表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
1mg |
45分 |
70%以上 |
3mg |
45分 |
70%以上 |
6mg |
45分 |
70%以上 |
ブロムペリドール標準品 「ブロムペリドール」.
クレンブテロール塩酸塩顆粒
Clenbuterol Hydrochloride Granules
溶出性<6.10> 本品の表示量に従いクレンブテロール塩酸塩(C12H18Cl2N2O・HCl)約20μgに対応する量を精密に量り,試験液に水900mLを用い,パドル法により,毎分50回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.5μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液10mLを正確に量り,溶出試験第2液1mLを正確に加え,試料溶液とする.別にクレンブテロール塩酸塩標準品を105℃で3時間乾燥し,その約22mgを精密に量り,水に溶かし,正確に200mLとする.この液2mLを正確に量り,水を加えて正確に100mLとする.この液2mLを正確に量り,水を加えて正確に200mLとする.更にこの液10mLを正確に量り,溶出試験第2液1mLを正確に加え,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液200μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー<2.01>により試験を行い,それぞれの液のクレンブテロールのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
クレンブテロール塩酸塩(C12H18Cl2N2O・HCl)の表示量に対する溶出率(%)=(WS/WT)×(AT/AS)×(1/C)×90
WS:クレンブテロール塩酸塩標準品の秤取量(mg)
WT:本品の秤取量(g)
C:1g中のクレンブテロール塩酸塩(C12H18Cl2N2O・HCl)の表示量(μg)
試験条件:
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:243nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:45℃付近の一定温度.
移動相:1―ヘプタンスルホン酸ナトリウム1.0gに酢酸(100)3.0g及び水を加えて正確に1000mLとする.この液780mLにアセトニトリル220mLを加える.
流量:クレンブテロールの保持時間が約15分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液200μLにつき,上記の条件で操作するとき,クレンブテロールのピークの理論段数及びシンメトリー係数は、それぞれ3000以上2.5以下である.
システムの再現性:標準溶液200μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,クレンブテロールのピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
20μg/g |
15分 |
85%以上 |
クレンブテロール塩酸塩標準品 C12H18Cl2N2O・HCl:313.65 (±)―1―(4―amino―3,5―dichlorophenyl)―2―(tert-butyl-amino)ethanol hydrochlorideで,下記の規格に適合するもの.必要な場合には次に示す方法により精製する.
精製法 クレンブテロール塩酸塩5gをとり,これに2―プロパノール100mLを加えて,沸点(約83℃)まで加熱して溶かし,ガラスろ過器(G3)を用いてろ過する.ろ液を室温で放置し,析出した結晶をガラスろ過器(G3)を用いてろ取する.この操作をさらに2回繰り返し,得られた結晶を105℃で4時間乾燥して標準品とする.
性状 本品は白色~微黄色の結晶性の粉末である.
確認試験
(1) 本品の0.1mol/L塩酸試液溶液(1→50000)につき,紫外可視吸光度測定法<2.24>により吸収スペクトルを測定するとき,波長241~244nm及び294~297nmに吸収の極大を示す.
(2) 本品を105℃で3時間乾燥し,赤外吸収スペクトル測定法<2.25>の臭化カリウム錠剤法により測定するとき,波数3240cm-1,2970cm-1,2730cm-1,1420cm-1,及び790cm-1付近に吸収を認める.
類縁物質 本品0.10gをとり,メタノール5mLを加えて溶かし,試料溶液とする.別に試料溶液1mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に200mLとし,標準溶液とする.これらの液につき,薄層クロマトグラフィー<2.03>により試験を行う.試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする.次にクロロホルム/トルエン/エタノール(99.5)/アンモニア水(28)混液(50:30:20:1)を展開溶媒として約15cm展開した後,薄層板を風乾する.これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき,試料溶液から得た主スポット以外のスポットは3個以下であり,標準溶液から得たスポットより大きくなく,かつ濃くない.
乾燥減量<2.41> 0.5%以下(1g,105℃,3時間).
