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103.硫酸ジベカシン(注射(用時溶解注射剤))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

緑膿菌、変形菌による下記感染症および肺炎桿菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌のうち、カナマイシンを含む多剤耐性菌で、ジベカシン感受性菌による下記感染症

敗血症

膿瘍、せつ・せつ腫症、蜂窩織炎、扁桃炎、術後感染症

肺炎、気管支炎

腹膜炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎

中耳炎

<適応菌種>

ジベカシンに感性の黄色ブドウ球菌、大腸菌、肺炎桿菌、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、緑膿菌

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、中耳炎

用法・用量

1.筋注の場合

通常、成人にはジベカシンとして、1日量100mg(力価)を1~2回に分け、小児にはジベカシンとして、1日量1~2mg(力価)/kgを1~2回に分け、それぞれ筋肉内注射する。

2.点滴静注の場合

通常、成人にジベカシンとして、1日量100mg(力価)を2回に分け、100~300mlの補液中に溶解し、30分~1時間かけて点滴静注する。

なお、1 、2いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

[筋注の場合]

通常、成人にはジベカシンとして、1日量100mg(力価)を1~2回に分け、小児にはジベカシンとして、1日量1~2mg(力価)/kgを1~2回に分け、それぞれ筋肉内注射する。

[点滴静注の場合]

通常、成人にジベカシンとして、1日量100mg(力価)を2回に分け、100~300mLの補液中に溶解し、30分~1時間かけて点滴静注する。

なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

104.硫酸ジベカシン(注射(注射液))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

緑膿菌、変形菌による下記感染症および肺炎桿菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌のうち、カナマイシンを含む多剤耐性菌で、ジベカシン感受性菌による下記感染症

敗血症

膿瘍、せつ・せつ腫症、蜂窩織炎、扁桃炎、術後感染症

肺炎、気管支炎

腹膜炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎

中耳炎

<適応菌種>

ジベカシンに感性の黄色ブドウ球菌、大腸菌、肺炎桿菌、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、緑膿菌

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、中耳炎

用法・用量

1.筋注の場合

通常、成人にはジベカシンとして、1日量100mg(力価)を1~2回に分け、小児にはジベカシンとして、1日量1~2mg(力価)/kgを1~2回に分け、それぞれ筋肉内注射する。

2.点滴静注の場合

通常、成人にジベカシンとして、1日量100mg(力価)を2回に分け、100~300mlの補液で希釈し、30分~1時間かけて点滴静注する。

なお、1、2いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

[筋注の場合]

通常、成人にはジベカシンとして、1日量100mg(力価)を1~2回に分け、小児にはジベカシンとして、1日量1~2mg(力価)/kgを1~2回に分け、それぞれ筋肉内注射する。

[点滴静注の場合]

通常、成人にジベカシンとして、1日量100mg(力価)を2回に分け、100~300mLの補液で希釈し、30分~1時間かけて点滴静注する。

なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

105.硫酸ジベカシン(外用(点眼液))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,アシネトバクター属,ヘモフィルス属(コッホ・ウィークス菌),モラクセラ属(モラー・アクセンフェルド菌),緑膿菌のうちジベカシン感性菌による下記感染症

眼瞼炎,麦粒腫,瞼板腺炎,涙嚢炎,結膜炎,角膜炎

<適応菌種>

ジベカシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、緑膿菌、アシネトバクター属

<適応症>

眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎

用法・用量

通常、1回2滴、1日4回点眼する。

なお、症状により適宜増減する。

同左

106.硫酸セフォセリス

該当品目なし

107.硫酸セフピロム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、エンテロコッカス・フェカーリス、ペプトストレプトコッカス属、ブランハメラ属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシェラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ属、プロビデンシア属、シュードモナス属、インフルエンザ菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症

