1 主な年齢の平均余命
平成14年簡易生命表によると、男の平均寿命は78.32年、女の平均寿命は85.23年と女は初めて85年を超え、前年と比較して男は0.25年、女は0.30年上回った。各年齢の平均余命についても、前年に比べ、男女とも全年齢で上回った。また、男女の平均寿命の差は、6.91年で前年より0.05年拡大した(表1、表2)。
平均寿命の延びを死因別に分析すると、男について自殺が寿命を減少させる方向に働いた一方で、男女とも前年に引き続き悪性新生物、脳血管疾患等が寿命を延ばす方向に働いた(図1)。
表1 主な年齢の平均余命とその延び
表2 平均寿命の年次推移
図1 平均寿命の延びに対する死因別寄与