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○ジエチレングリコール不混入輸入ワインの取扱いについて

(昭和六一年一二月二五日)

(衛食第二四二号)

(各都道府県・各政令市・各特別区衛生主管部(局)長あて厚生省生活衛生局食品保健課長通知)

昨年オーストリア産及び西ドイツ産ワインの一部にジエチレングリコールの混入が判明して以来輸入ワイン等の監視指導方につきお手数を煩わしたところであるが、以来一年余りを経過するも国内におけるジエチレングリコール混入ワインの新たな報告もないところである。

一方、西ドイツ連邦政府からはジエチレングリコール混入ワインに係る最終報告書が、また、輸入ワイン関係団体からは事件判明前に輸入された西ドイツ産未検査在庫ワインの確認とその取り扱い等に係る調査報告書が提出されたところであり、これら報告書の検討の結果、ジエチレングリコール混入西ドイツ産ワインの国内流通のおそれはないものと判断されるところである。

以上の状況を踏まえ、西ドイツ産ワインについては、輸入ワイン関係団体が「ジエチレングリコール不混入ワインの確認及びその明示等に関する実施要領」(昭和六○年九月七日衛食第一二五号参照)に基づいて自主的に行つてきた確認済マークシール貼付の廃止を了解したので御了知ありたい。