・敗血症、感染性心内膜炎

・蜂巣炎、リンパ管(節)炎

・肛門周囲膿瘍、外傷・手術創などの(表在性)二次感染

・咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸

・腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎

・胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍

・腹膜炎

・骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍

・子宮付属器炎、子宮内感染、子宮旁結合織炎、バルトリン腺炎

・髄膜炎

<適応菌種>

セフピロムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、エンテロコッカス・フェカーリス、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、腹腔

内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎

用法・用量

通常、成人には硫酸セフピロムとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内に注射する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分割投与する。

通常、小児には硫酸セフピロムとして1日60~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内に注射するが、年齢・症状に応じ適宜増減する。なお、難治性又は重症感染症には160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分割投与するが、髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。また、点滴静注に際しては、日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液又は補液に溶解する。

通常、成人には硫酸セフピロムとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内に注射する。

なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分割投与する。

通常、小児には硫酸セフピロムとして1日60~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内に注射するが、年齢、症状に応じ適宜増減する。

なお、難治性又は重症感染症には160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分割投与するが、化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。また、点滴静注に際しては、日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液又は補液に溶解する。

108.硫酸ネチルマイシン(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

硫酸ネチルマイシン感性のセラチア属、プロテウス属、緑膿菌による下記感染症およびブドウ球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシェラ属、エンテロバクター属のうち、カナマイシンを含む多剤耐性で、硫酸ネチルマイシン感性菌による下記感染症

敗血症

感染性褥創、肛門周囲膿瘍

外傷・熱傷・手術創の二次感染

気管支拡張症の感染時

肺炎、肺化膿症

腎盂腎炎、膀胱炎

腹膜炎

<適応菌種>

ネチルマイシンに感性のブドウ球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、肛門周囲膿瘍、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎

用法・用量

通常、成人に硫酸ネチルマイシンとして1日150~200mg(力価)を2回に分割し、筋肉内注射する。

なお、年令、症状により適宜増減する。

通常、成人に硫酸ネチルマイシンとして1日150~200mg(力価)を2回に分割し、筋肉内注射する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

109.硫酸ベカナマイシン(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、連サ球菌、肺炎球菌、大腸菌、変形菌、緑膿菌等のベカナマイシン感受性菌による下記疾患

敗血症、扁桃炎、咽頭炎、膿皮症、膿痂疹、せつ・せつ腫症、膿瘍、蜂窩織炎、麦粒腫、涙嚢炎、眼瞼炎、智歯周囲炎、歯槽膿漏症、骨髄炎、骨膜炎、肺炎、気管支炎、肺化膿症、膿胸、腹膜炎、大腸炎、胆嚢炎、胆道炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿路感染症、中耳炎

<適応菌種>

ベカナマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、エンテロコッカス・フェカーリス、大腸菌、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、緑膿菌

<適応症>

敗血症、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、感染性腸炎、涙嚢炎、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎

用法・用量

通常、成人は1日量硫酸ベカナマイシンとして400~600mg(力価)を2~3回に分けて筋肉内注射する。

また、小児・乳幼児は1日量体重1kg当り硫酸ベカナマイシンとして10~20mg(力価)を2回に分けて筋肉内注射する。

なお、症状により適宜増減する。

同左

110.硫酸ミクロノマイシン(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

硫酸ミクロノマイシン感性の緑膿菌、プロテウス属、セラチア属による下記感染症および大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、ブドウ球菌属のうち、カナマイシンを含む多剤耐性で、硫酸ミクロノマイシン感性菌による下記感染症

敗血症、気管支炎、気管支拡張症の感染時、肺炎、腹膜炎、腎盂腎炎、膀胱炎

<適応菌種>

ミクロノマイシンに感性のブドウ球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌

<適応症>

敗血症、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎

用法・用量

通常、成人に硫酸ミクロノマイシンとして、腎盂腎炎および膀胱炎には、1回120mg(力価)を1日2回、その他の感染症には、1回60mg(力価)を1日2~3回筋肉内注射または点滴静注する。

