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○ポリエチレン製容器包装詰清涼飲料水の容器包装の熱封かん強度について

(昭和五四年九月一七日)

(環食第二四二号)

(各都道府県・各政令市・各特別区衛生主管部(局)長あて厚生省環境衛生局食品衛生課長通知)

清涼飲料水の食品衛生上の安全性については、種々御配意を煩わしているところでありますが、近年、家庭用冷凍冷蔵庫の普及とあいまって標記清涼飲料水の内容及び容器の形状ともに多種多様になってきております。

特に、最近、これら清涼飲料水に糊料等粘稠度の高いものを添加したものが製造販売されており、熱封かん部の破損等によっては、流通過程中における細菌の侵入等食品衛生上の問題が発生すると思料されます。

ポリエチレン製容器包装詰清涼飲料水にあっては無果汁のものがそのほとんどであるため、容器包装の熱封かん部の強度について特段の規定をしていない現状でありますが、前記の様な食品衛生上の危害の発生を未然に防止するためポリエチレン製容器包装詰清涼飲料水の容器包装に係る規格基準が設定されるまでの間、熱封かん部の強度については、容器包装詰加圧加熱殺菌食品の容器包装の規格に準拠することとしたので、今後は、別紙試験法により強度試験を行うとともに特段の監視指導をお願いいたしたい。

別紙

ポリエチレン製容器包装詰清涼飲料水の容器包装の熱封かん強度試験法

次に定める熱封かん強度試験によつて測定した強度が、2.3kg以上であること。

熱封かん強度試験

密封した容器包装の熱封かん部分を次の図のように切りとつて開き、その開いた両端を毎分300mm(前後20mmの余裕を認める。)の速度で引つ張り、熱封かん部がはく離するまでの最大荷重を測定し、その値をキログラムで表す。