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平成15年人口動態統計月報年計(概数)の概況について


 平成15年1〜12月の人口動態統計月報を取りまとめ、出生率や死亡等の分析・集計を行ったもの。

 ポイントは以下のとおり。

 (1) 出生数は、112万4千人(対前年3万人減少)。
平成15年の合計特殊出生率(平成15年における15〜49歳の女性の 年齢別出生率の合計)は、1.29。
35歳以上の出生率が上昇している。




平成15年における「35〜39歳」世代について、これまでのコーホート
合計特殊出生率(この世代の女性の出生率を過去から積み上げたもの)は
約1.55で、実際に「一人の女性が一生の間に生む子どもの数」は1.55を
上回る見込み。





 (2) 死亡数は、101万5千人(対前年3万3千人増加)。
戦後では、昭和22年(113万8千人)に次いで2度目の100万人超。
死因別の動向
[1] 肺炎による死亡数は9万5千人(対前年7千人増加)。
[2] 自殺による死亡数は3万2千人で、明治32年以降最高。

 (3) 自然増加数(出生数−死亡数)は10万8千人(対前年6万3千人減少)で、明治32年以降最低。

 (4) 婚姻件数は、74万組(対前年1万7千組減少)。
婚姻率(人口千対)は5.9。
平均初婚年齢は、夫29.4歳、妻27.6歳で、夫妻とも上昇。

 (5) 離婚件数は、28万4千組(対前年6千組減少)、離婚率(人口千対)は2.25で13年ぶりに減少。


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