6  後発医薬品の使用状況
 後発医薬品の出現した明細書の割合をみると、入院75.2%、院内処方48.6%、院外処方41.4%となっている。
 また、一般医療、老人医療別にみると、いずれも老人医療の割合が高い。
 薬効分類別後発医薬品の使用状況をみると、入院では「血液・体液用薬」が最も多く、院内処方及び院外処方では「循環器官用薬」が最も多い。(表19、図20)

表19  入院−院内処方−院外処方別にみた後発医薬品の使用状況

  (各年6月審査分)
  平成14年
( 2002 )
15
( 2003 )
16
( 2004 )
17
( 2005 )
18( 2006 )
総数 一般医療 老人医療
後発医薬品
明細書出現率(%)
(注2)
入   院
院内処方(入院外・投薬)
院外処方(薬局調剤)
66.6 70.3 74.3 75.2 75.2 71.3 80.8
43.6 46.4 47.8 46.0 48.6 45.8 56.6
36.7 40.0 39.1 38.9 41.4 38.6 49.5
薬剤点数に占める
後発医薬品の
点数の割合(%)
入   院
院内処方(入院外・投薬)
院外処方(薬局調剤)
3.7 4.1 4.7 4.9 5.1 4.9 5.3
6.8 8.0 7.8 8.0 9.0 8.8 9.2
4.5 4.9 4.5 4.7 5.3 5.2 5.5
1件当たり
後発医薬品の種類数
(A)
入   院
院内処方(入院外・投薬)
院外処方(薬局調剤)
0.78 0.81 0.96 0.98 0.97 0.86 1.13
0.73 0.77 0.80 0.76 0.85 0.77 1.07
0.52 0.59 0.57 0.57 0.62 0.56 0.80
1件当たり薬剤種類数
(B)
入   院
院内処方(入院外・投薬)
院外処方(薬局調剤)
7.58 6.54 6.62 6.49 6.46 5.93 7.20
3.72 3.57 3.58 3.48 3.55 3.28 4.30
3.82 3.87 3.86 3.84 3.88 3.59 4.74
1件当たり薬剤種類数に
占める後発医薬品の
種類数の割合(%)
(A)*100/(B)
入   院
院内処方(入院外・投薬)
院外処方(薬局調剤)
10.3 12.4 14.5 15.1 15.0 14.5 15.7
19.6 21.6 22.2 21.9 23.9 23.4 24.9
13.6 15.2 14.9 15.0 16.1 15.7 16.9

注:1)  入院及び院内処方は、「投薬」の出現する明細書(ただし「処方せん料」を算定している明細書、「投薬」「注射」を包括した
診療行為が出現する明細書及びDPCに係る明細書は除く。)を集計の対象としている。
2)
後発医薬品明細書出現率
後発医薬品が出現した明細書件数
―――――――――――――――――――――――
明細書総件数
× 100


図20  入院 - 院内処方 - 院外処方別にみた後発医薬品の薬効分類別薬剤点数の割合
  (平成18年6月審査分)


図20 入院 - 院内処方  - 院外処方別にみた後発医薬品の薬効分類別薬剤点数の割合
注:1)  入院及び院内処方は、「薬剤」の出現する明細書(ただし、「処方せん料」を算定している明細書、「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書及びDPCに係る明細書は除く。)を集計の対象としている。
2)  「血液・体液用薬」は、生理食塩液等を指す。
3)  「その他の薬効」には、上記分類以外の「ビタミン剤」、「滋養強壮薬」等の分類を含む。

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