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51.セファドロキシル(内用(シロップ用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、溶血レンサ球菌、肺炎球菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリスのうちセファドロキシル感性菌による下記感染症

毛嚢(包)炎(膿疱性ざ瘡を含む)、せつ、せつ腫症、よう、伝染性膿痂疹、蜂巣炎、皮下膿瘍、汗腺炎、集簇性ざ瘡、感染性粉瘤、咽喉頭炎、気管支炎、扁桃炎、腎盂腎炎、膀胱炎、猩紅熱

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、猩紅熱

用法・用量

通常幼小児に、体重kg当りセファドロキシルとして1日20~40mg(力価)を3回に分割し用時懸濁して経口投与する。

なお、症状に応じて適宜増減する。

同左

52.セファレキシン(内用(錠、カプセル))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

【シンクル錠、同カプセルの場合】

黄色ブドウ球菌、白色(表皮)ブドウ球菌、溶血性レンサ球菌(錠)、溶血レンサ球菌(カプセル)、緑色レンサ球菌、腸球菌、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、クレブシエラ、クロアカ、エンテロバクター、プロテウス、レットゲレラ、モルガネラ、プロビデンシア及びインフルエンザ菌(錠)、パイフェル菌(カプセル)のうちセファレキシン感受性菌による下記感染症。

細菌性心内膜炎

浅在性化膿性疾患群:毛嚢炎、毛瘡、膿皮症、爪囲炎、膿痂疹、せつ、ヨウ、ざ瘡、膿瘍、蜂窩織炎、ひょう疽、感染性粉瘤、創傷感染、疔、汗腺炎、化膿性皮膚炎、麦粒腫、涙嚢炎、外耳炎、眼瞼炎、咽喉頭炎、扁桃炎、上気道感染、アンギーナ

深在性化膿性疾患群:乳腺炎、リンパ管(節)炎、リンパ腺炎、骨髄炎、骨膜炎、滑液嚢炎、関節炎、筋炎

下部呼吸器感染症:気管支炎、気管支拡張症、気管支肺炎、肺炎

尿路感染症:腎盂腎炎、腎盂炎、膀胱炎、尿道炎、淋疾

性器感染症:前立腺炎、副睾丸炎、バルトリン腺炎、子宮頸管炎、子宮内膜炎、骨盤腹膜炎

耳鼻科領域感染症:中耳炎、副鼻腔炎、耳下腺炎

眼科領域感染症:結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍、虹彩炎、鞏膜炎

胆道感染症:胆嚢炎、胆管炎、胆嚢周囲炎

歯科領域感染症:顎骨周囲炎、顎骨骨膜炎、顎骨骨髄炎、顎炎、歯槽骨炎、歯槽膿漏、上顎洞炎、歯骨炎、歯根周囲炎、智歯周囲炎、歯肉炎

【センセファリンカプセルの場合】

黄色ブドウ球菌、白色(表皮)ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌、緑色連鎖球菌、腸球菌、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、クレブシエラ、クロアカ、エンテロバクター、プロテウス、レツトゲレラ、モルガネラ、プロビデンシア、パイフエル菌のうちセファレキシン感受性菌による下記感染症

細菌性心内膜炎

浅在性化膿性疾患群

毛嚢炎、毛瘡、膿皮症、爪囲炎、膿痂疹、フルンケル、カルブンケル、ざ瘡、膿瘍、フレグモーネ、ひょう疽、感染性粉瘤、創傷感染、疔、汗腺炎、化膿性皮膚炎、麦粒腫、涙嚢炎、外耳炎、眼瞼炎、咽喉頭炎、扁桃炎、上気道感染、アンギーナ

深在性化膿性疾患群

乳腺炎、リンパ管(節)炎、リンパ腺炎、骨髄炎、骨膜炎、滑液嚢炎、関節炎、筋炎

下部呼吸器感染症

気管支炎、気管支拡張症、気管支肺炎、肺炎

胆道感染症

胆嚢炎、胆管炎、胆嚢周囲炎

尿路感染症

腎盂腎炎、腎盂炎、膀胱炎、尿道炎、淋疾

性器感染症

前立腺炎、副睾丸炎、バルトリン腺炎、子宮頸管炎、子宮内膜炎、骨盤腹膜炎

耳鼻科領域感染症

中耳炎、副鼻腔炎、耳下腺炎

眼科領域感染症

結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍、虹彩炎、鞏膜炎

歯科領域感染症

顎骨周囲炎、顎骨骨膜炎、顎骨骨髄炎、顎炎、歯槽骨炎、歯槽膿漏、上顎洞炎、歯骨炎、歯根周囲炎、智歯周囲炎、歯肉炎

【ラリキシン錠、同カプセルの場合】

黄色ブドウ球菌、白色(表皮)ブドウ球菌、溶血レンサ球菌、緑色レンサ球菌、腸球菌、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、クレブシェラ、クロアカ、エンテロバクター、プロテウス、レッドゲレラ、モルガネラ、プロビデンシア、パイフェル菌のうちセファレキシン感受性菌による下記感染症

1.細菌性心内膜炎

2.浅在性化膿性疾患群:

毛のう炎、毛瘡、膿皮症、爪囲炎、膿痂疹、せつ、よう、ざ瘡、皮下膿瘍、蜂窩織炎、ひょう疽、感染性粉瘤、創傷感染、汗腺炎、化膿性皮膚炎、麦粒腫、涙のう炎、眼瞼炎、外耳炎、咽喉頭炎、扁桃炎

3.深在性化膿性疾患群:

乳腺炎、リンパ節炎、骨髄炎、骨膜炎、滑液のう炎、関節炎、筋炎

4.下部呼吸器感染症:

気管支炎、気管支拡張症の感染時、気管支肺炎、肺炎

5.性器感染症:

前立腺炎、副睾丸炎、バルトリン腺炎、子宮頸管炎、子宮内感染、骨盤腹膜炎

6.尿路感染症:

