５　療養型病床群

(1)　療養型病床群の施設数・病床数（医療施設調査）

　療養型病床群を有する病院は3,167施設で、前年に比べ940施設（42.2％）増加し、療養型病床群を有する一般診療所は2,508施設で、前年に比べ713施設（39.7％）増加した。
　療養型病床群の病床数は263,946床で、前年に比べ80,388床（43.8％）の増加となっている。（図10、表19）

(参考)

統計表1	施設の種類別にみた施設数･病床数及び人口10万対施設数･病床数の年次推移

図10　療養型病床群を有する施設数・病床数の年次推移

各年10月１日現在

表19　療養型病床群の設置状況

各年10月１日現在

平成12年 (2000) 平成11年 (1999) 対前年 増減数 増減率（％） 療養型病床群を有する施設数 　 　 病院 3 167 2 227 940 42.2 　 　49床以下 1 364 944 420 44.5 　50〜 99 1 071 785 286 36.4 100〜299 677 469 208 44.3 300床以上 55 29 26 89.7 一般診療所 2 508 1 795 713 39.7 　 療養型病床群の病床数 263 946 183 558 80 388 43.8 　 病院 241 160 167 106 74 054 44.3 　 　49床以下 45 863 32 658 13 205 40.4 　50〜 99 71 741 52 087 19 654 37.7 100〜299 101 984 70 040 31 944 45.6 300床以上 21 572 12 321 9 251 75.1 一般診療所 22 786 16 452 6 334 38.5 　 65歳以上人口10万対療養型病床群の病床数 1 197.5 866.4 331.1 38.2 　 （再掲）病院 1 094.2 788.8 305.4 38.7

注：　病床規模は、療養型病床群の病床規模である。

(2)　都道府県別にみた65歳以上人口10万対療養型病床群の病床数（医療施設調査）

　65歳以上人口10万対療養型病床群の病床数は全国で1,197.5床であり、前年に比べ331.1（38.2%）増加した。
　都道府県別にみると高知県（3,492.3床）が最も多く、次いで、徳島県（2,842.0床）、熊本県（2,788.3 床）となっており、山形県（267.5床）、東京都（459.5床）、神奈川県（506.2床）などが少なくなっている。（図11）

（参考）

統計表10

都道府県別にみた療養型病床群を有する施設数・病床数及び65歳以上人口10万対施設数・病床数

図11　都道府県別にみた65歳以上人口10万対療養型病床群の病床数

(3)　療養型病床群の患者数（病院報告）

　病院の療養型病床群の１日平均在院患者数は215,448人で前年に比べ75,987人増加し、平均在院日数は、171.6日である。
　診療所の療養型病床群の１日平均在院患者は17,350人で、平均在院日数は94.3日である。（表20）

（参考）

統計表12	年間患者数，病院の種類−病床の種類別にみた１日平均患者数の年次推移
統計表13	人口10万対１日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・平均在院日数の年次推移

表20　療養型病床群の利用状況

各年間

病　　　　　院 一 般 診 療 所 平成12年 （2000） 平成11年 （1999） 増減数 増減率 (%) 平成12年 （2000） 平成11年 （1999） 在院患者延数 78 854 099　 50 903 262　 27 950 837　 54.9 6 350 007　 3 673 641　 新入院患者数 247 845　 162 024　 85 821　 53.0 47 594　 31 325　 同一医療機関内の他の病床から移された患者数 245 544　 177 836　 67 708　 38.1 21 568　 20 357　 退院患者数 372 117　 243 283　 128 834　 53.0 60 477　 38 759　 同一医療機関内の他の病床へ移された患者数 53 539　 32 831　 20 708　 63.1 5 037　 2 477　 １日平均在院患者数 215 448　 139 461　 75 987　 54.5 17 350　 10 065　 病床利用率(%) 91.9 91.0 0.9 1.0 78.0 73.2 平均在院日数(日) 171.6 165.3 6.3 3.8 94.3 79.1