| | 香港、韓国、シンガポール、台湾、フランス、ドイツ、イタリア、スウェーデン、アメリカについて合計特殊出生率の年次推移をみると、ヨーロッパの4か国は、1960年代後半から1970年代前半にかけて低下傾向がみられた後、フランス、ドイツ、イタリアは上下変動しながらもほぼ横ばい、スウェーデンは1990年に2.14まで回復した後、再び低下していたが、2000年以降、回復している。
アメリカは、1960年代から1970年代前半にかけて急激に低下した後、1.8台で推移していたが、1990年代には2台まで回復し、以後ほぼ横ばいである。
一方、香港、韓国、シンガポール、台湾は、国や地域により時期に差があるものの、合計特殊出生率3〜4という高い水準からの急激な低下がみられた後、2を下回った水準で推移しており、近年は低下傾向が続いている。（図23・表23） |
図23 合計特殊出生率の国際比較 −昭和25〜平成16年−
| 注： | 1990年以前のドイツは、旧西ドイツの数値である。 |
| 資料： | U.N. Demographic Yearbook 2003
Council of Europe, Recent demographic developments in Europe 2004
U.S. Department of Health and Human Services, National Vital Statistics Reports,
Vol.54, No.2
当該国及び地域からの資料による。 |
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表23 合計特殊出生率の国際比較 −最新年次−
| 資料：1) | 当該国及び地域からの資料による。 |
| 2) | U.N. Demographic Yearbook 2003による。 |
| 3) | Council of Europe, Recent demographic developments in Europe 2004による。 |
| 4) | U.S. Department of Health and Human Services, National Vital Statistics Reports,
Vol.54,No.2による。 |
| | 母の年齢階級別に出生率（女子人口千対）の国際比較をみると、ほとんどの国は「25〜29歳」、「30〜34歳」が高い。
ロシアは、「20〜24歳」が突出して高い。一方、オランダは、「30〜34歳」が高く他国に比べて晩産化が進んでいる。（表24） |
表24 母の年齢階級別出生率（女子人口千対）の国際比較 −最新年次−
| 資料： | U.N. Demographic Yearbook 2002による。 |
| | 出生に占める嫡出でない子の割合の国際比較をみると、ほとんどの国で高い割合となっている。特に、スウェーデンは、出生の半数以上が嫡出でない子となっている。（表25） |
表25 出生に占める嫡出でない子の割合の国際比較 −最新年次−
| 資料：1) | U.N. Demographic Yearbook 1999による。 |
| 2) | Eurostat Yearbook 2005による。 |
| 3) | U.S. Department of Health and Human Services, National Vital Statistics
Reports,Vol.54,No.2による。 |