点滴静注においては30分~1時間かけて注入する。

なお、年令、体重、症状により適宜増減する。

通常、成人に硫酸ミクロノマイシンとして、腎盂腎炎および膀胱炎には、1回120mg(力価)を1日2回、その他の感染症には、1回60mg(力価)を1日2~3回筋肉内注射または点滴静注する。

点滴静注においては30分~1時間かけて注入する。

なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

111.硫酸ミクロノマイシン(外用(点眼液))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

硫酸ミクロノマイシン感性のブドウ球菌、溶血レンサ球菌、肺炎球菌、アシネトバクター、コッホ・ウィークス菌、モラー・アクセンフェルド菌、緑膿菌による下記感染症

眼瞼炎、麦粒腫、涙嚢炎、結膜炎、角膜炎

<適応菌種>

ミクロノマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、緑膿菌、アシネトバクター属

<適応症>

眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎

用法・用量

通常、1回1~2滴、1日3~4回点眼する。

同左

112.硫酸リボスタマイシン(注射(注射液))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、淋菌、肺炎桿菌、大腸菌、変形菌のうちリボスタマイシン感受性菌による下記感染症。

菌血症、気管支炎、肺炎、肺化膿症、膿胸、リンパ節(管)炎、リンパ腺炎、胆のう炎、腹膜炎、骨髄炎、せつ・せつ腫症、毛包炎、ひょう疽、感染性粉瘤、膿瘍、蜂か織炎、腎盂腎炎、膀胱炎、淋疾、麦粒腫、涙のう炎、角膜浸潤・潰瘍、中耳炎、副鼻腔炎、扁桃炎、咽頭炎、顎骨骨膜炎

<適応菌種>

リボスタマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、肺炎桿菌、プロテウス属

<適応症>

敗血症、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、腹膜炎、胆嚢炎、涙嚢炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、顎炎

用法・用量

通常、成人はリボスタマイシンとして1日量1.0g(力価)を1~2回に分け、小児・乳幼児はリボスタマイシンとして1日量20~40mg(力価)/kgを1~2回に分け、それぞれ筋肉内に注射する。

なお、年令・症状により適宜増減する。

通常、成人はリボスタマイシンとして1日量1.0g(力価)を1~2回に分け、小児・乳幼児はリボスタマイシンとして1日量20~40mg(力価)/kgを1~2回に分け、それぞれ筋肉内に注射する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

113.アジスロマイシン水和物(内用(250mg錠))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

アジスロマイシン感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、マイコプラズマ属、クラミジア・ニューモニエ、クラミジア・トラコマティスによる下記感染症

・せつ、せつ腫症、よう、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲炎

・咽喉頭炎(咽喉膿瘍)、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症

・尿道炎

・子宮頸管炎

・副鼻腔炎

・歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

<適応菌種>

アジスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、クラミジア属、マイコプラズマ属

<適応症>

深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頸管炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

用法・用量

成人にはアジスロマイシンとして、500mg(力価)を1日1回、3日間合計1.5g(力価)を経口投与する。

クラミジア・トラコマティスによる尿道炎、子宮頸管炎に対しては、成人にはアジスロマイシンとして、1000mg(力価)を1回経口投与する。

成人にはアジスロマイシンとして、500mg(力価)を1日1回、3日間合計1.5g(力価)を経口投与する。

尿道炎、子宮頸管炎に対しては、成人にはアジスロマイシンとして、1000mg(力価)を1回経口投与する。

114.アジスロマイシン水和物(内用(カプセル))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

アジスロマイシン感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、マイコプラズマ属、クラミジア・ニューモニエによる下記感染症

・ 咽喉頭炎(咽喉膿瘍)、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、肺炎、肺化膿症

・ 中耳炎(含、乳様突起炎、錐体尖端炎)

<適応菌種>

アジスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、肺炎クラミジア(クラミジア・ニューモニエ)、マイコプラズマ属

