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5.イミペネム・シラスタチンナトリウム(注射(筋注用))

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌、ペプトコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、シュードモナス属、インフルエンザ菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属のうち本剤感受性菌による下記感染症

骨髄炎、関節炎、創傷の二次感染、気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸、腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、腹膜炎、子宮付属器炎、子宮内感染、骨盤死腔炎、子宮旁結合織炎、バルトリン腺炎

<適応菌種>

イミペネムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属

<適応症>

外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎

用法・用量

通常成人にはイミペネムとして、1日0.5~1.0g(力価)を2回に分割し、筋肉内へ注射する。

なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。

筋肉内注射に際しては、本剤0.25g(力価)/0.25g及び0.5g(力価)/0.5gに対し添付の日局リドカイン注射液(0.5w/v%)をそれぞれ1mL又は2mL用い、よく振盪して懸濁する。

同左

6.スルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、大腸菌、プロテウス属、インフルエンザ菌のうちβ―ラクタマーゼを産生し、アンピシリンに耐性の本剤感性菌による下記感染症

・肺炎

・肺化膿症

・膀胱炎

・腹膜炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、大腸菌、プロテウス属、インフルエンザ菌

<適応症>

肺炎、肺膿瘍、膀胱炎、腹膜炎

用法・用量

肺炎・肺化膿症、腹膜炎:通常成人にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日6g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

膀胱炎:通常成人にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日3g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

通常小児にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日60~150mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。

なお、点滴による静脈内投与に際しては、補液に溶解して用いる。

[肺炎、肺膿瘍、腹膜炎の場合]

通常成人にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日6g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

[膀胱炎の場合]

通常成人にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日3g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

通常小児にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日60~150mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。

なお、点滴による静脈内投与に際しては、補液に溶解して用いる。

7.スルバクタムナトリウム・セフォペラゾンナトリウム(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス・ブルガリス、プロテウス・ミラビリス、プロテウス・モルガニー、プロテウス・レットゲリ、緑膿菌、インフルエンザ菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属のうちセフォペラゾン耐性で本剤感性菌による下記感染症

敗血症、感染性心内膜炎

外傷・手術創などの表在性二次感染

咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎

慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)

慢性呼吸器疾患の二次感染

肺炎、肺化膿症、膿胸

腎盂腎炎

膀胱炎

胆のう炎、胆管炎

肝膿瘍

腹膜炎(含、骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍)

子宮付属器炎

子宮内感染

骨盤死腔炎

子宮旁結合織炎

バルトリン腺炎

<適応菌種>

本剤に感性のブドウ球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア・レットゲリ、モルガネラ・モルガニー、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属、プレボテラ属

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎

用法・用量

スルバクタムナトリウム・セフォペラゾンナトリウムとして、通常成人には1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射する。小児にはスルバクタムナトリウム・セフォペラゾンナトリウムとして、1日40~80mg(力価)/kgを2~4回に分けて静脈内注射する。

難治性又は重症感染症には症状に応じて、成人では1日量4g(力価)まで増量し2回に分けて投与する。小児では1日量160mg(力価)/kgまで増量し2~4回に分割投与する。

静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。

なお、点滴による静脈内投与に際しては補液に溶解して用いる。

キット品の投与に際しては、用時、添付の溶解液にて溶解し、静脈内に点滴注入する。

同左

8.パニペネム・ベタミプロン(注射)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌属、ペプトストレプトコッカス属、ブランハメラ・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシェラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ属、プロビデンシア属、シュードモナス属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属のうち本剤感性菌による下記感染症

・敗血症、感染性心内膜炎

・丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎

・肛門周囲膿瘍、外傷・熱傷・手術創などの表在性二次感染、骨髄炎、関節炎

・咽喉頭炎(咽喉頭の膿瘍)、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸

・腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、副睾丸炎

・胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍

・腹膜炎、骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍

・子宮付属器炎、子宮内感染、子宮旁結合織炎、バルトリン腺炎

・髄膜炎

・眼窩感染、全眼球炎(含、眼内炎)

・中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎

・顎炎、顎骨周辺の蜂巣炎

<適応菌種>

パニペネムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属

<適応症>

敗血症、感染性心内膜炎、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、骨髄炎、関節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、眼窩感染、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎

用法・用量

成人には通常、パニペネムとして1日1g(力価)を2回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。

なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症または難治性感染症には、1日2g(力価)まで増量し2回に分割し投与することができる。ただし、成人に1回1g(力価)投与する場合は60分以上かけて投与すること。

小児には通常、パニペネムとして1日30~60mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。

なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症または難治性感染症には、1日100mg(力価)/kgまで増量し3~4回に分割して投与できる。ただし、投与量の上限は1日2g(力価)までとする。

