入院患者の状況
(1) 入院の状況
 入院の状況をみると、「生命の危険がある」6.1%(8万9千人)、「生命の危険は少ないが入院治療、手術を要する」59.9%(87万7千人)、「受け入れ条件が整えば退院可能」19.2%(28万2千人)、「検査入院」1.6%(2万3千人)となっている。
 「受け入れ条件が整えば退院可能」は年齢階級が高くなるに従って増加している。(図5)

図5  年齢階級別にみた入院の状況別推計入院患者数の構成割合

平成17年10月

図5 年齢階級別にみた入院の状況別推計入院患者数の構成割合

注:  「生命の危険がある」とは、生命の危険がある重篤な患者をいう。
 「生命の危険は少ないが入院治療、手術を要する」には、退院が決定している患者を含む。
 「受け入れ条件が整えば退院可能」とは、退院は決まっていないが退院可能な状態にある患者をいう。
 「検査入院」とは、検査のために入院した患者をいい、健康な者に対する一般的検査のための入院患者も含む。
 「その他」とは、上記以外の場合の入院患者をいう。

(2) 心身の状況(療養病床等)
 療養病床等の入院患者について調査日当日の心身の状況をみると、「移乗」「食事摂取」「排便の後始末」「嚥下」の各項目において「自立」の状態にある者の割合は50%に満たない(図6)

図6  心身の状況別にみた療養病床等の推計入院患者数の構成割合

平成17年10月

図6 心身の状況別にみた療養病床等の推計入院患者数の構成割合

注:  療養病床等とは、病院については「老人性認知症疾患療養病棟」及び「療養病床」の患者が対象となり、一般診療所については「療養病床」の患者が対象となる。
 「嚥下」の「できる」は、「自立」に相当する。
 「嚥下」の「できない」は、「全介助が必要」に相当する。

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