7 | 従事者の労働条件・就業意識の状況 介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、訪問介護事業所、訪問看護ステーション、認知症対応型共同生活介護事業所及び居宅介護支援事業所における常勤(専従)の直接処遇職員(利用者に直接関わる介護職員、看護職員及び介護支援専門員)に対して調査を行った結果である。 |
(1) | 年齢階級別にみた従事者の状況 年齢階級別に従事者をみると、介護職員については、訪問介護では「40〜49歳」が33.2%と多くなっているが、他の事業所ではいずれも「29歳以下」が多くなっている。 一方、看護職員については、いずれの事業所においても「40〜49歳」が多くなっている。(表25) |
表25 | 事業所の種類別にみた年齢階級別従事者の構成割合 |
(単位:%) | 平成16年10月1日現在 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(2) | 一週間の実労働時間 一週間の実労働時間階級別に従事者をみると、いずれの職種も「40〜45時間未満」が最も多くなっている。(図12) |
図12 | 一週間の実労働時間階級別にみた従事者の構成割合 |
平成16年9月24〜30日
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(3) | 介護保険施設における介護・看護職員の勤務形態 介護保険施設における介護・看護職員の勤務形態をみると、介護老人福祉施設では介護・看護職員ともに「日勤」が最も多く、介護療養型医療施設では介護・看護職員ともに「二交替制」が最も多くなっている。(表 26) |
表26 | 施設の種類別にみた介護・看護職員の勤務形態の構成割合 |
(単位:%) | 平成16年9月 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(4) | 経験年数 経験年数階級別に従事者をみると、介護職員「5年未満」48.5%、看護職員「20年以上」35.3%、介護支援専門員「4年以上」45.2%が最も多くなっている。 また、職種別の平均経験年数をみると、介護職員6.1年、看護職員16.0年、介護支援専門員3.3年となっている。(表27) |
表27 | 経験年数階級別従事者の構成割合・平均経験年数 |
平成16年10月1日現在
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(5) | 勤務先変更経験の有無 勤務先の変更回数別に従事者をみると、介護職員、介護支援専門員では「変更なし」が約8割を占めているのに対し、看護職員では1回〜3回以上が6割を超えている。(図13) |
図13 | 勤務先変更の有(回数)無別にみた従事者の構成割合 |
平成16年10月1日現在
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(6) | 現在の仕事を選んだ理由 現在の仕事を選んだ理由別に従事者をみると、介護職員では「働きがいのある仕事だから」64.6%、看護職員では「通勤が便利」50.3%、介護支援専門員では「能力・個性・資格が活かせる」49.8%が最も多くなっている。(図14) |
図14 | 現在の仕事を選んだ理由(複数回答) |
平成16年10月1日現在
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(7) | 現在の仕事への不満、悩み事 現在の仕事への不満、悩み事別に従事者をみると、介護職員、看護職員では「給与等収入が低い」が47.8%、40.0%と最も多く、次いで「有給休暇を取りにくい」となっている。介護支援専門員では「業務の負担や責任が大きすぎる」が53.7%と最も多く、次いで「給与等収入が低い」となっている。(表28) |
表28 | 現在の仕事への不満、悩み(複数回答) |
(単位:%) | 平成16年10月1日現在 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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