含量 99.0%以上. 定量法 本品を乾燥し,その約0.2gを精密に量り,非水滴定用酢酸(100)25mLを加えて溶かす.次に,1,4―ジオキサン25mL及び硝酸ビスマス試液2.2mLを加え,0.1mol/L過塩素酸で滴定<2.50>する(電位差滴定法).同様の方法で空試験を行い,補正する.
0.1mol/L過塩素酸1mL=31.37mg C12H18Cl2N2O・HCl
クレンブテロール塩酸塩錠
Clenbuterol Hydrochloride Tablets
溶出性<6.10> 本品1個をとり,試験液に水900mLを用い,パドル法により,毎分50回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.5μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液VmLを正確に量り,表示量に従い1mL中にクレンブテロール塩酸塩(C12H18Cl2N2O・HCl)約11ngを含む液となるように水を加えて正確にV′mLとする.この液10mLを正確に量り,溶出試験第2液1mLを正確に加え,試料溶液とする.別にクレンブテロール塩酸塩標準品を105℃で3時間乾燥し,その約22mgを精密に量り,水を加えて溶かし正確に200mLとする.この液2mLを正確に量り,水を加えて正確に200mLとする.この液2mLを正確に量り,水を加えて正確に200mLとする.更にこの液10mLを正確に量り,溶出試験第2液1mLを正確に加え,標準溶液とする.
試料溶液及び標準溶液200μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー<2.01>により試験を行い,それぞれの液のクレンブテロールのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
クレンブテロール塩酸塩(C12H18Cl2N2O・HCl)の表示量に対する溶出率(%)=WS×(AT/AS)×(V′/V)×(1/C)×45
WS:クレンブテロール塩酸塩標準品の秤取量(mg)
C:1錠中のクレンブテロール塩酸塩(C12H18Cl2N2O・HCl)の表示量(μg)
試験条件:
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:243nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:45℃付近の一定温度.
移動相:1―ヘプタンスルホン酸ナトリウム1.0gに酢酸(100)3.0g及び水を加えて正確に1000mLとする.この液780mLにアセトニトリル220mLを加える.
流量:クレンブテロールの保持時間が約15分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液200μLにつき,上記の条件で操作するとき,クレンブテロールのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ3000以上2.5以下である.
システムの再現性:標準溶液200μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,クレンブテロールのピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
10μg |
15分 |
85%以上 |
クレンブテロール塩酸塩標準品 C12H18Cl2N2O・HCl:313.65 (±)―1―(4―amino―3,5―dichlorophenyl)―2―(tert-butyl-amino)ethanol hydrochlorideで,下記の規格に適合するもの.必要な場合には次に示す方法により精製する.
精製法 クレンブテロール塩酸塩5gをとり,これに2―プロパノール100mLを加えて,沸点(約83℃)まで加熱して溶かし,ガラスろ過器(G3)を用いてろ過する.ろ液を室温で放置し,析出した結晶をガラスろ過器(G3)を用いてろ取する.この操作をさらに2回繰り返し,得られた結晶を105℃で4時間乾燥して標準品とする.
性状 本品は白色~微黄色の結晶性の粉末である.
確認試験
(1) 本品の0.1mol/L塩酸試液溶液(1→50000)につき,紫外可視吸光度測定法<2.24>により吸収スペクトルを測定するとき,波長241~244nm及び294~297nmに吸収の極大を示す.
(2) 本品を105℃で3時間乾燥し,赤外吸収スペクトル測定法<2.25>の臭化カリウム錠剤法により測定するとき,波数3240cm-1,2970cm-1,2730cm-1,1420cm-1,及び790cm-1付近に吸収を認める.
類縁物質 本品0.10gをとり,メタノール5mLを加えて溶かし,試料溶液とする.別に試料溶液1mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に200mLとし,標準溶液とする.これらの液につき,薄層クロマトグラフィー<2.03>により試験を行う.試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする.次にクロロホルム/トルエン/エタノール(99.5)/アンモニア水(28)混液(50:30:20:1)を展開溶媒として約15cm展開した後,薄層板を風乾する.これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき,試料溶液から得た主スポット以外のスポットは3個以下であり,標準溶液から得たスポットより大きくなく,かつ濃くない.
乾燥減量<2.41> 0.5%以下(1g,105℃,3時間).