腎盂腎炎、腎盂炎、膀胱炎、尿道炎、淋疾

7.耳鼻科領域感染症:

中耳炎、副鼻腔炎、耳下腺炎

8.眼科領域感染症:

結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍、虹彩炎、鞏膜炎

9.胆道感染症:

胆のう炎、胆管炎、胆のう周囲炎

10.歯科領域感染症:

顎骨周囲炎、顎骨骨膜炎、顎骨骨髄炎、顎炎、歯槽骨炎、歯槽膿漏、歯根周囲炎、智歯周囲炎、歯肉炎

【セファレキシン錠「マルコ」の場合】

黄色ブドウ球菌、白色(表皮)ブドウ球菌、溶血レンサ球菌、緑色レンサ球菌、腸球菌、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、クレブシエラ、クロアカ、エンテロバクター、プロテウス、レットゲレラ、モルガネラ、プロビデンシア及びパイフェル菌のうちセファレキシン感受性菌による下記感染症

・細菌性心内膜炎

・浅在性化膿性疾患群:毛のう炎、毛瘡、膿皮症、爪囲炎、膿痂疹、せつ、ヨウ、ざ瘡、膿瘍、蜂窩織炎、ひょう疽、感染性粉瘤、創傷感染、疔、汗腺炎、化膿性皮膚炎、麦粒腫、涙のう炎、外耳炎、眼瞼炎、咽喉頭炎、扁桃炎、上気道感染、アンギーナ

・深在性化膿性疾患群:乳腺炎、リンパ管(節)炎、リンパ腺炎、骨髄炎、骨膜炎、滑液のう炎、関節炎、筋炎

・下部呼吸器感染症:気管支炎、気管支拡張症、気管支肺炎、肺炎

・尿路感染症:腎盂腎炎、腎盂炎、膀胱炎、尿道炎、淋疾

・性器感染症:前立腺炎、副睾丸炎、バルトリン腺炎、子宮頸管炎、子宮内膜炎、骨盤腹膜炎

・耳鼻科領域感染症:中耳炎、副鼻腔炎、耳下腺炎

・眼科領域感染症:結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍、虹彩炎、鞏膜炎

【セファレキシンカプセル「日医工」の場合】

黄色ブドウ球菌,白色(表皮)ブドウ球菌,溶血性レンサ球菌,緑色レンサ球菌,肺炎球菌,淋菌,大腸菌,クレブシェラ,プロテウス,インフルエンザ菌のうちセファレキシン感受性菌による下記感染症

咽喉頭炎,扁桃炎,気管支炎,気管支拡張症,気管支肺炎,肺炎

尿道炎,膀胱炎,腎盂炎,腎盂腎炎,淋疾,前立腺炎,バルトリン腺炎

毛嚢炎,爪囲炎,ひょう疽,膿皮症,膿痂疹,膿瘍,フルンケル,カルブンケル,蜂窩織炎,感染性粉瘤,創傷感染,化膿性皮膚炎,乳腺炎,リンパ管炎,リンパ腺炎

中耳炎,副鼻腔炎

麦粒腫,涙嚢炎,眼瞼炎

胆嚢炎,胆管炎

顎骨周囲炎,顎骨骨膜炎,顎骨骨髄炎,歯槽骨炎,上顎洞炎,歯根周囲炎,歯肉炎,智歯周囲炎

【ケフレックスカプセル、セファレキシン・C「トーワ」の場合】

黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌、緑色連鎖球菌、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス

・ミラビリスのうちセファレキシン感性菌による下記感染症

毛のう炎、膿皮症、爪囲炎、膿痂疹、せつ、よう、ざ瘡感染、皮下膿瘍、蜂か織炎、ひょう疽、感染性粉りゅう、創傷感染、化膿性皮膚炎

麦粒腫、急性涙のう炎、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎

外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎

咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎

気管支炎、肺炎、喘息・気管支拡張症の感染時

乳腺炎、リンパ節炎、骨髄炎、骨膜炎、滑液のう炎、関節炎

腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、淋疾、前立腺炎

バルトリン腺炎、子宮頸管炎、子宮内感染

胆のう炎、胆のう胆管炎

顎骨周囲炎、顎骨骨膜炎、顎骨骨髄炎、急性顎炎、歯槽骨炎、歯槽膿瘍、歯根膜炎、智歯周囲炎、歯肉炎、抜歯後感染(ケフレックスカプセルのみ)

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、筋炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、子宮頸管炎,バルトリン腺炎、子宮内感染、涙嚢炎、麦粒腫、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、上顎洞炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染

用法・用量

【シンクル錠、同カプセルの場合】

通常、成人および体重20kg以上の小児に対してセファレキシンとして1回250mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、セファレキシンとして1回500mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

ただし、症状、体重、年令などにより適宜増減する。

【センセファリンカプセルの場合】

通常、成人及び体重20kg以上の小児に対しては、セファレキシンとして250mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、500mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

ただし、年令、体重、症状等に応じて適宜増減する。

【ラリキシン錠、同カプセルの場合】

通常、成人および体重20kg以上の小児に対しては、セファレキシンとして1回250mg(力価)を6時間ごとに経口投与する。重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対してはセファレキシンとして1回500mg(力価)を6時間ごとに経口投与する。

ただし、年令、体重、症状等に応じて適宜増減する。

【セファレキシン錠「マルコ」の場合】

通常、成人及び体重20kg以上の小児に対してセファレキシンとして1回250mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、セファレキシンとして1回500mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

但し、症状、体重、年令などにより適宜増減する。

【セファレキシンカプセル「日医工」の場合】

セファレキシンとして,通常成人および体重20kg以上の小児は1回250mg(力価)を6時間毎に経口投与する。重症または分離菌の感受性が比較的低い症例の場合には,1回500mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

