(9)	標準労働者の賃金
	イ	標準労働者（学校卒業後直ちに就職し、同一企業に継続勤務している労働者）の年齢階級別の賃金を学歴別にみると、男性の賃金がピークとなるのは各学歴とも５５〜５９歳で、大卒６２５,１００円、高専・短大卒５７０,９００円、高卒５１２,４００円となっている。 　女性の賃金がピークとなるのは、男性と同様に各学歴とも５５〜５９歳で大卒５５９,０００円、高専・短大卒４６３,４００円、高卒３６７,２００円となっている（第１２表、第９図）。 第12表　標準労働者の性、学歴、年齢階級別賃金及び対前年増減率（産業計、企業規模計） 性、年齢階級 (歳) 大卒 高専・短大卒 高卒 賃金 (千円) 対前年 増減率 (%) 賃金 (千円) 対前年 増減率 (%) 賃金 (千円) 対前年 増減率 (%) 平成12年 13 平成12年 13 平成12年 13 男性 計 392.0 　　 397.6 1.4 287.1 　　 292.7 2.0 336.2 　　 337.1 0.3 20〜24 217.2 217.2 0.0 197.2 196.6 -0.3 196.9 196.4 -0.3 25〜29 257.5 258.7 0.5 240.3 242.7 1.0 238.5 239.7 0.5 30〜34 337.1 339.0 0.6 294.5 293.3 -0.4 292.0 288.5 -1.2 35〜39 415.0 418.2 0.8 362.2 365.2 0.8 340.9 340.5 -0.1 40〜44 482.7 487.5 1.0 420.4 428.3 1.9 400.5 394.9 -1.4 45〜49 559.3 547.4 -2.1 516.2 502.9 -2.6 452.3 450.5 -0.4 50〜54 623.8 614.9 -1.4 551.8 552.1 0.1 507.8 499.0 -1.7 55〜59 636.0 625.1 -1.7 525.8 570.9 8.6 522.3 512.4 -1.9 女性 計 252.8 254.4 0.6 216.8 220.7 1.8 216.1 218.8 1.2 20〜24 205.4 205.5 0.0 184.4 184.5 0.1 175.3 177.2 1.1 25〜29 231.7 231.9 0.1 218.9 218.3 -0.3 204.1 206.6 1.2 30〜34 291.2 290.2 -0.3 254.2 256.3 0.8 232.4 233.3 0.4 35〜39 351.8 359.7 2.2 298.3 299.0 0.2 266.6 264.3 -0.9 40〜44 424.1 413.8 -2.4 331.3 338.5 2.2 304.2 296.8 -2.4 45〜49 473.3 474.3 0.2 376.5 375.4 -0.3 331.9 335.9 1.2 50〜54 513.0 536.6 4.6 442.5 412.3 -6.8 378.6 357.4 -5.6 55〜59 592.0 559.0 -5.6 463.2 463.4 0.0 379.5 367.2 -3.2 （注） 　年齢階級区分の計の数値には、上掲の年齢階級のほか、20歳未満及び60歳以上の者を含む。

第９図　標準労働者の性、学歴、年齢階級別賃金（産業計、企業規模計）

ロ

学歴別に年齢階級間の賃金格差（２０〜２４歳の賃金＝１００）をみると、男性は、各学歴の賃金がピークとなる５５〜５９歳で、大卒２８８、高専・短大卒２９０、高卒２６１となっている。これを年齢階級別に５年前と今年を比較すると、高専・短大卒の５０歳以上を除き、概ね縮小となっている。 　女性は、各学歴の賃金がピークとなる５５〜５９歳で、大卒２７２、高専・短大卒２５１、高卒２０７となっており、年齢階級別に５年前と今年を比較すると、大卒は４０〜５４歳で拡大、高専・短大卒は４０〜５４歳で縮小、高卒は概ね縮小となっている（第１３表、附属統計資料第２図）。 第13表　標準労働者の性、学歴別年齢階級間賃金格差（産業計、企業規模計） (20〜24歳＝100) 性、年齢階級 (歳) 大卒 高専・短大卒 高卒 平成3年 8 12 13 平成3年 8 12 13 平成3年 8 12 13 男性 計 176 179 180 183 139 139 146 149 161 167 171 172 20〜24 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 25〜29 120 122 119 119 127 124 122 123 124 123 121 122 30〜34 154 157 155 156 158 155 149 149 152 149 148 147 35〜39 192 191 191 193 202 189 184 186 182 176 173 173 40〜44 238 228 222 224 233 228 213 218 212 209 203 201 45〜49 277 267 258 252 263 261 262 256 258 238 230 229 50〜54 317 305 287 283 291 274 280 281 277 277 258 254 55〜59 303 311 293 288 279 281 267 290 265 274 265 261 女性 計 116 121 123 124 109 112 118 120 110 115 123 123 20〜24 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 25〜29 115 118 113 113 119 118 119 118 118 115 116 117 30〜34 141 145 142 141 140 138 138 139 138 132 133 132 35〜39 169 175 171 175 171 160 162 162 157 155 152 149 40〜44 210 199 206 201 181 185 180 183 175 174 174 167 45〜49 231 229 230 231 220 221 204 203 201 186 189 190 50〜54 266 253 250 261 239 257 240 223 212 215 216 202 55〜59 263 283 288 272 260 245 251 251 227 232 216 207 （注）　第12表（注）参照。

ハ

年齢階級別の男女間の賃金格差（男性標準労働者の賃金＝１００）をみると、概ね学歴が高くなるほど格差が小さくなっており、これを学歴別に５年前と今年を比較すると、大卒は概ね縮小、高専・短大卒は４５歳以上で拡大、高卒は大きな変化はみられない（第１４表）。 第14表　標準労働者の学歴、年齢階級別男女間賃金格差（産業計、企業規模計） （男性標準労働者＝100） 年齢階級 (歳) 大卒 高専・短大卒 高卒 平成8年 13 平成8年 13 平成8年 13 20〜24 95 　　　 95 95 　　　 94 91 　　　 90 25〜29 92 90 90 90 85 86 30〜34 87 86 85 87 80 81 35〜39 87 86 80 82 80 78 40〜44 83 85 77 79 76 75 45〜49 81 87 80 75 71 75 50〜54 79 87 89 75 71 72 55〜59 86 89 83 81 77 72