<適応症>

咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、中耳炎

用法・用量

小児には、体重1kgあたり10mg(力価)を1日1回、3日間経口投与する。

ただし、1日量は成人の最大投与量500mg(力価)を超えないものとする。

同左

115.アジスロマイシン水和物(内用(細粒))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

アジスロマイシン感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、マイコプラズマ属、クラミジア・ニューモニエによる下記感染症

・咽喉頭炎(咽喉膿瘍)、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、肺炎、肺化膿症

・中耳炎(含、乳様突起炎、錐体尖端炎)

<適応菌種>

アジスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、肺炎クラミジア(クラミジア・ニューモニエ)、マイコプラズマ属

<適応症>

咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、中耳炎

用法・用量

小児には、体重1kgあたり10mg(力価)を1日1回、3日間経口投与する。

ただし、1日量は成人の最大投与量500mg(力価)を超えないものとする。

同左

116.アジスロマイシン水和物(内用(600mg錠))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

進行したHIV感染者における播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症の発症抑制及び治療

<適応菌種>

マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)

<適応症>

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症の発症抑制及び治療

用法・用量

発症抑制:成人にはアジスロマイシンとして、1200mg(力価)を週1回経口投与する。

治療:成人にはアジスロマイシンとして、600mg(力価)を1日1回経口投与する。

同左

117.アセチルスピラマイシン(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、連鎖球菌、肺炎球菌、梅毒トレポネーマのうち本剤感性菌による下記感染症

よう、せつ、せつ腫症、膿痂疹、ひょう疽、蜂巣炎、感染性粉瘤、毛のう炎、リンパ節炎、乳腺炎、骨髄炎、創傷・熱傷及び手術後の二次感染、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、気管支拡張症の感染時、肺炎、肺化膿症、胆嚢炎、猩紅熱、子宮付属器炎、麦粒腫、急性涙嚢炎、中耳炎、梅毒

<適応菌種>

スピラマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、梅毒トレポネーマ

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、梅毒、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、猩紅熱

用法・用量

通常、成人にはアセチルスピラマイシンとして1回200mg(力価)を1日4~6回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

同左

118.エチルコハク酸エリスロマイシン(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、マイコプラズマ、連鎖球菌、肺炎球菌、髄膜炎菌、淋菌、ジフテリア菌、梅毒トレポネーマのうち本剤感性菌による下記感染症

よう、せつ、膿痂疹、蜂巣炎、丹毒、リンパ節炎、乳腺炎、骨髄炎、創傷・熱傷及び手術後の二次感染、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、肺化膿症、膿胸、尿道炎、腎盂腎炎、淋疾、猩紅熱、百日咳、子宮内感染、トラコーマ、中耳炎、梅毒、ジフテリア

<適応菌種>

エリスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、百日咳菌、梅毒トレポネーマ、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、マイコプラズマ属

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、腎盂腎炎、尿道炎、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、中耳炎、猩紅熱、ジフテリア、百日咳

用法・用量

通常、成人にはエリスロマイシンとして1日800~1200mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。

小児には1日体重1kgあたり25~50mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、小児用量は成人量を上限とする。

同左

119.エリスロマイシン(外用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、連鎖球菌、コリネバクテリウム属菌、ジュクレイ菌のうち本剤感性菌による下記感染症

膿痂疹、毛のう炎、よう、せつ、その他の慢性膿皮症

外傷・熱傷・その他の疾患によるびらん・潰瘍及び術後の二次感染ならびにこれらの感染予防

軟性下疳

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属(肺炎球菌を除く)、コリネバクテリウム属、軟性下疳菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、軟性下疳

用法・用量

通常、症状により適量を1日1~数回、直接患部に塗布または無菌ガーゼにのばして貼付する。

同左

120.エリスロマイシン(外用(眼軟膏))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

トラコーマ病原体、ブドウ球菌、連鎖球菌、肺炎球菌、淋菌、モラー・アクセンフェルド菌、コッホ・ウィークス菌のうち本剤感性菌による下記感染症

トラコーマ、結膜炎(流行性角結膜炎を含む。)、麦粒腫、眼瞼炎(眼瞼縁炎を含む。)、角膜潰瘍、涙嚢炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)

