６ 　傷病分類別一般診療医療費

　一般診療医療費を主傷病による傷病分類別にみると、「循環器系の疾患」5兆4603億円(22.4％)が最も多く、次いで「新生物」2兆7676億円(11.4％)、「尿路性器系の疾患」1兆9956億円(8.2％)、「呼吸器系の疾患」1兆9801億円（8.1％）、「精神及び行動の障害」1兆9506億円（8.0％）となっている（表６）。
　65歳未満と65歳以上のそれぞれ上位５傷病の構成割合をみると、65歳未満では「循環器系の疾患」、「新生物」、「呼吸器系の疾患」の３傷病で34.4％であるのに対し、65歳以上では「循環器系の疾患」が31.1％を占めている(図３)。

表６　上位５傷病別一般診療医療費
傷病分類 平成16年度 平成15年度
推計額
(億円)		 構成割合
（％）		 推計額
(億円)		 構成割合
（％）
　 一般診療医療費
総数 243 627 100.0 240 931 100.0
　循環器系の疾患 54 603 22.4 53 039 22.0
　新生物 27 676 11.4 29 724 12.3
　尿路性器系の疾患 19 956 8.2 17 882 7.4
　呼吸器系の疾患 19 801 8.1 20 766 8.6
　精神及び行動の障害 19 506 8.0 18 281 7.6
　その他 102 086 41.9 101 240 42.0
　 65歳未満
総数 114 329 100.0 115 124 100.0
　循環器系の疾患 14 378 12.6 13 955 12.1
　新生物 12 451 10.9 13 384 11.6
　呼吸器系の疾患 12 426 10.9 13 540 11.8
　精神及び行動の障害 11 948 10.5 11 219 9.7
　尿路性器系の疾患 10 204 8.9 9 543 8.3
　その他 52 923 46.3 53 483 46.5
　 65歳以上
総数 129 298 100.0 125 807 100.0
　循環器系の疾患 40 224 31.1 39 084 31.1
　新生物 15 226 11.8 16 340 13.0
　筋骨格系及び結合組織の疾患 10 065 7.8 10 023 8.0
　尿路性器系の疾患 9 752 7.5 8 339 6.6
　内分泌、栄養及び代謝疾患 9 125 7.1 9 353 7.4
　その他 44 908 34.7 42 668 33.9

図３　上位５傷病別一般診療医療費構成割合（％）

図３　上位５傷病別一般診療医療費構成割合（％）
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