添付一覧
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
100mg(力価)/g |
15分 |
85%以上 |
クレマスチンフマル酸塩散
Clemastine Fumarate Powder
溶出性〈6.10〉 本品の表示量に従いクレマスチン(C21H26ClNO)約1mgに対応する量を精密に量り,試験液に水900mLを用い,パドル法により,毎分50回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.5μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液5mLを正確に量り,移動相を加えて正確に10mLとし,試料溶液とする.別に,クレマスチンフマル酸塩標準品を105℃で4時間乾燥し,その約30mgを精密に量り,水に溶かし,正確に100mLとする.この液5mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとする.更にこの液10mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとする.この液5mLを正確に量り,移動相を加えて正確に10mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液50μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のクレマスチンのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
クレマスチン(C21H26ClNO)の表示量に対する溶出率(%)=(WS/WT)×(AT/AS)×(1/C)×(9/2)×0.748
WS:クレマスチンフマル酸塩標準品の秤取量(mg)
WT:本品の秤取量(g)
C:1g中のクレマスチン(C21H26ClNO)の表示量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:220nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:リン酸二水素カリウム9.0g及び1―オクタンスルホン酸ナトリウム2.0gを水1100mLに溶かした液に,アセトニトリル900mLを加えた後,リン酸でpH4.0に調整する.
流量:クレマスチンの保持時間が約5分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液50μLにつき,上記の条件で操作するとき,クレマスチンのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ3000段以上,2.0以下である.
システムの再現性:標準溶液50μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,クレマスチンのピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.
溶出規格
表示量* |
規定時間 |
溶出率 |
1mg/g |
15分 |
80%以上 |
10mg/g |
15分 |
80%以上 |
*クレマスチンとして
クレマスチンフマル酸塩標準品 クレマスチンフマル酸塩(日局).ただし,乾燥したものを定量するとき,クレマスチンフマル酸塩(C21H26ClNO・C4H4O4)99.0%以上を含む.
クレマスチンフマル酸塩錠
Clemastine Fumarate Tablets
溶出性〈6.10〉 本品1個をとり,試験液に水900mLを用い,パドル法により,毎分50回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.5μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液VmLを正確に量り,表示量に従い1mL中にクレマスチン(C21H26ClNO)約0.56μgを含む液となるように移動相を加えて正確にV'mLとし,試料溶液とする.別に,クレマスチンフマル酸塩標準品を105℃で4時間乾燥し,その約30mgを精密に量り,水に溶かし,正確に100mLとする.この液5mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとする.更にこの液10mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとする.この液5mLを正確に量り,移動相を加えて正確に10mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液50μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のクレマスチンのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
クレマスチン(C21H26ClNO)の表示量に対する溶出率(%)=WS×(AT/AS)×(V'/V)×(1/C)×(9/4)×0.748
WS:クレマスチンフマル酸塩標準品の秤取量(mg)
C:1錠中のクレマスチン(C21H26ClNO)の表示量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:220nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:リン酸二水素カリウム9.0g及び1―オクタンスルホン酸ナトリウム2.0gを水1100mLに溶かした液に,アセトニトリル900mLを加えた後,リン酸でpH4.0に調整する.
流量:クレマスチンの保持時間が約5分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液50μLにつき,上記の条件で操作するとき,クレマスチンのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ3000段以上,2.0以下である.
システムの再現性:標準溶液50μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,クレマスチンのピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.
溶出規格
表示量* |
規定時間 |
溶出率 |
1mg |
30分 |
80%以上 |
*クレマスチンとして
クレマスチンフマル酸塩標準品 クレマスチンフマル酸塩(日局).ただし,乾燥したものを定量するとき,クレマスチンフマル酸塩(C21H26ClNO・C4H4O4)99.0%以上を含む.
