戻る

関係各位

 介護保険制度は、利用者が事業者を選択し介護サービスを利用する仕組みです。この仕組みがうまく働くためには、事業者がサービスの質の向上に努力し、事業内容について十分な情報提供を行い、利用者がその情報を適切に活用できる環境を整えていく必要があります。
 当検討会では、平成12年11月より、介護保険サービスの選択の在り方の一つとして、利用者が介護サービス事業者を選ぶときに役立つチェック項目例の検討を進めてまいりました。
 これまで、一部の自治体においては、介護サービス評価の仕組みの構築等が進められています。そのような状況を参考にしつつ、介護保険のサービスの代表的なものである訪問介護について、事業者を選ぶときに役立つと考えられる項目を、この度「よりよい訪問介護事業者を選ぶためのチェック項目例」として整理しました。
 このチェック項目例は、全国一律に適用されるものではなく、地域や利用者の実情に応じて、自由に追加、変更などが行われるべきものと考えています。地方自治体や関係団体等による自主的な取組が進められることを期待しています。
 また、介護支援専門員(ケアマネジャー)が事業者を利用者に紹介する際や訪問介護事業者がサービスの質の向上に向けた取組を進める際にも役立つのではないかと考えます。このチェック項目例が、利用者によるよりよい介護サービスの選択と介護サービスの質の向上への一助となれば幸いです。

平成14年8月

介護保険サービス選択のための
評価の在り方に関する検討会座長
田中 滋


トップへ
戻る