含量 99.0%以上. 定量法 本品を乾燥し,その約0.2gを精密に量り,非水滴定用酢酸(100)25mLを加えて溶かす.次に,1,4―ジオキサン25mL及び硝酸ビスマス試液2.2mLを加え,0.1mol/L過塩素酸で滴定<2.50>する(電位差滴定法).同様の方法で空試験を行い,補正する.
0.1mol/L過塩素酸1mL=31.37mg C12H18Cl2N2O・HCl
イブプロフェン顆粒
Ibuprofen Granules
溶出性<6.10> 本品の表示量に従いイブプロフェン(C13H18O2)約0.2gに対応する量を精密に量り,試験液にpH5.5のリン酸水素二ナトリウム・クエン酸緩衝液900mLを用い,パドル法により,毎分50回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液5mLを正確に量り,pH5.5のリン酸水素二ナトリウム・クエン酸緩衝液を加えて正確に10mLとし,試料溶液とする.別にイブプロフェン標準品を酸化リン(Ⅴ)を乾燥剤として4時間減圧(0.67kPa以下)乾燥し,その約28mgを精密に量り,アセトニトリルに溶かし,正確に50mLとする.この液5mLを正確に量り,pH5.5のリン酸水素二ナトリウム・クエン酸緩衝液を加えて正確に25mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液50μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー<2.01>により試験を行い,それぞれの液のイブプロフェンのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
イブプロフェン(C13H18O2)の表示量に対する溶出率(%)=(WS/WT)×(AT/AS)×(1/C)×720
WS:イブプロフェン標準品の秤取量(mg)
WT:本品の秤取量(g)
C:1g中のイブプロフェン(C13H18O2)の表示量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:264nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:アセトニトリル/pH2.6の0.05mol/Lリン酸二水素ナトリウム試液混液(3:2)
流量:イブプロフェンの保持時間が約6分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液50μLにつき,上記の条件で操作するとき,イブプロフェンのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ8000段以上,1.5以下である.
システムの再現性:標準溶液50μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,イブプロフェンのピーク面積の相対標準偏差は1.5%以下である.
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
200mg/g |
15分 |
85%以上 |
イブプロフェン標準品 イブプロフェン(日局)を次に示す方法により精製したもので,次の規格に適合するもの.
精製法 イブプロフェンをエタノール(95)/水混液(7:3)を用いて3回再結晶を行い,得られた結晶を酸化リン(Ⅴ)を乾燥剤として4時間減圧(0.67kPa以下)乾燥する.
融点<2.60> 75~76℃.
乾燥減量<2.41> 0.10%以下(1g,減圧・0.67kPa以下,酸化リン(Ⅴ),4時間).
含量 99.0%以上. 定量法 本品を乾燥し,その約0.5gを精密に量り,エタノール(95)50mLに溶かし,0.1mol/L水酸化ナトリウム液で滴定<2.50>する(指示薬:フェノールフタレイン試液3滴).同様の方法で空試験を行い,補正する.
0.1mol/L水酸化ナトリウム液1mL=20.63mg C13H18O2
リン酸水素二ナトリウム・クエン酸緩衝液,pH5.5 無水リン酸水素二ナトリウム7.098gを水に溶かし,1000mLとする.この液に,クエン酸一水和物5.25gを水に溶かして1000mLとした液をpH5.5になるまで加える.
イブプロフェン錠
Ibuprofen Tablets
溶出性<6.10> 本品1個をとり,試験液にpH5.5のリン酸水素二ナトリウム・クエン酸緩衝液900mLを用い,パドル法により,毎分75回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液VmLを正確に量り,表示量に従い1mL中にイブプロフェン(C13H18O2)約0.11mgを含む液となるようにpH5.5のリン酸水素二ナトリウム・クエン酸緩衝液を加えて正確にV′mLとし,試料溶液とする.別にイブプロフェン標準品を酸化リン(Ⅴ)を乾燥剤として4時間減圧(0.67kPa以下)乾燥し,その約28mgを精密に量り,アセトニトリルに溶かし,正確に50mLとする.この液5mLを正確に量り,pH5.5のリン酸水素二ナトリウム・クエン酸緩衝液を加えて正確に25mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液50μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー<2.01>により試験を行い,それぞれの液のイブプロフェンのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
イブプロフェン(C13H18O2)の表示量に対する溶出率(%)=WS×(AT/AS)×(V′/V)×(1/C)×360
WS:イブプロフェン標準品の秤取量(mg)
C:1錠中のイブプロフェン(C13H18O2)の表示量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:264nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:アセトニトリル/pH2.6の0.05mol/Lリン酸二水素ナトリウム試液混液(3:2)
流量:イブプロフェンの保持時間が約6分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液50μLにつき,上記の条件で操作するとき,イブプロフェンのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ8000段以上,1.5以下である.