クレマスチンフマル酸塩ドライシロップ
Clemastine Fumarate Dry Syrup
溶出性〈6.10〉 本品の表示量に従いクレマスチン(C21H26ClNO)約1mgに対応する量を精密に量り,試験液に水900mLを用い,パドル法により,毎分50回転で試験を行う.溶出試験を開始し,15分後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液5mLを正確に量り,移動相を加えて正確に10mLとして,試料溶液とする.別にクレマスチンフマル酸塩標準品を105℃で4時間乾燥し,その約30mgを精密に量り,水に溶かし,正確に100mLとする.この液5mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとする.更にこの液10mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとする.この液5mLを正確に量り,移動相を加えて正確に10mLとして,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液50μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のクレマスチンのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
クレマスチン(C21H26ClNO)の表示量に対する溶出率(%)=(WS/WT)×(AT/AS)×(1/C)×(9/2)×0.748
WS:クレマスチンフマル酸塩標準品の秤取量(mg)
WT:本品の秤取量(g)
C:1g中のクレマスチン(C21H26ClNO)の表示量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:220nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレスカラム管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:リン酸二水素カリウム9.0g及び1―オクタンスルホン酸ナトリウム2.0gを水1100mLに溶かした液に,アセトニトリル900mLを加えた後,リン酸でpH4.0に調整する.
流量:クレマスチンの保持時間が約5分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液50μLにつき,上記の条件で操作するとき,クレマスチンのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ3000段以上,2.0以下である.
システムの再現性:標準溶液50μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,クレマスチンのピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.
溶出規格
表示量* |
規定時間 |
溶出率 |
1mg/g |
15分 |
80%以上 |
*クレマスチンとして
クレマスチンフマル酸塩標準品 クレマスチンフマル酸塩(日局).ただし乾燥したものを定量するとき,クレマスチンフマル酸塩(C21H26ClNO・C4H4O4)99.0%以上を含む.
カルピプラミン塩酸塩錠
Carpipramine Hydrochloride Tablets
溶出性〈6.10〉 本品1個をとり,試験液に溶出試験第2液900mLを用い,パドル法により,毎分75回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液VmLを正確に量り,表示量に従い1mL中にカルピプラミン塩酸塩(C28H38N4O・2HCl)約27μgを含む液になるように溶出試験第2液を加えて正確にV'mLとする.別にカルピプラミン塩酸塩標準品を酸化リン(V)を乾燥剤とし,105℃で恒量になるまで減圧乾燥し,その約28mgを精密に量り,水に溶かし,正確に50mLとする.この液5mLを正確に量り,溶出試験第2液を加えて正確に100mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液につき,溶出試験第2液を対照とし,紫外可視吸光度測定法〈2.24〉により試験を行い,波長250nmにおける吸光度AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
カルピプラミン塩酸塩(C28H38N4O・2HCl)の表示量に対する溶出率(%)=WS×(AT/AS)×(V'/V)×(1/C)×90
WS:カルピプラミン塩酸塩標準品の秤取量(mg)
C:1錠中のカルピプラミン塩酸塩(C28H38N4O・2HCl)の表示量(mg)
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
24.16mg |
45分 |
70%以上 |
48.32mg |
60分 |
80%以上 |
カルピプラミン塩酸塩標準品 「カルピプラミン塩酸塩」.ただし,乾燥したものを定量するとき,カルピプラミン塩酸塩(C28H38N4O・2HCl)99.0%以上を含む.
リファンピシンカプセル
Rifampicin Capsules
溶出性〈6.10〉 本品1個をとり,試験液に水900mLを用い,パドル法(ただし,シンカーを用いる)により,毎分75回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液VmLを正確に量り,表示量に従い1mL中にリファンピシン(C43H58N4O12)約17μg(力価)を含む液となるように水を加えて正確にV'mLとし,試料溶液とする.別にリファンピシン標準品約17mg(力価)に対応する量を精密に量り,メタノール5mLに溶かし,水を加えて正確に100mLとする.この液2mLを正確に量り,水を加えて正確に20mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液につき,水を対照とし,紫外可視吸光度測定法〈2.24〉により試験を行い,波長334nmにおける吸光度AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
リファンピシン(C43H58N4O12)の表示量に対する溶出率(%)=Ws×(AT/AS)×(V'/V)×(1/C)×90
Ws:リファンピシン標準品の秤取量[mg(力価)]
C:1カプセル中のリファンピシン(C43H58N4O12)の表示量[mg(力価)]
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
150mg(力価) |
45分 |
80%以上 |
リファンピシン標準品 リファンピシン(日局).
