・点字情報ネットワーク事業について(◆平成03年02月26日社更第32号)

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○点字情報ネットワーク事業について

(平成三年二月二六日)

(社更第三二号)

(各都道府県・各指定都市民生主管部(局)長あて厚生省社会局更生課長通達)

標記については、「障害者の明るい暮らし促進事業(障害者の社会参加促進事業)の実施について」(平成二年九月二九日付社更第一八八号社会局長通知)により通知したところであるが、その実施方法の基本的仕組みについて次のとおりとすることとしたので、了知されるとともに関係機関への周知徹底をお願いいたしたい。

なお、事業実施にかかる具体的な取り扱いについては、別途連絡する予定である。

一　目的

この事業は、点字によらなければ日常生活上必要な諸情報を得られない視覚障害者に対して、新聞等による最新の情報を点訳化し、パソコン通信ネットワークを用いて迅速に提供することによって、その社会参加の促進を図ることを目的とするものであること。

二　実施方法

この事業は、新聞等の情報を送り出す中央実施機関および情報を受け取る地方実施機関を置いて実施するものであること。

(一)　中央実施機関(厚生省委託)

社会福祉法人　日本盲人会連合

東京都新宿区高田馬場一丁目一○番二三号

(電話　○三(三二○○)○○一一)

(二)　地方実施機関

「障害者の明るいくらし」促進事業(社会参加促進事業)に基づき都道府県・指定都市が委託をした点字図書館等

三　点字情報ネットワークの基本的仕組み

この情報ネットワークは、民間業者が提供するオンライン情報サービスを利用し、次の手順で利用者に提供されるものであること。

(一)　中央実施機関

オンライン情報サービスで提供されるニュース情報等を中央実施機関で受取り、ニュース情報等を点訳したうえでパソコン通信ネットワークで送る。

(二)　各都道府県の地方実施機関

地方実施機関では、パソコン通信ネットワークを通して点字情報を受け取り、フロッピーディスクに記憶させ点字プリンターで出力して視覚障害者に情報を提供する。

四　地方実施機関で必要な機器構成

地方実施機関で点字情報ネットワークを通して情報を得るには、別紙に示すような機器が必要であること。

五　その他

点字情報ネットワークは平成三年三月中に中央実施機関において試行的に点字情報の送信を開始する予定であること。

別紙

地方実施機関で必要な機器構成