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○医療用医薬品再評価に係る指定品目(その四〇)の溶出試験条件について

(平成一二年一〇月一七日)

(医薬審第一一七五号)

(各都道府県衛生主管部(局)長あて厚生省医薬安全局審査管理課長通知)

医療用医薬品の品質に係る再評価の溶出試験実施手順等に関しては、平成一〇年七月一五日医薬審第五九五号医薬安全局審査管理課長通知により示したところであるが、医療用医薬品再評価に係る指定品目(その四〇)の有効成分の種類、剤型及び含量別の標準的な溶出試験条件(試験液、回転数)及び整理番号については別添の通り定めたので、ご了知の上、貴管下関係業者に対し周知徹底方ご配慮願いたい。

有効成分名

剤型

含量

試験液(pH)

回転数(rpm)

整理番号

基準液

その他

メシル酸べタヒスチン

錠剤

6mg

1.2,4.0,6.8

50

4001A

12mg

1.2,4.0,6.8

50

4001B

塩酸セフェタメトピボキシル

錠剤

250mg

1.2

4.0,6.8,水

50

4002A

塩酸バカンピシリン

顆粒剤

250mg/g

1.2,4.0,6.8

50

4003A

錠剤

250mg

1.2,4.0,6.8

50

4003B

セファドロキシル

カプセル剤

250mg

4.0

1.2,6.8,水

50

4004A

シロップ用剤

100mg/g

1.2,4.0,6.8

50

4004B

200mg/g

1.2,4.0,6.8

50

4004C

セフポドキシムプロキセチル

錠剤

100mg

1.2,4.0,6.8

50

4005A

シロップ用剤

50mg/g

1.2,4.0,6.8

50

4005B

セフロキサジン

シロップ用剤

100mg/g

1.2,4.0,6.8

50

4006A

250mg/g

1.2,4.0,6.8

50

4006B

セフロキシムアキセチル

錠剤

250mg

1.2,4.0,6.8

50

4007A

トシル酸スルタミシリン

細粒剤

100mg/g

4.0

1.2,6.8,水

50

4008A

錠剤

375mg

4.0

1.2,6.8,水

50

4008B

L-塩酸メチルシステイン

錠剤

50mg

1.2,6.8

4.0,水

50

4009A

100mg

1.2,6.8

4.0,水

50

4009B

トリロスタン

錠剤

60mg

8.0

1.2,6.8,水

50

4010A

コルヒチン

錠剤

0.5mg

6.8

1.2,4.0,水

50

4011A

塩酸ブホルミン

腸溶性錠剤

50mg

1.2,6.8

6.0,水

50

4012A

ジソピラミド

カプセル剤

50mg

6.8

1.2,4.0,水

50

4013A

100mg

6.8

1.2,4.0,水

50

4013B

リン酸ジソピラミド

徐放性錠剤

150mg

1.2,4.0,6.8

50

4014A

ドロキシドパ

細粒剤

200mg/g

1.2,4.0,6.8

75

4015A

カプセル剤

100mg

1.2,4.0,6.8

75

4015B

200mg

1.2,4.0,6.8

75

4015C

レボドパ

散剤

985mg/g

1.2,4.0,6.8

50

4016A

細粒剤

995mg/g

1.2,4.0,6.8

50

4016B

錠剤

200mg

1.2,4.0,6.8

50

4016C

カプセル剤

250mg

1.2

4.0,6.8,水

50

4016D

ペミロラストカリウム

錠剤

5mg

5.0

1.2,6.8,水

50

4017A

10mg

5.0

1.2,6.8,水

50

4017B

シロップ用剤

5mg/g

5.0

1.2,6.8,水

50

4017C

クリノフィブラート

細粒剤

400mg/g

6.8

1.2,5.5,水

50

4018A

錠剤

200mg

5.5

1.2,6.8,水

50

4018B

サリチル酸ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン

錠剤

40mg

26mg

1.2,4.0,6.8

50

4019A

装置:日本薬局方一般試験法溶出試験法第二法(パドル法)

試験液 次の試験液九〇〇mLを適当な方法で脱気して用いる。

pH1.2:日本薬局方崩壊試験の第一液

pH4.0:酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(0.05mol/L)

pH6.8:日本薬局方試薬・試液のリン酸塩緩衝液(1→2)

水:日本薬局方精製水

その他:薄めたMcIlvaineの緩衝液(0.05mol/Lリン酸一水素ナトリウムと0.025mol/Lクエン酸を用いてpHを調整)

以上、試験液及び回転数以外の溶出試験の詳細については、平成一〇年七月一五日医薬審第五九五号厚生省医薬安全局審査管理課長通知「医療用医薬品の品質に係る再評価の実施手順等について」を参照すること。

留意事項

塩酸ブホルミン、ジソピラミド及びリン酸ジソピラミド製剤に関しては、複数時点かつ上限値下限値において溶出試験規格(案)を設定すること。