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25.アモキシシリン(内用(250mg錠))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

アモキシシリン感性の大腸菌,変形菌(特にプロテウス・ミラビリス),インフルエンザ菌,淋菌,溶血連鎖球菌,腸球菌,肺炎球菌,ブドウ球菌及び梅毒トレポネーマによる下記感染症

○敗血症,細菌性心内膜炎

○気管支炎,肺炎,咽頭炎,扁桃炎,猩紅熱,中耳炎,耳せつ,鼻せつ

○乳腺炎,リンパ節炎,骨髄炎,骨膜炎

○胆管炎,胆のう炎,急性膵炎

○腎盂腎炎,膀胱炎,尿道炎,前立腺炎,副睾丸炎,淋疾,梅毒

○子宮付属器炎,子宮内感染,子宮旁結合織炎,骨盤腹膜炎

○眼瞼炎,涙のう炎,麦粒腫

○毛のう炎,膿皮症,膿痂疹,せつ,よう,ざ瘡,膿瘍,蜂窩織炎,感染粉瘤,ひょう疽,褥瘡

○創傷及び手術後の二次感染

○歯齦膿瘍,急性顎炎,顎骨周囲炎,智歯周囲炎,歯槽骨炎

胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ、梅毒トレポネーマ

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

用法・用量

ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症

アモキシシリンとして、通常成人1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。小児は1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。なお、年令、症状により適宜増減する。

胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染アモキシシリン、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

アモキシシリン、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

[ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症]

アモキシシリンとして、通常成人1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。小児は1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

[胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症]

○アモキシシリン、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

○アモキシシリン、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

26.アモキシシリン(内用(50mg錠))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

アモキシシリン感性の大腸菌、変形菌(特にプロテウス・ミラビリス)、インフルエンザ菌、淋菌、溶血連鎖球菌、腸球菌、肺炎球菌およびブドウ球菌による下記感染症

敗血症、細菌性心内膜炎、毛のう炎、膿皮症、膿痂疹、せつ、よう、ざ瘡、膿瘍、蜂か織炎、感染粉瘤、ひょう疽、褥瘡、創傷および手術後の二次感染、咽頭炎、扁桃炎、耳せつ、鼻せつ、眼瞼炎、涙のう炎、麦粒腫、乳腺炎、リンパ節炎、骨髄炎、骨膜炎、気管支炎、肺炎、胆管炎、胆のう炎、急性膵炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、副睾丸炎、子宮付属器炎、子宮内感染、子宮旁結合織炎、骨盤腹膜炎、淋疾、猩紅熱、中耳炎、歯齦膿瘍、急性顎炎、顎骨周囲炎、智歯周囲炎、歯槽骨炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱

用法・用量

アモキシシリンとして、通常成人1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。小児は1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

同左

27.アモキシシリン(内用(細粒))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

アモキシシリン感性の大腸菌,変形菌(特にプロテウス・ミラビリス),インフルエンザ菌,淋菌,溶血連鎖球菌,腸球菌,肺炎球菌,ブドウ球菌及び梅毒トレポネーマによる下記感染症

○敗血症,細菌性心内膜炎

○気管支炎,肺炎,咽頭炎,扁桃炎,猩紅熱,中耳炎,耳せつ,鼻せつ

○乳腺炎,リンパ節炎,骨髄炎,骨膜炎

○胆管炎,胆のう炎,急性膵炎

○腎盂腎炎,膀胱炎,尿道炎,前立腺炎,副睾丸炎,淋疾,梅毒

○子宮付属器炎,子宮内感染,子宮旁結合織炎,骨盤腹膜炎

○眼瞼炎,涙のう炎,麦粒腫

○毛のう炎,膿皮症,膿痂疹,せつ,よう,ざ瘡,膿瘍,蜂窩織炎,感染粉瘤,ひょう疽,褥瘡

○創傷及び手術後の二次感染

○歯齦膿瘍,急性顎炎,顎骨周囲炎,智歯周囲炎,歯槽骨炎

胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ、梅毒トレポネーマ

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

用法・用量

アモキシシリンとして、通常成人1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。小児は1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

[ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症]

アモキシシリンとして、通常成人1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。小児は1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

[胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症]

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

28.アモキシシリン(カプセル)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

アモキシシリン感性の大腸菌、変形菌(特にプロテウス・ミラビリス)、インフルエンザ菌、淋菌、溶血連鎖球菌、腸球菌、肺炎球菌、ブドウ球菌および梅毒トレポネーマによる下記感染症

敗血症、細菌性心内膜炎、毛のう炎、膿皮症、膿痂疹、せつ、よう、ざ瘡、膿瘍、蜂か織炎、感染粉瘤、ひょう疽、褥瘡、創傷および手術後の二次感染、咽頭炎、扁桃炎、耳せつ、鼻せつ、眼瞼炎、涙のう炎、麦粒腫、乳腺炎、リンパ節炎、骨髄炎、骨膜炎、気管支炎、肺炎、胆管炎、胆のう炎、急性膵炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、副睾丸炎、子宮付属器炎、子宮内感染、子宮旁結合織炎、骨盤腹膜炎、淋疾、梅毒、猩紅熱、中耳炎、歯齦膿瘍、急性顎炎、顎骨周囲炎、智歯周囲炎、歯槽骨炎

胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ、梅毒トレポネーマ

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

用法・用量

ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症

アモキシシリンとして、通常成人1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。小児は1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染

○アモキシシリン、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

○アモキシシリン、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

[ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症]

アモキシシリンとして、通常成人1回250mg(力価)を1日3~4回経口投与する。小児は1日20~40mg(力価)/kgを3~4回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

[胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症]

○アモキシシリン、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

○アモキシシリン、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用の場合

通常、成人にはアモキシシリンとして1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

29.アンピシリン(無水物を含む)(内用(カプセル))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

有効菌種

(1) 赤痢菌、大腸菌、変形菌(特にプロテウス・ミラビリス)、インフルエンザ菌、腸球菌、梅毒トレポネーマ。

(2) 溶血連鎖球菌、肺炎球菌、淋菌、ベンジルペニシリン感性ブドウ球菌。

適応症

◇敗血症、細菌性心内膜炎、骨髄炎、腹膜炎、急性膵炎、肝膿瘍、乳腺炎、子宮内感染。

◇肺炎、膿胸、肺化膿症、気管支炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、猩紅熱。

◇蜂か織炎、よう、せつ、リンパ節炎、膿皮症、膿痂疹。

◇胆管炎、胆嚢炎。

◇腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎。

◇中耳炎、副鼻腔炎。

◇智歯周囲炎、歯槽骨炎、歯槽膿瘍、急性顎炎、急性根端性化膿性歯根膜炎、急性辺縁性化膿性歯根膜炎、抜歯後感染。

◇匐行性角膜潰瘍、眼瞼膿瘍、麦粒腫。

◇放線菌症、炭疽。

◇創傷、熱傷及び手術後の二次感染。

◇重症熱傷の二次感染の予防。

◇細菌性赤痢。

◇淋疾、梅毒。

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、放線菌、大腸菌、赤痢菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、梅毒トレポネーマ

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、梅毒、腹膜炎、肝膿瘍、感染性腸炎、子宮内感染、眼瞼膿瘍、麦粒腫、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、猩紅熱、炭疽、放線菌症

用法・用量

通常、成人には1回アンピシリンとして250~500mg(力価)を、1日4~6回経口投与する。

敗血症、細菌性心内膜炎については、一般に通常用量より大量を投与する。

なお、症状、年令に応じて適宜増減する。

通常、成人には1回アンピシリンとして250~500mg(力価)を、1日4~6回経口投与する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。

30.アンピシリン(無水物を含む)(内用(顆粒、シロップ剤))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

有効菌種

(1) 赤痢菌、大腸菌、変形菌(特にプロテウス・ミラビリス)、インフルエンザ菌、腸球菌。

(2) 溶血連鎖球菌、肺炎球菌、淋菌、ベンジルペニシリン感性ブドウ球菌。

適応症

○敗血症、細菌性心内膜炎、骨髄炎、腹膜炎、急性膵炎、肝膿瘍、乳腺炎、子宮内感染。

○肺炎、膿胸、肺化膿症、気管支炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、猩紅熱。

○蜂か織炎、よう、せつ、リンパ節炎、膿皮症、膿痂疹。

○腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎。

○淋疾。

○中耳炎、副鼻腔炎。

○智歯周囲炎、歯槽骨炎、歯槽膿瘍、急性顎炎、急性根端性化膿性歯根膜炎、急性辺縁性化膿性歯根膜炎、抜歯後感染。

○匐行性角膜潰瘍、眼瞼膿瘍、麦粒腫。

○放線菌症、炭疽。

○創傷、熱傷および手術後の二次感染。

○重症熱傷の二次感染の予防。

○細菌性赤痢。

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、放線菌、大腸菌、赤痢菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、腹膜炎、肝膿瘍、感染性腸炎、子宮内感染、眼瞼膿瘍、麦粒腫、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、猩紅熱、炭疽、放線菌症

用法・用量

無水物の場合

用時溶解し、通常成人には1回本剤2.5~5g〔無水アンピシリンとして250~500mg(力価)〕を1日4~6回経口投与する。

小児には体重1kg当り本剤0.25~0.5g[無水アンピシリンとして25~50mg(力価)]を1日量とし、4回に分けて経口投与する。

敗血症、細菌性心内膜炎については、一般に通常用量より大量を投与する。

なお、症状により適宜増減する。

無水物でない場合

用時溶解し、通常成人には1回本剤2.5~5g〔アンピシリンとして250~500mg(力価)〕を1日4~6回経口投与する。

小児には体重1kg当り本剤0.25~0.5g[アンピシリンとして25~50mg(力価)]を1日量とし、4回に分けて経口投与する。

敗血症、細菌性心内膜炎については、一般に通常用量より大量を投与する。

なお、年令、症状により適宜増減する。

[無水物の場合]

用時溶解し、通常成人には1回本剤2.5~5g〔無水アンピシリンとして250~500mg(力価)〕を1日4~6回経口投与する。

小児には体重1kg当り本剤0.25~0.5g〔無水アンピシリンとして25~50mg(力価)〕を1日量とし、4回に分けて経口投与する。

なお、症状により適宜増減する。

[無水物でない場合]