なお,年令・症状・体重により適宜増減する。

【ケフレックスカプセル、セファレキシン・C「トーワ」の場合】

通常、成人及び体重20kg以上の小児に対しては、セファレキシンとして250mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、500mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

なお、年令、体重、症状により適宜増減する。

通常、成人および体重20kg以上の小児に対しては、セファレキシンとして1回250mg(力価)を6時間ごとに経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対してはセファレキシンとして1回500mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

53.セファレキシン(内用(シロップ用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

【シンクルドライシロップ200、セファレキシンドライシロップ「タツミ」500の場合】

黄色ブドウ球菌、白色(表皮)ブドウ球菌、溶血性レンサ球菌、緑色レンサ球菌、腸球菌、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ、インフルエンザ菌のうちセファレキシン感受性菌による下記感染症

呼吸器感染症:咽喉頭炎、扁桃炎、アンギーナ、気管支炎、気管支肺炎、肺炎

尿路感染症:尿道炎、膀胱炎、腎盂炎、腎盂腎炎

皮膚軟部組織感染症:膿皮症、膿痂疹、膿瘍、フルンケル、カルブンケル、蜂窩織炎、化膿性皮膚炎

耳鼻感染症:中耳炎、副鼻腔炎

眼感染症:麦粒腫、涙嚢炎、眼瞼炎

猩紅熱

敗血症

【ラリキシンドライシロップ、セファレキシンドライシロップ「日医工」、オーレキシンドライシロップ500の場合】

黄色ブドウ球菌、白色(表皮)ブドウ球菌、溶血レンサ球菌、緑色レンサ球菌、腸球菌(「日医工」は除く)、肺炎球菌、大腸菌、クレブシェラ、インフルエンザ菌のうちセファレキシン感受性菌による下記感染症

1.敗血症

2.浅在性化膿性疾患群:

膿皮症、膿痂疹、フルンケル、カルブンケル、膿瘍、フレグモーネ、化膿性皮膚炎、麦粒腫、涙のう炎、眼瞼炎、咽喉頭炎、扁桃炎

3.下部呼吸器感染症:

気管支炎、気管支肺炎、肺炎

4.尿路感染症:

尿道炎、膀胱炎、腎盂炎、腎盂腎炎

5.猩紅熱

6.耳鼻感染症:

中耳炎、副鼻腔炎

【ラリキシンドライシロップ200、セファレキシンドライシロップ250「マルコ」の場合】

黄色ブドウ球菌、白色(表皮)ブドウ球菌、溶血連鎖球菌、緑色連鎖球菌、腸球菌、肺炎球菌、大腸菌、クレブシェラ、インフルエンザ菌のうちセファレキシン感受性菌による下記感染症

1.敗血症

2.浅在性化膿性疾患群:

膿皮症、膿痂疹、せつ、よう、膿瘍、蜂窩織炎、化膿性皮膚炎、麦粒腫、涙のう炎、眼瞼炎、咽喉頭炎、扁桃炎

3.下部呼吸器感染症:

気管支炎、気管支肺炎、肺炎

4.尿路感染症:

尿道炎、膀胱炎、腎盂炎、腎盂腎炎

5.猩紅熱

6.耳鼻感染症:

中耳炎、副鼻腔炎

【センセファリンシロップ用細粒の場合】

セファレキシンに感性の黄色ブドウ球菌、白色(表皮)ブドウ球菌、溶血性レンサ球菌、緑色レンサ球菌、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ及びインフルエンザ菌による下記感染症

呼吸器感染症:咽喉頭炎、扁桃炎、気管支炎、気管支肺炎、肺炎

尿路感染症:尿道炎、膀胱炎、腎盂炎、腎盂腎炎

皮膚軟部組織感染症:膿皮症、膿痂疹、膿瘍、フルンケル、カルブンケル、蜂か織炎、化膿性皮膚炎

耳鼻感染症:中耳炎、副鼻腔炎

眼感染症:麦粒腫、涙のう炎、眼瞼炎

猩紅熱

【ケフレックスシロップ用細粒の場合】

黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌、緑色連鎖球菌、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ属のうちセファレキシン感性菌による下記感染症

毛のう炎、膿皮症、膿痂疹、せつ、よう、ざ瘡感染、皮下膿瘍、蜂か織炎、ひょう疽、創傷感染、化膿性皮膚炎

麦粒腫、急性涙のう炎、眼瞼炎

外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎

咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎

気管支炎、肺炎、喘息・気管支拡張症の感染時

リンパ節炎

猩紅熱

腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎

顎骨周囲炎、顎骨骨膜炎、顎骨骨髄炎、急性顎炎、歯槽膿瘍、

歯根膜炎、抜歯後感染

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、猩紅熱

用法・用量

【シンクルドライシロップ200の場合】

通常、幼・小児に対して、体重1kgあたりセファレキシンとして1日量25~50mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。

なお、重症または分離菌の感受性が比較的低い症例には、体重1kgあたりセファレキシンとして1日量50~100mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。

ただし、年令、体重、症状により適宜増減する。

【セファレキシンドライシロップ「タツミ」500の場合】

用時適量の水を加えて懸濁液として、通常、幼・小児に対して体重1kgあたりセファレキシンとして1日量25~50mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。なお、重症または分離菌の感受性が比較的低い症例には、体重1kgあたりセファレキシンとして、1日量50~100mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。ただし年令、体重、症状により適宜増減する。

【ラリキシンドライシロップの場合】

通常、幼児および体重20kg以下の小児に対しては体重1kg当りセファレキシンとして1日25~50mg(力価)を分割して6時間ごとに経口投与する。ただし、年令、体重、症状等に応じて適宜増減する。

【セファレキシンドライシロップ「日医工」の場合】

用時溶解し,セファレキシンとして,通常幼小児1日25~50mg(力価)/kgを6時間ごとに分割経口投与する。重症または分離菌の感受性が比較的低い症例の場合には,1日50~100mg(力価)/kgを6時間ごとに分割経口投与する。