<適応症>

眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)

用法・用量

0.5%眼軟膏として通常、適量を1日1~数回塗布する。なお、症状により適宜回数を増減する。

0.5%眼軟膏として通常、適量を1日1~数回塗布する。

なお、症状により適宜回数を増減する。

121.エリスロマイシン(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、マイコプラズマ、連鎖球菌、肺炎球菌、髄膜炎菌、淋菌、ジフテリア菌、梅毒トレポネーマのうち本剤感性菌による下記感染症

よう、せつ、膿痂疹、画像20 (1KB)別ウィンドウが開きます
瘡感染、蜂巣炎、ひょう疽、丹毒、鼠径リンパ肉芽腫、皮下膿瘍、リンパ節炎、乳腺炎、骨膜炎、骨髄炎、創傷・熱傷及び手術後の二次感染、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、扁桃周囲炎、気管支炎、気管支拡張症の感染時、肺炎、原発性非定型肺炎、肺化膿症、膿胸、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎、淋疾、胆嚢胆管炎、細菌性赤痢、アメーバ赤痢、猩紅熱、百日咳、子宮内感染、子宮付属器炎、麦粒腫、急性涙嚢炎、トラコーマ、外耳炎、中耳炎、乳様突起炎、副鼻腔炎、智歯周囲炎、梅毒、軟性下疳、ジフテリア、破傷風、ガス壊疽

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、赤痢菌、軟性下疳菌、百日咳菌、破傷風菌、ガス壊疽菌群、梅毒トレポネーマ、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、マイコプラズマ属、赤痢アメーバ

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、淋菌感染症、軟性下疳、梅毒、性病性(鼠径)リンパ肉芽腫、感染性腸炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯冠周囲炎、猩紅熱、ジフテリア、百日咳、破傷風、ガス壊疽、アメーバ赤痢

用法・用量

通常、成人にはエリスロマイシンとして1日800~1200mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。

小児には1日体重1kgあたり25~50mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、小児用量は成人量を上限とする。

同左

122.キタサマイシン(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、マイコプラズマ、連鎖球菌(腸球菌を除く)、肺炎球菌、ジフテリア菌、百日咳菌、梅毒トレポネーマのうち本剤感性菌による下記感染症

よう、せつ、蜂巣炎、ひょう疽、膿痂疹、膿皮症、扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎、膿胸、百日咳、ジフテリア、猩紅熱、つつが虫病、胆のう炎、中耳炎、梅毒

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ジフテリア菌、百日咳菌、梅毒トレポネーマ、リケッチア属(オリエンチア・ツツガムシ)、マイコプラズマ属

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、梅毒、中耳炎、猩紅熱、ジフテリア、百日咳、つつが虫病

用法・用量

通常、成人にはキタサマイシンとして1回200~400mg(力価)を1日3~4回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

同左

123.クラリスロマイシン(50mg錠、シロップ)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

クラリスロマイシン感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属(腸球菌を除く)、ブランハメラ・カタラリス、インフルエンザ菌、百日咳菌、カンピロバクター属、マイコプラズマ属、クラミジア属による下記感染症

毛嚢炎、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲炎、皮下膿瘍、汗腺炎、集簇性ざ瘡、感染性粉瘤、慢性膿

皮症、外傷・熱傷・手術創などの表在性二次感染

咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎、慢性気管支炎、肺炎、肺化膿症

カンピロバクター腸炎

猩紅熱

百日咳

中耳炎、副鼻腔炎

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリア感染症

1.一般感染症

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、百日咳菌、カンピロバクター属、クラミジア属、マイコプラズマ属

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱、百日咳

2.後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症

<適応菌種>

本剤に感性のマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)