用時溶解し、通常成人には1回本剤2.5~5g〔アンピシリンとして250~500mg(力価)〕を1日4~6回経口投与する。

小児には体重1kg当り本剤0.25~0.5g〔アンピシリンとして25~50mg(力価)〕を1日量とし、4回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

31.アンピシリンナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

<有効菌種>

1) 赤痢菌、大腸菌、変形菌(特にプロテウス・ミラビリス)、インフルエンザ菌、腸球菌

2) 溶血連鎖球菌、肺炎球菌、淋菌、髄膜炎菌、ベンジルペニシリン感性ブドウ球菌

<適応症>

敗血症、細菌性心内膜炎、せつ、よう、膿痂疹、膿皮症、蜂か織炎、乳腺炎、リンパ節炎、骨髄炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支炎、肺炎、肺化膿症、膿胸、腹膜炎、急性膵炎、肝膿瘍、細菌性赤痢、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、子宮内感染、淋疾、髄膜炎、猩紅熱、眼瞼膿瘍、麦粒腫、匐行性角膜潰瘍、中耳炎、副鼻腔炎、急性辺縁性化膿性歯根膜炎、急性根端性化膿性歯根膜炎、智歯周囲炎、歯槽膿瘍、歯槽骨炎、急性顎炎、抜歯後感染、創傷・熱傷及び手術後の二次感染、重症熱傷の二次感染の予防、放線菌症、炭疽

<適応菌種>

アンピシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、髄膜炎菌、炭疽菌、放線菌、大腸菌、赤痢菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、腹膜炎、肝膿瘍、感染性腸炎、子宮内感染、化膿性髄膜炎、眼瞼膿瘍、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、猩紅熱、炭疽、放線菌症

用法・用量

筋肉内注射の場合

アンピシリンとして、通常成人1回250~1000mg(力価)を1日2~4回筋肉内注射する。

髄膜炎、敗血症、細菌性心内膜炎については、一般に通常用量より大量を使用する。

静脈内注射の場合

アンピシリンとして、通常成人1日量1~2g(力価)を1~2回に分けて日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し静脈内注射し、点滴静注による場合は、アンピシリンとして、通常成人1日量1~4g(力価)を1~2回に分けて輸液100~500mlに溶解し1~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

髄膜炎、敗血症、細菌性心内膜炎については、一般に通常用量より大量を使用する。

なお、年令、症状により適宜増減する。

[筋肉内注射の場合]

アンピシリンとして、通常成人1回250~1000mg(力価)を1日2~4回筋肉内注射する。

敗血症、感染性心内膜炎、化膿性髄膜炎については、一般に通常用量より大量を使用する。

[静脈内注射の場合]

アンピシリンとして、通常成人1日量1~2g(力価)を1~2回に分けて日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し静脈内注射し、点滴静注による場合は、アンピシリンとして、通常成人1日量1~4g(力価)を1~2回に分けて輸液100~500mLに溶解し1~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

敗血症、感染性心内膜炎、化膿性髄膜炎については、一般に通常用量より大量を使用する。

なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

32.塩酸セフェタメトピボキシル

該当品目なし

33.塩酸セフェピム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

1.ブドウ球菌属、レンサ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、ブランハメラ・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ属、シュードモナス属、インフルエンザ菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による中等症以上の下記感染症

敗血症

蜂巣炎、肛門周囲膿瘍

外傷創感染、熱傷創感染、手術創感染

扁桃周囲膿瘍、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症

腎盂腎炎、複雑性膀胱炎、前立腺炎

胆のう炎、胆管炎

腹膜炎、骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍

子宮内感染、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎

中耳炎、副鼻腔炎

2.発熱性好中球減少症

1.一般感染症

<適応菌種>

セフェピムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、子宮内感染、子宮旁結合織炎、中耳炎、副鼻腔炎

2.発熱性好中球減少症

用法・用量

本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。

1.【効能又は効果】1の場合

通常成人には、症状により1日1~2g(力価)を2回に分割し、静脈内注射又は点滴静注する。

なお、難治性又は重症感染症には、症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し分割投与する。

2.【効能又は効果】2.(発熱性好中球減少症)の場合

通常成人には、1日4g(力価)を2回に分割し、静脈内注射又は点滴静注する。

静脈内注射の場合は、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に注射する。

また、点滴静注の場合は、糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて30分~1時間かけて点滴静注する。

本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。

1.一般感染症

通常成人には、症状により1日1~2g(力価)を2回に分割し、静脈内注射又は点滴静注する。

なお、難治性又は重症感染症には、症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し分割投与する。

2.発熱性好中球減少症

通常成人には、1日4g(力価)を2回に分割し、静脈内注射又は点滴静注する。

静脈内注射の場合は、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に注射する。

また、点滴静注の場合は、糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて30分~1時間かけて点滴静注する。

34.塩酸セフォゾプラン(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌、ペプトストレプトコッカス属、ブランハメラ・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ属、プロビデンシア属、シュードモナス属、インフルエンザ菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属、プレボテラ属のうち本剤感性菌による中等症以上の下記感染症

○敗血症

○外傷創感染、手術創感染

○咽後膿瘍、扁桃周囲膿瘍、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、びまん性汎細気管支炎、肺炎、肺化膿症、膿胸