なお,年令・症状により適宜増減する。

【オーレキシンドライシロップ500の場合】

用時溶解し、セファレキシンとして通常幼・小児に対して体重1kgあたり1日量25~50mg(力価)、重症又は低感受性菌による感染症では、体重1kgあたり1日50~100mg(力価)を6時間毎に分割経口投与する。

ただし、年齢・体重・症状等により適宜増減する。

【ラリキシンドライシロップ200の場合】

通常、幼児および体重20kg以下の小児に対しては体重1kg当りセファレキシンとして1日25~50mg(力価)を分割して6時間ごとに経口投与する。なお、重症または分離菌の感受性が比較的低い症例には、体重1kgあたりセファレキシンとして1日量50~100mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。ただし、年令、体重、症状等に応じて適宜増減する。

【セファレキシンドライシロップ250「マルコ」の場合】

通常、幼・小児に対しては体重1kgあたり1日0.1~0.4g(セファレキシンとして25~100mg(力価))を分割して6時間ごとに経口投与する。

なお、年令、体重、症状などにより適宜増減する。

本剤は、通例、用時適量の水を加え、シロップ剤として用いる。

【センセファリンシロップ用細粒の場合】

通常、幼・小児には、1日量として体重1kg当たり本剤0.125~0.25g〔セファレキシンとして25~50mg(力価)〕を等量に分割して6時間ごとに経口投与する。

なお、重症又は分離菌の感受性が比較的低い症例には、1日量として体重1kg当たり本剤0.25~0.50g〔セファレキシンとして50~100mg(力価)〕を等量に分割して6時間ごとに経口投与する。

ただし、年令、体重、症状により適宜増減する。

【ケフレックスシロップ用細粒の場合】

通常、幼小児に対しては、体重kg当りセファレキシンとして1日25~50mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、体重kg当りセファレキシンとして1日50~100mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。

なお、年令、体重、症状により適宜増減する。

通常、幼小児に対しては、体重kgあたりセファレキシンとして1日25~50mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、体重kg当りセファレキシンとして1日50~100mg(力価)を分割して6時間毎に経口投与する。

なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

54.セファレキシン(複粒)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

黄色ブドウ球菌,表皮ブドウ球菌,化膿連鎖球菌,肺炎球菌,大腸菌,クレブシエラ属,プロテウス・ミラビリスのうちセファレキシン感性菌による下記感染症

毛のう炎,膿皮症,膿痂疹,せつ,よう,ざ瘡感染,皮下膿瘍,蜂巣炎,ひょう疽,感染性粉りゅう,丹毒,創傷感染

麦粒腫,急性涙嚢炎,眼瞼炎

外耳炎

咽頭炎,扁桃炎,扁桃周囲炎

乳腺炎,リンパ節炎

気管支炎,肺炎,喘息・気管支拡張症の感染時

腎盂腎炎,膀胱炎

前立腺炎

バルトリン腺炎

中耳炎,副鼻腔炎

顎骨周囲炎,顎骨骨膜炎,顎骨骨髄炎,急性顎炎,歯槽膿瘍,歯根膜炎,智歯周囲炎,抜歯後感染

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、バルトリン腺炎、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染

用法・用量

通常、成人及び体重20kg以上の小児に対しては、セファレキシンとして1日1g(力価)を2回に分割して、朝、夕食後に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、セファレキシンとして1日2g(力価)を2回に分割して、朝、夕食後に経口投与する。

なお、年令、体重、症状により適宜増減する。

通常、成人及び体重20kg以上の小児に対しては、セファレキシンとして1日1g(力価)を2回に分割して、朝、夕食後に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、セファレキシンとして1日2g(力価)を2回に分割して、朝、夕食後に経口投与する。

なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

55.セファレキシン(複粒:小児用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

黄色ブドウ球菌,表皮ブドウ球菌,化膿連鎖球菌,肺炎球菌,大腸菌,クレブシエラ属のうちセファレキシン感性菌による下記感染症

毛のう炎,膿皮症,膿痂疹,せつ,よう,ざ瘡感染,皮下膿瘍,蜂巣炎,ひょう疽,創傷感染

麦粒腫,急性涙嚢炎,眼瞼炎

外耳炎

咽頭炎,扁桃炎

リンパ節炎

気管支炎,肺炎,喘息・気管支拡張症の感染時

猩紅熱

腎盂腎炎,膀胱炎

顎骨周囲炎,顎骨骨膜炎,顎骨骨髄炎,急性顎炎,歯槽膿瘍,歯根膜炎,抜歯後感染

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ属

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、歯周組織炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、猩紅熱

用法・用量

通常,幼小児に対しては,体重kg当りセファレキシンとして1日25~50mg(力価)を2回に分割して,朝,夕食後に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、体重kgあたりセファレキシンとして1日50~100mg(力価)を2回に分割して,朝,夕食後に経口投与する。

なお,年令,体重,症状により適宜増減する。

通常、幼小児に対しては、体重kg当りセファレキシンとして1日25~50mg(力価)を2回に分割して、朝、夕食後に経口投与する。

重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、体重kgあたりセファレキシンとして1日50~100mg(力価)を2回に分割して、朝、夕食後に経口投与する。

なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

56.セファロチンナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

<有効菌種>

(1) ブドウ球菌,連鎖球菌(腸球菌を除く),肺炎球菌,セファロチン感性大腸菌

(2) 淋菌。

<適応症>

扁桃炎,扁桃周囲膿瘍,咽頭炎,喉頭炎,気管支炎,肺炎,肺化膿症,膿胸,腎盂腎炎,膀胱炎,せつ腫症,せつ,よう,蜂か織炎,膿痂疹,リンパ節炎,敗血症,骨髄炎,腹膜炎,猩紅熱,中耳炎,麦粒腫,淋疾,尿道炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎,副睾丸炎,急性膵炎,創傷・熱傷及び手術後の二次感染

