(1) | 現在の就業形態を選択した理由 非正社員について、現在の就業形態を選択した理由(複数回答)をみると、「家計の補助、学費等を得たいから」が最も多く35.0%、次いで「自分の都合のよい時間に働けるから」が30.9%、「通勤時間が短いから」が28.1%、「正社員として働ける会社がなかったから」が25.8%となっている。 性別にみると、男は「正社員として働ける会社がなかったから」が最も多く、次いで「自分の都合のよい時間に働けるから」、「専門的な資格・技能が活かせるから」となっている。一方、女は「家計の補助、学費等を得たいから」が最も多く、次いで「自分の都合の良い時間に働けるから」、「通勤時間が短いから」となっている。 就業形態別にみると、契約社員、嘱託社員は「専門的な資格・技術が活かせるから」が最も多くなっている。派遣労働者は、「正社員として働ける会社がなかったから」、パートタイム労働者は「家計の補助、学費等を得たいから」を理由とする割合がそれぞれ最も多くなっている。(表18) |
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(2) | 今後の希望する働き方及び就業形態 非正社員について、今後の希望する働き方をみると、「現在の就業形態を続けたい」とする労働者割合が65.3%で、そのうち62.7%が「現在の会社で」を希望している。「他の就業形態に変わりたい」とする割合は22.9%で、そのうち「現在の会社で」は11.0%と「別の会社で」の11.9%とほぼ同じ割合となっている。 年齢階級別にみると、いずれの年齢階級も「現在の就業形態を続けたい」とする割合が最も多くなっているが、20代では5割を下回り、「他の就業形態に変わりたい」とほぼ拮抗している。 就業形態別にみると、「現在の就業形態を続けたい」とする割合は、嘱託社員、出向社員、パートタイム労働者で多く、契約社員、派遣労働者ではやや少なくなっている。一方、「他の就業形態に変わりたい」は、臨時的雇用者、契約社員、派遣労働者で3割を超えており、他の就業形態に比べ多くなっている。(表19) また、「他の就業形態に変わりたい」と希望している非正社員のうち、「正社員」を希望する割合が84.6%と最も多く、いずれの就業形態でも「正社員」を希望している割合が最も多くなっている。(表20) |
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(注) 計には、「希望する今後の働き方」の不明の者を含む。 |
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