<適応症>

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症

用法・用量

錠:通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

ドライシロップ:用時懸濁し、通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う藩種性マイコバクテリア感染症

錠:通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり15mg(力価)を2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

ドライシロップ:用時懸濁し、通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり15mg(力価)を2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

また、いずれの場合にも、in vitroでMycobacterium avium complexに対して抗菌力を示す他の抗菌薬を併用することが望ましい。

1.一般感染症

錠:通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

ドライシロップ:用時懸濁し、通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

2.後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症

錠:通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり15mg(力価)を2回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

ドライシロップ:用時懸濁し、通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり15mg(力価)を2回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

また、いずれの場合にも、in vitroでマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)に対して抗菌力を示す他の抗菌薬を併用することが望ましい。

124.クラリスロマイシン(200mg錠)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

クラリスロマイシン感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属(腸球菌を除く)、ペプトストレプトコッカス属、ブランハメラ・カタラリス、インフルエンザ菌、カンピロバクター属、マイコプラズマ属、クラミジア属による下記感染症

○毛嚢炎、せつ、せつ腫症、よう、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲炎、皮下膿瘍、汗腺炎、集簇性ざ瘡、感染性粉瘤、慢性膿皮症、肛門周囲膿瘍、外傷・熱傷・手術創などの表在性二次感染

○咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎、慢性気管支炎、びまん性汎細気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症

○非淋菌性尿道炎

○カンピロバクター腸炎

○子宮頸管炎

○中耳炎、副鼻腔炎

○歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリア感染症

胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染

1.一般感染症

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、カンピロバクター属、ペプトストレプトコッカス属、クラミジア属、マイコプラズマ属

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頸管炎、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

2.後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症

<適応菌種>

本剤に感性のマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)

<適応症>

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症

3.胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

<適応菌種>

本剤に感性のヘリコバクター・ピロリ

<適応症>

胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

用法・用量

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日400mg(力価)を2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う藩種性マイコバクテリア感染症

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日800mg(力価)を2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。また、in vitroでMycobacterium avium complexに対して抗菌力を示す他の抗菌薬を併用することが望ましい。

胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染(クラリスロマイシン、アモキシシリン及びランソプラゾール併用の場合)

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリンとして1回750mg(力価)及びランソプラゾ-ルとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

(クラリスロマイシン、アモキシシリン及びオメプラゾール併用の場合)

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリンとして1回750mg(力価)及びオメプラゾ-ルとして1回20mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

1.一般感染症

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日400mg(力価)を2回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

2.後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日800mg(力価)を2回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。また、in vitroでマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)に対して抗菌

力を示す他の抗菌薬を併用することが望ましい。

3.胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

○クラリスロマイシン、アモキシシリン及びランソプラゾール併用の場合

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリンとして1回750mg(力価)及びランソプラゾ-ルとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

○クラリスロマイシン、アモキシシリン及びオメプラゾール併用の場合

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリンとして1回750mg(力価)及びオメプラゾ-ルとして1回20mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

125.酒石酸キタサマイシン(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、マイコプラズマ、連鎖球菌(腸球菌を除く)、肺炎球菌、ジフテリア菌のうち本剤感性菌による下記感染症

(1) 扁桃炎、咽頭炎、肺炎、膿胸、ジフテリア、猩紅熱、胆のう炎

(2) ペニシリン系抗生剤を使用不能な場合の細菌性心内膜炎、敗血症

<適応菌種>

キタサマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ジフテリア菌、マイコプラズマ属

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、肺炎、膿胸、胆嚢炎、猩紅熱、ジフテリア

用法・用量

通常、成人には酒石酸キタサマイシンとして1回200mg(力価)を1日2回、少なくとも5分以上かけて徐々に静脈内注射する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

同左

126.ジョサマイシン(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ジョサマイシン感性のブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、赤痢菌及びマイコプラズマによる下記感染症