<適応菌種>

セファロチンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、大腸菌

<適応症>

敗血症、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、膀胱炎、腎盂腎炎、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、腹膜炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、中耳炎、猩紅熱

用法・用量

セファロチンとして、通常成人には症状により1日1~6g(力価)を4~6回に分割し、静脈内または筋肉内注射する。

なお、筋肉内注射の際は、疼痛ならびに硬結を避けるため、大腿筋または臀筋の深部に注射する。間歇投与が必要な場合は、0.5~1g(力価)を10mLの生理食塩液に溶かし、3~4分間で徐々に静脈内に注射するか、補液中の患者では管の途中から注入する。1日投与量全部を1日の全補液に溶解して点滴静注してもよい。

通常幼小児には、1日20~80mg(力価)/kgを分割投与する。

なお、症状に応じて適宜増減する。

同左

57.セフィキシム(内用(カプセル))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

レンサ球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、淋菌、ブランハメラ・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌のうち、セフィキシム感性菌による下記感染症。

○気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎

○腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎

○胆嚢炎、胆管炎

○猩紅熱

○中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

本剤に感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌

<適応症>

急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱

用法・用量

通常、成人及び体重30kg以上の小児に対しては、セフィキシムとして1回50~100mg(力価)を1日2回経口投与する。

なお、年齢、体重、症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる症例には、セフィキシムとして1回200mg(力価)を1日2回経口投与する。

同左

58.セフィキシム(内用(細粒))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

レンサ球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、淋菌、ブランハメラ・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌のうち、セフィキシム感性菌による下記感染症。

○気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎

○腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎

○胆嚢炎、胆管炎

○猩紅熱

○中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

本剤に感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌

<適応症>

急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱

用法・用量

通常、小児に対しては、セフィキシムとして1回1.5~3mg(力価)/kgを1日2回経口投与する。

なお、症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる症例には、セフィキシムとして1回6mg(力価)/kgを1日2回経口投与する。

同左

59.セフォジジムナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

レンサ球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、ペプトストレプトコッカス属、淋菌、ブランハメラ属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア属、モルガネラ属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症

敗血症、咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、腹膜炎(含,骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍)、子宮付属器炎、子宮内感染、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎、バルトリン腺炎(膿瘍)、髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

セフォジジムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)

<適応症>

敗血症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎

用法・用量

通常、成人にはセフォジジムナトリウムとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

通常、小児には1日60~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には成人では1日4g(力価)、小児では1日120mg(力価)/kgまで増量し、分割投与する。

静脈内注射に際しては注射用水、生理食塩液又はブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に注射する。また点滴静注に際しては補液に溶解して注射する。

同左

60.セフォタキシムナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

連鎖球菌属(ただし腸球菌を除く)、肺炎球菌、ペプトコッカス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシェラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌、バクテロイデスのうち本剤感性菌による下記感染症

敗血症、亜急性細菌性心内膜炎、創傷・熱傷及び手術後の二次感染、肺炎、気管支炎、気管支拡張症の感染時、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺化膿症、膿胸、胆管炎、胆嚢炎、腹膜炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、子宮付属器炎、バルトリン腺炎(膿瘍)、子宮内感染、子宮旁結合織炎、骨盤死腔炎、髄膜炎

<適応菌種>

セフォタキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎

用法・用量

通常成人には、セフォタキシムとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内又は筋肉内に注射する。

通常小児には、セフォタキシムとして1日50~100mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内に注射する。

なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、1日量を成人では4g(力価)まで増量し、2~4回に分割投与する。また小児では150mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分割投与する。

静脈内注射に際しては、注射用蒸留水、生理食塩液又はブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に注射する。また補液に加えて、点滴静注することもできる。

筋肉内注射に際しては、0.5%リドカイン注射液に溶解して注射する。

同左

61.セフォテタン(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属のうち本剤感受性菌による下記感染症

敗血症、熱傷・手術創などの表在性二次感染、気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸、腎盂腎炎、膀胱炎、胆嚢炎、胆管炎、腹膜炎、子宮内感染、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎、バルトリン腺炎

<適応菌種>

本剤に感性の大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮旁結合織炎

用法・用量

通常成人には1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

通常小児には1日40~60mg(力価)/kgを2~3回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

なお、難治性または重症感染症には、症状に応じて1日量を成人では4g(力価)、小児では、100mg(力価)/kgまで増量し、2~3回に分けて投与する。

同左

62.セフォペラゾンナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

緑膿菌、プロテウス・ミラビリス、プロテウス・モルガニー、プロテウス・ブルガリス、プロテウス・レットゲリー、クレブシェラ属、セラチア属、大腸菌、エンテロバクター属、シトロバクター属、インフルエンザ菌、連鎖球菌属(ただし腸球菌を除く)、肺炎球菌、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症

・敗血症

・創傷・熱傷及び術後二次感染

・蜂か織炎

・乳腺炎、リンパ管炎

・気管支炎、気管支拡張症の感染時、肺炎、慢性呼吸器疾患の二次感染

・肺化膿症、膿胸

・胆管炎、胆嚢炎

・肝膿瘍

・腹膜炎

・腎盂腎炎

・膀胱炎、尿道炎

・前立腺炎

・子宮付属器炎

・バルトリン腺炎、子宮内感染

・子宮旁結合織炎

・髄膜炎

<適応菌種>

セフォペラゾンに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、インフルエンザ菌、緑膿菌、バクテロイデス属、プレボテラ属

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎

用法・用量

[注射用]

セフォペラゾンナトリウムとして、通常成人には1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射または筋肉内注射する。小児にはセフォペラゾンナトリウムとして、1日25~100mg(力価)/kgを2~4回に分けて静脈内注射する。

