5 高年齢者の生活、年金受給等の状況
 (1) 生活の主な収入源
 生活の主な収入源をみると、男は「主に自分の収入」の割合が88.6%と最も多く、女は「主に配偶者の収入」の割合が62.1%と最も多く、次いで「主に自分の収入」の割合が27.0%となっている。(表8)

表8 生活の主な収入源
(単位:%)
区分 高年齢者
総数
主に自分
の収入
主に配偶者
の収入
主に子、子の
配偶者の収入
その他
100.0 88.6 4.6 2.5 4.0
  55〜59歳 100.0 88.3 4.8 1.5 5.2
60〜64歳 100.0 89.1 4.9 1.8 3.9
65〜69歳 100.0 88.6 4.0 4.8 2.4
           
100.0 27.0 62.1 6.3 4.2
  55〜59歳 100.0 23.4 68.0 3.4 4.8
60〜64歳 100.0 25.1 64.7 5.9 4.2
65〜69歳 100.0 33.6 51.5 10.5 3.4
注: 高年齢者総数には、生活の主な収入源の不詳を含む。



 (2) 年金受給状況
 年金の受給状況をみると、年金を受給している割合は男が52.3%、女が50.4%となっている。
 年齢階級別にみると、男は年金を受給している割合が60〜64歳は72.6%、65〜69歳は94.6%、女は年金を受給している割合が60〜64歳は61.3%、65〜69歳は93.1%となっている。
 年金を受給している就業者の割合は男が29.1%、女が17.0%、年金を受給している不就業者の割合は男が23.2%、女が33.3%となっている。一方、年金を受給していない就業者の割合は男が42.4%、女が28.6%となっている。(表9)

表9 年金受給の状況
(単位:%)
区分 高年齢者
総数
年金を受給
している
  年金を受給
していない
 
就業者 不就業者 就業者 不就業者
100.0 52.3 29.1 23.2 47.7 42.4 5.2
  55〜59歳 100.0 3.6 2.2 1.5 96.4 87.9 8.5
60〜64歳 100.0 72.6 45.8 26.7 27.4 23.0 4.4
65〜69歳 100.0 94.6 45.8 48.7 5.4 3.6 1.8
               
100.0 50.4 17.0 33.3 49.6 28.6 21.1
  55〜59歳 100.0 6.6 3.0 3.6 93.4 59.2 34.2
60〜64歳 100.0 61.3 24.6 36.7 38.7 17.7 21.1
65〜69歳 100.0 93.1 26.0 67.1 6.9 2.5 4.4
前回〔平成12年〕              
100.0 51.2 27.5 23.6 47.6 42.4 5.2
  55〜59歳 100.0 3.8 1.8 2.0 94.5 86.5 7.9
60〜64歳 100.0 66.7 39.0 27.6 32.3 26.7 5.6
65〜69歳 100.0 94.3 47.5 46.8 4.7 3.5 1.3
               
100.0 47.7 15.2 32.5 50.5 28.2 22.3
  55〜59歳 100.0 5.6 2.5 3.1 92.2 55.9 36.3
60〜64歳 100.0 51.9 18.7 33.1 46.4 22.1 24.3
65〜69歳 100.0 93.1 26.5 66.6 5.6 2.0 3.6
注: 高年齢者総数には、年金受給の不詳を含む。



 (3) 健康状況、就業の可能性
 健康状況
 高年齢者についてふだんの健康状況をみると、男は「元気」の割合が75.5%で、60〜64歳は75.7%、65〜69歳は66.0%となっている。女は「元気」の割合が67.4%で、60〜64歳は69.6%、65〜69歳は56.6%となっている。(表10)

 就業の可能性
 高年齢者について肉体的な面からみた就業の可能性をみると、男は「フルタイムで働くことが可能である」割合が59.3%で最も多いが、60〜64歳は54.9%、65〜69歳は32.9%と年齢階級が高くなるほど減少している。一方、「職場・勤務の条件によっては就業可能である」割合は60〜64歳で36.7%、65〜69歳で48.5%と年齢階級が高くなるほど割合は増加している。女は「職場・勤務の条件によっては就業可能である」割合が47.8%で最も多く、60〜64歳は50.5%、65〜69歳は44.0%となっている。「働くことはできない」割合は26.0%で、60〜64歳は24.8%、65〜69歳は42.6%で年齢階級が高くなるほど割合が増加している。(表10)