○腎盂腎炎、複雑性膀胱炎(難治性を含む)、前立腺炎

○胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍

○腹膜炎

○骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍

○子宮付属器炎、子宮内感染、子宮旁結合織炎(骨盤死腔炎を含む)

○髄膜炎

○角膜潰瘍、眼窩感染、全眼球炎

○中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎(耳下腺炎、顎下腺炎)

<適応菌種>

セフォゾプランに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、眼窩感染、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎

用法・用量

【静注用】

本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。

成人:通常、成人には塩酸セフォゾプランとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。

小児:通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。

新生児(低出生体重児を含む):通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。

〈静脈内注射の場合〉

日局「注射用水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液」に溶解して、緩徐に静脈内に注射する。

〈点滴静脈内注射の場合〉

糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの輸液に加えて、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

【1gキットS】

本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。

成人:通常、成人には塩酸セフォゾプランとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。

小児:通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。

新生児(低出生体重児を含む):通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。

キットSは添付の生理食塩液にコネクターを介して溶解し、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

【1gバッグS.G】

本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。

成人:通常、成人には塩酸セフォゾプランとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。

小児:通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。

新生児(低出生体重児を含む):通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。

投与に際しては、バッグSは生理食塩液側を、バッグGは5%ブドウ糖注射液側をそれぞれ手で圧し隔壁を開通させ、塩酸セフォゾプランを溶解した後、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

【静注用】

本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。

成人:通常、成人には塩酸セフォゾプランとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。

小児:通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。

新生児(低出生体重児を含む):通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。

[静脈内注射の場合]

日局「注射用水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液」に溶解して、緩徐に静脈内に注射する。

[点滴静脈内注射の場合]

糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの輸液に加えて、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

【1gキットS】

本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。

成人:通常、成人には塩酸セフォゾプランとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。

小児:通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。

新生児(低出生体重児を含む):通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。

キットSは添付の生理食塩液にコネクターを介して溶解し、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

【1gバッグS.G】

本剤の使用に際しては、投与開始後3日をめやすとしてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。さらに、本剤の投与期間は、原則として14日以内とすること。

成人:通常、成人には塩酸セフォゾプランとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。

小児:通常、小児には1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。ただし、成人における1日最大用量4g(力価)を超えないこととする。

新生児(低出生体重児を含む):通常、新生児(低出生体重児を含む)には1回20mg(力価)/kgを0日齢(生後24時間未満)は1日1~2回、1(生後24時間以降)~7日齢は1日2~3回、8日齢以降は1日3~4回静脈内注射又は点滴静脈内注射する。

なお、重症又は難治性感染症には1回40mg(力価)/kgまで増量できる。

投与に際しては、バッグSは生理食塩液側を、バッグGは5%ブドウ糖注射液側をそれぞれ手で圧し隔壁を開通させ、塩酸セフォゾプランを溶解した後、30分~2時間かけて静脈内に点滴注射する。

35.塩酸セフォチアム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

セフォチアムに感性のブドウ球菌属、連鎖球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、インフルエンザ菌、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、シトロバクター属、プロテウス・ミラビリス、プロテウス・ブルガリス、プロテウス・レットゲリー、プロテウス・モルガニーによる下記感染症

○敗血症

○術後創・火傷後感染、皮下膿瘍、よう、せつ、せつ腫症

○骨髄炎、化膿性関節炎

○扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、気管支炎、気管支拡張症の感染時、肺炎

○肺化膿症、膿胸

○胆管炎、胆嚢炎

○腹膜炎

○腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎

○髄膜炎

○子宮内感染、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎、子宮付属器炎、バルトリン腺炎

○中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

セフォチアムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、インフルエンザ菌

<適応症>

敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎

用法・用量

[筋注]

通常、成人には塩酸セフォチアムとして1日0.5~2g(力価)を2~4回に分けて筋肉内に注射する。

なお、年令、症状に応じて適宜増減する。

また、筋肉内注射に際しては、1バイアル当たり添付のパンスポリン筋注用溶解液3mlで溶解する。

[静注]

通常、成人には塩酸セフォチアムとして1日0.5~2g(力価)を2~4回に分け、また、小児には塩酸セフォチアムとして1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内に注射する。

なお、年齢、症状に応じ適宜増減するが、成人の敗血症には1日4g(力価)まで、小児の敗血症、髄膜炎等の重症・難治性感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量することができる。

静脈内注射に際しては、日局「注射用蒸留水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液」に溶解して用いる。

また、成人の場合は本剤の1回用量0.25~2g(力価)を糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて、30分~2時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

なお、小児の場合は上記投与量を考慮し、補液に加えて、30分~1時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

また、キット品は連結容器(コネクター)を介して添付の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液に溶解し、点滴静脈内注射を行う。また、バッグS及びバッグGはそれぞれ添付の生理食塩液側又は5%ブドウ糖注射液側を手で圧し、隔壁を開通させ、それぞれ塩酸セフォチアムを溶解した後、30分~2時間で点滴静脈内注射を行う。

[筋注]

通常、成人には塩酸セフォチアムとして1日0.5~2g(力価)を2~4回に分けて、筋肉内に注射する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。

