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(4)−A 市町村(保険者)人口推計ソフトウェアの考え方
1.市町村(保険者)人口ソフトウェアの概要
- 本ソフトウェアは、コーホート要因法を用いた人口推計を簡便に行うためのソフトウェアである。
- 平成7年及び平成12年の国勢調査人口を入力することにより、将来推計人口を行う。
- 5年ごとの基礎数値(完全生命表の定常人口及び国勢調査人口)を用いた推計となっているため、将来人口は5年ごと(平成17年及び平成22年)で推計される。
- 各年の将来推計人口は、5年間(平成12年〜平成17年及び平成17年〜平成22年)の人口変化が直線であると仮定して補完することで推計を行っている。
2.コーホート要因法について
- コーホート要因法は、同年又は同期間に出生した集団についての人口変化を推計する方法である。
- 例えば、ある地域の20〜24歳の人口は、5年後には25〜29歳の集団となるが、5年間の人口変化は、死亡数と移動数(地域の人口の流出入)によって生じる。
- この、死亡数と移動数を仮定することで、人口推計を行っている。
- コーホート要因法では、自然増減(出生数及び死亡数)と社会的増減(移動数)を分離して推計を行うため、他の人口推計方法と比較して、より精緻な推計が可能となっており、中小規模の市町村に適した人口推計の方法と言える。
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