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老人居宅介護等事業の訪問介護員、入浴サービス及び在宅介護支援センター(訪問)の介護職員との同行訪問が望ましい。

1)実習の時期は、施設実習の第2段階終了後が望ましい。

2)施設実習とは異なる訪問介護の特性を学ばせる内容とする(生活形態、家族との関係、自立支援、家族への援助、保健医療との連携など)。

3)個別の介護過程の展開について学ばせる。

4)居宅サービスを調整するための保健医療福祉関係者の集まる会議へ参加することが望ましい。

(注)障害者には障害児を含む。

「介護実習指導」

【目標】

1 体験実習の意義の重要性について理解させる。

2 体験実習を通じて学校内で学んだ知識、技術、態度を具体的かつ実際的に理解できるように指導する。

3 習得した学校内諸学習を応用し、実践的な技術等を体得できるように指導する。

4 介護福祉士としての自覚を促し、専門職に求められる資質、技能及び自己に求められる課題把握等、総合的対応能力を習得できるよう指導する。

5 事例研究等の進め方を指導する。

【内容】

1 施設介護実習

1) 実習の目的

① 施設介護実習の必要性を理解させるカリキュラムの中の実習の意味と重要性の理解

② 一年次、二年次それぞれの学校として実習課題(目標)を把握させる。

③ 学生各自の実習への期待と自己目標を立てる。目的意識の明確化(言語化、文章化して、実習ノートに記載させる。)

2) 実習先、施設についての一般的理解

① 施設の種類と利用者、サービス内容の確認

② 関係法令等を調べ、理解する。

③ 施設側から実習に関する諸注意事項についての確認と必要な準備

④ 各実習生から得られた資料等による実習への諸注意(過去の資料も活用)

3) 実習記録の書き方

① 実習ノートの使い方、書き込み手順

② 実例に基づきながら記録の必要性と表現方法等の説明

施設との連絡打合せ

・見学実習

・集中実習(分散集中を含む)

・継続実習(通年)

・それぞれについて各施設との連絡

・学校としての課題

・施設側の実習生への諸注意事項

4) 実習中(通年の場合)あるいは実習直後(集中の場合)の集団指導

① 実習での感想を話し合う(疑問点、反省点を含めつつ言語化へ)

② 他の学生の意見、感想を聞きながらまたは意見交換しながら、自分自身の経験の再検討

③ 実習前に立てた自己目標と学校の実習課題についての検討

④ 必要に応じて新しい自己目標の立て直し

⑤ 施設実習のまとめとレポート作成

・集中(分散集中を含む)の場合:

実習中に随時施設訪問して実習指導者と面談

・実習の進み具合

・学生の実習への取組み態度など

・学校側の課題について施設側から協力が得られているかについて

・通年実習の場合:

随時訪問、内容は上に同じ

2 訪問介護実習

1) 原則として、施設実習の指導に準ずる。

2) 訪問介護の方法を指導すること。

3) 訪問介護実習のレポート作成と発表により体験を共有化し実習効果を高める。


・訪問介護実習の場合:

・実習前に訪問介護関係者等と

打ち合わせのため実習指導を担当する教員が面談する。

・実習終了後、評価等のため実習指導を担当する教員が訪問し面談する。

3 実習後の集団指導

(自己の客観視のために)

1) 介護福祉士としての自己について振り返り

2) 就職へ向けての方向づけ、意志の明確化

3) 利用者だけでなく、施設内外の人間関係(職員、家族、地域)についての検討

4) 実習評価表による自己評価

4 事例研究

1) 実習に際し介護に関する課題を明確にする(研究課題の設定、方法、まとめ方について指導)。

2) 実習終了後、事例研究等としてまとめた内容を発表させて評価・指導する。

・全実習の終了後:

・実習後の学生の変化、教員の所感等を施設側へフィードバ

ックする。

(翌年へのよりよい準備と、相互の協力関係を深めるために)