敗血症

毛のう炎、膿皮症、ざ瘡、せつ、せつ腫症、よう、蜂画像21 (1KB)別ウィンドウが開きます

織炎、膿瘍、画像22 (1KB)別ウィンドウが開きます
疽、感染性粉瘤、咽喉頭炎、扁桃炎

涙嚢炎、麦粒腫、眼瞼炎

術後感染、熱傷後感染、創傷感染

乳腺炎、リンパ管(節)炎、唾液腺炎、副睾丸炎、精のう腺炎

急慢性気管支炎、気管支拡張症、肺炎、気管支肺炎、原発性非定型肺炎

細菌性赤痢

尿道炎、膀胱炎

猩紅熱

中耳炎、副鼻腔炎

歯科領域における次の感染症:骨膜炎、歯根膜炎、歯槽骨炎、智歯周囲炎、上顎洞炎、関節炎、顎炎、歯槽膿瘍

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、赤痢菌、マイコプラズマ属

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、精巣上体炎(副睾丸炎)、感染性腸炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、上顎洞炎、顎炎、猩紅熱

用法・用量

通常、成人の場合は、1日量をジョサマイシンとして800~1200mg(力価)とし、3~4回に分割投与する。

小児の場合は1日量を体重1kg当り30mgとし3~4回に分割投与する。

また、年齢、症状により適宜増減する。

同左

127.ステアリン酸エリスロマイシン(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、マイコプラズマ、連鎖球菌、肺炎球菌、髄膜炎菌、淋菌、ジフテリア菌、梅毒トレポネーマのうち本剤感性菌による下記感染症

よう、せつ、膿痂疹、蜂巣炎、丹毒、リンパ節炎、乳腺炎、骨髄炎、扁桃炎、肺炎、肺化膿症、膿胸、尿道炎、腎盂腎炎、淋疾、猩紅熱、百日咳、子宮内感染、トラコーマ、中耳炎、智歯周囲炎、梅毒、軟性下疳、ジフテリア、破傷風

<適応菌種>

エリスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、軟性下疳菌、百日咳菌、破傷風菌、梅毒トレポネーマ、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、マイコプラズマ属

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、乳腺炎、骨髄炎、扁桃炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、腎盂腎炎、尿道炎、淋菌感染症、軟性下疳、梅毒、子宮内感染、中耳炎、歯冠周囲炎、猩紅熱、ジフテリア、百日咳、破傷風

用法・用量

通常、成人にはエリスロマイシンとして1日800~1200mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。

小児には1日体重1kgあたり25~50mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、小児用量は成人量を上限とする。

同左

128.プロピオン酸ジョサマイシン(内用(シロップ、ドライシロップ))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ジョサマイシン感性のブドウ球菌、溶血レンサ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌及びマイコプラズマによる下記感染症

膿皮症、膿痂疹、せつ、よう、膿瘍、蜂画像23 (1KB)別ウィンドウが開きます
織炎、咽喉頭炎、扁桃炎、アンギーナ、急性上気道炎、外耳炎、歯肉炎、眼瞼炎、涙嚢炎、急慢性気管支炎、肺炎、気管支肺炎、原発性非定型肺炎、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎、歯科領域における次の感染症(骨膜炎、歯根膜炎、歯槽骨炎、智歯周囲炎、上顎洞炎、関節炎、顎炎、歯槽膿瘍、歯齦膿瘍)

<適応菌種>

ジョサマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、インフルエンザ菌、マイコプラズマ属

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、涙嚢炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、上顎洞炎、顎炎、猩紅熱

用法・用量

通常、幼小児には、1日量体重1kg当りジョサマイシンとして30mg(力価)を3~4回に分けて経口投与する。

但し、症状により適宜増減する。

通常、幼小児には、1日量体重1kg当りジョサマイシンとして30mg(力価)を3~4回に分けて経口投与する。ただし、症状により適宜増減する。