5、紅花1.5、大黄1、甘草1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、便秘傾向のものの次の諸症
あかはな(酒さ)、しみ
23 葛根湯
〔成分・分量〕
葛根4―8、麻黄3―4、大棗3―4、桂皮2―3、芍薬2―3、甘草2、生姜1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上のものの次の諸症
感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
24 葛根湯加川画像27 (1KB)
辛夷
〔成分・分量〕
葛根4―8、麻黄3―4、大棗3―4、桂皮2―3、芍薬2―3、甘草2、生姜1―1.5、川画像28 (1KB)
2―3、辛夷2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
比較的体力があるものの次の諸症
鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎
25 加味温胆湯
〔成分・分量〕
半夏3.5―6、茯苓3―6、陳皮2―3、竹茹2―3、生姜1―2、枳実1―3、甘草1―2、遠志2―3、玄参2(五味子3に変えても可)、人参2―3、地黄2―3、酸棗仁1―5、大棗2、黄連1―2(黄連のない場合も可)遠志、玄参、人参、地黄、大棗のない場合もある。
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、胃腸が虚弱なものの次の諸症
神経症、不眠症
26 加味帰脾湯
〔成分・分量〕
人参3、白朮3(蒼朮も可)、茯苓3、酸棗仁3、竜眼肉3、黄耆2―3、当帰2、遠志1―2、柴胡2.5―3、山梔子2―2.5、甘草1、木香1、大棗1―2、生姜1―1.5、牡丹皮2(牡丹皮はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの次の諸症
貧血、不眠症、精神不安、神経症
27 加味解毒湯
〔成分・分量〕
黄連2、黄画像29 (1KB)
2、黄柏2、山梔子2、柴胡2、茵画像30 (1KB)
蒿2、竜胆2、木通2、滑石3、升麻1.5、甘草1.5、燈心草1.5、大黄1.5(大黄のない場合も可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
比較的体力があり、血色がよいものの次の諸症
小便がしぶって出にくいもの、痔疾(いぼ痔、痔痛、痔出血)
28 加味逍遙散
〔成分・分量〕
当帰3、芍薬3、白朮3(蒼朮も可)、茯苓3、柴胡3、牡丹皮2、山梔子2、甘草1.5―2、生姜1、薄荷葉1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症
冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症注)、不眠症
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
29 加味逍遙散加川画像31 (1KB)
地黄(加味逍遙散合四物湯)
〔成分・分量〕
当帰3―4、芍薬3―4、白朮3(蒼朮も可)、茯苓3、柴胡3、川画像32 (1KB)
3―4、地黄3―4、甘草1.5―2、牡丹皮2、山梔子2、生姜1―2、薄荷葉1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、皮膚があれてかさかさし、ときに色つやが悪く、胃腸障害はなく、肩がこり、疲れやすく精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときにかゆみ、便秘の傾向のあるものの次の諸症
湿疹・皮膚炎、しみ、冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症注)
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
30 加味平胃散
〔成分・分量〕
蒼朮4―6(白朮も可)、陳皮3―4.5、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合2―3)、神麹2―3、山査子2―3、厚朴3―4.5、甘草1―2、大棗2―3、麦芽2―3(山査子はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、胃がもたれて食欲がなく、ときに胸やけがあるものの次の諸症
急・慢性胃炎、食欲不振、消化不良、胃腸虚弱、腹部膨満感
31 乾姜人参半夏丸
〔成分・分量〕
乾姜3、人参3、半夏6
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1.5―5g 1日3回
(2) 湯:上記量を1日量とする
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、はきけ・嘔吐が続きみぞおちのつかえを感じるものの次の諸症
つわり、胃炎、胃腸虚弱
32 甘草瀉心湯
〔成分・分量〕
半夏5、黄画像33 (1KB)
2.5、乾姜2.5、人参2.5、甘草2.5―3.5、大棗2.5、黄連1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、ときにイライラ感、下痢、はきけ、腹が鳴るものの次の諸症
胃腸炎、口内炎、口臭、不眠症、神経症、下痢
33 甘草湯
〔成分・分量〕
甘草2―8
〔用法・用量〕
(1) 散:1回0.5g 1日2回
(2) 湯:少しずつゆっくり飲む
(3) 外用:煎液で患部を温湿布する
〔効能・効果〕
激しいせき、咽喉痛、口内炎、しわがれ声
外用:痔・脱肛の痛み
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
34 甘麦大棗湯
〔成分・分量〕
甘草3―5、大棗2.5―6、小麦14―20
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、神経が過敏で、驚きやすく、ときにあくびが出るものの次の諸症
不眠症、小児の夜泣き、ひきつけ
35 帰耆建中湯
〔成分・分量〕
当帰3―4、桂皮3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合2―4)、大棗3―4、芍薬5―6、甘草2―3、黄耆2―4、膠飴20(膠飴はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、疲労しやすいものの次の諸症
虚弱体質、病後・術後の衰弱、ねあせ、湿疹・皮膚炎、化膿性皮膚疾患
36 桔梗湯
〔成分・分量〕
桔梗1―4、甘草2―8
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、のどがはれて痛み、ときにせきがでるものの次の諸症
扁桃炎、扁桃周囲炎
37 帰脾湯
〔成分・分量〕
人参2―4、白朮2―4(蒼朮も可)、茯苓2―4、酸棗仁2―4、竜眼肉2―4、黄耆2―4、当帰2、遠志1―2、甘草1、木香1、大棗1―2、生姜1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪いものの次の諸症
貧血、不眠症、神経症、精神不安
38 画像34 (1KB)
帰膠艾湯
〔成分・分量〕
川画像35 (1KB)
3、甘草3、艾葉3、当帰4―4.5、芍薬4―4.5、地黄5―6、阿膠3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、冷え症で、出血傾向があり胃腸障害のないものの次の諸症
痔出血、貧血、月経異常・月経過多・不正出血、皮下出血
39 画像36 (1KB)
帰調血飲
〔成分・分量〕
当帰2―2.5、地黄2―2.5、川画像37 (1KB)
2―2.5、白朮2―2.5(蒼朮も可)、茯苓2―2.5、陳皮2―2.5、烏薬2―2.5、大棗1―1.5、香附子2―2.5、甘草1、牡丹皮2―2.5、益母草1―1.5、乾姜1―1.5、生姜0.5―1.5(生姜はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下のものの次の諸症。ただし産後の場合は体力に関わらず使用できる。
月経不順、産後の神経症・体力低下
40 画像38 (1KB)
帰調血飲第一加減
〔成分・分量〕
当帰2、川画像39 (1KB)
2、地黄2、白朮2(蒼朮も可)、茯苓2、陳皮2、烏薬2、香附子2、牡丹皮2、益母草1.5、大棗1.5、甘草1、乾姜1―1.5、生姜0.5―1.5(生姜はなくても可)、芍薬1.5、桃仁1.5、紅花1.5、枳実1.5、桂皮1.5、牛膝1.5、木香1.5、延胡索1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下のものの次の諸症。ただし産後の場合は体力に関わらず使用できる。
血の道症注)、月経不順、産後の体力低下
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
41 響声破笛丸
〔成分・分量〕
連翹2.5、桔梗2.5、甘草2.5、大黄1、縮砂1、川画像40 (1KB)
1、訶子1、阿仙薬2、薄荷葉4(大黄のない場合も可)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2―3g 1日数回
(2) 湯
〔効能・効果〕
しわがれ声、咽喉不快
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
42 杏蘇散
〔成分・分量〕
蘇葉3、五味子2、大腹皮2、烏梅2、杏仁2、陳皮1―1.5、桔梗1―1.5、麻黄1―1.5、桑白皮1―1.5、阿膠1―1.5、甘草1―1.5、紫苑1
〔用法・用量〕
湯(原則として)
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、気分がすぐれず、汗がなく、ときに顔がむくむものの次の諸症
せき、たん、気管支炎
43 苦参湯
〔成分・分量〕
苦参6―10
〔用法・用量〕
水500―600mLで煮て250―300mLとし外用する。
〔効能・効果〕
ただれ、あせも、かゆみ
44 駆風解毒散(湯)
〔成分・分量〕
防風3―5、牛蒡子3、連翹5、荊芥1.5、羌活1.5、甘草1.5、桔梗3、石膏5―10
〔用法・用量〕
湯(本処方は熱ければ冷ましてうがいしながら少しずつゆっくり飲む)
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、のどがはれて痛むものの次の諸症
扁桃炎、扁桃周囲炎
45 荊芥連翹湯
〔成分・分量〕
当帰1.5、芍薬1.5、川画像41 (1KB)
1.5、地黄1.5、黄連1.5、黄画像42 (1KB)
1.5、黄柏1.5、山梔子1.5、連翹1.5、荊芥1.5、防風1.5、薄荷葉1.5、枳殻(実)1.5、甘草1―1.5、白画像43 (1KB)
1.5―2.5、桔梗1.5―2.5、柴胡1.5―2.5(地黄、黄連、黄柏、薄荷葉のない場合も可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの次の諸症
蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび
46 鶏肝丸
〔成分・分量〕
鶏肝1具
鶏肝1具をとりゆでて乾燥し、山薬末(鶏肝の乾燥した量の2―3倍量をめやすとする。)を和しつつ細末とし糊丸とする。
〔用法・用量〕
丸:1回2g 1日3回
〔効能・効果〕
体力虚弱なものの次の症状
虚弱体質
47 桂枝湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、芍薬3―4、大棗3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、汗が出るものの次の症状
かぜの初期
48 桂枝加黄耆湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、芍薬3―4、大棗3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、甘草2、黄耆2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱なものの次の諸症
ねあせ、あせも、湿疹・皮膚炎
49 桂枝加葛根湯
〔成分・分量〕
桂皮2.4―4、芍薬2.4―4、大棗2.4―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合2.4―4)、甘草1.6―2、葛根3.2―6
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、汗が出て、肩こりや頭痛のあるものの次の症状
かぜの初期
50 桂枝加厚朴杏仁湯
〔成分・分量〕
桂皮2.4―4、芍薬2.4―4、大棗2.4―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、甘草1.6―2、厚朴1―4、杏仁1.6―4
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱なものの次の諸症
せき、気管支炎、気管支ぜんそく
51 桂枝加芍薬生姜人参湯
〔成分・分量〕
桂皮2.4―4、大棗2.4―4、芍薬3.2―6、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合4―5.5)、甘草1.6―2、人参2.4―4.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱なものの次の諸症
みぞおちのつかえ、腹痛、手足の痛み
52 桂枝加芍薬大黄湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、芍薬4―6、大棗3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4),甘草2、大黄1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、腹部膨満感、腹痛があり、便秘するものの次の諸症
便秘、しぶり腹注)
《備考》
注)しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
53 桂枝加芍薬湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、芍薬6、大棗3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、腹部膨満感のあるものの次の諸症
しぶり腹注)、腹痛、下痢、便秘
《備考》
注)しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
54 桂枝加朮附湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、芍薬3―4、大棗3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、甘草2、蒼朮3―4(白朮も可)、加工ブシ0.5―1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの次の諸症
関節痛、神経痛
55 桂枝加竜骨牡蛎湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、芍薬3―4、大棗3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、甘草2、竜骨3、牡蛎3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすいものの次の諸症
神経質、不眠症、小児夜泣き、夜尿症、眼精疲労、神経症
56 桂枝加苓朮附湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、芍薬3―4、大棗3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、甘草2、蒼朮3―4(白朮も可)、加工ブシ0.5―1、茯苓4
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、手足が冷えてこわばり、尿量が少なく、ときに、動悸、めまい、筋肉のぴくつきがあるものの次の諸症
関節痛、神経痛
57 桂枝人参湯
〔成分・分量〕
桂皮4、甘草3―4、人参3、乾姜2―3、白朮3(蒼朮も可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、胃腸が弱く、ときに発熱・悪寒を伴うものの次の諸症
頭痛、動悸、慢性胃腸炎、胃腸虚弱、下痢、消化器症状を伴う感冒
58 桂枝茯苓丸
〔成分・分量〕
桂皮3―4、茯苓4、牡丹皮3―4、桃仁4、芍薬4
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2―3g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症注)、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
59 桂枝茯苓丸料加画像44 (1KB)
苡仁
〔成分・分量〕
桂皮3―4、茯苓4、牡丹皮3―4、桃仁4、芍薬4、画像45 (1KB)
苡仁10―20
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症
にきび、しみ、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)、月経不順、血の道症注)
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
60 啓脾湯
〔成分・分量〕
人参3、白朮3―4(蒼朮も可)、茯苓3―4、蓮肉3、山薬3、山査子2、陳皮2、沢瀉2、大棗1、生姜1(ヒネショウガを使用する場合3)、甘草1(大棗、生姜はなくても可)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、痩せて顔色が悪く、食欲がなく、下痢の傾向があるものの次の諸症
胃腸虚弱、慢性胃腸炎、消化不良、下痢
61 荊防敗毒散
〔成分・分量〕
荊芥1.5―2、防風1.5―2、羌活1.5―2、独活1.5―2、柴胡1.5―2、薄荷葉1.5―2、連翹1.5―2、桔梗1.5―2、枳殻(又は枳実)1.5―2、川画像46 (1KB)
1.5―2、前胡1.5―2、金銀花1.5―2、甘草1―1.5、生姜1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
比較的体力があるものの次の諸症
急性化膿性皮膚疾患の初期、湿疹・皮膚炎
62 桂麻各半湯
〔成分・分量〕
桂皮3.5、芍薬2、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合2)、甘草2、麻黄2、大棗2、杏仁2.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度又はやや虚弱なものの次の諸症
感冒、せき、かゆみ
63 鶏鳴散加茯苓
〔成分・分量〕
檳榔子3―4、木瓜3、橘皮2―3、桔梗2―3、茯苓4―6、呉茱萸1―1.5、蘇葉1―2、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度のものの次の諸症
下肢の倦怠感、ふくらはぎの緊張・圧痛
64 堅中湯
〔成分・分量〕
半夏5、茯苓5、桂皮4、大棗3、芍薬3、乾姜3(生姜1でも可)、甘草1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、ときに胃部に水がたまる感じのするものの次の諸症
慢性胃炎、腹痛
65 甲字湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、茯苓3―4、牡丹皮3―4、桃仁3―4、芍薬3―4、甘草1.5、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症注)、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
66 香砂平胃散
〔成分・分量〕
蒼朮4―6(白朮も可)、厚朴3―4.5、陳皮3―4.5、甘草1―1.5、縮砂1.5―2、香附子2―4、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合2―3)、大棗2―3、画像47 (1KB)
香1(画像48 (1KB)
香はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、食べ過ぎて胃がもたれる傾向のあるものの次の諸症
食欲異常、食欲不振、急・慢性胃炎、消化不良
67 香砂養胃湯
〔成分・分量〕
白朮2.5―3、茯苓2.5―3、蒼朮2、厚朴2―2.5、陳皮2―2.5、香附子2―2.5、白豆画像49 (1KB)
2(小豆画像50 (1KB)
代用可)、人参1.5―2、木香1.5、縮砂1.5―2.5、甘草1.5―2.5、大棗1.5―2.5、生姜0.7―1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱なものの次の諸症
胃弱、胃腸虚弱、慢性胃腸炎、食欲不振
68 香砂六君子湯
〔成分・分量〕
人参3―4、白朮3―4(蒼朮も可)、茯苓3―4、半夏3―6、陳皮2―3、香附子2―3、大棗1.5―2、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合1―2)、甘草1―1.5、縮砂1―2、画像51 (1KB)
香1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、気分が沈みがちで頭が重く、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえて疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症
胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
69 香蘇散
〔成分・分量〕
香附子3.5―4.5、蘇葉1―3、陳皮2―3、甘草1―1.5、生姜1―2
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いものの次の諸症
かぜの初期、血の道症注)
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
70 厚朴生姜半夏人参甘草湯
〔成分・分量〕
厚朴3、ヒネショウガ3(生姜を使用する場合1)、半夏4、人参1.5、甘草2.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、腹部膨満感のあるものの次の諸症
胃腸虚弱、嘔吐
71 五虎湯
〔成分・分量〕
麻黄4、杏仁4、甘草2、石膏10、桑白皮1―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、せきが強くでるものの次の諸症
せき、気管支ぜんそく、気管支炎、小児ぜんそく、感冒、痔の痛み
72 牛膝散
〔成分・分量〕
牛膝3、桂皮3、芍薬3、桃仁3、当帰3、牡丹皮3、延胡索3、木香1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
比較的体力があるものの次の諸症
月経困難、月経不順、月経痛
73 五積散
〔成分・分量〕
茯苓2―3、蒼朮2―3(白朮も可)、陳皮2―3、半夏2―3、当帰1.2―3、芍薬1―3、川画像52 (1KB)
1―3、厚朴1―3、白画像53 (1KB)
1―3、枳殻(実)1―3、桔梗1―3、乾姜1―1.5、生姜0.3―0.6(ヒネショウガを使用する場合1―2)、桂皮1―1.5、麻黄1―2.5、大棗1―2、甘草1―1.2、香附子1.2(生姜、香附子のない場合も可)
〔用法・用量〕
湯(原則として)
〔効能・効果〕
体力中等度又はやや虚弱で、冷えがあるものの次の諸症
胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒
74 牛車腎気丸
〔成分・分量〕
地黄5―8、山茱萸2―4、山薬3―4、沢瀉3、茯苓3―4、牡丹皮3、桂皮1―2、加工ブシ0.5―1、牛膝2―3、車前子2―3
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの次の諸症
下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)
75 呉茱萸湯
〔成分・分量〕
呉茱萸3―4、大棗2―4、人参2―3、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合4―6)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの次の諸症
頭痛、頭痛に伴うはきけ・嘔吐、しゃっくり
76 五物解毒散
〔成分・分量〕
川画像54 (1KB)
5、金銀花2、十薬2、大黄1、荊芥1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上のものの次の諸症
かゆみ、湿疹・皮膚炎
77 五淋散
〔成分・分量〕
茯苓5―6、当帰3、黄画像55 (1KB)
3、甘草3、芍薬1―2、山梔子1―2、地黄3、沢瀉3、木通3、滑石3、車前子3(地黄以下のない場合も可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度のものの次の諸症
頻尿、排尿痛、残尿感、尿のにごり
78 五苓散
〔成分・分量〕
沢瀉4―6、猪苓3―4.5、茯苓3―4.5、蒼朮3―4.5(白朮も可)、桂皮2―3
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症
水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹注)のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔
《備考》
注)しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
79 柴陥湯
〔成分・分量〕
柴胡5―8、半夏5―8、黄画像56 (1KB)
3、大棗3、人参2―3、甘草1.5―3、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、画像57 (1KB)
楼仁3、黄連1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振で口が苦く、舌に白苔がつき、強いせきが出てたんが切れにくく、ときに胸痛があるものの次の諸症
せき、胸痛、気管支炎
80 柴胡加竜骨牡蛎湯
〔成分・分量〕
柴胡5、半夏4、茯苓3、桂皮3、大棗2.5、人参2.5、竜骨2.5、牡蛎2.5、生姜0.5―1、大黄1、黄画像58 (1KB)
2.5、甘草2以内 (大黄、黄画像59 (1KB)
、甘草のない場合も可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う次の諸症
高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘
81 柴胡桂枝乾姜湯
〔成分・分量〕
柴胡6―8、桂皮3、画像60 (1KB)
楼根3―4、黄画像61 (1KB)
3、牡蛎3、乾姜2、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、冷え症、貧血気味、神経過敏で、動悸、息切れ、ときにねあせ、頭部の発汗、口の乾きがあるものの次の諸症
更年期障害、血の道症注)、不眠症、神経症、動悸、息切れ、かぜの後期の症状、気管支炎
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
82 柴胡桂枝湯
〔成分・分量〕
柴胡4―5、半夏4、桂皮1.5―2.5、芍薬1.5―2.5、黄画像62 (1KB)
1.5―2、人参1.5―2、大棗1.5―2、甘草1―1.5、生姜1(ヒネショウガを使用する場合2)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・はきけなどのあるものの次の諸症
胃腸炎、かぜの中期から後期の症状
83 柴胡清肝湯
〔成分・分量〕
湯:柴胡2、当帰1.5、芍薬1.5、川画像63 (1KB)
1.5、地黄1.5、黄連1.5、黄画像64 (1KB)
1.5、黄柏1.5、山梔子1.5、連翹1.5、桔梗1.5、牛蒡子1.5、画像65 (1KB)
楼根1.5、薄荷葉1.5、甘草1.5
散:柴胡2、当帰1.5―2.5、芍薬1.5―2.5、川画像66 (1KB)
1.5―2.5、地黄1.5―2.5、黄連1.5、黄画像67 (1KB)
1.5、黄柏1.5、山梔子1.5、連翹1.5―2.5、桔梗1.5―2.5、牛蒡子1.5―2.5、画像68 (1KB)
楼根1.5―2.5、薄荷葉1.5―2.5、甘草1.5―2.5
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、疳の強い傾向(神経過敏)にあるものの次の諸症
神経症、慢性扁桃炎、湿疹・皮膚炎、虚弱児の体質改善
84 柴芍六君子湯
〔成分・分量〕
人参3―4、白朮3―4(蒼朮も可)、茯苓3―4、半夏4、陳皮2―3、大棗2、甘草1―2、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合1―2)、柴胡3―4、芍薬3―4
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、神経質であり、胃腸が弱くみぞおちがつかえ、食欲不振、腹痛、貧血、冷え症の傾向のあるものの次の諸症
胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐、神経性胃炎
85 柴朴湯
〔成分・分量〕
柴胡7、半夏5―8、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合3―4)、黄画像69 (1KB)
3、大棗3、人参3、甘草2、茯苓4―5、厚朴3、蘇葉2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴うものの次の諸症
小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎、せき、不安神経症、虚弱体質
86 柴苓湯
〔成分・分量〕
柴胡4―7、半夏4―5、生姜1(ヒネショウガを使用する場合3―4)、黄画像70 (1KB)
2.5―3、大棗2.5―3、人参2.5―3、甘草2―2.5、沢瀉4―6、猪苓2.5―4.5、茯苓2.5―4.5、白朮2.5―4.5(蒼朮も可)、桂皮2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、のどが渇いて尿量が少なく、ときにはきけ、食欲不振、むくみなどを伴うものの次の諸症
水様性下痢、急性胃腸炎、暑気あたり、むくみ
87 左突膏
〔成分・分量〕
松脂800、黄蝋220、豚脂58、ゴマ油1000
〔用法・用量〕
外用
〔効能・効果〕
化膿性のはれもの
88 三黄散
〔成分・分量〕
大黄1―2、黄画像71 (1KB)
1、黄連1
〔用法・用量〕
散:1回0.8g 1日3回
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの次の諸症
高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症注)
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
89 三黄瀉心湯
〔成分・分量〕
大黄1―5、黄画像72 (1KB)
1―4、黄連1―4
〔用法・用量〕
湯:(振り出しの場合1/3量を用いる)
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの次の諸症
高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症注)
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
90 酸棗仁湯
〔成分・分量〕
酸棗仁10―18、知母2―3、川画像73 (1KB)
2―3、茯苓2―5、甘草1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの次の諸症
不眠症、神経症
91 三物黄画像74 (1KB)
湯
〔成分・分量〕
黄画像75 (1KB)
1.5―3、苦参3、地黄6
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度又はやや虚弱で、手足のほてりがあるものの次の諸症
湿疹・皮膚炎、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)、不眠
