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III 就業の状況

1 仕事なしの有配偶女性の就業の状況(1年前に「仕事なし」だった有配偶女性)

(1) 「1年前の就業希望の有無」からみた「現在の就業状況」

 仕事なしだった有配偶女性のうち仕事ありとなったのは15.4%。
 第1回仕事なしだった有配偶女性のうち、第2回で「仕事あり」となったのは15.4%である。
 また、第1回で「就業希望あり」だった者の19.8%が「仕事あり」となり、58.6%が「仕事なし」で引き続き「就業希望あり」となっている。(表14、図9)

表14 第1回の就業希望の有無別にみた第2回の就業状況
(単位:%)
  第2回の就業状況
総数 仕事あり 仕事なし   不詳
就業希望
あり
就業希望
なし
不詳
第1回 総数 (100.0) 100.0 15.4 84.4 40.1 41.8 2.4 0.2
就業希望あり (43.4) 100.0 19.8 80.0 58.6 19.0 2.3 0.2
就業希望なし (44.7) 100.0 6.2 93.6 23.8 67.3 2.5 0.2
注:1)集計対象は、第1回仕事なしの有配偶女性である。
2)総数には第1回の就業希望の有無不詳を含む。



図9 第1回の就業希望の有無別にみた第2回の就業状況
図
注:1)集計対象は、第1回仕事なしの有配偶女性である。
2)総数には第1回の就業希望の有無不詳を含む。



(2) 「現在の子ども数」からみた「現在の就業状況」

 子どもなしでは仕事ありとなった割合が24.2%。
 第2回の子ども数別にみると、第2回「仕事あり」の割合が最も多いのは、「子どもなし」で24.2%となっている。
 子どもがいる場合には、子ども数が多くなるに従って「仕事あり」及び「仕事なし−就業希望あり」の割合が多くなっている。(表15)

表15 第2回の子ども数別にみた第2回の就業状況
(単位:%)
  第2回の就業状況
総数 仕事あり 仕事なし   不詳
就業希望
あり
就業希望
なし
不詳
第2回の
子ども数
総数 (100.0) 100.0 15.4 84.4 40.1 41.8 2.4 0.2
なし (8.4) 100.0 24.2 75.3 37.9 35.7 1.6 0.5
1人 (32.3) 100.0 14.1 85.6 35.1 47.2 3.3 0.3
2人 (45.3) 100.0 14.7 85.1 43.0 40.0 2.1 0.2
3人以上 (13.9) 100.0 15.6 84.4 44.0 38.4 2.0 -
注:集計対象は、第1回仕事なしの有配偶女性である。



(3) 「1年前に無職だった子どものいる有配偶女性」の「現在の末子の年齢階級」からみた「現在の就業状況」

 8歳までは末子の年齢階級が高くなるに従って、仕事ありとなった割合が多くなる。
 子どもがいる場合に、第2回の末子の年齢階級別にみると、「6〜8歳」までは、末子の年齢階級が高くなるに従って、第2回「仕事あり」及び「仕事なし−就業希望あり」の割合が多くなっている。また、末子が「小学生以上」では、「仕事あり」が22.9%となっている。(表16、図10)

表16 第2回の末子の年齢階級別にみた第2回の就業状況
(単位:%)
  第2回就業状況
総数 仕事あり 仕事なし   不詳
就業希望
あり
就業希望
なし
不詳
第2回末子の




年齢階級
総数 (100.0) 100.0 14.6 85.2 40.4 42.3 2.5 0.2
1歳未満 (14.8) 100.0 7.5 92.2 31.3 57.5 3.4 0.3
1〜2歳 (40.2) 100.0 11.8 88.1 38.6 46.6 2.9 0.1
3〜5歳 (33.2) 100.0 18.8 80.9 44.1 34.7 2.1 0.3
6〜8歳 (8.7) 100.0 21.5 78.5 48.8 28.5 1.2 -
(再掲)小学生以上 (8.6) 100.0 22.9 77.1 44.1 31.2 1.8 -
注:1)集計対象は、第1回仕事なしで、子どもをもつ有配偶女性である。
2)総数には末子の年齢階級9歳以上及び不詳を含む。



図10 第2回の末子の年齢階級別にみた第2回の就業状況
図
注:1)集計対象は、第1回仕事なしで、子どもをもつ有配偶女性である。
2)総数には末子の年齢階級9歳以上及び不詳を含む。



(4) 「1年前の夫婦の家庭観」からみた「現在の就業状況」

 夫婦ともに「夫妻いずれも同様に責任をもつ家庭を築きたい」と考えていた妻では、仕事ありとなった割合が最も多い。
 第1回の夫婦の家庭観の組合せでみると、第2回「仕事あり」の割合は、「世帯の収入に対する責任」については、夫婦ともに「夫妻いずれも同様に責任をもつ家庭」では27.8%、夫婦ともに「夫が主として責任をもつ家庭」では12.4%となっている。
 また、「家事に対する責任」については、夫婦ともに「夫妻いずれも同様に責任をもつ家庭」では24.9%、夫婦ともに「妻が主として責任をもつ家庭」では12.7%となっている。(表17、図11)

表17 第1回夫婦の家庭観別にみた第2回の就業状況
(単位:%)
  第2回の就業状況
総数 仕事あり 仕事なし   不詳
就業希望
あり
就業希望
なし
不詳
第1回の夫婦の家庭観 〈世帯の収入に対する責任〉 (100.0) 100.0 15.4 84.4 40.1 41.8 2.4 0.2
(妻)夫が主・(夫)夫が主 (66.0) 100.0 12.4 87.2 37.5 47.1 2.6 0.3
(妻)夫が主・(夫)同様 (6.3) 100.0 22.8 77.2 45.6 27.2 4.4 -
(妻)同様・(夫)夫が主 (12.5) 100.0 17.4 82.6 50.7 30.7 1.1 -
(妻)同様・(夫)同様 (6.6) 100.0 27.8 72.2 46.5 24.3 1.4 -
〈家事に対する責任〉 (100.0) 100.0 15.4 84.4 40.1 41.8 2.4 0.2
(妻)妻が主・(夫)妻が主 (58.7) 100.0 12.7 87.0 38.4 46.1 2.6 0.3
(妻)妻が主・(夫)同様 (9.4) 100.0 18.2 81.8 40.4 37.9 3.4 -
(妻)同様・(夫)妻が主 (13.8) 100.0 15.4 84.3 49.8 33.1 1.3 0.3
(妻)同様・(夫)同様 (10.8) 100.0 24.9 75.1 38.6 34.3 2.1 -
注:1)集計対象は、第1回仕事なしの有配偶女性である。
2)総数には家庭観のその他の組合せを含む。
3)「夫が主」とは「夫が主として責任をもつ家庭」、「妻が主」とは「妻が主として責任をもつ家庭」、
「同様」とは「夫妻いずれも同様に責任をもつ家庭」をいう。



図11 第1回夫婦の家庭観別にみた第2回の就業状況
図
注:1)集計対象は、第1回仕事なしの有配偶女性である。
2)「夫が主」とは「夫が主として責任をもつ家庭」、「妻が主」とは「妻が主として責任をもつ家庭」、
「同様」とは「夫妻いずれも同様に責任をもつ家庭」をいう。


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