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I 第5次循環器疾患基礎調査の概要

1.調査の目的

 我が国における心臓病、脳卒中等の成人の循環器疾患及びその危険因子に関して、その現状を把握し、今後の予防対策の検討に資することを目的とする。

2.調査の対象及び客体

(1)全国の30歳以上の男女を調査対象とした。

(2)平成12年度国民生活基礎調査により選定された単位区より、層化無作為に抽出した300単位区内(国民栄養調査対象地区)の世帯

 (約5,000世帯)の世帯員のうち、平成12年11月1日現在で満30歳以上の者の全員を調査客体とした。

3.解析対象客体の概要
(人)
  総数 30〜39歳 40〜49歳 50〜59歳 60〜69歳 70歳以上
総数 8369 1480 1660 1995 1701 1533
男性 3854 682 777 928 832 635
女性 4515 798 883 1067 869 898

4.調査の時期及び調査日

 調査は、平成12年11月1日から11月30日までの間において調査地区の実情に応じて、最も高い受診率をあげうる日時を選定して実施した。

5.調査項目

(1)調査票(満30歳以上)

ア 既往歴
イ 現在の治療等の状況
ウ 自覚症状
エ 健康診断の受診状況
オ その他

(2)身体状況調査

※国民栄養調査で実施した者のうち、満30歳以上(ア、イ、ウ、エ)

ア 身体状況[身長、体重]
イ 血圧測定
ウ 血液検査
エ 問診
※循環器疾患基礎調査を目的とし、追加した調査項目(オ、カ)
オ 尿検査[蛋白、糖]
カ 心電図検査

6.調査の方法

 問診については、被調査世帯にあらかじめ質問票を配布し、身体状況調査実施日に被調査者が持参した質問票を調査員が確認した。また、身体状況調査については、国民栄養調査と同時に実施した。


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