難治性または重症感染症には症状に応じて、1日量成人では6g(力価)、小児では150mg(力価)/kgまで増量し、2~4回に分割投与する。

静脈内注射に際しては、日本薬局方注射用蒸留水、日本薬局方生理食塩液または日本薬局方ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。

なお、点滴による静脈内注射に際しては補液に溶解して用いる。

筋肉内注射に際しては、本剤0.5~1g(力価)を日本薬局方リドカイン注射液(0.5W/V%)3mlに溶解して用いる。

[筋注用]

セフォペラゾンナトリウムとして、通常成人には1日1~2g(力価)を2回に分けて筋肉内注射する。

なお、年令、症状に応じて適宜増減する。

溶解に際しては、添付の日本薬局方リドカイン注射液(0.5W/V%)3mlに溶解する。

[注射用]

セフォペラゾンナトリウムとして、通常成人には1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射または筋肉内注射する。小児にはセフォペラゾンナトリウムとして、1日25~100mg(力価)/kgを2~4回に分けて静脈内注射する。

難治性または重症感染症には症状に応じて、1日量成人では6g(力価)、小児では150mg(力価)/kgまで増量し、2~4回に分割投与する。

静脈内注射に際しては、日本薬局方注射用蒸留水、日本薬局方生理食塩液または日本薬局方ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。

なお、点滴による静脈内注射に際しては補液に溶解して用いる。

筋肉内注射に際しては、本剤0.5~1g(力価)を日本薬局方リドカイン注射液(0.5W/V%)3mLに溶解して用いる。

[筋注用]

セフォペラゾンナトリウムとして、通常成人には1日1~2g(力価)を2回に分けて筋肉内注射する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。

溶解に際しては、添付の日本薬局方リドカイン注射液(0.5W/V%)3mLに溶解する。

63.セフジトレンピボキシル(内用(細粒))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属,レンサ球菌属,ペプトストレプトコッカス属,ブランハメラ・カタラーリス,プロピオニバクテリウム・アクネス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属(プロテウス・ミラビリス,プロテウス・ブルガリス),モルガネラ属,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,百日咳菌,バクテロイデス属のうち,本剤感性菌による下記感染症

○毛嚢炎,せつ,せつ腫症,よう,伝染性膿痂疹,丹毒,蜂巣炎,リンパ管(節)炎,化膿性爪囲(廓)炎,ひょう疽,皮下膿瘍,汗腺炎,感染性粉瘤,慢性膿皮症

○肛門周囲膿瘍,外傷・手術創などの表在性二次感染

○咽喉頭炎(咽喉膿瘍),急性気管支炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍),気管支拡張症(感染時),慢性呼吸器疾患の二次感染,肺炎,肺化膿症

○尿路感染症(腎盂腎炎,膀胱炎)

○猩紅熱

○百日咳

○中耳炎,副鼻腔炎

○歯周組織炎、顎炎

<適応菌種>

セフジトレンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、百日咳菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、アクネ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、顎炎、猩紅熱、百日咳

用法・用量

通常、小児にセフジトレンピボキシルとして1回3mg(力価)/kgを1日3回食後に経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。

同左

64.セフジトレンピボキシル(内用(錠))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属,レンサ球菌属,ペプトストレプトコッカス属,ブランハメラ・カタラーリス,プロピオニバクテリウム・アクネス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属(プロテウス・ミラビリス,プロテウス・ブルガリス),モルガネラ属,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,バクテロイデス属のうち,本剤感性菌による下記感染症

○毛嚢炎,せつ,せつ腫症,よう,伝染性膿痂疹,丹毒,蜂巣炎,リンパ管(節)炎,化膿性爪囲(廓)炎,ひょう疽,皮下膿瘍,汗腺炎,感染性粉瘤,慢性膿皮症

○乳腺炎,肛門周囲膿瘍,外傷・手術創などの表在性二次感染

○咽喉頭炎(咽喉膿瘍),急性気管支炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍),慢性気管支炎,気管支拡張症(感染時),慢性呼吸器疾患の二次感染,肺炎,肺化膿症

○腎盂腎炎,膀胱炎

○胆のう炎,胆管炎

○子宮付属器炎,子宮内感染,バルトリン腺炎

○中耳炎,副鼻腔炎

○眼瞼炎,麦粒腫,眼瞼膿瘍,涙嚢炎,瞼板腺炎

○歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎

<適応菌種>

セフジトレンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、アクネ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、眼瞼膿瘍、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

用法・用量

通常、成人にはセフジトレンピボキシルとして1回100mg(力価)を1日3回食後に経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる場合は、1回200mg(力価)を1日3回食後に経口投与する。

同左

65.セフジニル(内用(カプセル))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ペプトストレプトコッカス属、プロピオニバクテリウム、淋菌、ブランハメラ・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、プロビデンシア属、インフルエンザ菌のうちセフジニル感性菌による下記感染症。

・毛嚢(包)炎、せつ、せつ腫症、よう、伝染性膿痂疹、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲(廓)炎、皮下膿瘍、汗腺炎、感染性粉瘤、慢性膿皮症

・乳腺炎、肛門周囲膿瘍、外傷及び手術創の表在性二次感染

・咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎、肺炎

・腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎

・子宮付属器炎、子宮内感染、バルトリン腺炎

・眼瞼炎、麦粒腫、瞼板腺炎

・外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎

・歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、アクネ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

用法・用量

通常、セフジニルとして成人1回100mg(力価)を1日3回経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。

同左

66.セフジニル(内用(細粒))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ブランハメラ・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌のうちセフジニル感性菌による下記感染症

・毛嚢(包)炎、せつ、せつ腫症、よう、伝染性膿痂疹、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲(廓)炎、皮下膿瘍、汗腺炎、感染性粉瘤、慢性膿皮症

・咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎、肺炎

・腎盂腎炎、膀胱炎

・猩紅熱

・中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱

用法・用量

通常、小児に対してセフジニルとして1日量9~18mg(力価)/kgを3回に分割して経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。

同左

67.セフスロジンナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

セフスロジンに感性の緑膿菌による下記感染症

○敗血症

○肺炎、気管支炎、気管支拡張症の感染時

○腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺床炎

○創傷・熱傷の二次感染

○腹膜炎

○中耳炎

○角膜潰瘍

<適応菌種>

セフスロジンに感性の緑膿菌

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎

用法・用量

通常、成人にはセフスロジンナトリウムとして1日500~1,000mg(力価)を、重症感染症には2,000mg(力価)を2~4回に分け、また、小児にはセフスロジンナトリウムとして1日60~100mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内に注射する。

なお、年齢、症状に応じ適宜増減するが、成人の敗血症には1日4,000mg(力価)まで、小児の重症難治性感染症には1日200mg(力価)/kgまで増量することができる。

静脈内注射に際しては、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液」に溶解して用いる。

また、成人の場合は1回用量250~2,000mg(力価)を糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて30分~2時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

なお、小児の場合は上記投与量を考慮した1回用量を補液に加えて30分~1時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

同左

68.セフタジジム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、シュードモナス属、インフルエンザ菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症

敗血症、感染症心内膜炎、外傷・熱傷・手術創等の表在性二次感染、咽喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、気管支炎、気管支拡張症の感染時、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸、腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、腹膜炎、子宮付属器炎、子宮内感染、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎、バルトリン腺炎、髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎

用法・用量

通常、成人には1日1~2g(力価)を2回に分割し静脈内に注射する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し、2~4回に分割投与する。

通常、小児には1日40~100mg(力価)/kgを2~4回に分割し静脈内に注射する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を150mg(力価)/kgまで増量し、2~4回に分割投与する。

通常、未熟児・新生児の生後0から3日齢には1回20mg(力価)/kgを1日2~3回、また、生後4日齢以降には1回20mg(力価)/kgを1日3~4回静脈内に注射する。なお、難治性又は重症感染症には、症状に応じて1日量を150mg(力価)/kgまで増量し、2~4回に分割投与する。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液、又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。なお、本剤は糖液、電解質液またはアミノ酸製剤などの補液に加えて30分~2時間かけて点滴静注することもできる。

同左

69.セフチゾキシムナトリウム(注射(筋注用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

セフチゾキシムに感性の連鎖球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、インフルエンザ菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、セラチア属、エンテロバクター属、シトロバクター属、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属による下記感染症

○敗血症、感染性心内膜炎

○創傷・熱傷の二次感染

○気管支炎、気管支拡張症の感染時、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸

○胆管炎、胆嚢炎

○腹膜炎

○腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎

○子宮付属器炎、子宮内感染、骨盤死腔炎

○髄膜炎

<適応菌種>

セフチゾキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ・メラニノジェニカ

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎

用法・用量

セフチゾキシムとして、通常成人には1日0.5~2g(力価)を2~4回に分けて筋肉内に注射する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。

筋肉内注射の際には、2mLの日本薬局方注射用水、又は添付の日本薬局方リドカイン注射液(0.5W/V%)に溶解する。

同左

70.セフチゾキシムナトリウム(注射(静注用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

セフチゾキシムに感性の連鎖球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、インフルエンザ菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、セラチア属、エンテロバクター属、シトロバクター属、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属による下記感染症

○敗血症、感染性心内膜炎

○創傷・熱傷の二次感染

○気管支炎、気管支拡張症の感染時、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸

○胆管炎、胆嚢炎

○腹膜炎

○腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎

○子宮付属器炎、子宮内感染、骨盤死腔炎

○髄膜炎

<適応菌種>

セフチゾキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ・メラニノジェニカ

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎

用法・用量

セフチゾキシムとして、通常成人には1日0.5~2g(力価)、小児には1日40~80mg(力価)/kgを2~4回に分けて静脈内に注射する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には成人では1日4g(力価)まで、小児では1日120mg(力価)/kgまで増量することができる。

静脈内注射の際には注射用水、生理食塩液又はブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に注射する。

糖液、電解質液、アミノ酸製剤等の補液に加えて、30分~2時間かけて静脈内に点滴注入することもできる。

また、キット品はコネクターを介して添付の生理食塩液100ml又は5%ブドウ糖注射液100mlに溶解し、静脈内に点滴注入する。

セフチゾキシムとして、通常成人には1日0.5~2g(力価)、小児には1日40~80mg(力価)/kgを2~4回に分けて静脈内に注射する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には成人では1日4g(力価)まで、小児では1日120mg(力価)/kgまで増量することができる。

静脈内注射の際には注射用水、生理食塩液又はブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に注射する。

糖液、電解質液、アミノ酸製剤等の補液に加えて、30分~2時間かけて静脈内に点滴注入することもできる。

また、キット品はコネクターを介して添付の生理食塩液100mL又は5%ブドウ糖注射液100mLに溶解し、静脈内に点滴注入する。

71.セフチゾキシムナトリウム(外用(坐剤))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

セフチゾキシムに感性の連鎖球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、インフルエンザ菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、セラチア属、エンテロバクター属、シトロバクター属、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属による下記感染症

・気管支炎、肺炎

・尿路感染症(腎盂腎炎、膀胱炎)

<適応菌種>

セフチゾキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ・メラニノジェニカ

<適応症>

急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎

用法・用量

通常、小児に体重kg当りセフチゾキシムとして1日20~70mg(力価)を、3~4回に分けて肛門内に挿入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

同左

72.セフテゾールナトリウム

該当品目なし

73.セフテラムピボキシル(内用(細粒))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

レンサ球菌属(ただし腸球菌を除く)、肺炎球菌、大腸菌、クレブシェラ属、プロテウス属(プロテウス・ミラビリス、プロテウス・ブルガリス、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、プロビデンシア・インコンスタンス)、インフルエンザ菌のうち、本剤感性菌による下記感染症

