戻る

「へちゃぐり座談会」を実施していく要領(皆瀬村資料)

第1段階
地域の課題、問題または良いところをメモ書きしていただきます。
例1
 ゴミ出しのマナーが悪くて困っている。
 特に、分別がなっていない人がいて困る。
例2
 子供達が関東方面に行っており、一人暮らし老人世帯の除雪や雪下ろしの面倒を誰がみてくれるのか心配だ。
例3
 痴呆のお年寄りの火の始末が気になり時々見に行くが、勝手に出入りしていると思われると気が引ける。
例4
 バスが走っていないので、通院するにも足がないため、交通手段を考えてもらいたい。
例5
 畑仕事や山菜採りで山歩きをしているせいか、健康であり今後も続けたい。
例6
 集落事業への若者の参加意識が少なくなった。
 集落の山の刈り払いや神社の労力奉仕に出てこない。
例7
 子供が少なくなった。このままでは集落の存亡が危ぶまれる。
地域の課題、問題または良いところをメモ書きしていただきます。ここでは、日頃から思っていること、家族や友人などとよく話している日頃の悩みや課題・良さを率直に箇条書きにして表現していただきます。

第2段階
これらを領域毎に整理します。
(1)高齢者・介護保険部門 (2)児童・保育・教育部門 (3)環境部門
例2
 子供達が関東方面に行っており、一人暮らし老人世帯の除雪や雪下ろしの面倒を誰がみてくれるのか心配だ。
例3
 痴呆のお年寄りの火の始末が気になり時々見に行くが、勝手に出入りしていると思われると気が引ける。
例7
 子供が少なくなった。このままでは集落の存亡が危ぶまれる。
例1
 ゴミ出しのマナーが悪くて困っている。
 特に、分別がなっていない人がいて困る
(4)集落部門 (5)交通関連部門 (6)健康関連部門
例6
 集落事業への若者の参加意識が少なくなった。
 集落の山の刈り払いや神社の労力奉仕に出てこない
例4
 バスが走っていないので、通院するにも足がないため、交通手段を考えてもらいたい。
例5
 畑仕事や山菜採りで山歩きをしているせいか、健康であり今後も続けたい。
メモ書きがいっぱい書き出されます。また、よく読んでみると表現は違うけど同じ内容のもがあるので、そういうものを部門毎に整理する作業です。

第3段階
整理する過程で、疑問に思ったことや情報を知りたい場合など、様々な思いつきが生じると思います。その時はここで「へちゃぐり」ます。
例1: 一人暮らしの高齢者の除雪や雪下ろしは、今までどうしてたのか。
例2: 「ふれあい安心電話」というものがあるそうだけど、それってどんなの。
例3: 合併になれば、通院バスはどうなるんだ。

ここで「へちゃぐった内容」で、当日説明ができなかった内容や情報は、次回まで整理してきます。しかし、合併等の議論の中で、調整や方向付けができないものについては、地域福祉計画のなかで、住民ができることやボランティア団体でできるようなもので工夫ができるものがあれば、知恵を出して計画していくことになります。

───────────────
ここまでが、第1回目の「へちゃぐり座談会」です。
───────────────

第4段階
ここからは、整理されたものを、集落でできるもの、ボランティア団体にやってもらいたいもの、行政が行うものなどに整理していきます。
例1:一人暮らしの高齢者の除雪や雪下ろしは、子供や親戚が基本的に面倒見ることとし、そういう人たちがいなかったり、いてもとても無理と思われたら、集落で役割分担し、集落の相互の助け合いで行うべき。集落単位でシルバー人材バンクを設置し、1時間単位や1回当たりの単価を設定して除雪や雪下ろしをするビジネスを新たに創設する。
例2:「ふれあい安心電話」設置世帯の協力員がいるので、集落でどういう人が協力員になっているのか行政や社協が集落に対し周知を図り、協力員が不在の時の協力体制を集落でも考えておく。また、行政や社協はネットワーク活動事業を頻回に行い、協力員や集落内で相互に助け合える力を発揮できる体制を図って欲しい。
例3:合併になれば、通院バスはどうなるかわからないが、集落単位でシルバー人材バンクを設置し、利用者の会との契約を結んで、利用料金制で送迎するという、高齢者の集落ビジネスに結びつけていく。

第5段階
計画に載せる項目を次のように整理します。
(1)  集落が取り組んでやっていこうとする課題・問題、及び更に継続していくべき良い活動
(2)  今あるボランティア団体等にやっていただくこと。
1)  青年ボランティア「あすなろの会」
2)  給食ボランティア「ききょうの会」
3)  給食配達ボランティア
4)  シルバー人材バンク
5)  JAこまち「虹の会」
(3)  新たな地域ビジネスに結びつけた団体等の設置や立ち上げによりやっていただくこと。
(4)  民間団体等の新たな事業としてやっていただきたいこと。
1)  社会福祉協議会、商工会、農協などの公共性のある団体
2)  理容組合、建築業組合、温泉組合などの営利的団体
3)  老人クラブ、身体障害者協会、手をつなぐ育成会、母子・父子福祉会などの福祉団体
(5)  行政がやるべきこと。
(6)  どこにも属さないが、何らかの解決策を講じるべきもの。

第6段階
計画として取り組むべき期間・時期等の設定を整理します。
(1)  すぐに取り組むべきもの。
(2)  すぐにはできないが、緊急性のあるものなので、早急に取り組むべきもの。
(3)  5年間に取り組むべきもの。
(4)  検討していただき、将来的に可能であったら取り組むべきもの。
(5)  その他(社会の変化に応じて取り組むべきものなど)

───────────────
これで、第2回目の「へちゃぐり座談会」終了です。ご苦労さまでした。
───────────────

 以上について、「へちゃぐり座談会」で作業していただく予定です。これら全集落の内容を、皆瀬村地域福祉計画策定委員会「住良暮(ジュラボー)委員会」が集約し、集落毎及び皆瀬村全体としての地域福祉計画にまとめ上げていきます。


トップへ
戻る