92 滋陰降火湯
〔成分・分量〕
当帰2.5、芍薬2.5、地黄2.5、天門冬2.5、麦門冬2.5、陳皮2.5、白朮あるいは蒼朮3、知母1―1.5、黄柏1―1.5、甘草1―1.5、大棗1、生姜1(大棗、生姜はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、のどにうるおいがなく、たんが切れにくくてせきこみ、皮膚が浅黒く乾燥し、便秘傾向のあるものの次の諸症
気管支炎、せき
93 滋陰至宝湯
〔成分・分量〕
当帰2―3、芍薬2―3、白朮あるいは蒼朮2―3、茯苓2―3、陳皮2―3、柴胡1―3、知母2―3、香附子2―3、地骨皮2―3、麦門冬2―3、貝母1―2、薄荷葉1、甘草1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱なものの次の諸症
慢性のせき、たん、気管支炎
94 紫雲膏
〔成分・分量〕
紫根100―120、当帰60―100、豚脂20―30、黄蝋300―400、ゴマ油1,000
〔用法・用量〕
外用
〔効能・効果〕
ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎
95 四逆散
〔成分・分量〕
柴胡2―5、芍薬2―4、枳実2、甘草1―2
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2―2.5g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、胸腹部に重苦しさがあり、ときに不安、不眠などがあるものの次の諸症
胃炎、胃痛、腹痛、神経症
96 四君子湯
〔成分・分量〕
人参3―4、白朮3―4(蒼朮も可)、茯苓4、甘草1―2、生姜0.5―1、大棗1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、痩せて顔色が悪くて、食欲がなく、疲れやすいものの次の諸症
胃腸虚弱、慢性胃炎、胃のもたれ、嘔吐、下痢、夜尿症
97 滋血潤腸湯
〔成分・分量〕
当帰4、地黄4、桃仁4、芍薬3、枳実2―3、韮2―3、大黄1―3、紅花1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、皮膚にうるおいがないものの次の諸症
便秘、のぼせ、肩こり
98 七物降下湯
〔成分・分量〕
当帰3―5、芍薬3―5、川画像76 (1KB)
3―5、地黄3―5、釣藤鈎3―4、黄耆2―3、黄柏2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの次の諸症
高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重)
99 柿蒂湯
〔成分・分量〕
丁子1―1.5、柿蒂5、ヒネショウガ4(生姜を使用する場合1)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
しゃっくり
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
100 四物湯
〔成分・分量〕
当帰3―5、芍薬3―5、川画像77 (1KB)
3―5、地黄3―5
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1.5―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの次の諸症
月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症注)、冷え症、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
101 炙甘草湯
〔成分・分量〕
炙甘草3―4、生姜0.8―1(ヒネショウガを使用する場合3)、桂皮3、麻子仁3―4、大棗3―7.5、人参2―3、地黄4―6、麦門冬5―6、阿膠2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、疲れやすく、ときに手足のほてりなどがあるものの次の諸症
動悸、息切れ、脈のみだれ
102 芍薬甘草湯
〔成分・分量〕
芍薬3―8、甘草3―8
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症
こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛
103 鷓鴣菜湯(三味鷓鴣菜湯)
〔成分・分量〕
海人草3―5、大黄1―1.5、甘草1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
回虫の駆除
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
104 蛇床子湯
〔成分・分量〕
蛇床子10、当帰10、威霊仙10、苦参10
〔用法・用量〕
水1,000mLを加えて濃縮し700mLとし外用する
〔効能・効果〕
ただれ、かゆみ、たむし
105 十全大補湯
〔成分・分量〕
人参2.5―3、黄耆2.5―3、白朮3―4(蒼朮も可)、茯苓3―4、当帰3―4、芍薬3、地黄3―4、川画像78 (1KB)
3、桂皮3、甘草1―2
〔用法・用量〕
湯(原則として)
〔効能・効果〕
体力虚弱なものの次の諸症
病後・術後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血
106 十味敗毒湯
〔成分・分量〕
柴胡2.5―3.5、桜皮(樸画像79 (1KB)
)2.5―3.5、桔梗2.5―3.5、川画像80 (1KB)
2.5―3.5、茯苓2.5―4、独活1.5―3、防風1.5―3.5、甘草1―2、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3)、荊芥1―2、連翹2―3(連翹のない場合も可)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1.5―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの次の諸症
化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹・皮膚炎、水虫
107 潤腸湯
〔成分・分量〕
当帰3―4、熟地黄・乾地黄 各3―4(又は地黄6)、麻子仁2、桃仁2、杏仁2、枳実0.5―2、黄画像81 (1KB)
2、厚朴2、大黄1―3、甘草1―1.5
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2―3g 1日3回
(2) 湯:上記量を1日量
〔効能・効果〕
体力中等度又はやや虚弱で、ときに皮膚乾燥などがあるものの次の症状
便秘
108 蒸眼一方
〔成分・分量〕
白礬(明礬)2、甘草2、黄連2、黄柏2、紅花2
〔用法・用量〕
各生薬を混合後、水300mLを加え煎じて200mLとする。洗眼又は温湿布する。
〔効能・効果〕
ものもらい、ただれ目、はやり目
109 生姜瀉心湯
〔成分・分量〕
半夏5―8、人参2.5―4、黄画像82 (1KB)
2.5―4、甘草2.5―4、大棗2.5―4、黄連1、乾姜1―2、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合2―4)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、はきけやげっぷを伴うものの次の諸症
食欲不振、胸やけ、はきけ、嘔吐、下痢、胃腸炎、口臭
110 小建中湯
〔成分・分量〕
桂皮3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、大棗3―4、芍薬6、甘草2―3、膠飴20(マルツエキス、滋養糖可、水飴の場合40)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿および多尿などを伴うものの次の諸症
小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜泣き
111 小柴胡湯
〔成分・分量〕
柴胡5―8、半夏3.5―8、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合3―4)、黄画像83 (1KB)
2.5―3、大棗2.5―3、人参2.5―3、甘草1―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの次の諸症
食欲不振、はきけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状
112 小柴胡湯加桔梗石膏
〔成分・分量〕
柴胡7、半夏5、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合4)、黄画像84 (1KB)
3、大棗3、人参3、甘草2、桔梗3、石膏10
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
比較的体力があり、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつき、のどがはれて痛むものの次の諸症
のどの痛み、扁桃炎、扁桃周囲炎
113 小承気湯
〔成分・分量〕
大黄2―4、枳実2―4、厚朴2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
比較的体力があり、腹部が張って膨満し、ときに発熱するものの次の症状
便秘
114 小青竜湯
〔成分・分量〕
麻黄2―3.5、芍薬2―3.5、乾姜2―3.5、甘草2―3.5、桂皮2―3.5、細辛2―3.5、五味子1―3、半夏3―8
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症
気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症
115 小青竜湯加杏仁石膏(小青竜湯合麻杏甘石湯)
〔成分・分量〕
麻黄2―4、芍薬2―3、乾姜2―3、甘草2―3、桂皮2―3、細辛2―3、五味子1.5―3、半夏3―6、杏仁4、石膏5―10
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、せきが出て、のどの渇きがあるものの次の諸症
気管支ぜんそく、小児ぜんそく、せき
116 小青竜湯加石膏
〔成分・分量〕
麻黄3、芍薬3、乾姜2―3、甘草2―3、桂皮3、細辛2―3、五味子2―3、半夏6―8、石膏2―5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出て、のどの渇きがあるものの次の諸症
気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒
117 椒梅湯
〔成分・分量〕
烏梅2、山椒2、檳榔子2、枳実2、木香2、縮砂2、香附子2、桂皮2、川楝子2、厚朴2、甘草2、乾姜2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
