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○マタニティマークをとおした「妊産婦にやさしい環境づくり」の推進について

(平成18年3月16日)

(雇児発第0316001号)

(各都道府県・各政令市・各特別区母子保健主管部(局)長あて厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知)

21世紀の母子保健分野の国民運動計画である「健やか親子21」では、その課題の一つに「妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保」を挙げている。この課題の達成のためには、妊産婦に対して理解のある地域環境や職場環境の実現、受動喫煙の防止、各種交通機関における優先的な席の確保等について、国民、関係機関、企業、地方公共団体、国がそれぞれの立場から取り組むことが重要である。

とりわけ、各種交通機関における優先的な席の確保については、優先席のマークなどにおなかの大きな妊婦のマークが使われているが、妊娠初期などには外見からは妊娠していることが分かりづらいことから、周囲からの理解が得られにくいという声も聞かれるなど、さらなる取組が必要とされている。

こうした課題の解決に向けて、「健やか親子21」推進検討会において、マタニティマークを募集し、マークを妊産婦に役立てていただくとともに、妊産婦に対する気遣いなど、妊産婦にやさしい環境づくりに関して広く国民の関心を喚起することとし、先般、別添のマークを決定した。

貴職におかれては、本取組の趣旨についてご理解いただくとともに、管内市町村及び関係機関への周知等、普及に向け協力いただくようお願いする。

なお、本通知は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第245条の4第1項の規定に基づく技術的助言である。

[別添]

マタニティマークについて

1.マタニティマークのデザイン

応募のあった1,661作品の中から、「健やか親子21」推進検討会における厳正な審査の結果、以下の恩賜財団母子愛育会埼玉県支部(埼玉県)の作品に決定した。

2.マタニティマークの利用方法等

1) 利用目的

マークは妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするものである。

さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するものである。

2) 利用方法

マークは厚生労働省ホームページからダウンロードし、個人、自治体、民間団体等で自由に利用できる。詳細については、厚生労働省ホームページを参照のこと。(掲載場所 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0301-1.html)

3) 取組例

ホームページへの掲載、ポスターの掲示及びチラシの配布等による啓発。

母子健康手帳等とともにマークを配布。