添付一覧
○看護教員通信教育講座事業の実施について
(平成三年五月八日)
(健政発第二九二号)
(社団法人日本看護協会会長あて厚生省健康政策局長通知)
看護職員の資質の向上を図るためには、看護婦等養成所における教育の充実が肝要であり、看護婦等養成所において教育に携わる看護教員の資質の向上及び十分な供給が必要である。
このため、看護教員養成講習会未受講の現任看護教員に対し通信教育を行う社団法人日本看護協会の看護教員通信教育講座事業に対して国庫補助を行うこととし、別紙「看護教員通信教育講座実施要綱」を定めたので、これにより看護教員通信教育講座事業を実施されたい。
〔別紙〕
看護教員通信教育講座実施要綱
1 目的
現任の看護教員で看護教員養成講習会未修了者に対して、通信教育により看護教員として必要な知識、技術を習得させ、もって現任の看護教員の資質の向上を図ることを目的とする。
2 実施主体
社団法人日本看護協会
3 実施期間
一年間
4 受講資格
看護教員で看護教員養成講習会未修了者
5 受講者数
二五○人
6 講義科目
別表1のとおり
看護教員養成講習会カルキュラム(六か月コース)のうち、専門科目(教育に関する科目九○時間、看護に関する科目四八○時間)を履習することとし、総時間数を五七○時間とする。うち、一○五時間についてはスクーリングにより年二回実施する。
7 スクーリングの実施時間と場所
スクーリング1(四五時間)
スクーリング2(六○時間)
実施場所 社団法人日本看護協会 看護研修センター
8 運営委員会等
当事業を円滑に運営するために運営委員会、専門委員会、講師会等を設置し、その業務内容等について別途細則を定めるものとする。
9 経費等
(1) 講習会の運営経費は国が社団法人日本看護協会に交付する。
なお、受講者が受講のために要する費用(食費、宿泊費、交通費等)は、受講者の負担とする。
(2) 修了認定を受けたものには、修了書を交付する。
別表1
看護教員通信教育講義科目
区分 |
学科目 |
授業科目 |
備考 |
1 教育に関する科目 教育の原理を系統的に学ぶ。 |
教育原理 |
教育原理(30) |
教育方法、教育評価は、看護に関する科目に含めることもできる。 |
教育方法 |
教育方法(30) |
スクーリング(15)を含む。 |
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教育心理学 |
教育心理学(15) |
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教育評価 |
教育評価(15) |
|
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小計90時間 |
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2 看護に関する科目 看護学の教授、学習活動に関する理論を学ぶ。 |
看護論 |
看護論(30) |
各演習の中に集団指導、討議方法を含める。 |
看護論演習(30) |
スクーリング(30)を含む。 |
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看護教育学 |
看護教育論(15) |
スクーリング(15)を含む。 |
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看護教育制度(15) |
看護教育史を含める。 |
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看護教育課程 |
看護教育課程(60) |
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看護教育課程演習(45) |
スクーリング(15)を含む。 |
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看護教育方法研究 |
看護教育方法(90) |
|
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看護教育方法演習(90) 研究方法(45) 看護学校管理(15) 関係法規(15) |
スクーリング(30)を含む。 |
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看護教育評価 |
看護教育評価(30) |
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小計480時間 |
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スクーリングの科目と時間数
スクーリング1 |
スクーリング2 |
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科目 |
時間数 |
科目 |
時間数 |
看護論演習 |
30 |
看護教育課程演習 |
15 |
看護教育論 |
15 |
看護教育方法演習 |
30 |
教育方法 |
15 |
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計 |
45 |
計 |
60 |