・咽喉頭炎(咽頭炎、喉頭炎)、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、急性気管支炎、肺炎

・尿路感染症(腎盂腎炎、膀胱炎)

・猩紅熱

・中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

セフテラムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌

<適応症>

咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱

用法・用量

通常、小児に対しては、セフテラム ピボキシルとして1日量9~18mg(力価)/kgを3回に分割して経口投与する。なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。

同左

74.セフテラムピボキシル(内用(錠))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

レンサ球菌属(ただし腸球菌を除く)、肺炎球菌、ペプトストレプトコッカス属、淋菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシェラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属(プロテウス・ミラビリス、プロテウス・ブルガリス、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、プロビデンシア・インコンスタンス)、インフルエンザ菌のうち、本剤感性菌による下記感染症

・咽喉頭炎(咽頭炎、喉頭炎)、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、急性気管支炎、肺炎、慢性気管支炎、びまん性汎細気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染

・腎盂腎炎、膀胱炎

・淋菌性尿道炎

・子宮付属器炎、子宮内膜炎、子宮内感染、バルトリン腺炎、バルトリン腺膿瘍

・中耳炎、副鼻腔炎

・歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

<適応菌種>

セフテラムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属

<適応症>

咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

用法・用量

咽喉頭炎(咽頭炎、喉頭炎)、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、急性気管支炎、腎盂腎炎、膀胱炎、子宮付属器炎、子宮内膜炎、子宮内感染、バルトリン腺炎、バルトリン腺膿瘍の場合

通常、セフテラム ピボキシルとして成人1日150~300mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

慢性気管支炎、びまん性汎細気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、淋菌性尿道炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎の場合

通常、セフテラム ピボキシルとして成人1日300~600mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。

[咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、膀胱炎、腎盂腎炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎の場合]

通常、セフテラム ピボキシルとして成人1日150~300mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

[肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎の場合]

通常、セフテラム ピボキシルとして成人1日300~600mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。

75.セフトリアキソンナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、淋菌、大腸菌、

シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症。

敗血症、咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎、慢性気管支炎、気管支拡張症の感染時、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸、咽頭炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、胆のう炎、胆管炎、腹膜炎、骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍、子宮付属器炎、子宮内感染、バルトリン腺炎、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患、精巣上体炎、直腸炎、髄膜炎、角膜潰瘍、中耳炎、副鼻腔炎、顎炎、顎骨周辺の蜂巣炎。

<適応菌種>

セフトリアキソンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)

<適応症>

敗血症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患、直腸炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎

用法・用量

通常、成人には1日1~2g(力価)を1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し、2回に分けて投与する。

なお、淋菌感染症については、下記の通り投与する。

①咽頭炎、尿道炎、子宮頸管炎、直腸炎:通常、成人には1g(力価)を単回静脈内注射又は単回点滴静注する。

②骨盤内炎症性疾患、精巣上体炎:通常、成人には1日1回1g(力価)を静脈内注射又は点滴静注する。

通常、小児には1日20~60mg(力価)/kgを2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を120mg(力価)/kgまで増量し、2回に分けて投与する。

通常、未熟児・新生児の生後0~3日齢には1回20mg(力価)/kgを1日1回、また、生後4日齢以降には1回20mg(力価)/kgを1日2回静脈内注射又は点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1回量を40mg(力価)/kgまで増量し、1日2回投与する。ただし、生後2週間以内の未熟児・新生児には1日50mg(力価)/kgまでとする。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。

また、点滴静注に際しては補液に溶解して用いる。

またバッグ品の投与に際しては、用時、添付の溶解液にて溶解し、静脈内に点滴注射する。

通常、成人には1日1~2g(力価)を1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し、2回に分けて投与する。

なお、淋菌感染症については、下記の通り投与する。

①咽頭・喉頭炎、尿道炎、子宮頸管炎、直腸炎:

通常、成人には1g(力価)を単回静脈内注射又は単回点滴静注する。

②精巣上体炎(副睾丸炎)、骨盤内炎症性疾患:

通常、成人には1日1回1g(力価)を静脈内注射又は点滴静注する。

通常、小児には1日20~60mg(力価)/kgを2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を120mg(力価)/kgまで増量し、2回に分けて投与する。

通常、未熟児・新生児の生後0~3日齢には1回20mg(力価)/kgを1日1回、また、生後4日齢以降には1回20mg(力価)/kgを1日2回静脈内注射又は点滴静注する。

なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1回量を40mg(力価)/kgまで増量し、1日2回投与する。ただし、生後2週間以内の未熟児・新生児には1日50mg(力価)/kgまでとする。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。

また、点滴静注に際しては補液に溶解して用いる。

バッグ品の投与に際しては、用時、添付の溶解液にて溶解し、静脈内に点滴注射する。

76.セフピラミドナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属(腸球菌を除く)、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ属、シュードモナス属、インフルエンザ菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症

敗血症、熱傷・手術創などの二次感染、咽喉頭炎(咽喉膿瘍)、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸、腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、副睾丸炎、胆嚢炎、胆管炎、腹膜炎(含、骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍)、子宮付属器炎、子宮内感染、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎、バルトリン腺炎、髄膜炎、顎炎、顎骨周辺の蜂巣炎

<適応菌種>

セフピラミドに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎

用法・用量

通常、成人にはセフピラミドナトリウムとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し、2~3回に分割投与する。

通常、小児にはセフピラミドナトリウムとして1日30~80mg(力価)/kgを2~3回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を150mg(力価)/kgまで増量し、2~3回に分割投与する。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。

また、点滴静注に際しては糖液、電解質液、アミノ酸製剤等の補液に加えて30~60分かけて静脈内に点滴静注することもできる。

同左