(3) | 福祉用具・住宅改修の適正な活用の推進 | ||||||||||||||||||||
福祉用具は、心身の機能が低下し、日常生活を営むのに支障がある要介護者等の日常生活の便宜を図るため又は要介護者等の機能訓練のためのものである。介護保険における福祉用具は、要介護者等の日常生活を支える身近な道具として急速に普及・定着しているが、一方では、利用者や介護支援専門員等が、その活用に関して必ずしも十分な知識がなく、また、活用に際しても個々の身体状況等への適合が不十分、福祉用具の選択・活用に関する情報を得る機会が少なく、どこに相談していいのか分からないなどの問題が指摘されている。 このため、次に揚げる事業への支援を行っているところであるが、福祉用具・住宅改修の適正な活用のためには、介護実習・普及センターや在宅介護支援センター等を拠点として、これらの事業を一体的に実施することがより効果的であるので、事業の趣旨、必要性を御理解の上、積極的に取り組まれたい。(参考資料(振興課)(10)参照) なお、厚生労働省においては、個々の身体状況等への福祉用具の適合への相談援助業務や福祉用具・住宅改修の選択・活用に係る情報提供業務を支援するため、介護保険における福祉用具等の情報システムを開発中である。このシステムは、今後、2月中に介護実習・普及センター等において試験利用を行い、利用に当たっての問題点等の意見を収集し、3月中にこれらの意見を踏まえた最終調整を行い、本年4月から(財)テクノエイド協会のホームページ上で公開する予定であるので、利用者や介護支援専門員、福祉用具・住宅改修事業者等に積極的に活用されるよう関係者に対する周知について特段の配慮をお願いする。 また、介護支援専門員が居宅サービス計画を作成する際の福祉用具の導入に係る判断基準を本年6月を目処にお示しする予定である。 |
|||||||||||||||||||||
(事業の概要) | |||||||||||||||||||||
|