また、筋肉内注射に際しては、1バイアル当たり添付のパンスポリン筋注用溶解液3mLで溶解する。

[静注]

通常、成人には塩酸セフォチアムとして1日0.5~2g(力価)を2~4回に分け、また、小児には塩酸セフォチアムとして1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内に注射する。

なお、年齢、症状に応じ適宜増減するが、成人の敗血症には1日4g(力価)まで、小児の敗血症、化膿性髄膜炎等の重症・難治性感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量することができる。

静脈内注射に際しては、日局「注射用蒸留水」、日局「生理食塩液」又は日局「ブドウ糖注射液」に溶解して用いる。

また、成人の場合は本剤の1回用量0.25~2g(力価)を糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて、30分~2時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

なお、小児の場合は上記投与量を考慮し、補液に加えて、30分~1時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

また、キット品は連結容器(コネクター)を介して添付の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液に溶解し、点滴静脈内注射を行う。また、バッグS及びバッグGはそれぞれ添付の生理食塩液側又は5%ブドウ糖注射液側を手で圧し、隔壁を開通させ、それぞれ塩酸セフォチアムを溶解した後、30分~2時間で点滴静脈内注射を行う。

36.塩酸セフォチアムヘキセチル(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、淋菌、ブランハメラ・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌のうちセフォチアム感性菌による下記感染症

○咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎

○腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎

○毛嚢(包)炎、膿疱性ざ瘡、せつ、せつ腫症、よう、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲(廓)炎、皮下膿瘍、汗腺炎、感染性粉瘤、肛門周囲膿瘍

○乳腺炎、外傷・手術創などの表在性二次感染

○眼瞼炎、麦粒腫、涙嚢炎、瞼板腺炎、角膜潰瘍

○中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

セフォチアムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎

用法・用量

○咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎、肺炎、腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎、毛嚢(包)炎、膿疱性ざ瘡、せつ、せつ腫症、よう、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲(廓)炎、皮下膿瘍、汗腺炎、感染性粉瘤、肛門周囲膿瘍、乳腺炎、外傷・手術創などの表在性二次感染、眼瞼炎、麦粒腫、涙嚢炎、瞼板腺炎、角膜潰瘍、中耳炎、副鼻腔炎の場合

通常、成人には塩酸セフォチアムヘキセチルとして1日300~600mg(力価)を3回に分割して経口投与する。

○慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染の場合

通常、成人には塩酸セフォチアムヘキセチルとして1日600~1200mg(力価)を3回に分割して経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる症例には1日1200mg(力価)を3回に分割して経口投与する。

[表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿傷、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎の場合]

通常、成人には塩酸セフォチアムヘキセチルとして1日300~600mg(力価)を3回に分割して経口投与する。

[慢性呼吸器病変の二次感染の場合]

通常、成人には塩酸セフォチアムヘキセチルとして1日600~1200mg(力価)を3回に分割して経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる症状には1日1200mg(力価)を3回に分割して経口投与する。

37.塩酸セフカペンピボキシル(内用(錠))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、プロピオニバクテリウム属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症。

毛嚢炎(毛包炎)、せつ、せつ腫症、よう、伝染性膿痂疹、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲(廓)炎、皮下膿瘍、汗腺炎、感染性粉瘤

乳腺炎、肛門周囲膿瘍、外傷・熱傷・手術創などの(表在性)二次感染

咽喉頭炎(咽喉頭の膿瘍)、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎

腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎

胆嚢炎、胆管炎

子宮付属器炎、子宮内感染、子宮頸管炎、バルトリン腺炎

眼瞼炎、麦粒腫、涙嚢炎、結膜炎、瞼板腺炎

外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎

歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

<適応菌種>

セフカペンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)、アクネ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、子宮頸管炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

用法・用量

通常、成人には塩酸セフカペンピボキシルとして1回100mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、難治性又は効果不十分と思われる症例には1回150mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

同左

38.塩酸セフカペンピボキシル(小児用細粒)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属,レンサ球菌属,ペプトストレプトコッカス属,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,プロピオニバクテリウム属,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症

1.毛嚢炎(毛包炎),せつ,せつ腫症,よう,伝染性膿痂疹,丹毒,蜂巣炎,リンパ管(節)炎,ひょう疽,化膿性爪囲(廓)炎,皮下膿瘍,汗腺炎,感染性粉瘤

2.咽喉頭炎(咽喉頭の膿瘍),急性気管支炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍),肺炎

3.腎盂腎炎,膀胱炎

4.猩紅熱

5.中耳炎,副鼻腔炎

<適応菌種>

セフカペンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)、アクネ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱

用法・用量

通常,小児には塩酸セフカペンピボキシルとして1回3mg(力価)/kgを1日3回食後経口投与する。

なお,年齢,体重及び症状に応じて適宜増減する。

同左

39.塩酸セフメノキシム(外用(眼科用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

セフメノキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、緑膿菌、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルド菌)、プロテウス属、セラチア・マルセスセンス、プロピオニバクテリウム・アクネスによる下記感染症

眼瞼炎、麦粒腫、涙嚢炎、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎、角膜潰瘍、術後感染症

<適応菌種>

セフメノキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、セラチア・マルセスセンス、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、緑膿菌、アクネ菌

