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○牛乳中の農薬残留について
(昭和四五年四月二七日)
(環乳第二八号)
(各都道府県知事・各指定都市市長あて厚生省環境衛生局長通知)
昨年末以来、八道府県及び国立衛生試験所に依頼して、牛乳中に残留する農薬について実態調査を行なってきたが、このほどその結果がまとまったので、去る四月二一日食品衛生調査会の残留農薬部会と乳肉水産食品部会の合同部会を開催し報告したところ別紙の見解が示された。
この見解に従い、当省においても、農林省に対し農薬BHC、DDTの国内向け製造の停止の継続等その残留減少対策をさらに徹底させるよう申し入れたところであるが、貴職におかれても左記事項について、これが対策の推進に特段の御配慮をお願いする。
記
1 BHC及びDDTについて、稲わら使用の規制、牧草、飼料作物への使用禁止、畜舎内における使用禁止、稲作に対する使用の規制、代替飼料についての措置等生産者に対する対策の徹底を図り、残留量減少の実効を挙げること。
2 牛乳中の残留農薬の調査分析を定期的又は随時に実施し、その推移を把握すること。
なお、調査分析の結果残留量の減少がみられない場合は、その原因を追及し、対策の強化をはかること。
別紙 略