12  諸外国との比較

   諸外国の「心疾患」と「脳血管疾患」の粗死亡率(人口10万対)を年齢階級別にみると、「ロシア」が若い年齢層から高くなっている。また、直近の年齢調整死亡率(人口10万対)をみると、我が国は欧米諸国と比較して、「心疾患」では男女ともに低く、「脳血管疾患」では男でやや高くなっている。
 近年の年次推移をみると、「心疾患」は「ロシア」を除いた欧米諸国では減少傾向にあるが、我が国では横ばいとなっている。「脳血管疾患」では、「ロシア」を除いて横ばいとなっている。(図22、表17、表18、図23)

図22 性・年齢(10歳階級)別心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の国際比較

図22 性・年齢(10歳階級)別心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の国際比較 図22 性・年齢(10歳階級)別心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の国際比較
図22 性・年齢(10歳階級)別心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の国際比較 図22 性・年齢(10歳階級)別心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の国際比較
資料 WHO「World Health Statistics Annual」
1) 日本の心疾患は「I26肺塞栓症」及び「I28その他の肺血管の疾患」を含む。
    2) ロシアの心疾患は急性リウマチ熱を含む。
    3) 国名は75歳以上の粗死亡率の高い順である。


表17 性・心疾患−脳血管疾患年齢調整死亡率(人口10万対)の国際比較
表17 性・心疾患−脳血管疾患年齢調整死亡率(人口10万対)の国際比較


表18 性・年齢(10歳階級)別心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の国際比較

表18 性・年齢(10歳階級)別心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の国際比較


図23 性・心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の年次推移の国際比較

図23 性・心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の年次推移の国際比較 図23 性・心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の年次推移の国際比較
図23 性・心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の年次推移の国際比較 図23 性・心疾患−脳血管疾患粗死亡率(人口10万対)の年次推移の国際比較
資料 WHO「World Health Statistics Annual」
1) 日本の心疾患は「I26肺塞栓症」及び「I28その他の肺血管の疾患」を含む。
    2) ロシアの心疾患は急性リウマチ熱を含む。
    3) 1990年以前のドイツは旧西ドイツの数値である。

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