<適応症>

眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法

用法・用量

本剤を添付の溶解液で1mL当たり塩酸セフメノキシムとして5mg(力価)の濃度に溶解し、通常1回1~2滴を1日4回点眼する。

なお、症状により適宜回数を増減する。

ただし、症状に改善がみられない場合は漫然と長期間の連続投与を行わないこと。

同左

40.塩酸セフメノキシム(注射(筋注))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

セフメノキシムに感性の連鎖球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属による下記感染症

○敗血症

○熱傷・手術創の二次感染

○肺炎、気管支炎、気管支拡張症の感染時、慢性呼吸器疾患の二次感染

○肺化膿症、膿胸

○胆管炎、胆嚢炎、肝膿瘍

○腹膜炎

○腎盂腎炎、膀胱炎

○バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎

<適応菌種>

セフメノキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎

用法・用量

成人には塩酸セフメノキシムとして1日1~2g(力価)を2回に分けて筋肉内に注射する。

筋肉内注射に際しては、添付のベストコール筋注用溶解液に溶解して用いる。

同左

41.塩酸セフメノキシム(外用(耳鼻科用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、プロテウス属、緑膿菌、インフルエンザ菌、ブランハメラ・カタラーリスのうち本剤感性菌による下記感染症

外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎(ただし、ネブライザーを用いた噴霧吸入においては中鼻道閉塞が高度の症例を除く)

<適応菌種>

セフメノキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、ペプトストレプトコッカス属

<適応症>

外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎(ただし、ネブライザーを用いた噴霧吸入においては中鼻道閉塞が高度の症例を除く)

用法・用量

本剤を添付の溶解液で1mL当たり塩酸セフメノキシムとして10mg(力価)の濃度に溶解し、次のとおり用いる。

外耳炎及び中耳炎に対しては、通常1回6~10滴点耳し、約10分間の耳浴を1日2回行う。

副鼻腔炎に対しては、通常1回2~4mLを隔日に1週間に3回ネブライザーを用いて噴霧吸入するか、または、1回1mLを1週間に1回上顎洞内に注入する。

なお、症状により適宜回数を増減する。

ただし、症状に改善がみられない場合は漫然と長期間の連続投与を行わないこと。

同左

42.塩酸セフメノキシム(注射(静注))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

セフメノキシムに感性の連鎖球菌属(腸球菌を除く)、肺炎球菌、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属による下記感染症

○敗血症

○熱傷・手術創の二次感染

○肺炎、気管支炎、気管支拡張症の感染時、慢性呼吸器疾患の二次感染

○肺化膿症、膿胸

○胆管炎、胆嚢炎、肝膿瘍

○腹膜炎

○腎盂腎炎、膀胱炎

○バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎

○髄膜炎

<適応菌種>

セフメノキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属

<適応症>

敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎

用法・用量

成人:通常、塩酸セフメノキシムとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内に注射する。

なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分割投与する。

小児:通常、塩酸セフメノキシムとして1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈肉に注射する。なお、年齢・症状に応じ、適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分割投与するが、髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。

静脈内注射に際しては、日本薬局方「注射用蒸留水」、日本薬局方「生理食塩液」又は日本薬局方「ブドウ糖注射液」に溶解して用いる。

また、成人では本剤の1回用量0.5~2g(力価)を糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて、30分~2時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

小児では上記投与量を考慮した1回用量を補液に加えて、30分~1時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

成人:通常、塩酸セフメノキシムとして1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内に注射する。

なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて1日4g(力価)まで増量し、2~4回に分割投与する。

小児:通常、塩酸セフメノキシムとして1日40~80mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈肉に注射する。

なお、年齢、症状に応じ、適宜増減するが、難治性又は重症感染症には1日160mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分割投与するが、化膿性髄膜炎には1日200mg(力価)/kgまで増量できる。

静脈内注射に際しては、日本薬局方「注射用蒸留水」、日本薬局方「生理食塩液」又は日本薬局方「ブドウ糖注射液」に溶解して用いる。

また、成人では本剤の1回用量0.5~2g(力価)を糖液、電解質液又はアミノ酸製剤などの補液に加えて、30分~2時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

小児では上記投与量を考慮した1回用量を補液に加えて、30分~1時間で点滴静脈内注射を行うこともできる。

43.塩酸バカンピシリン(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、腸球菌、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌のうちアンピシリン感性菌による下記感染症

肺炎、気管支炎、咽喉頭炎、扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、淋疾、胆嚢炎、胆管炎、腹膜炎、リンパ節炎、猩紅熱、乳腺炎、子宮付属器炎、子宮内感染、麦粒腫、眼瞼膿瘍、角膜潰瘍、せつ・せつ腫症・よう、毛嚢炎、膿痂疹、膿皮症、蜂画像12 (1KB)別ウィンドウが開きます

織炎、感染性粉瘤、画像13 (1KB)別ウィンドウが開きます
疽、皮下膿瘍、歯槽膿瘍、抜歯後感染、智歯周囲炎、創傷・熱傷の二次感染

<適応菌種>

アンピシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、腹膜炎、子宮内感染、子宮付属器炎、眼瞼膿瘍、麦粒腫、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、猩紅熱