回虫の駆除
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
118 小半夏加茯苓湯
〔成分・分量〕
半夏5―8、ヒネショウガ5―8(生姜を用いる場合1.5―3)、茯苓3―8
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、悪心があり、ときに嘔吐するものの次の諸症
つわり、嘔吐、悪心、胃炎
119 消風散
〔成分・分量〕
当帰3、知母1―2、地黄3、胡麻1―1.5、石膏3―5、蝉退1―1.5、防風2、苦参1―1.5、蒼朮2―3(白朮も可)、荊芥1―2、木通2―5、甘草1―1.5、牛蒡子2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上の人の皮膚疾患で、かゆみが強くて分泌物が多く、ときに局所の熱感があるものの次の諸症
湿疹・皮膚炎、じんましん、水虫、あせも
120 升麻葛根湯
〔成分・分量〕
葛根5―6、升麻1―3、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合2―3)、芍薬3、甘草1.5―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、頭痛、発熱、悪寒などがあるものの次の諸症
感冒の初期、湿疹・皮膚炎
121 逍遙散(八味逍遙散)
〔成分・分量〕
当帰3―4.5、芍薬3―4.5、柴胡3―4.5、白朮3―4.5(蒼朮も可)、茯苓3―4.5、甘草1.5―3、生姜0.5―1、薄荷葉1―2.1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、肩がこり、疲れやすく精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症
冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症注)、不眠症、神経症
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
122 四苓湯
〔成分・分量〕
沢瀉4、茯苓4、蒼朮4(白朮も可)、猪苓4
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―1.5g 1日2―3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、のどが渇いて水を飲んでも尿量が少なく、はきけ、嘔吐、腹痛、むくみなどのいずれかを伴うものの次の諸症
暑気あたり、急性胃腸炎、むくみ
123 辛夷清肺湯
〔成分・分量〕
辛夷2―3、知母3、百合3、黄画像85 (1KB)
3、山梔子1.5―3、麦門冬5―6、石膏5―6、升麻1―1.5、枇杷葉1―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの次の諸症
鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)
124 秦画像86 (1KB)
活湯
〔成分・分量〕
秦画像87 (1KB)
3、羌活5、黄耆3、防風2、升麻1.5、甘草1.5、麻黄1.5、柴胡1.5、藁本0.5、細辛0.5、紅花0.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度なものの次の症状
かゆみのある痔疾
125 秦画像88 (1KB)
防風湯
〔成分・分量〕
秦画像89 (1KB)
2、沢瀉2、陳皮2、柴胡2、防風2、当帰3、蒼朮3、甘草1、黄柏1、升麻1、大黄1、桃仁3、紅花1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、便秘傾向があるものの次の症状
痔核で排便痛のあるもの
126 参蘇飲
〔成分・分量〕
蘇葉1―3、枳実1―3、桔梗2―3、陳皮2―3、葛根2―6、前胡2―6、半夏3、茯苓3、人参1.5―2、大棗1.5―2、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合1.5―3、生姜の替わりに乾姜も可)、木香1―1.5、甘草1―2(木香はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、胃腸が弱いものの次の諸症
感冒、せき
127 神秘湯
〔成分・分量〕
麻黄3―5、杏仁4、厚朴3、陳皮2―3、甘草2、柴胡2―4、蘇葉1.5―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、せき、喘鳴、息苦しさがあり、たんが少ないものの次の諸症
小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎
128 参苓白朮散
〔成分・分量〕
人参1.5―3、山薬1.2―4、白朮1.5―4、茯苓1.5―4、画像90 (1KB)
苡仁0.8―8、扁豆1―4、蓮肉0.8―4、桔梗0.8―2.5、縮砂0.8―2、甘草0.8―2
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1.5~2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、胃腸が弱く、痩せて顔色が悪く、食欲がなく下痢が続く傾向があるものの次の諸症
食欲不振、慢性下痢、病後の体力低下、疲労倦怠 消化不良、慢性胃腸炎
129 清肌安蛔湯
〔成分・分量〕
柴胡6―7、半夏5―6、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、人参3、黄画像91 (1KB)
3、甘草2、海人草3、麦門冬3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの次の症状
回虫の駆除
130 清湿化痰湯
〔成分・分量〕
天南星3、黄画像92 (1KB)
3、生姜1(ヒネショウガを使用する場合3)、半夏3―4、茯苓3―4、蒼朮3―4(白朮も可)、陳皮2―3、羌活1.5―3、白画像93 (1KB)
1.5―3、白芥子1.5―3、甘草1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、背中に冷感があり痛みがあるものの次の諸症
神経痛、関節痛、筋肉痛
131 清上画像94 (1KB)
痛湯(駆風触痛湯)
〔成分・分量〕
麦門冬2.5―6、黄画像95 (1KB)
3―5、羌活2.5―3、独活2.5―3、防風2.5―3、蒼朮2.5―3(白朮も可)、当帰2.5―3、川画像96 (1KB)
2.5―3、白画像97 (1KB)
2.5―3、蔓荊子1.5―2、細辛1、甘草1、藁本1.5、菊花1.5―2、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合1.5―2.5)(藁本、菊花、生姜はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、慢性化した痛みのあるものの次の諸症
顔面痛、頭痛
132 清上防風湯
〔成分・分量〕
荊芥1―1.5、黄連1―1.5、薄荷葉1―1.5、枳実1―1.5、甘草1―1.5、山梔子1.5―3、川画像98 (1KB)
2―3、黄画像99 (1KB)
2―3、連翹2.5―3、白画像100 (1KB)
2.5―3、桔梗2.5―3、防風2.5―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるものの次の諸症
にきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、あかはな(酒さ)
133 清暑益気湯
〔成分・分量〕
人参3―3.5、白朮3―3.5(蒼朮も可)、麦門冬3―3.5、当帰3、黄耆3、陳皮2―3、五味子1―2、黄柏1―2、甘草1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、疲れやすく、食欲不振、ときに口渇などがあるものの次の諸症
暑気あたり、暑さによる食欲不振・下痢、夏痩せ、全身倦怠、慢性疾患による体力低下・食欲不振
134 清心蓮子飲
〔成分・分量〕
蓮肉4―5、麦門冬3―4、茯苓4、人参3―5、車前子3、黄画像101 (1KB)
3、黄耆2―4、地骨皮2―3、甘草1.5―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、胃腸が弱く、全身倦怠感があり、口や舌が乾き、尿が出しぶるものの次の諸症
残尿感、頻尿、排尿痛、尿のにごり、排尿困難、こしけ(おりもの)
135 清肺湯
〔成分・分量〕
黄画像102 (1KB)
2―2.5、桔梗2―2.5、桑白皮2―2.5、杏仁2―2.5、山梔子2―2.5、天門冬2―2.5、貝母2―2.5、陳皮2―2.5、大棗2―2.5、竹茹2―2.5、茯苓3、当帰3、麦門冬3、五味子0.5―1、生姜1、甘草1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、せきが続き、たんが多くて切れにくいものの次の諸症
たんの多く出るせき、気管支炎
136 折衝飲
〔成分・分量〕
牡丹皮3、川画像103 (1KB)
3、芍薬3、桂皮3、桃仁4―5、当帰4―5、延胡索2―2.5、牛膝2―2.5、紅花1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、下腹部痛があるものの次の諸症
月経不順、月経痛、月経困難、神経痛、腰痛、肩こり
137 川画像104 (1KB)
茶調散
〔成分・分量〕
2、羌活2、荊芥2、防風2、薄荷葉2、甘草1.5、細茶1.5、川画像106 (1KB)
3、香附子3―4
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、頭痛があるものの次の諸症
かぜ、血の道症注)、頭痛
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
138 千金鶏鳴散
〔成分・分量〕
大黄1―2、当帰4―5、桃仁4―5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
打撲のはれと痛み
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
139 銭氏白朮散
〔成分・分量〕
白朮4、茯苓4、葛根4、人参3、画像107 (1KB)
香1、木香1、甘草1
〔用法・用量〕
湯
小児の消化不良の効能については小児用量に注意のこと
〔効能・効果〕
体力虚弱で、嘔吐や下痢があり、ときに口渇や発熱があるものの次の諸症
感冒時の嘔吐・下痢、小児の消化不良
140 疎経活血湯
〔成分・分量〕
当帰2―3.5、地黄2―3、川画像108 (1KB)
2―2.5、蒼朮2―3(白朮も可)、茯苓1―2、桃仁2―3、芍薬2.5―4.5、牛膝1.5―3、威霊仙1.5―3、防已1.5―2.5、羌活1.5―2.5、防風1.5―2.5、竜胆1.5―2.5、生姜0.5、陳皮1.5―3、白画像109 (1KB)
