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2 母の就業状況
  母が「有職」の割合は、第1回調査から毎年増加しており、第3回調査で35.0%となっている。(図2)
 この1年で新たに職に就いた者(第2回調査「無職」で第3回調査「有職」)の割合は、「祖父母と別居(10.3%)」より「祖父母と同居(16.9%)」している方が高くなっている。母の職業をみると、新たに職に就いた母と、出産1年前から有職の母では違いがみられる。(表5、図3)

図2 母の就業割合の変化

図2 母の就業割合の変化

注:母と同居している、第1回調査から第3回調査まで回答を得た者を集計。


表5 祖父母との同別居別にみた母の就業状況の変化
(単位:%)
  第2回調査
総数 無職   有職  
(再掲)
仕事を
探している
(再掲)
勤め
(常勤)
(再掲)
勤め
(パート・
アルバイト)
第3回調査 総数 (100.0) (100.0) (68.7) (8.1) (30.8) (14.9) (9.8)
    100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
無職   64.4 87.7 60.1 12.3 5.0 16.3
有職   35.0 11.6 39.3 87.3 94.8 82.9
祖父母と別居 (77.2) 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
無職   67.8 89.0 62.3 12.8 5.2 16.5
有職   31.6 10.3 37.1 86.8 94.7 82.7
祖父母と同居 (22.8) 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
無職   52.6 82.3 54.0 11.1 4.6 15.7
有職   46.7 16.9 45.5 88.4 95.1 83.6
注:1) 第2回調査と第3回調査の両方の時点で子が母と同居している場合のみ集計。
2) 第2回調査の「無職」には「求職状況不詳」「学生」を含む。「有職」には「自営業・家業」「内職」「その他」を含む。
3) 第2回調査の「総数」には「無職」「有職」が「不詳」を含む。
4) 第3回調査の「総数」には同居者の状況・母の職業「不詳」を含む。
5)
   
は、母の就業状況に変化のなかったものである。


図3 母の職業

【この1年で新たに職に就いた者】

【この1年で新たに職に就いた者】のグラフ

【出産1年前から有職の者】

【出産1年前から有職の者】のグラフ

注:第1回調査から第3回調査まで子が母と同居している場合のみ集計。


  第1回調査で子どもが1人だった母の就業状況の変化を、第3回調査時の弟妹の有無別にみると、弟妹が生まれた場合では、出産1年前に「有職」だった母について、「無職」から「有職」に変化する割合が少ない。子どもが1人の母では、「有職」を継続している割合が多く、また「無職」から「有職」に変化する割合が高くなっている。(図4)

図4 第1回調査で子どもが1人だった母の就業状況の変化

【第3回調査までに弟妹が生まれた母】

【第3回調査までに弟妹が生まれた母】のグラフ


【第3回調査まで子どもが1人の母】

【第3回調査まで子どもが1人の母】のグラフ

注:第1回調査から第3回調査まで子が母と同居している場合のみ集計。就業状況が不詳の者を除く。


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