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老人保健編

7 医療受給者証異動状況及び健康手帳の交付状況

 医療受給者証の年度末現在の所持者数(以下「年度末現在数」という。)は15,047,457人となっている。時系列でみると、「年度末現在数」は増加傾向がみられる。(表7)

表7 医療受給者証異動状況及び健康手帳交付件数

  平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
  医療受給者証(人)
新規交付 総数 1 499 958 1 563 201 1 489 917 1 597 339
65−69歳 93 472 92 491 87 727 91 340
70歳以上 1 406 486 1 470 710 1 402 190 1 505 999
資格喪失 総数 859 258 906 774 909 100 900 002
65−69歳 66 463 68 271 68 529 67 114
70歳以上 792 795 838 503 840 571 832 888
年度末現在数 総数 13 317 352 13 944 926 14 458 448 15 047 457
65−69歳 347 871 369 276 376 049 382 402
70歳以上 12 969 481 13 575 650 14 082 399 14 665 055
  健康手帳交付件数(人)
(医療受給資格者以外の者)
総数 2 122 706 1 801 987 1 617 982 1 786 398
40−69歳 1 965 880 1 709 745 1 524 035 1 587 687
70歳以上 156 826 92 242 93 947 198 711

新規交付: 70歳に達して初めて医療受給資格を得た者及び65−69歳の者で老人保健法第25条第1項第2号該当者並びに他市町村から転入した者等に交付した数。
資格喪失: 死亡、他市町村への転出等で資格を喪失した者の数。


8 健康教育(個別・集団)の実施状況

 個別健康教育の実施状況をみると、基本健康診査の受診者のうち検査結果が要指導に該当した者で平成12年度中に指導を開始した者は13,767人であり、要医療に該当し個別健康教育による指導が有効であると医師が認めた者で平成12年度中に指導を開始した者は731人である。また、指導を開始した者のうち当該年度中にその教育課程を終了した者の割合をみると、基本健康診査要医療者においては8割以上が終了している。(表8)

表8 個別健康教育の内容別にみた指導開始・終了者数及び終了した割合

平成12年度
  総数 高血圧 高脂血症 糖尿病 喫煙
  指導開始(人)
基本健康診査要指導者 13 767 2 492 6 018 3 974 1 283
基本健康診査要医療者 731 94 164 473
  指導終了(人)
基本健康診査要指導者 10 704 1 847 4 746 3 177 934
基本健康診査要医療者 618 78 142 398
  指導終了した割合(%)
基本健康診査要指導者 77.8 74.1 78.9 79.9 72.8
基本健康診査要医療者 84.5 83.0 86.6 84.1


 集団健康教育等の実施状況をみると、集団健康教育では「一般」が最も多く(開催回数:198,109回、参加延人員:6,228,048人)なっており、1回あたり約31人が参加していることになる。(表9)

表9 集団健康教育等の実施回数及び参加延人員数

平成12年度
  総数 集団健康教育 介護家族
総数 歯周疾患 骨粗鬆症 病態別 一般
開催回数(回) 306 073 298 141 11 036 21 167 64 487 3 343 198 109 7 931
参加延人員(人) 9 174 341 9 026 086 337 215 618 995 1 751 268 90 560 6 228 048 148 255


9 健康相談の実施状況

 健康相談の開催回数は527,811回、指導を受けた延人員は7,436,060人となっており、1回あたり約14人が指導を受けていることになる。健康相談の内容別に実施状況をみると、「総合健康相談」が約7割を占めている。(表10)

表10 健康相談の内容別にみた開催回数及び被指導延人員数

平成12年度
  開催回数(回) 被指導延人員(人)
総数 527 811 7 436 060
重点健康相談 143 698 2 159 934
  高血圧 34 171 502 883
  高脂血症 16 320 194 048
  糖尿病 15 885 140 403
  歯周疾患 15 417 286 162
  骨粗鬆症 11 457 254 163
  病態別 50 448 782 275
介護家族健康相談 15 131 74 289
総合健康相談 368 982 5 201 837


10 基本健康診査の実施状況

 基本健康診査の実施状況をみると「受診率」は41.1%で増加傾向になっている。また、「受診者」は11,533,196人、「要指導」は4,315,745人、「要医療」は5,474,330人となっている。(表11、表12)

表11 基本健康診査受診率の年次推移

  平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
受診率(%) 38.9 39.4 40.4 41.1


