添付一覧
○栄養表示基準の導入に伴う栄養成分等の分析方法等について
(平成八年五月二三日)
(衛新第四七号)
(各都道府県・各政令市・各特別区衛生主管部(局)長あて厚生省生活衛生局食品保健課新開発食品保健対策室長通知)
栄養改善法(昭和二七年法律第二四八号。以下「法」という。)の一部改正の施行に伴う法第一二条第三項の手数料を定める政令(昭和五九年政令第一三八号)、栄養改善法施行規則(昭和二七年厚生省令第三七号。以下「規則」という。)等の一部の改正及び栄養表示基準(平成八年五月厚生省告示第一四六号)の制定等については、平成八年五月二三日衛食第一三五号をもって生活衛生局長より通知されたところである。
また、その取り扱いについては平成八年五月二三日衛新第四六号をもって通知したところであるが、栄養成分等の分析方法等(平成八年五月厚生省告示第一四六号栄養表示基準別表第一の第三欄に掲げる方法)の詳細は別添によることとしたので通知する。
今後、貴職におかれてもご活用の上、貴管下関係者に対する周知徹底方よろしくお願いする。
別添 栄養成分等の分析方法等
一 たんぱく質
(1) 窒素定量換算法
二 脂質
(1) エーテル抽出法
(2) クロロホルム・メタノール混液抽出法
(3) ゲルベル法
(4) 酸分解法
(5) レーゼゴットリーブ法
三 飽和脂肪酸
(1) ガスクロマトグラフ法
四 炭水化物
ア 灰分
(1) 酢酸マグネシウム添加灰化法
(2) 直接灰化法
(3) 硫酸添加灰化法
イ 水分
(1) カールフィッシャー法
(2) 乾燥助剤法
(3) 減圧加熱乾燥法
(4) 常圧加熱乾燥法
(5) プラスチックフィルム法
五 糖質
六 糖類
(1) ガスクロマトグラフ法
(2) 高速液体クロマトグラフ法
七 食物繊維
(1) プロスキー法
(2) 高速液体クロマトグラフ法
八 カルシウム
(1) 過マンガン酸カリウム容量法
(2) 原子吸光光度法
(3) 誘導結合プラズマ発光分析法
九 鉄
(1) オルトフェナントロリン吸光光度法
(2) 原子吸光光度法
(3) 誘導結合プラズマ発光分析法
一〇 ナトリウム
(1) 原子吸光光度法(灰化法)
(2) 原子吸光光度法(塩酸抽出法)
(3) 誘導結合プラズマ発光分析法
一一 ナイアシン
(1) 高速液体クロマトグラフ法
(2) ナイアシン定量用基礎培地法
一二 ビタミンA
(1) 高速液体クロマトグラフ法：レチノール
(2) 吸光光度法
(3) 高速液体クロマトグラフ法：β―カロテン
一三 ビタミンB1
(1) 高速液体クロマトグラフ法
(2) チオクローム法
一四 ビタミンB2
(1) 高速液体クロマトグラフ法
(2) ルミフラビン法
一五 ビタミンC
(1) 二、四―ジニトロフェニルヒドラジン法
(2) インドフェノール・キシレン法
(3) 高速液体クロマトグラフ法
(4) 酸化還元滴定法
一六 ビタミンD
(1) 高速液体クロマトグラフ法
一七 熱量
(1) 修正アトウォーター法
(2) アルコール
(3) 有機酸
(4) 難消化性糖質のエネルギー換算係数