システムの再現性:標準溶液50μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,イブプロフェンのピーク面積の相対標準偏差は1.5%以下である.
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
100mg |
45分 |
70%以上 |
200mg |
45分 |
70%以上 |
イブプロフェン標準品 イブプロフェン(日局)を次に示す方法により精製したもので,次の規格に適合するもの.
精製法 イブプロフェンをエタノール(95)/水混液(7:3)を用いて3回再結晶を行い,得られた結晶を酸化リン(Ⅴ)を乾燥剤として4時間減圧(0.67kPa以下)乾燥する.
融点<2.60> 75~76℃.
乾燥減量<2.41> 0.10%以下(1g,減圧・0.67kPa以下,酸化リン(Ⅴ),4時間).
含量 99.0%以上. 定量法 本品を乾燥し,その約0.5gを精密に量り,エタノール(95)50mLに溶かし,0.1mol/L水酸化ナトリウム液で滴定<2.50>する(指示薬:フェノールフタレイン試液3滴).同様の方法で空試験を行い,補正する.
0.1mol/L水酸化ナトリウム液1mL=20.63mg C13H18O2
リン酸水素二ナトリウム・クエン酸緩衝液,pH5.5 無水リン酸水素二ナトリウム7.098gを水に溶かし,1000mLとする.この液に,クエン酸一水和物5.25gを水に溶かして1000mLとした液をpH5.5になるまで加える.
プラウノトール細粒
Plaunotol Fine Granules
溶出性<6.10> 本品の表示量に従いプラウノトール(C20H34O2)約80mgに対応する量を精密に量り,試験液にポリソルベート801gに水を加えて1250mLとした液900mLを用い,パドル法により,毎分100回転で試験を行う.溶出試験を開始し,規定時間後,溶出液20mL以上をとり,孔径0.8μm以下のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液10mLを除き,次のろ液5mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に10mLとし,試料溶液とする.別に,プラウノイ抽出精製油標準品約30mgを精密に量り,メタノールに溶かし,正確に100mLとする.この液8mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に50mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液20μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー<2.01>により試験を行い,それぞれの液のプラウノトールのピーク面積AT及びASを測定する.
本品が溶出規格を満たすときは適合とする.
プラウノトール(C20H34O2)の表示量に対する溶出率(%)=WS×/WT×(AT/AS)×(1/C)×288
WS:プラウノイ抽出精製油標準品の秤取量(mg)
WT:本品の秤取量(g)
C:1g中のプラウノトール(C20H34O2)の表示量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:220nm)
カラム:内径4mm,長さ30cmのステンレス管に10μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填する.
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:メタノール/水混液(4:1)
流量:プラウノトールの保持時間が約7分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液20μLにつき,上記の条件で操作するとき,プラウノトールのピークの理論段数及びシンメトリー係数は,それぞれ2000段以上,1.5以下である.
システムの再現性:標準溶液20μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,プラウノトールのピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.
溶出規格
表示量 |
規定時間 |
溶出率 |
80mg/g |
45分 |
70%以上 |
プラウノイ抽出精製油標準品 「プラウノイ抽出精製油」.ただし,定量するとき,プラウノトール(C20H34O2)88.0%以上を含むもの.本品を「プラウノトール細粒」の溶出試験(液体クロマトグラフィー)に用いる場合は,本標準品の秤量値に含量(%)×1/100を乗じたものを標準品の秤取量とする.