老人保健編
8 医療受給者証異動状況及び健康手帳の交付状況医療受給者証の年度末現在の所持者数(以下「年度末現在数」という。)は15,724,928人となっている。年次推移をみると、「年度末現在数」は平成9年度以降増加している。(表8) |
表8 医療受給者証異動状況及び健康手帳交付数の年次推移
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個別健康教育の実施状況をみると、基本健康診査の受診者のうち検査結果が要指導に該当した者で平成13年度中に指導を開始した者は24,810人であり、要医療に該当し個別健康教育による指導が有効であると医師が認めた者で平成13年度中に指導を開始した者は705人である。また、指導を開始した者のうち当該年度中にその教育課程を終了した者の割合をみると、基本健康診査要指導者においては8割以上となっている。(表9) |
表9 個別健康教育の内容別にみた指導開始・終了者数及び終了した割合
平成13年度 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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集団健康教育等の実施状況をみると、集団健康教育では開催回数が198,778回、参加延人員が5,924,159人と「一般」が最も多くなっており、1回あたり約30人が参加していることになる。(表10) |
表10 集団健康教育等の実施状況
平成13年度 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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健康相談の開催回数は527,618回、被指導延人員は7,330,040人となっており、1回あたり約14人が指導を受けていることになる。健康相談の内容別に実施状況をみると、「総合健康相談」が約7割を占めている。(表11) |
表11 健康相談の内容別にみた実施状況
平成13年度 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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基本健康診査の実施状況をみると「受診率」は41.8%で平成9年度以降増加している。 また、「受診者」は11,824,748人、「要指導者」は4,347,212人、「要医療者」は5,723,147人となっている。 (表12、表13) |
表12 基本健康診査受診率の年次推移
平成9年度 | 平成10年度 | 平成11年度 | 平成12年度 | 平成13年度 | |
受診率(%) | 38.9 | 39.4 | 40.4 | 41.1 | 41.8 |
表13 年齢階級別にみた基本健康診査受診者数・指導区分等
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機能訓練の実施施設数をみると「A型(基本型)」が3,168施設、「B型(地域参加型)」は6,384施設となっている。 実施回数をみると「A型」が124,588回、「B型」は91,634回となっている。(表14) 機能訓練に従事した従事者延人員は790,037人であり、実施回数1回あたり約4人が従事している。(表15) 機能訓練を受けた延人員は2,367,839人であり、実施回数1回あたり約11人が指導を受けている。(表16) |
表14 型別にみた機能訓練の実施施設数・回数
平成13年度 | ||||||||||||||||||||
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表15 職種別にみた機能訓練の従事者延人員・1回あたり従事者延数
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表16 機能訓練の被指導延人員・1回あたり被指導者数
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訪問指導の実施状況を対象者の状況別にみると、「要指導者等」が514,691人で最も多く、次いで「閉じこもり予防」が442,261人、「寝たきり者」が349,821人となっている。(表17、図3) |
表17 訪問指導の対象者の年齢階級別にみた被指導延人員
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要指導者等: | 基本健康診査を受診し、「要指導」と判定された者で事後指導等のための健康教育に来所しない者及び要医療者で未受診の者。 |
図3 訪問指導の対象者の年齢階級別にみた被指導延人員
がん検診の受診率をみると、「大腸がん」の受診率は増加傾向となっている。(表18) また、実施状況をみると、「肺がん(胸部エックス線検査)」受診者数が7,412,212人で最も多い。また、「がんであった者又はがんの疑いのある者」は「大腸がん」が12,062人と最も多い。(表19) |
表18 がん検診の種類別にみた受診率の年次推移
(単位:%)
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注: | 平成12年度以前の「肺がん」は「胸部エックス線検査(あわせて喀痰細胞診を受診した者を含む。)」、「子宮がん」は「頸部(あわせて体部を受診した者を含む。)」の受診率であり、平成13年度の「肺がん」は「胸部エックス線検査」、「子宮がん」は「頸部」の受診率である。 |
表19 がん検診の種類別にみた受診者数・要精密検査者数・検査結果
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