クロルマジノン酢酸エステル錠
Chlormadinone Acetate Tablets
溶出性〈6.10〉 本品1個をとり,試験液にラウリル硫酸ナトリウム溶液(1→250)900mLを用い,パドル法により,毎分50回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液VmLを正確に量り,表示量に従い1mL中にクロルマジノン酢酸エステル(C23H29ClO4)約2.2μgを含む液となるようにラウリル硫酸ナトリウム溶液(1→250)を加えて正確にV'mLとし,試料溶液とする.別にクロルマジノン酢酸エステル標準品を酸化リン(V)を乾燥剤として4時間減圧乾燥し,その約22mgを精密に量り,エタノール(99.5)に溶かし,正確に100mLとする.この液2mLを正確に量り,ラウリル硫酸ナトリウム溶液(1→250)を加えて正確に200mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液20μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のクロルマジノン酢酸エステルのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
クロルマジノン酢酸エステル(C23H29ClO4)の表示量に対する溶出率(%)=WS×(AT/AS)×(V'/V)×(1/C)×9
WS:クロルマジノン酢酸エステル標準品の秤取量(mg)
C:1錠中のクロルマジノン酢酸エステル(C23H29ClO4)の表示量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:285nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相:アセトニトリル/水混液(11:9)
流量:クロルマジノン酢酸エステルの保持時間が約10分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液20μLにつき,上記の条件で操作するとき,クロルマジノン酢酸エステルのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ4000段以上,2.0以下である.
システムの再現性:標準溶液20μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,クロルマジノン酢酸エステルのピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
2mg |
45分 |
85%以上 |
25mg |
90分 |
75%以上 |
ノルエチステロン錠
Norethisterone Tablets
溶出性〈6.10〉 本品1個をとり,試験液に水900mLを用い,パドル法により,毎分100回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液VmLを正確に量り,表示量に従い1mL中にノルエチステロン(C20H26O2)約5.6μgを含む液となるように水を加えて正確にV'mLとし,試料溶液とする.別にノルエチステロン標準品をシリカゲルを乾燥剤として4時間減圧乾燥し,その約28mgを精密に量り,エタノール(99.5)に溶かし,正確に100mLとする.この液2mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液につき,水を対照とし,紫外可視吸光度測定法〈2.24〉により試験を行い,波長248nmにおける吸光度AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
ノルエチステロン(C20H26O2)の表示量に対する溶出率(%)=WS×(AT/AS)×(V'/V)×(1/C)×18
WS:ノルエチステロン標準品の秤取量(mg)
C:1錠中のノルエチステロン(C20H26O2)の表示量(mg)
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
5mg |
3時間 |
70%以上 |
ノルエチステロン標準品 ノルエチステロン(日局).ただし,乾燥したものを定量するとき,ノルエチステロン(C20H26O2)99.0%以上を含むもの.
ノルエチステロン・メストラノール錠
Norethisterone and Mestranol Tablets
溶出性〈6.10〉 本品1個をとり,試験液にポリソルベート80 1gに水を加えて1000mLとした液900mLを用い,パドル法により,毎分100回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液VmLを正確に量り,表示量に従い1mL中にノルエチステロン(C20H26O2)約1.1μg及びメストラノール(C21H26O2)約56ngを含む液となるようにポリソルベート80 1gに水を加えて1000mLとした液を加えて正確にV'mLとし,試料溶液とする.別にノルエチステロン標準品をシリカゲルを乾燥剤として4時間減圧乾燥し,その約22mgを精密に量り,メタノールに溶かし,正確に200mLとし,標準原液(1)とする.また,メストラノール標準品を105℃で3時間乾燥し,その約28mgを精密に量り,メタノールに溶かし,正確に100mLとする.この液2mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に100mLとし,標準原液(2)とする.標準原液(1)及び標準原液(2)2mLずつを正確に量り,ポリソルベート80 1gに水を加えて1000mLとした液を加えて正確に200mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液100μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のノルエチステロンのピーク面積ATa及びASa並びにメストラノールのピーク面積ATb及びASbを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
ノルエチステロン(C20H26O2)の表示量に対する溶出率(%)=WSa×(ATa/ASa)×(V'/V)×(1/Ca)×9/2
メストラノール(C21H26O2)の表示量に対する溶出率(%)=WSb×(ATb/ASb)×(V'/V)×(1/Cb)×9/50
WSa:ノルエチステロン標準品の秤取量(mg)
WSb:メストラノール標準品の秤取量(mg)
Ca:1錠中のノルエチステロン(C20H26O2)の表示量(mg)
Cb:1錠中のメストラノール(C21H26O2)の表示量(mg)
試験条件
検出器:ノルエチステロン 紫外吸光光度計(測定波長:244nm)メストラノール 蛍光光度計(測定波長:励起波長281nm,蛍光波長302nm)
カラム:内径4mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相:アセトニトリル/水混液(3:2)
流量:ノルエチステロンの保持時間が約3分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液100μLにつき,上記の条件で操作するとき,ノルエチステロンのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ2000段以上,2.0以下であり,メストラノールのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ3000段以上,1.5以下である.
