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高齢者に対する虐待について


 平成15年度老人保健健康増進等事業において、全国規模の実態調査及び自治体の先駆的事業を補助採択し、今後の取組に資することとしている。


(1)全国実態調査

  (1) 調査実施機関
財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会 医療経済研究機構
  (2) 調査事業名
「家庭内の高齢者の自立支援に関する調査研究」
  (3) 事業実施計画・内容
社会福祉、看護等に係る学識経験者、事業者及び自治体関係者等からなる調査企画委員会を設置
高齢者に対する虐待のうち、家庭内で家族等が加害者となっているものについて、発生の実態及び原因、地域の関係機関等による援助・介入の状況等に関する調査を実施
調査対象は、在宅介護支援センター、訪問看護事業者、居宅介護支援事業者、市町村等、家庭内の虐待事例に接することの多い関係機関から抽出し、15年秋を目途に調査を実施、集計分析の後、年度末にとりまとめ予定


(2)自治体の先駆的事業

 【神奈川県横須賀市】
  (1) 事業名:高齢者虐待対応モデル事業
  (2) 事業実施計画・内容
相談事業の充実(対応職員のスキルアップのための人材養成研修の実施・スーパーバイザーの確保等)
関係機関の連携強化(高齢者虐待防止ネットワークミーティング等)
市民啓発・マニュアルの作成(虐待防止週間(シンポジウム、特設相 談窓口等)の実施、市民向け啓発パンフレットの作成等)

 【石川県金沢市】
  (1) 事業名:高齢者虐待防止事業
  (2) 事業実施計画・内容
アンケートの実施による実態把握
発見・把握体制の整備(相談窓口の一本化、電話相談の実施準備、市民向けパンフレット、福祉保健関係者・事業者向けマニュアルの作成)
虐待対応チーム体制の構築(高齢者虐待対応チームの設置・運営、専門家(医師、弁護士等)によるサポート体制整備等)
研修の実施(対応する職員、福祉保健関係者対象)


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