アクセシビリティ閲覧支援ツール

アレルギー反応の診断基準

採血に使用される皮膚消毒液(ヨード剤)や成分キットの滅菌に使用されているエチレンオキサイドガス(EOG)などにより起こる。診断は、確定診断に必要な検査を実施することなく、以下の「診断に必要な項目」に該当することを原則とする。

臨床症状・検査所見

診断の目安

診断に必要な項目

<局所症状>

 

 

掻痒感、蕁麻疹様発疹

 

<全身症状>

 

 

I型(アナフィラキシー型反応)

 

皮膚紅潮、発疹、蕁麻疹、掻痒感、気管支攣縮による喘鳴、ぜい鳴、呼吸困難、血圧低下、心停止

 

 

 

※ヨード剤においては、遅くとも消毒後30分以内に出現する。

 

 

※EOGによるものは、成分採血との関係で判断する。

 

 

※アレルギーの既往歴は参考となる。

 

その他の診断基準

診断は、以下の「診断に必要な項目」に該当することを原則とする。

【神経障害】

穿刺時創傷の治癒過程で形成された組織瘢痕や深部皮下出血などによる神経圧迫により、伸展時等に神経症状を引き起こす。駆血帯の過度の圧迫に起因するものも含む。

臨床症状・検査所見

診断の目安

診断に必要な項目

<臨床症状>

 

 

伸展等運動時の疼痛

 

<検査所見>

伸展等運動時に神経の支配領域に一致した所見はあるが、常時ではない。

 

伸展等運動時の知覚障害、運動障害

(例) しびれ感等

 

 

【穿刺部痛】

穿刺時創傷の炎症及び組織瘢痕による周辺組織等の引きつりなどにより発生する。

臨床症状・検査所見

診断の目安

診断に必要な項目

<臨床症状>

 

 

穿刺部に限局した疼痛

穿刺部に限局している。

穿刺部の圧迫痛

 

 

【かぶれ】

止血による絆創膏や湿布薬の貼付あとに発生する。

臨床症状・検査所見

診断の目安

診断に必要な項目

<臨床症状>

 

 

貼付部位の発赤、発疹、掻痒感、ただれ等

貼付部位に一致している。

【胃部不快感、不定愁訴の訴え等(VVR等の原因疾患を伴わない場合)】

献血との直接的因果関係はないが、採血行為に伴うストレスが誘引している可能性を否定できないと考えられる場合を対象とする。

臨床症状・検査所見

診断の目安

診断に必要な項目

<臨床症状>

採血前・時・後の状況から、症状の誘因として採血行為が考えられる場合。

 

胃部不快感、不定愁訴等

(別添2)

画像3 (25KB)別ウィンドウが開きます

画像4 (20KB)別ウィンドウが開きます

画像5 (23KB)別ウィンドウが開きます

画像6 (71KB)別ウィンドウが開きます

画像7 (74KB)別ウィンドウが開きます

画像8 (78KB)別ウィンドウが開きます

画像9 (44KB)別ウィンドウが開きます

画像10 (24KB)別ウィンドウが開きます

画像11 (32KB)別ウィンドウが開きます

画像12 (35KB)別ウィンドウが開きます

画像13 (25KB)別ウィンドウが開きます

画像14 (11KB)別ウィンドウが開きます

画像15 (71KB)別ウィンドウが開きます

画像16 (74KB)別ウィンドウが開きます

画像17 (78KB)別ウィンドウが開きます

画像18 (44KB)別ウィンドウが開きます