システムの再現性:標準溶液100μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,ノルエチステロン及びメストラノールのピーク面積の相対標準偏差はそれぞれ2.0%以下及び3.0%以下である.
溶出規格
|
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
ノルエチステロン |
1mg |
90分 |
75%以上 |
メストラノール |
0.05mg |
|
80%以上 |
ノルエチステロン |
2mg |
3時間 |
70%以上 |
メストラノール |
0.1mg |
|
80%以上 |
ノルエチステロン標準品 ノルエチステロン(日局).ただし,乾燥したものを定量するとき,ノルエチステロン(C20H26O2)99.0%以上を含むもの.
ノルエチステロン5mg・メストラノール0.05mg錠
Norethisterone 5mg and Mestranol 0.05mg Tablets
溶出性〈6.10〉 本品1個をとり,試験液にポリソルベート80 1gに水を加えて1000mLとした液900mLを用い,パドル法により,毎分100回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液を試料溶液とする.別にノルエチステロン標準品をシリカゲルを乾燥剤として4時間減圧乾燥し,その約28mgを精密に量り,メタノールに溶かし,正確に50mLとし,標準原液(1)とする.また,メストラノール標準品を105℃で3時間乾燥し,その約28mgを精密に量り,メタノールに溶かし,正確に100mLとする.この液2mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に100mLとし,標準原液(2)とする.標準原液(1)及び標準原液(2)2mLずつを正確に量り,ポリソルベート80 1gに水を加えて1000mLとした液を加えて正確に200mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液100μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のノルエチステロンのピーク面積ATa及びASa並びにメストラノールのピーク面積ATb及びASbを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
ノルエチステロン(C20H26O2)の表示量に対する溶出率(%)=WSa×(ATa/ASa)×(1/Ca)×18
メストラノール(C21H26O2)の表示量に対する溶出率(%)=WSb×(ATb/ASb)×(1/Cb)×9/50
WSa:ノルエチステロン標準品の秤取量(mg)
WSb:メストラノール標準品の秤取量(mg)
Ca:1錠中のノルエチステロン(C20H26O2)の表示量(mg)
Cb:1錠中のメストラノール(C21H26O2)の表示量(mg)
試験条件
検出器:ノルエチステロン 紫外吸光光度計(測定波長:244nm)メストラノール 蛍光光度計(測定波長:励起波長281nm,蛍光波長302nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:25℃付近の一定温度
移動相:アセトニトリル/水混液(3:2)
流量:ノルエチステロンの保持時間が約3分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液100μLにつき,上記の条件で操作するとき,ノルエチステロン及びメストラノールのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ3000段以上,2.0以下及び3000段以上,1.5以下である.
システムの再現性:標準溶液100μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,ノルエチステロン及びメストラノールのピーク面積の相対標準偏差はそれぞれ2.0%以下及び3.0%以下である.
溶出規格
|
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
ノルエチステロン |
5mg |
45分 |
70%以上 |
メストラノール |
0.05mg |
45分 |
70%以上 |
ノルエチステロン標準品 ノルエチステロン(日局).ただし,乾燥したものを定量するとき,ノルエチステロン(C20H26O2)99.0%以上を含むもの.