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○食中毒予防対策について
(昭和五二年八月一七日)
(環食第一七七号)
(各都道府県・各政令市・各特別区衛生主管部(局)長あて厚生省環境衛生局食品衛生課長通知)
食中毒の予防対策、とりわけ食中毒が多発する夏期における全国夏期食品一斉取締り及び食品衛生週間等の実施に関しては、かねてより格段のご配意をわずらわしているところであるが、食中毒発生速報及び一部都道府県からの情報等によると本年におけるこれまでの食中毒の発生状況は、事件数、患者数とも昨年同期を著しく上回っているのみならず、患者数が一、○○○名を超える食中毒が既に三件発生している。
特に、このところ腸炎ビブリオによる食中毒が急増する傾向を示しており、夏期後半における腸炎ビブリオによる食中毒の多発が憂慮される状況にある。
ついては今後九月末までの期間は、特に腸炎ビブリオによる食中毒予防対策に重点をおかれ、大規模な食中毒の発生が懸念される弁当、仕出し弁当、すし等の食品及びこれらの食品を取り扱う飲食店、旅館並びに集団給食施設等に対する監視指導を一層強化させるようお願いする。
なお、家庭における食中毒防止のための消費者に対する啓もうについても更に徹底を図られたい。