<注射液の調製法>

カルベニン点滴用0.25g及び0.5gを通常100mL以上の生理食塩液、5%ブドウ糖注射液等に溶解する。ただし、注射用蒸留水は溶液が等張とならないので使用しないこと。

同左

9.アンピシリン・クロキサシリンナトリウム(カプセル)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

1.混合感染が十分に考えられ、かつ起炎菌の決定が困難な下記疾患。

肺化膿症、気管支拡張症、肺結核二次感染

2.重篤な感染症で起炎菌の決定を待つことが困難な下記疾患。

敗血症、細菌性肺炎

<適応菌種>

アンピシリン/クロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染

用法・用量

通常、成人1回合剤(アンピシリン・クロキサシリンナトリウム)として250~500mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

同左

10.アンピシリン・クロキサシリンナトリウム(錠)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

1.混合感染が十分に考えられ、かつ起炎菌の決定が困難な下記疾患

肺化膿症、気管支拡張症、肺結核二次感染。

2.重篤な感染症で起炎菌の決定を待つことが困難な下記疾患敗血症、細菌性肺炎。

<適応菌種>

アンピシリン/クロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染

用法・用量

通常、成人1回合剤(アンピシリン・クロキサシリンナトリウム)として250mg(力価)~500mg(力価)を6時間毎に経口投与する。

ただし、年令、症状により適宜増減する。

通常、成人1回合剤(アンピシリン・クロキサシリンナトリウム)として250mg(力価)~500mg(力価)を6時間ごとに経口投与する。

ただし、年齢、症状により適宜増減する。

11.アンピシリン・ジクロキサシリンナトリウム(内用)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

○重篤な感染症で起炎菌の決定を待つことが困難な疾患

細菌性肺炎、気管支肺炎

○混合感染が十分考えられ、かつ起炎菌の決定が困難な疾患気管支拡張症・慢性気管支炎・肺気腫及び気管支喘息の感染時、肺化膿症、膿胸、肺結核二次感染

○複雑性尿路感染症(カテーテル留置例を除く)

<適応菌種>

アンピシリン/ジクロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎

用法・用量

通常成人には、1回2カプセルを1日4回経口投与する。

なお、年令・症状により適宜増減する。

通常成人には、1回2カプセルを1日4回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

12.アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム(100mg用時溶解注射剤)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

アンピシリンナトリウム,クロキサシリンナトリウムの感受性菌による次のような新生児・未熟児・乳児感染症について

1.肺炎,気管支炎,膿瘍,膿皮症,外耳炎,咽頭炎の治療

2.羊水感染・早期破水の母親から生まれた新生児,呼吸困難のため気管内挿管・Mouth to Mouth呼吸・その他人口呼吸を行なった新生児,分娩困難のため多量の羊水・粘液・胎便を吸入した新生児の細菌感染予防

1.新生児の細菌感染予防

2.その他

<適応菌種>

アンピシリン/クロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、外耳炎

用法・用量

通常、新生児・未熟児・乳児に対し合剤として1日体重1kg当り、100mg(力価)を、6~8時間毎に分けて筋肉内注射する。

同左

13.アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム(500mg、1g用時溶解注射剤)

 

承認内容

再評価結果

効能・効果

1.混合感染が十分に考えられ、かつ起炎菌の決定が困難な疾患。

肺化膿症、気管支拡張症、肺結核二次感染

2.重篤な感染症で起炎菌の決定を待つことが困難な疾患。

敗血症、細菌性肺炎

3.尿路感染症でグラム陽性菌とグラム陰性菌による混合感染が認められるもの。

<適応菌種>

アンピシリン/クロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌

<適応症>

敗血症、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎

用法・用量

1.筋注の場合:

通常、成人には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム)として、1日量1.5~3.0g(力価)を3~4回に分け筋肉内注射する。

小児には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム)として、1日量50~100mg(力価)/kgを3~4回に分け筋肉内注射する。

2.点滴静注の場合:

用時溶解し、通常成人には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム)として、1回量1.0~2.0g(力価)を250ml~500mlの輸液中に溶解して、1日2回1~2時間かけて点滴静注する。

なお、1、2、いずれの場合も年令・症状により適宜増減する。

[筋注の場合]

通常、成人には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム)として、1日量1.5~3.0g(力価)を3~4回に分け筋肉内注射する。

小児には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム)として、1日量50~100mg(力価)/kgを3~4回に分け筋肉内注射する。

[点滴静注の場合]

用時溶解し、通常成人には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム)として、1回量1.0~2.0g(力価)を250mL~500mLの輸液中に溶解して、1日2回1~2時間かけて点滴静注する。

なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。