表10 ふだんの健康状況及び就業の可能性
(単位:%)
区分 高年齢者
総数
ふだんの健康状況 肉体的な面からみた就業の可能性
元気 あまり元気
でない
病気がち・
病気
フルタイムで
働くことが
可能である
職場・勤務の
条件によっては
就業可能である
働くことは
できない
100.0 75.5 15.6 9.0 59.3 31.4 9.3
  55〜59歳 100.0 82.2 12.0 5.8 82.5 14.1 3.4
60〜64歳 100.0 75.7 15.4 8.9 54.9 36.7 8.3
65〜69歳 100.0 66.0 20.6 13.4 32.9 48.5 18.6
               
100.0 67.4 23.3 9.3 26.3 47.8 26.0
  55〜59歳 100.0 73.9 19.4 6.7 37.9 48.3 13.8
60〜64歳 100.0 69.6 21.6 8.8 24.7 50.5 24.8
65〜69歳 100.0 56.6 30.1 13.2 13.4 44.0 42.6
前回〔平成12年〕              
100.0 74.5 16.8 8.6 57.2 33.5 9.2
  55〜59歳 100.0 81.5 12.6 5.9 78.2 18.5 3.3
60〜64歳 100.0 75.1 17.1 7.8 54.8 37.7 7.6
65〜69歳 100.0 64.9 22.0 13.1 33.2 48.2 18.7
               
100.0 64.9 24.7 10.4 26.5 47.3 26.2
  55〜59歳 100.0 74.0 19.8 6.2 38.4 48.8 12.7
60〜64歳 100.0 65.1 24.6 10.3 25.1 49.1 25.8
65〜69歳 100.0 54.0 30.6 15.4 13.9 43.5 42.6



 (4) 引退時期
 就業についての引退状況をみると、男では、「引退を考えたことがある」割合が43.0%で、60〜64歳は43.5%、65〜69歳は27.2%、「年齢に関係なくいつまでも働きたい」割合が35.2%で、60〜64歳は33.3%、65〜69歳は30.6%、「すでに仕事を辞めている」割合は20.6%で、60〜64歳は21.6%、65〜69歳は40.7%となっている。女では、「すでに仕事を辞めている」割合が42.7%、「年齢に関係なくいつまでも働きたい」割合が28.4%、「引退を考えたことがある」割合は25.3%となっている。
 「引退を考えたことがある」者の引退時期をみると、男の60〜64歳は「65〜69歳まで働いていたい」割合が32.5%、65〜69歳は「65〜69歳まで働いていたい」割合が15.7%、「70歳以上まで働いていたい」割合が11.2%となっている。(表11)

表11 就業についての引退及び引退時期
(単位:%)
区分 高年齢者
総数
引退を考えた
ことがある
  年齢に関係なく
いつまでも
働きたい
すでに仕事を
辞めている
働いていたい年齢
59歳以下 60歳〜64歳 65歳〜69歳 70歳以上
100.0 43.0 1.0 10.9 25.3 5.7 35.2 20.6
  55〜59歳 100.0 54.0 2.5 22.5 26.0 2.9 40.1 5.0
60〜64歳 100.0 43.5 6.7 32.5 4.3 33.3 21.6
65〜69歳 100.0 27.2 15.7 11.2 30.6 40.7
                 
100.0 25.3 1.2 8.3 13.4 2.3 28.4 42.7
  55〜59歳 100.0 36.8 3.3 19.1 13.7 0.7 32.6 28.0
60〜64歳 100.0 23.0 3.8 17.1 2.0 26.6 46.9
65〜69歳 100.0 13.5 8.6 4.6 25.2 56.5
注: 1) 高年齢者総数には、引退時期の不詳を含む。
 2) 「引退を考えたことがある」には、「働いていたい年齢」の不詳を含む。

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