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生き生き元気になって、 デイサービスから戻ってきます |
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「デイサービスセンターへ行く時は、何だか幼稚園児になったような楽しい気持ちになります。みんなと会って話が弾むし、体もすっきり。生き返る思いです。春は花見、秋は紅葉狩りにも行くんです。車いすの人もいますよ」。 |
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櫛引家は、4世代9人が同居している、今では珍しい“大所帯”。孫息子のお嫁さん千春さん(27)は、「『ふれあい』に行くと、生き生きとして元気になって帰ってきます。大勢のお年寄りが利用できるといいですね」と、デイサービスセンターを歓迎している。 大所帯の強みは、家に必ずだれかがいること。おじいちゃんおばあちゃんが二人で家に残されることはない。二人に何かあっても、呼べばいつでも来てもらえる距離にいる。櫛引家では、一人暮らしの不安感や寂しさとは無縁だ。 実は、千春さんの実母は市内で一人で暮らし。時々食事を作って持っていくが、耳が遠いこともあり寂しがっているという。千春さんは「今は高齢化社会で、お年寄りはこれからも増えていきます。この前も八十歳を超えるおじいちゃんが雪かきの最中に屋根から落ちた雪の下敷きになり亡くなりました。そんな話を聞くと悲しくなります。お年寄りは、みんなで支え合わなくてはいけないでしょう。お年寄りみんなが幸福でいられ、平等に介護が受けられるようになってほしい。私もいつかは、だれかの介護が必要になるかもしれません。ある程度、若い人の負担は仕方ないと思います」と話す。 ![]() ![]() 長男の義弘さん(60)は民生委員を務めており、お年寄りの一人暮らしの大変さをよく知っている。千春さんの話にうなずきながら「両親は今はまだ元気ですが、寝たきりになった時などプロの介護サービスが受けられると思うと、心強いですね。介護保険の制度や地域の人たちの助け合いの活動は、ますます大切になります」。 「私どもは息子夫婦や孫夫婦、それにひ孫に囲まれ、本当に恵まれていると思います。ほかの人にうらやましがられるんですよ。一人暮らしのお年寄りは不安も多いでしょう。そんなお年寄りも介護保険制度のサービスをうまく利用して、元気に生きてもらいたいですね」とさつゑさん。 正弘さんは「娘や孫の作ってくれる料理が口に合う。ひ孫とも遊べ、今はとても幸せです」と締めくくった。 |