結果の概要


 出生数は減少
 出生数は106万2530人で、前年の111万721人より4万8191人減少し、出生率(人口千対)は8.4で前年の8.8を下回った。
 合計特殊出生率は1.26で、前年の1.29を下回った。(第1表)
 母の年齢(5歳階級)別にみると、出生数は前年に引き続き29歳以下で減少し、35歳以上で増加傾向であったが、30〜34歳は減少に転じた。合計特殊出生率も前年同様、29歳以下で低下し、35歳以上で上昇したが、前年上昇した30〜34歳は再び低下した。
 出生順位別では、出生数・合計特殊出生率ともに第1子から第3子以上に至るまで前年を下回っているが、母の年齢(5歳階級)別と併せてみると、35歳以上の各階級で第1子と第2子が概ね前年を上回っている。(第4表第5表)

 死亡数は増加
 死亡数は108万3796人で、前年の102万8602人より5万5194人増加し、死亡率(人口千対)は8.6で前年の8.2を上回った(第1表)。
 悪性新生物(がん)の死亡数は32万5941人で、死亡率(人口10万対)は258.3であり、死亡総数の30.1%を占めて死因順位の第1位となっている。
 第2位は心疾患(心臓病)、第3位は脳血管疾患(脳卒中)である。(第6表)
 年齢調整死亡率(人口千対)は男5.9、女3.0で男女共に前年と同率であった(第1表)。

 自然増加数は減少し、マイナス
 自然増加数(出生数から死亡数を減じたもの)は△2万1266人で、前年の8万2119人より10万3385人減少し、自然増加率(人口千対)は△0.2で、前年の0.7を下回り、数・率ともに、統計の得られていない昭和19年から21年を除き、現在の形式で統計をとり始めた明治32年以降初めてマイナスとなった。(第1表第2表−1第2表−2)

 死産数は減少
 死産数は3万1818胎で、前年の3万4365胎より2547胎減少し、死産率(出産(出生+死産)千対)は29.1で、前年の30.0を下回った(第1表)。

 婚姻件数は減少
 婚姻件数は71万4265組で、前年の72万417組より6152組減少したが、その減少幅は前年の1万9774組に比べて小さくなっている(第2表−1)。
 婚姻率(人口千対)は5.7で、前年と同率であった(第1表)。

 離婚件数は減少
 離婚件数は26万1917組で、前年の27万804組より8887組減少したが、その減少幅は前年の1万3050組に比べて小さくなっている(第2表−1)。
 離婚率(人口千対)は2.08で、前年の2.15を下回った(第1表)。

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