1―2.5、甘草1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、痛みがあり、ときにしびれがあるものの次の諸症
関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛
141 蘇子降気湯
〔成分・分量〕
紫蘇子3―5(蘇葉可)、半夏3―5、陳皮2―3、前胡2―3、桂皮2―3、当帰2.5―3、厚朴2―3、大棗1―2、生姜0.5―1又は乾姜0.5―1、甘草1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、足冷えや顔ののぼせがあり、息苦しさのあるものの次の諸症
慢性気管支炎、気管支ぜんそく
142 大黄甘草湯
〔成分・分量〕
大黄4―10、甘草1―5
〔用法・用量〕
(1) 散:1回0.75―1.5g 1日1―2回
(2) 湯
〔効能・効果〕
便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満・腸内異常醗酵・痔などの症状の緩和
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
143 大黄牡丹皮湯
〔成分・分量〕
大黄1―5、牡丹皮1―4、桃仁2―4、芒硝3.6―4、冬瓜子2―6
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、下腹部痛があって、便秘しがちなものの次の諸症
月経不順、月経困難、月経痛、便秘、痔疾
144 大建中湯
〔成分・分量〕
山椒1―2、人参2―3、乾姜3―5、膠飴20―64
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、腹が冷えて痛むものの次の諸症
下腹部痛、腹部膨満感
145 大柴胡湯
〔成分・分量〕
柴胡6―8、半夏2.5―8、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合4―5)、黄画像110 (1KB)
3、芍薬3、大棗3―4、枳実2―3、大黄1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの次の諸症
胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症
146 大柴胡湯去大黄
〔成分・分量〕
柴胡6―8、半夏3―8、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合4―5)、黄画像111 (1KB)
3―6、芍薬3、大棗3、枳実2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しいものの次の諸症
胃炎、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛、神経症
147 大半夏湯
〔成分・分量〕
半夏7、人参3、ハチミツ20
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、みぞおちがつかえた感じがあるものの次の諸症
嘔吐、むかつき、はきけ、悪心
148 竹茹温胆湯
〔成分・分量〕
柴胡3―6、竹茹3、茯苓3、麦門冬3―4、陳皮2―3、枳実1―3、黄連1―4.5、甘草1、半夏3―5、香附子2―2.5、生姜1、桔梗2―3、人参1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度のものの次の諸症
かぜ、インフルエンザ、肺炎などの回復期に熱が長びいたり、また平熱になっても、気分がさっぱりせず、せきやたんが多くて安眠が出来ないもの
149 治打撲一方
〔成分・分量〕
3、樸画像113 (1KB)
(又は桜皮)3、川骨3、桂皮3、甘草1.5、丁子1―1.5、大黄1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、はれ、痛みがあるものの次の諸症
打撲、捻挫
150 治頭瘡一方
〔成分・分量〕
連翹3―4、蒼朮3―4、川画像114 (1KB)
3、防風2―3、忍冬2―3、荊芥1―4、甘草0.5―1.5、紅花0.5―2、大黄0.5―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上のものの顔面、頭部などの皮膚疾患で、ときにかゆみ、分泌物などがあるものの次の諸症
湿疹・皮膚炎、乳幼児の湿疹・皮膚炎
151 治頭瘡一方去大黄
〔成分・分量〕
連翹3、蒼朮3、川画像115 (1KB)
3、防風2、忍冬2、荊芥1、甘草1、紅花1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、下痢傾向があるものの顔面、頭部などの皮膚疾患で、ときにかゆみ、分泌物などがあるものの次の諸症
湿疹・皮膚炎、乳幼児の湿疹・皮膚炎
152 中黄膏
〔成分・分量〕
ゴマ油1,000mL、黄蝋380、欝金40、黄柏20
〔用法・用量〕
外用
〔効能・効果〕
急性化膿性皮膚疾患(はれもの)の初期、うち身、捻挫
153 調胃承気湯
〔成分・分量〕
大黄2―6.4、芒硝1―6.5、甘草1―3.2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度なものの次の諸症
便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満、腸内異常醗酵・痔などの症状の緩和
154 丁香柿蒂湯
〔成分・分量〕
柿蒂3、桂皮3、半夏3、陳皮3、丁子1、良姜1、木香1、沈香1、茴香1、画像116 (1KB)
香1、厚朴1、縮砂1、甘草1、乳香1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下のものの次の諸症
しゃっくり、胃腸虚弱
155 釣藤散
〔成分・分量〕
釣藤鈎3、橘皮3(陳皮も可)、半夏3、麦門冬3、茯苓3、人参2―3、防風2―3、菊花2―3、甘草1、生姜1、石膏5―7
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの次の諸症
慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるもの
156 猪苓湯
〔成分・分量〕
猪苓3―5、茯苓3―5、滑石3―5、沢瀉3―5、阿膠3―5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、排尿異常があり、ときに口が渇くものの次の諸症
排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみ
157 猪苓湯合四物湯
〔成分・分量〕
当帰3、芍薬3、川画像117 (1KB)
3、地黄3、猪苓3、茯苓3、滑石3、沢瀉3、阿膠3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力に関わらず使用でき、皮膚が乾燥し、色つやが悪く、胃腸障害のない人で、排尿異常があり口が渇くものの次の諸症
排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿
158 通導散
〔成分・分量〕
当帰3、大黄3、芒硝3―4、枳実(枳殻でも可)2―3、厚朴2、陳皮2、木通2、紅花2―3、蘇木2、甘草2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、下腹部に圧痛があって便秘しがちなものの次の諸症
月経不順、月経痛、更年期障害、腰痛、便秘、打ち身(打撲)、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)
159 桃核承気湯
〔成分・分量〕
桃仁5、桂皮4、大黄3、芒硝2、甘草1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの次の諸症
月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲症
160 当帰飲子
〔成分・分量〕
当帰5、芍薬3、川画像118 (1KB)
3、画像119 (1KB)
梨子3、防風3、地黄4、荊芥1.5、黄耆1.5、何首烏2、甘草1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの次の諸症
湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、かゆみ
161 当帰建中湯
〔成分・分量〕
当帰4、桂皮3―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合4)、大棗3―4、芍薬5―7.5、甘草2―2.5、膠飴20(膠飴はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、疲労しやすく血色のすぐれないものの次の諸症
月経痛、月経困難症、月経不順、腹痛、下腹部痛、腰痛、痔、脱肛の痛み、病後・術後の体力低下
162 当帰散
〔成分・分量〕
当帰2―3、芍薬2―3、川画像120 (1KB)
2―3、黄画像121 (1KB)
2―3、白朮1―1.5(蒼朮も可)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下のものの次の諸症
産前産後の障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)
163 当帰四逆湯
〔成分・分量〕
当帰1.8―4、桂皮1.8―4、芍薬1.8―4、木通2―3、大棗1.8―6.5、細辛1.8―3、甘草1.2―2.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、手足が冷えて下腹部が痛くなりやすいものの次の諸症
しもやけ、下腹部痛、腰痛、下痢、月経痛、冷え症
164 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
〔成分・分量〕
当帰3―4、桂皮3―4、芍薬3―4、木通1.5―3、細辛2―3、甘草1.5―2、大棗4―6.5、呉茱萸1―6、生姜0.5―2(ヒネショウガを使用する場合4―8)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの次の諸症
冷え症、しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛、下痢、月経痛
165 当帰芍薬散
〔成分・分量〕
当帰3―3.9、川画像122 (1KB)
3、芍薬4―16、茯苓4―5、白朮4―5(蒼朮も可)、沢瀉4―12
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1―2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り
166 当帰湯
〔成分・分量〕