表12 年齢階級別にみた基本健康診査等の受診者数

(単位:人)
平成12年度
  受診者 健康度評価事業実施延人員 生活習慣改善被指導延人員
  要指導 要医療
総数 11 533 196 4 315 745 5 474 330 306 754 524 750
40−64歳 5 655 476 2 307 827 2 238 920 181 136 286 650
65−74歳 3 926 181 1 396 209 2 075 411 91 437 165 127
75歳以上 1 951 539 611 709 1 159 999 34 181 72 973

 ※受診者には介護家族訪問基本健康診査の受診者を含む。


11 機能訓練の実施状況

 機能訓練の実施施設数をみると「A型(基本型)」が3,528施設、「B型(地域参加型)」は6,281施設となっている。実施回数をみると「A型」が140,348回、「B型」は85,821回となっている。(表13)機能訓練に従事した延人員は869,735人であり、実施回数1回あたり約4人が従事している(表14)。機能訓練を受けた延人員は2,481,288人であり、実施回数1回あたり約11人が指導を受けている(表15)。

表13 型別にみた実施施設・回数

平成12年度
  実施施設(施設) 実施回数(回)
  A 型 B 型   A 型 B 型
施設数・回数 9 809 3 528 6 281 226 169 140 348 85 821


表14 職種別にみた従事者延人員・1回あたりの従事者延数

(単位:人)
平成12年度
  従事者延人員 1回あたりの従事者延数
総数 869 735 3.8
A型 582 750 4.2
B型 286 985 3.3
医師 12 598 0.1
A型 11 822 0.1
B型 776 0.0
理学療法士 76 827 0.3
A型 65 250 0.5
B型 11 577 0.1
作業療法士 37 697 0.2
A型 30 591 0.2
B型 7 106 0.1
保健婦(士) 224 090 1.0
A型 143 409 1.0
B型 80 681 0.9
看護婦(士) 171 261 0.8
A型 124 845 0.9
B型 46 416 0.5
その他 347 262 1.5
A型 206 833 1.5
B型 140 429 1.6


表15 被指導延人員・1回あたりの被指導者延数

(単位:人)
平成12年度
  総数 A型 B型
被指導延人員 2 481 288 1 387 938 1 093 350
1回あたりの被指導者延数 11.0 9.9 12.7


12 訪問指導の実施状況

 訪問指導を受けた対象者の状況別に延人員をみると、「要指導者等」が523,304人で最も多く、次いで「寝たきり者」(478,086人)、「閉じこもり予防」(449,083人)となっている。(表16、図3)

表16 対象者の年齢階級別にみた被指導延人員数

(単位:人)
平成12年度
  総数 40−64歳 65−69歳 70歳以上
要指導者等 523 304 185 266 101 560 236 478
個別健康教育対象者 12 165 6 780 3 130 2 255
閉じこもり予防 449 083 38 367 49 247 361 469
介護家族者 216 298 62 320 37 560 116 418
寝たきり者 478 086 69 612 50 829 357 645
痴呆性老人 136 586 4 279 8 322 123 985
その他 287 025 73 533 44 802 168 690

要指導者等: 基本健康診査を受診し要指導と判定された者が事後指導等のための健康教育に来所しない者及び要医療者で未受診の者。


図3 対象者の年齢階級別にみた被指導延人員数

図3 対象者の年齢階級別にみた被指導延人員数


13 がん検診の実施状況

 がん検診の受診率を時系列でみると、「大腸がん」が増加傾向になっている(表17)。
 また、受診者をみると、「肺がん」が7,726,873人で最も多い。「がんであった者又はがんの疑いのある者」は「大腸がん」が11,903人と最も多い。(表18)

表17 がん検診の種類別にみた受診率

(単位:%)
  平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
胃がん 13.8 13.3 13.1 13.0
肺がん 22.4 22.0 22.3 22.6
大腸がん 14.6 14.8 15.3 15.8
子宮がん 15.2 14.0 13.7 13.8
乳がん 12.7 11.8 11.7 11.7


表18 がん検診の種類別にみた受診者数・要精密検査者数・検査結果

(単位:人)
平成12年度
  受診者 要精密検査者
  がんであった者
又はがんの疑い
のある者
胃がん 4 206 543 495 675 7 469
肺がん 7 726 873 196 008 7 149
 胸部エックス線検査 7 267 718 191 200 6 762
 喀痰細胞診 459 155 4 808 387
大腸がん 5 480 593 394 225 11 903
子宮がん 3 865 299 38 642 7 402
 頸部 3 577 540 33 913 6 755
 体部 287 759 4 729 647
乳がん 3 093 798 141 031 4 950
 視触診方式 2 784 095 117 187 4 123
 マンモグラフィ併用方式 309 703 23 844 827


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