短時間労働者の賃金
 (1)  年齢階級別にみた賃金
 短時間労働者の1時間当たり賃金は、男1,069円、女942円となっている。
 1時間当たり賃金がピークとなる年齢階級をみると、男では40〜44歳で1,204円、女は25〜29歳で993円となっている。年齢階級間格差は、女が男より小さい。(第10図、第17表

第10図  短時間労働者の性、年齢階級別1時間当たり賃金(産業計、企業規模計)

第10図 短時間労働者の性、年齢階級別1時間当たり賃金(産業計、企業規模計)


第17表  短時間労働者の性別1時間当たり賃金及び年齢階級間賃金格差(産業計、企業規模計)

年齢階級
(歳)
賃金(円) 賃金格差
(20〜24歳=100)
1,069 942 112 102
   〜17 781 757 82 82
  18〜19 870 824 91 90
  20〜24 953 920 100 100
  25〜29 1,079 993 113 108
  30〜34 1,171 981 123 107
  35〜39 1,197 963 126 105
  40〜44 1,204 944 126 103
  45〜49 1,184 956 124 104
  50〜54 1,188 928 125 101
  55〜59 1,177 946 124 103
  60〜64 1,180 945 124 103
  65〜 1,146 974 120 106
平均年齢 (歳) 40.1 43.5    


 (2)  企業規模別にみた賃金
 企業規模別に1時間当たり賃金をみると、男では、大企業が1,032円、中企業が1,075円、小企業が1,095円となっており、大企業より中企業及び小企業が高くなっている。
 女では、大企業が942円、中企業が961円、小企業が923円となっている。(第18表

第18表  短時間労働者の性、企業規模別1時間当たり賃金及び企業規模間賃金格差(産業計)

1時間当たり賃金(円) 賃金格差(大企業=100)
大企業 中企業 小企業 中企業 小企業
1,032 1,075 1,095 104 106
942 961 923 102 98


 (3)  産業別にみた賃金
 製造業、卸売・小売業、飲食店,宿泊業、サービス業(他に分類されないもの)について、1時間当たり賃金をみると、男では、製造業及びサービス業(他に分類されないもの)が1,000円を超えているのに対し、卸売・小売業が900円台、飲食店,宿泊業が800円台となっている。
 女では、サービス業(他に分類されないもの)が900円台、他の産業が800円台となっている。(第19表

第19表  短時間労働者の産業、性別1時間当たり賃金及び労働者構成比(企業規模計)

産業 1時間当たり賃金(円) 労働者構成比(産業計=100)(%)
製造業 1,068 853 8.6 14.3
卸売・小売業 985 889 36.4 37.9
飲食店,宿泊業 893 869 15.3 12.2
サービス業
(他に分類されないもの)
1,148 980 18.9 15.6


 (4)  実労働日数、所定内実労働時間数、勤続年数
 実労働日数(平成17年6月)をみると、男では16.5日、女では17.9日、1日当たりの所定内実労働時間数をみると、男では5.5時間、女では5.2時間、勤続年数をみると、男では、3.7年、女では5.0年となっている(第20表)。

第20表  短時間労働者の性別実労働日数、1日当たり所定内実労働時間数及び勤続年数
(産業計、企業規模計)

実労働日数
(日)
1日当たり所定内
実労働時間数(時間)
勤続年数
(年)
16.5 17.9 5.5 5.2 3.7 5.0

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