当帰5、半夏5、芍薬3、厚朴3、桂皮3、人参3、乾姜1.5、黄耆1.5、山椒1.5、甘草1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、背中に冷感があり、腹部膨満感や腹痛・胸背部痛のあるものの次の諸症
胸痛、腹痛、胃炎
167 当帰貝母苦参丸料
〔成分・分量〕
当帰3、貝母3、苦参3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下のものの次の諸症
小便がしぶって出にくいもの、排尿困難
168 独活葛根湯
〔成分・分量〕
葛根5、桂皮3、芍薬3、麻黄2、独活2、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合1―2)、地黄4、大棗1―2、甘草1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度又はやや虚弱なものの次の諸症
四十肩、五十肩、寝ちがえ、肩こり
169 独活湯
〔成分・分量〕
独活2、羌活2、防風2、桂皮2、大黄2、沢瀉2、当帰3、桃仁3、連翹3、防已5、黄柏5、甘草1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度なものの次の諸症
腰痛、手足の屈伸痛
170 二朮湯
〔成分・分量〕
白朮1.5―2.5、茯苓1.5―2.5、陳皮1.5―2.5、天南星1.5―2.5、香附子1.5―2.5、黄画像123 (1KB)
1.5―2.5、威霊仙1.5―2.5、羌活1.5―2.5、半夏2―4、蒼朮1.5―3、甘草1―1.5、生姜0.6―1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、肩や上腕などに痛みがあるものの次の諸症
四十肩、五十肩
171 二陳湯
〔成分・分量〕
半夏5―7、茯苓3.5―5、陳皮3.5―4、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合2―3)、甘草1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、悪心、嘔吐があるものの次の諸症
悪心、嘔吐、胃部不快感、慢性胃炎、二日酔
172 女神散(安栄湯)
〔成分・分量〕
当帰3―4、川画像124 (1KB)
3、白朮3(蒼朮も可)、香附子3―4、桂皮2―3、黄画像125 (1KB)
2―4、人参1.5―2、檳榔子2―4、黄連1―2、木香1―2、丁子0.5―1、甘草1―1.5、大黄0.5―1(大黄はなくても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、のぼせとめまいのあるものの次の諸症
産前産後の神経症、月経不順、血の道症注)、更年期障害、神経症
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
173 人参湯(理中丸)
〔成分・分量〕
人参3、甘草3、白朮3(蒼朮も可)、乾姜2―3
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2―3g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、疲れやすくて手足などが冷えやすいものの次の諸症
胃腸虚弱、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、急・慢性胃炎
174 人参養栄湯
〔成分・分量〕
人参3、当帰4、芍薬2―4、地黄4、白朮4(蒼朮も可)、茯苓4、桂皮2―2.5、黄耆1.5―2.5、陳皮(橘皮も可)2―2.5、遠志1―2、五味子1―1.5、甘草1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱なものの次の諸症
病後・術後などの体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血
175 排膿散
〔成分・分量〕
枳実3―10、芍薬3―6、桔梗1.5―2、卵黄1個(卵黄はない場合も可)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回1.5―4g 1日1―2回
(2) 湯(卵黄ははぶくのが普通)
生薬を細末とし1回量2―3gに卵黄を加えて、よく攪拌し白湯にて服す。1日1―2回頓服として用いる。
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、患部が化膿するものの次の諸症
化膿性皮膚疾患の初期又は軽いもの、歯肉炎、扁桃炎
《備考》
排膿散の湯液剤は排膿湯の処方と区別するため排膿散料と称する。
176 排膿湯
〔成分・分量〕
甘草1.5―3、桔梗1.5―5、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合1―3)、大棗2.5―6
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、患部が化膿するものの次の諸症
化膿性皮膚疾患・歯肉炎・扁桃炎の初期または軽いもの
177 麦門冬湯
〔成分・分量〕
麦門冬8―10、半夏5、粳米5―10、大棗2―3、人参2、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、たんが切れにくく、ときに強くせきこみ、又は咽頭の乾燥感があるものの次の諸症
からぜき、気管支炎、気管支ぜんそく、咽頭炎、しわがれ声
178 八味地黄丸
〔成分・分量〕
地黄5、6―8、山茱萸3、3―4、山薬3、3―4、沢瀉3、3、茯苓3、3、牡丹皮3、3、桂皮1、1、加工ブシ0.5―1、0.5―1
(成分および分量中、左側の数字は湯、右側は散)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの次の諸症
下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れ
179 半夏厚朴湯
〔成分・分量〕
半夏6―8、茯苓5、厚朴3、蘇葉2―3、生姜1―2(ヒネショウガを使用する場合2―4)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症
不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感
180 半夏瀉心湯
〔成分・分量〕
半夏4―6、黄画像126 (1KB)
2.5―3、乾姜2―3、人参2.5―3、甘草2.5―3、大棗2.5―3、黄連1
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症
急・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症
181 半夏白朮天麻湯
〔成分・分量〕
半夏3、白朮1.5―3、陳皮3、茯苓3、麦芽1.5―2、天麻2、生姜0.5―2(ヒネショウガを使用する場合2―4)、神麹1.5―2、黄耆1.5―2、人参1.5―2、沢瀉1.5―2、黄柏1、乾姜0.5―1(神麹のない場合も可)(蒼朮2―3を加えても可)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、胃腸が弱く下肢が冷えるものの次の諸症
頭痛、頭重、立ちくらみ、めまい、蓄膿症(副鼻腔炎)
182 白虎湯
〔成分・分量〕
知母5―6、粳米8―10、石膏15―16、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、熱感、口渇があるものの次の諸症
のどの渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ
183 白虎加桂枝湯
〔成分・分量〕
知母5―6、粳米8―10、石膏15―16、甘草2、桂皮3―4
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、熱感、口渇、のぼせがあるものの次の諸症
のどの渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ
184 白虎加人参湯
〔成分・分量〕
知母5―6、石膏15―16、甘草2、粳米8―20、人参1.5―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、熱感と口渇が強いものの次の諸症
のどの渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ
185 不換金正気散
〔成分・分量〕
蒼朮4(白朮も可)、厚朴3、陳皮3、大棗1―3、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合2―3)、半夏6、甘草1.5、画像127 (1KB)
香1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、胃がもたれて食欲がなく、ときにはきけがあるものの次の諸症
急・慢性胃炎、胃腸虚弱、消化不良、食欲不振、消化器症状のある感冒
186 伏竜肝湯
〔成分・分量〕
伏竜肝4―10、ヒネショウガ5―8(生姜を使用する場合1.5―3)、半夏6―8、茯苓3―5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
つわり、悪心、嘔吐
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
187 茯苓飲
〔成分・分量〕
茯苓2.4―5、白朮2.4―4(蒼朮も可)、人参2.4―3、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、陳皮2.5―3、枳実1―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、はきけや胸やけ、上腹部膨満感があり尿量減少するものの次の諸症
胃炎、神経性胃炎、胃腸虚弱、胸やけ
188 茯苓飲加半夏
〔成分・分量〕
茯苓5、白朮4(蒼朮も可)、人参3、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3―4)、陳皮3、枳実1.5、半夏4
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、はきけや胸やけが強く、上腹部膨満感があり尿量減少するものの次の諸症
胃炎、神経性胃炎、胃腸虚弱、胸やけ
189 茯苓飲合半夏厚朴湯
〔成分・分量〕
茯苓4―6、白朮3―4(蒼朮も可)、人参3、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合4―5)、陳皮3、枳実1.5―2、半夏6―10、厚朴3、蘇葉2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、気分がふさいで咽喉食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気、胸やけ、上腹部膨満感などがあり、尿量減少するものの次の諸症
