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IV 外国人の国内雇用

  外国人労働者の雇用状況
 外国人労働者の雇用状況について、「現在雇用している企業」は全企業の13.2%となっている。
 外国人労働者を「現在雇用していない企業」のうち、外国人労働者を「これまで雇用したことがある」企業は11.4%となっている。また、外国人労働者を「今後3年以内に雇用したい」企業は1.2%、「今後3年以内には雇用する考えはない」企業は10.2%となっている。
 また外国人労働者を「これまで雇用したことはない」企業は75.4%となっているが、外国人労働者を「今後3年以内に雇用したい」企業は2.5%、外国人労働者を「今後3年以内には雇用する考えはない」企業は72.9%となっている。
 外国人労働者を「 現在雇用している企業 」の割合を企業規模別にみると、 1,000人以上規模 (43.9%)で最も高く、次いで 100〜999人規模(22.7%)、30〜99人規模(9.0%)となっている。
 外国人労働者を「現在雇用している企業」の割合を産業別にみると、製造業(20.7%)で最も高く、次いでサービス業(13.7%)、金融・保険業(11.8%)、卸売・小売業,飲食店(10.4%)となっている。(第13図 統計表第17表

第13図 外国人労働者の雇用状況

図

  外国人労働者の過去3年間及び今後3年間の変動(予想)状況
 外国人労働者数の変動状況を3年前と比べてみると、現在国内の事業所で外国人労働者を雇用している企業の中で、「増加」した企業は28.7%、「減少」した企業は19.3%となっている。
 また、3年後については、外国人労働者数が「増加」するとした企業は18.2%、「減少」するとした企業は12.9%となっている。(統計表第18表

  外国人労働者の採用経路
 外国人労働者をどのような経路を経て採用するか(3つまでの複数回答)をみると、現在国内の事業所で外国人労働者を雇用している企業の中で、「 個人的なコネクションによる採用 」( 47.2% )が最も高く、次いで「 日本国内の民営職業紹介所等を通じて」(19.5%)、「日本国内の公共職業安定機関を通じて」(13.8%)となっている。(第14図 統計表第19表

第14図 外国人労働者の採用経路
(3つまでの複数回答)

図

 4 外国人労働者の現在及び3年後の(増加見込み)職種
 (1) 現在外国人労働者が就業している職種
 現在国内の事業所で外国人労働者を雇用している企業の中で、外国人労働者が就業している企業割合を職種(複数回答)別にみると、「生産工程作業員」(42.4%)が最も高く、次いで「 販売・営業職 」( 12.6% )、 「 その他のサービス職」(10.9%)となっている。(第15図 統計表第20−1表

第15図 職種別、外国人労働者を雇用している企業の割合(複数回答)

図

 (2) 今後3年間に新たに雇用したい又は増やしたい外国人労働者の職種
 今後3年間に外国人労働者を新たに雇用したい又は増やしたいとする企業の中で、今後3年間に新たに雇用したい又は増やしたいとする外国人労働者の企業割合を職種(複数回答)別にみると、「生産工程作業員」(24.3% )が最も高く、次いで「販売・営業職 」(11.7%)、「 技術職(IT技術者) 」(7.7%)となっている。(第16図 統計表第20−2表

第16図 職種別、今後3年以内に新たに外国人労働者を雇用したい又は
増やしたいとする企業の割合(複数回答)

図


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