用法・用量

通常、成人の場合、1日量500~1000mg(力価)とし、これを3~4回に分割して経口投与する。

小児の場合は、1日量15~40mg(力価)/kgとし、これを3~4回に分割して経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

同左

44.シクラシリン(内用(カプセル))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

シクラシリンに感受性のブドウ球菌、連鎖球菌、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター、クレブシエラ、プロテウスおよびバイフェル菌による下記感染症

浅在性化膿性疾患群

フルンケル、カルブンケル、フレグモーネ、膿瘍、ひょう疽、感染性粉瘤、化膿創、創感染、扁桃炎、咽喉頭炎、外耳炎、麦粒腫、涙嚢炎、毛のう炎

急・慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支肺炎、肺炎

腎盂腎炎、腎盂炎

膀胱炎、尿道炎

中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、肺炎桿菌、プロテウス属、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎

用法・用量

通常、成人1回シクラシリンとして250~500mg(力価)宛、1日3~4回経口投与する。

なお、症状、年令に応じて適宜増減する。

通常、成人1回シクラシリンとして250~500mg(力価)宛、1日3~4回経口投与する。

なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。

45.シクラシリン(内用(細粒))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

シクラシリンに感受性のブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラおよびインフルエンザ菌による下記感染症

浅在性化膿性疾患群

膿瘍、膿痂疹、扁桃炎、咽喉頭炎、外耳炎、耳せつ、鼻せつ急・慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支肺炎、肺炎

猩紅熱

腎盂腎炎、腎盂炎

中耳炎、副鼻腔炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、腎盂腎炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱

用法・用量

[10%細粒]

通常小児には1日量として体重1kg当り本剤0.25~0.50g〔シクラシリンとして25~50mg(力価)〕を3~4回に分けて経口投与する。

なお、症状、年令により適宜増減する。

本剤は用時、水に懸濁して用いることもできる。

[20%細粒]

通常、小児には1日量として体重1kg当り本剤0.125~0.25g〔シクラシリンとして25~50mg(力価)〕を等量に分割して6~8時間ごとに経口投与する。

なお、年令、症状により適宜増減する。

[10%細粒]

通常、小児には1日量として体重1kg当り本剤0.25~0.50g〔シクラシリンとして25~50mg(力価)〕を3~4回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

本剤は用時、水に懸濁して用いることもできる。

[20%細粒]

通常、小児には1日量として体重1kg当り本剤0.125~0.25g〔シクラシリンとして25~50mg(力価)〕を等量に分割して6~8時間ごとに経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

46.スルベニシリンナトリウム(外用(眼科用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

スルベニシリンに感受性の緑膿菌、インフルエンザ菌、コッホ・ウィークス菌、ブドウ球菌、連鎖球菌及び肺炎球菌による下記外眼部感染症

眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、角膜潰瘍、結膜炎、角膜炎、術後感染症並びにその感染防止

<適応菌種>

スルベニシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、緑膿菌

<適応症>

眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法

用法・用量

本剤を添付の溶解液で1mL当りスルベニシリンナトリウムとして10mg(力価)の濃度に溶解し、通常1回1~2滴(0.05~0.1mL)を1日3~6回点眼する。重症感染症には症状に応じて1時間ごとに1回点眼する。

同左

47.セファゾリンナトリウム(水和物を含む)(注射(キット))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、大腸菌、肺炎桿菌、変形菌の本剤感受性菌株による下記感染症

敗血症、亜急性細菌性心内膜炎

浅在性化膿性疾患群:毛嚢炎、ひょう疽、せつ、せつ腫症、粉瘤、カルブンケル、丹毒、膿瘍、潰瘍、フレグモーネ、術後創感染症、創傷感染症、火傷、熱傷、褥瘡、上気道感染症(咽・喉頭炎、扁桃炎)、耳せつ、鼻せつ、麦粒腫、全眼球炎

深在性化膿性疾患群:乳腺炎、リンパ管(節)炎、骨髄炎、関節炎

呼吸器感染症:急・慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支肺炎、肺炎、慢性呼吸器疾患時の二次感染

肺化膿症(肺膿瘍)、膿胸、胸膜炎

胆道感染症:胆管炎、胆嚢炎

腹膜炎

尿路感染症:腎盂腎炎、腎盂炎、膀胱炎、尿道炎

婦人科感染症:バルトリン腺炎(膿瘍)、子宮頸管炎、子宮内膜炎、子宮旁結合織炎、子宮内感染、骨盤腹膜炎、産褥熱

耳鼻科感染症:中耳炎、副鼻腔炎、耳下腺炎

<適応菌種>

セファゾリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、肺炎桿菌、プロテウス・ミラビリス、プロビデンシア属

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、関節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎

用法・用量

セファゾリンとして、通常、1日量成人には1g(力価)、小児には体重kg当り20~40mg(力価)を2回に分けて点滴静注する。

症状及び感染菌の感受性から効果不十分と判断される場合には、1日量成人1.5~3g(力価)を、小児には体重kg当り50㎎(力価)を3回に分割投与する。

症状が特に重篤な場合には、1日量成人5g(力価)、小児には体重kg当り100mg(力価)までを分割投与することができる。

注射液の調整法

本品を、コネクターを介して添付の生理食塩液100mL又はブドウ糖注射液(5W/V%)100mLに溶解する。

同左

48.セファゾリンナトリウム(水和物を含む)(注射(筋注用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、大腸菌、肺炎桿菌、変形菌の本剤感受性菌株による下記感染症