不安神経症、神経性胃炎、つわり、胸やけ、胃炎、しわがれ声、のどのつかえ感
190 茯苓沢瀉湯
〔成分・分量〕
茯苓4―8、沢瀉2.4―4、白朮1.8―3(蒼朮も可)、桂皮1.2―2、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合2.4―4)、甘草1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、胃のもたれ、悪心、嘔吐のいずれかがあり、渇きを覚えるものの次の諸症
胃炎、胃腸虚弱
191 分消湯(実脾飲)
〔成分・分量〕
白朮2.5―3、蒼朮2.5―3、茯苓2.5―3、陳皮2―3、厚朴2―3、香附子2―2.5、猪苓2―2.5、沢瀉2―2.5、枳実(枳殻)1―3、大腹皮1―2.5、縮砂1―2、木香1、生姜1、燈心草1―2
(但し、枳殻を用いる場合は実脾飲とする)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、尿量が少なくて、ときにみぞおちがつかえて便秘の傾向のあるものの次の諸症
むくみ、排尿困難、腹部膨満感
192 平胃散
〔成分・分量〕
蒼朮4―6(白朮も可)、厚朴3―4.5、陳皮3―4.5、大棗2―3、甘草1―1.5、生姜0.5―1
〔用法・用量〕
原則として湯
(1) 散:1回2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、胃がもたれて消化が悪く、ときにはきけ、食後に腹が鳴って下痢の傾向のある次の諸症
食べ過ぎによる胃のもたれ、急・慢性胃炎、消化不良、食欲不振
193 防已黄耆湯
〔成分・分量〕
防已4―5、黄耆5、白朮3(蒼朮も可)、生姜1―1.5(ヒネショウガを使用する場合3)、大棗3―4、甘草1.5―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症
肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)
194 防已茯苓湯
〔成分・分量〕
防已2.4―3、黄耆2.4―3、桂皮2.4―3、茯苓4―6、甘草1.5―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、手足のむくみや冷えやすい傾向のあるものの次の諸症
手足の疼痛・しびれ感、むくみ、めまい、慢性下痢
195 防風通聖散
〔成分・分量〕
当帰1.2―1.5、芍薬1.2―1.5、川画像128 (1KB)
1.2―1.5、山梔子1.2―1.5、連翹1.2―1.5、薄荷葉1.2―1.5、生姜0.3―0.5(ヒネショウガを使用する場合1.2―1.5)、荊芥1.2―1.5、防風1.2―1.5、麻黄1.2―1.5、大黄1.5、芒硝1.5、白朮2、桔梗2、黄画像129 (1KB)
2、甘草2、石膏2、滑石3(白朮のない場合も可)
〔用法・用量〕
原則として湯
(1) 散:1回2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症
高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症
196 補気健中湯(補気建中湯)
〔成分・分量〕
白朮3―5、蒼朮2.5―3.5、茯苓3―5、陳皮2.5―3.5、人参1.5―4、黄画像130 (1KB)
2―3、厚朴2、沢瀉2―4、麦門冬2―8
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、胃腸が弱いものの次の諸症
腹部膨満感、むくみ
197 補中益気湯
〔成分・分量〕
人参3―4、白朮3―4(蒼朮も可)、黄耆3―4.5、当帰3、陳皮2―3、大棗1.5―3、柴胡1―2、甘草1―2、生姜0.5、升麻0.5―2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症
虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒
198 補肺湯
〔成分・分量〕
麦門冬4、五味子3、桂皮3、大棗3、粳米3、桑白皮3、画像131 (1KB)
冬花2、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合2―3)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下のものの次の諸症
せき、しわがれ声
199 麻黄湯
〔成分・分量〕
麻黄3―5、桂皮2―4、杏仁4―5、甘草1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力充実して、かぜのひきはじめで、さむけがして発熱、頭痛があり、せきが出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの次の諸症
感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまり
(使用上の注意:身体虚弱の人は使用しないこと)
200 麻杏甘石湯
〔成分・分量〕
麻黄4、杏仁4、甘草2、石膏10
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、せきが出て、ときにのどが渇くものの次の諸症
せき、小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎、感冒、痔の痛み
201 麻杏画像132 (1KB)
甘湯
〔成分・分量〕
麻黄4、杏仁3、画像133 (1KB)
苡仁10、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度なものの次の諸症
関節痛、神経痛、筋肉痛、いぼ、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)
202 麻子仁丸
〔成分・分量〕
麻子仁4―5、芍薬2、枳実2、厚朴2―2.5、大黄3.5―4、杏仁2―2.5 (甘草1.5を加えても可)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2―3g 1日1―3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの次の諸症
便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満・腸内異常醗酵・痔などの症状の緩和
203 楊柏散
〔成分・分量〕
楊梅皮2、黄柏2、犬山椒1
〔用法・用量〕
外用である。細末を混和し、うすい酢又は水で泥状として患部に塗る。
〔効能・効果〕
捻挫、打撲
204 画像134 (1KB)
苡仁湯
〔成分・分量〕
麻黄4、当帰4、蒼朮4(白朮も可)、画像135 (1KB)
苡仁8―10、桂皮3、芍薬3、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度で、関節や筋肉のはれや痛みがあるものの次の諸症
関節痛、筋肉痛、神経痛
205 抑肝散
〔成分・分量〕
当帰3、釣藤鈎3、川画像136 (1KB)
3、白朮4(蒼朮も可)、茯苓4、柴胡2―5、甘草1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症
神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、歯ぎしり、更年期障害、血の道症注)
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
206 抑肝散加陳皮半夏
〔成分・分量〕
当帰3、釣藤鈎3、川画像137 (1KB)
3、白朮4(蒼朮も可)、茯苓4、柴胡2―5、甘草1.5、陳皮3、半夏5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度をめやすとして、やや消化器が弱く、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症
神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、更年期障害、血の道症注)、歯ぎしり
《備考》
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
207 六君子湯
〔成分・分量〕
人参2―4、白朮3―4(蒼朮も可)、茯苓3―4、半夏3―4、陳皮2―4、大棗2、甘草1―1.5、生姜0.5―1(ヒネショウガを使用する場合1―2)
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症
胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
208 立効散
〔成分・分量〕
細辛1.5―2、升麻1.5―2、防風2―3、甘草1.5―2、竜胆1―1.5
〔用法・用量〕
湯(口に含んでゆっくり飲む)
〔効能・効果〕
歯痛、抜歯後の疼痛
《備考》
注)体力に関わらず、使用できる。
【注)表記については、効能・効果欄に記載するのではなく、〈効能・効果に関連する注意〉として記載する。】
209 竜胆瀉肝湯
〔成分・分量〕
当帰5、地黄5、木通5、黄画像138 (1KB)
3、沢瀉3、車前子3、竜胆1―1.5、山梔子1―1.5、甘草1―1.5
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの次の諸症
排尿痛、残尿感、尿のにごり、こしけ(おりもの)、頻尿
210 苓姜朮甘湯
〔成分・分量〕
茯苓4―6、乾姜3―4、白朮2―3(蒼朮も可)、甘草2
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、腰から下肢に冷えと痛みがあって、尿量が多いものの次の諸症
腰痛、腰の冷え、夜尿症、神経痛
211 苓桂甘棗湯
〔成分・分量〕
茯苓4―8、桂皮4、大棗4、甘草2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、のぼせや動悸があり神経がたかぶるものの次の諸症
動悸、精神不安
212 苓桂朮甘湯
〔成分・分量〕
茯苓4―6、白朮2―4(蒼朮も可)、桂皮3―4、甘草2―3
〔用法・用量〕
湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症
立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏
213 六味丸(六味地黄丸)
〔成分・分量〕
地黄5―6、4―8、山茱萸3、3―4、山薬3、3―4、沢瀉3、3、茯苓3、3、牡丹皮3、3
(左側の数字は湯、右側は散)
〔用法・用量〕
(1) 散:1回2g 1日3回
(2) 湯
〔効能・効果〕
体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの次の諸症
排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、かゆみ、夜尿症、しびれ