敗血症、亜急性細菌性心内膜炎

浅在性化膿性疾患群:毛嚢炎、ひょう疽、せつ、せつ腫症、粉瘤、カルブンケル、丹毒、膿瘍、潰瘍、フレグモーネ、術後創感染症、創傷感染症、火傷、熱傷、褥瘡、上気道感染症(咽・喉頭炎、扁桃炎)、耳せつ、鼻せつ、麦粒腫、全眼球炎

深在性化膿性疾患群:乳腺炎、リンパ管(節)炎、骨髄炎、関節炎

呼吸器感染症:急・慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支肺炎、肺炎、慢性呼吸器疾患時の二次感染、肺化膿症(肺膿瘍)、膿胸、胸膜炎

胆道感染症:胆管炎、胆嚢炎

腹膜炎

尿路感染症:腎盂腎炎、腎盂炎、膀胱炎、尿道炎

婦人科感染症:バルトリン腺炎(膿瘍)、子宮頸管炎、子宮内膜炎、子宮旁結合織炎、子宮内感染、骨盤腹膜炎、産褥熱

耳鼻科感染症:中耳炎、副鼻腔炎、耳下腺炎

<適応菌種>

セファゾリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、肺炎桿菌、プロテウス・ミラビリス、プロビデンシア属

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、関節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎

用法・用量

セファゾリンとして、通常、1日量成人には1g(力価)、小児には体重kg当り20~40mg(力価)を2回に分けて筋肉内へ注射する。

症状及び感染菌の感受性から効果不十分と判断される場合には、1日量成人1.5~3g(力価)を、小児には体重kg当り50mg(力価)を3回に分割投与する。

症状が特に重篤な場合には、1日量成人5g(力価)、小児には体重kg当り100mg(力価)までを分割投与できる。

注射液の調整法

本品を日本薬局方リドカイン注射液(0.5W/V%)約2mLに溶解する。

同左

49.セファゾリンナトリウム(水和物を含む)(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、大腸菌、肺炎桿菌、変形菌の本剤感受性菌株による下記感染症

敗血症、亜急性細菌性心内膜炎

浅在性化膿性疾患群:毛嚢炎、ひょう疽、せつ、せつ腫症、粉瘤、カルブンケル、丹毒、膿瘍、潰瘍、フレグモーネ、術後創感染症、創傷感染症、火傷、熱傷、褥瘡、上気道感染症(咽・喉頭炎、扁桃炎)、耳せつ、鼻せつ、麦粒腫、全眼球炎

深在性化膿性疾患群:乳腺炎、リンパ管(節)炎、骨髄炎、関節炎

呼吸器感染症:急・慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支肺炎、肺炎、慢性呼吸器疾患時の二次感染

肺化膿症(肺膿瘍)、膿胸、胸膜炎

胆道感染症:胆管炎、胆嚢炎

腹膜炎

尿路感染症:腎盂腎炎、腎盂炎、膀胱炎、尿道炎

婦人科感染症:バルトリン腺炎(膿瘍)、子宮頸管炎、子宮内膜炎、子宮旁結合織炎、子宮内感染、骨盤腹膜炎、産褥熱

耳鼻科感染症:中耳炎、副鼻腔炎、耳下腺炎

<適応菌種>

セファゾリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、肺炎桿菌、プロテウス・ミラビリス、プロビデンシア属

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、関節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎

用法・用量

セファゾリンとして、通常、1日量成人には1g(力価)、小児には体重kg当り20~40mg(力価)を2回に分けて緩徐に静脈内へ注射するが、筋肉内へ注射することもできる。

症状及び感染菌の感受性から効果不十分と判断される場合には、1日量成人1.5~3g(力価)を、小児には体重kg当り50mg(力価)を3回に分割投与する。

症状が特に重篤な場合には、1日量成人5g(力価)、小児には体重kg当り100mg(力価)までを分割投与することができる。

また、輸液に加え、静脈内に点滴注入することもできる。

注射液の調製法

静脈内注射

本品を注射用水、生理食塩液又はブドウ糖注射液に溶解する。

筋肉内注射

本品を塩酸リドカイン注射液(0.5W/V%)約2~3mLに溶解する。

同左

50.セファドロキシル(内用(カプセル))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、溶血連鎖球菌、肺炎球菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリスのうちセファドロキシル感性菌による下記感染症

咽喉頭炎、扁桃炎、気管支炎、膀胱炎、腎盂腎炎、毛のう(包)炎(膿疱性ざ瘡を含む)、せつ、せつ腫症、よう、皮下膿瘍、蜂巣炎、集簇性ざ瘡、汗腺炎、感染性粉瘤

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス

<適応症>

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎

用法・用量

通常成人には、セファドロキシルとして1回250mg(力価)を1日3回経口投与する。

重症または効果不十分と思われる症例には、セファドロキシルとして1回500mg(力価)を1日3回経口投与する。

なお、年齢及び症状により適宜増減する。

同左